えっ!?ダメな自分、無力な自分を証明したい!?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「無力な自分、ダメな自分でいたいから失敗を繰り返す!?~うまく行ったらダメだと思ってるのはなぜだろう?~」

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どうもおはようございます。こんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は珍しく朝配信をしてるわけでございますけども、またブログで書いたネタを元に10分間お話してまいりたいと思います。

今日のテーマは「無力さの証明」といいますか、「ダメな自分を証明したい」みたいな、ちょっとそんなことあるの?っていうお話をさせていただければと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、フォロー・チャンネル登録もぜひよろしくお願いします。

今日はちょっと初見では「ん?」と思いがちなお話かもしれませんけども。

たとえば、今日もブログのネタを元にお話してるんですけども、ダイエットであったりとか、仕事であったりとか、なかなかうまくいきませんと。

いろいろチャレンジしてるんだけどうまくいかないとか、いいところまでいくんだけど、そこでテンションが下がっちゃうとかね。

そんな似たようなお話っていろんなジャンルであると思います。

婚活を頑張ってるんだけど、なかなかいい人が見つからないとか、なにか問題解決に向けて頑張ってるんだけども、なかなか思うようにというか、なかなか進まないっていうところ。

で、これは僕たちのなんらかの慢性的な問題っていうのが背景にあるんじゃないかっていうふうに考えることが多いんですけども。

その1つに、ダメな自分とか、無力な自分、無価値な自分、そしてうまくいかないことっていうのを、むしろどこかで望んでるみたいな、そういう無価値な自分、無力な自分を証明しようとしてるんじゃないの?っていう見方をすることがあるんですね。

で、これはもちろん「ん?」っていうふうに最初は思われるかもしれないんですけども、けっこうカウンセリングの中ではよく出てくる事例で。

ちょっと心の中に少し入り込んでいくようなイメージなんですけども、もしなかなか皆さんの中に「うまくいかないな」「頑張ってるんだけども、取り組んでるんだけども、なかなか進捗がないな」とか、「成功しそうもないな」とか、あと成功したんだけども、その後にそれを打ち消すようなことっていうのが起きたりとか、失敗ばかりを繰り返してしまうとか、そういった時にこの考え方っていうのをしてみるといいと思うんですね。

「なにか自分がダメなことを証明してるのかな?自分が無力であること、自分に能力がないことを証明しようとしてるとするならば、なぜ?」っていう問いかけなんですね。

もちろん理屈で考えたらそんなわけないんですよ。

ダイエットだって成功させたいわけですけども、それを何度も失敗してるっていうことであれば、「もしかしたら自分はダイエットを成功させたくないのかもしれない。なんで成功させたくないの?こんなにも痩せたいのに、痩せて綺麗になりたいのに」っていうところが、1つの潜在意識っていうか、その中の入口っていうことになるわけです。

じゃあどんなメリットがあるの?っていうことを実際考えていこうと思うんですけども、パッと見はダメな自分を証明してもなんのいいこともないじゃないかっていうふうに思われるんですけども、ここには実はさまざまな「心理的なメリット」っていうのがあるんですね。

心理的なメリットっていうことで、一般的には「それメリットじゃないじゃん」みたいなのも含まれることっていうのは、ご了承いただけたらなっていうふうに思うわけでございます。

たとえば、失敗ばかりしてうまくいかない。

これはどのテーマにも共通するんですけども、成功することで、たとえば人から嫉妬されたりとか攻撃されるっていうことありますよね。

「嫉妬されるのが怖い」っていう心理っていうのがベースにあったりします。

あ、これは必ずあるわけじゃないですよ。たとえばですよ。

そしてダメな自分とか、うまくいかなければ、周りの人が優しくしてくれる。

「頑張ったじゃん!いいじゃん、それで」とか、「今のままでもいいんだよ」みたいなふうに周りの人が慰めてくれたりとか、甘えさせてくれるみたいな心理があったりとか。

あとこれは「習慣化」とくっついてる問題なんですけども、愚痴とか不満、不平を言っても、聞いてくれる相手がいる。

聞いてもらえる。

「でもうまくいったらさ、聞いてもらえないじゃん」っていうような心理。

それから、もし自分が成功する、うまくいってしまったら、周りの人から1歩抜きん出てしまって、今のコミュニティにいられなくなるみたいな怖れがあったりとか。

それから、自分自身をダメなままで置いておくことで、本来の自分を生きなくていいじゃんっていうような。

「え、本来の自分を生きた方がいいんじゃないの?」って思うかもしれませんけど、本来の自分っていうのに対してなんか責任であったりとか、しんどそう、もっと頑張らなきゃいけないとか、要は成功したあとの自分自身っていうのに良いイメージがあまりなかったりっていうこともあったりしますね。

だから、もしたとえばダイエットに成功したとしても、そこからそれをキープしなきゃいけないと。

キープし続けるのしんどいなと思ったら、ダイエット成功しない方がいいと思いません?っていうところで。

もちろんそこで、「そんなことないよ」っていう部分ももちろんあるんですけども、そういった感情があるかもしれないなって考えると、1つのメリットだったりします。

そして、うまくいったら、要はキープする世界っていうか、ダイエットに成功したあとの世界って知らないわけですよね。

婚活がうまくいって結婚が決まった世界って知らないわけですよ。

そうすると、僕たちって「勝手知ったる今の世界がいいな」と思う心理があるんですね。

これは潜在意識っていうか、僕たちのマインドっていうのは、「変化っていうものをそんなに好まずに、現状維持を望む」っていう部分がありまして。

それゆえに、なにかを頑張って成し遂げるっていう目標に対して、「今のままでいいじゃん」っていうエゴの声っていうのがけっこう大きく響いてるっていうことが、実際あったりするわけです。

それからこういったメリットっていう以外にも、さまざまな要因で「ダメな自分」って位置づけようとする心理っていうのがあるんですね。

また別のケースで言えば、「親」。

これね、また出てくるんですけど、親が自分のことを「あんたダメな子ね。なにをやってもうまくいかないね」っていうふうに、親が言ってたとするじゃないですか。

別に親が悪気があったわけじゃないって大人になればわかるんだけど、親に「あんたはダメな子」って言われてきたとすると、そのダメな子っていう言いつけを守るっていうような心理が僕たちはあるんですね。

これまたちょっとわかりにくいんですけども、僕らは親の期待に応えようとするっていう心理っていうのがやっぱりあるので、そうすると親がダメな子っていうふうに言ってきたら「ダメな子でいなきゃ」って思うっていう心理なんですね。

これはお金の話にしても、仕事の話にしても、パートナーシップにおいても、親の影響って僕たちめちゃくちゃ受けるんですけども、こういった生き方であったり、考え方だったりとかっていうところにだいぶ強い影響を及ぼすんですね。

で、ここが1つよくあるパターンかなっていうところでございます。

それからちょっと見方を変えまして、うまくいかないとか、ダメな自分でいることは、誰かに対する復讐心。

リベンジ、復讐心になるっていうことがあって。

「こんなにダメなのは、お前のせいだよ」っていうふうに指差してる先に誰かがいるってことなんですね。

だから、成功したらその人のことを許さなきゃいけないとか、その人に感謝しなきゃいけないわけですから、それは成功したら困るわけですよ。

なんていうケースもあるわけですね。

つまり、いろいろ頑張ってるんだけどうまくいかないとか、いろいろ取り組んでるんだけども、なかなか進捗しないとか、失敗を繰り返すとか、ダメなままでいようとしているような状況にある時っていうのは、意識的・顕在意識でなんとか頑張ってやろうぜ!っていうふうにやってても、なにか心の中でさっきお話したようなブレーキを踏んでる部分っていうのがあるんじゃないかっていうふうに考えるんですね。

で、そのブレーキってなによ?っていうのが、さっきお話ししたような理由であったりとか、親との関係だったり、もちろん他にもたくさんあります。

親だけじゃなくて、先生だったりとか、友達関係とか、パートナーシップでの痛みっていうところからブレーキを踏むっていうことになるっていうのは少なくありませんので、そうすると自分自身の中で、いろいろとそこに問題っていうのが発生してくるわけですね。

で、変われない。

そしてなにをやっても自分はダメだっていう、まるでダメな自分を証明しようとするっていうことが繰り返されるようになります。

じゃあどうしたらいいの?っていう話なんですけども、究極のところは、「自己肯定感」っていう言葉がまたここに出てきてしまうんですけども。

要は、そういった自分の中にあるさまざまな葛藤っていうものを、まずは肯定的に見ていきましょうっていうことで、自己否定・自己攻撃をしないっていうことなんですね。

で、僕がこういうお話をカウンセリングで受ける時っていうのは、「それって本当にやりたいことなの?」って。

さっきちょっと言いましたけども、「やりたいことなの?」っていう理由の元に、「将来のビジョン」っていうところを描いていくってこともよくやります。

「痩せて綺麗になってどういう世界に住めるの?」とか、「うまく行ったあとって、あなたってどういう生き方になるの?」っていうところをイメージしていく。

成功ビジョンっていうのを作っていくっていうところもあれば、じゃあそのブレーキそのものを外していこうというか、緩和しようということで。

たとえば親との関係だったりとか、なんで失敗を繰り返すことにメリットを感じてるんだろう?なんていうところの原因をさらに掘り下げていったりとかして、その問題を見ていくっていうことをしていたりもするわけでございます。

ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。

ありがとうございました。

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