やりたいことか分からない!の影にある怒りと復讐心
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「「やりたいことが分からない」と思う心理に潜む「怒り」と「復讐心」。そして、そこから抜け出すための人生を問ういくつかの質問。」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということでですね、今日はいい天気の大阪からお届けしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、「やりたいことが分からない」とかね「なにが好きかわからない」とか「自分に合ってることがよくわからない」っていうご相談をいただくので、そういった心理について解説していこうかなと。
先日もそんな話をさせていただきましたが、今回はですね、ちょっとまた違う角度で掘り下げてみたいなと思ってますので、よかったら最後までお付き合いください。
心理的に見たときにですね、ちょっとこれはピンとこない方も多いかもしれませんけども、「わからない」っていう表現は、けっこう怒りが隠れてることっていうのが多いんですよね。
たとえば、人から「これ知ってる?」って言われた時になんかちょっとカチンときて「いやわかんないよ!そんな事!」みたいなこと言ってみたりとか。
聞いて欲しくないような、たとえば「今週何してんの?今週土日ヒマ?」とか聞かれたときに「いやいやちょっとわかんない。わかんないからよう聞かんといて!」みたいな感じで、「わかんない」っていう言葉を使ったりとか。
責められてるように感じた時に、防衛したい時に「そんなのわかんねえよ!」みたいな感じで怒りを表現するみたいなね。
こういうニュアンスはわかりやすいと思うんですけども。
「わかんない」っていう、それを言ってしまう時、これはけっこう人間関係で覚えておくと意外に相手の心理を知る、自分の真理を知るきっかけになりますので、意外と使い勝手が良いかなと思うんですけど。
「わからない」っていうのが要は怒りの表現として使われることがよくあるということですね。
まずこれが前提なんですけど。
そうすると、自分が何がしたいのかよくわかんないとか、やりたいことがわからないっていうその気持ち、その想い自体に、
「もしかして“怒り”が隠れてるんじゃないかなっていう見方をしてみませんか?」っていうのが今日のお話なんですね。
だからあんまりいい気分の話じゃないかもしれませんけども。
やりたいことはわからないって思った時に、じゃあもしそこに怒りが隠れているとするならば、
「誰に対して怒ってるんでしょうか?」
「何に対して怒ってるんでしょうか?」
っていうのが、今日の考えてほしいテーマなんですね。
たとえばちゃんと愛してくれなかった親に怒ってますとか、自分を傷つけた人に怒ってますとか、人生全体からすると社会だったり教育システムだったり政治だったりに怒ってますとかっていう場合もあれば、
もちろん自分自身が許せません、自分自身に怒ってますっていうような場合っていうのも実は出てくると思うんですね。
だからこれもね、ちょっとピンと来ないかもしれませんけど、やりたいことがわからないなと思った時に、
「じゃあ自分は誰に怒ってんだろうなぁ」っていうふうに捉えてみると、意外な発見があるかもしれないよっていうのが1つ目のお話で。
さらにそこからちょっと掘り進めると、というか違う見方というのをしてみるとですね、“復讐心”っていうのがあるんですね。
復讐っていうとね、それこそやられたらやり返す!っていうね、倍返しだ!っていう話がありますけども(笑)
やり返すこと自体が復讐心というふうに言うケースが一般的かと思うんですけど。
それもそうなんですけど、心理学的に見る復讐心というのはもう一つ別の意味がありまして。
「自分を傷つけたり自分を幸せにしないようにすることで、自分のことを思ってくれる人を苦しめようとする心理・復讐する心理」
っていうのがあるんですね。
で、これもまたちょっとピンと来づらい、心理学独特の表現になるんですけども。
たとえば、この復讐心の説明をちょっとさせていただくと、元カレにね、ひどく振られてすごく傷つきましたと。
で、すごく自分の中ではモヤモヤモヤモヤしてると。あいつが笑ってるのが許せないと。
そうした時に、「じゃあ次に絶対幸せな恋をしてギャフンッと言わしたる!」っていう思いになるケースもあればですね、
逆にその自信を失っちゃってる場合っていうのは、「このまま一生不幸でい続けて、あいつを困らせてやんねん・・・!」みたいな、そういうような思いになることもあります。
これがいわゆる“復讐心”というやつになるわけですね。
結局自分を愛してくれなかった親に復讐するために、自分が不幸な状態でい続けるみたいなね。
これもすぐにピンとこないかもしれませんけど、意外と人間ってこういうことやってまして。
自分を幸せにしないようにすることによって誰かに復讐を遂げるっていうやり方があるんですね。
ってなってくると、さっきの「やりたいことがわからない」っていう状態、じゃあこの状態がハッピーなのか?っていうと、アンハッピーだとするじゃないですか。
やりたいことがわかんなくて、もう全然煮え切らない、面白くない毎日を送ってる。
じゃあこれがもしかしたら、誰かへの復讐になってませんか?っていう見方をしてみる。
これもちょっとドロドロした部分っていうことになってくるんですけども。
こういう見方をするとけっこう辻褄があったりとか、やっぱり親父だなぁ・・・とかね。
あるいは、学生時代の人間関係だったりとか。社会人になってからの大人の影響だったりとか。
そういったですね、様々な部分っていうところが出てくる可能性があるよと。
だからやりたいことがわからなくて、ずっといろんなことをやってるんだけども、わからない、見つからないという場合には、
「誰かに怒ってんじゃないの?もしかして誰かに復習してんちゃうの?」
っていう見方をしてみるっていうことも、1つのやり方としてはあるんじゃないかなっていうふうに思います。
で、そこからさらにちょっと深掘りするとですね、誰かに対して怒りを持って誰かに対して復讐をしてるっていうことは、いわゆる“他人軸”の状態。
言い方を変えて“依存してる状態”っていうことになって。
親が自分に謝ってくれたらとか、元彼がきちんと謝罪して罪を認めたりとか謝罪してくれたら、じゃあもう許してやろうみたいな感じで、他人軸・依存的になってしまってるケースが非常に多くあるんですね。
ってなってくると、この怒りにしても、復讐心にしても、いまいちピンと来ない場合って、そんなことを自分がしてる自覚って要はないんですよね。
ないからこそ、そのピンとこないわけですけども。
でももしそういう心理があったとするならば、その対象となってる人に、いわば人生の下駄を預けちゃってるような状態に、もしかしたらなってんちゃうのかな?っていうふうな見方があるわけです。
ってなってくると、知らず知らずのうちにね、自分は自分の人生を生きたいと思ってやってるのに、心の中心的な部分で誰かへの復讐のためにその人生の主人公の役をその人に譲ってるんだとすると、これはもったいないですよねっていうことで、その人との関係性において自分軸を確立していくとか。
その人を手放し、許して、自由になるというプロセスが、やりたいことをやってるとか、自分の人生を生きるっていうために必要なことになってくるんですね。
なので、この辺っていうのは非常にある意味深いと言えば深い心理になってくるので、そうするといろんな問題のからくりっていうのが見えてきて、どうしたらいいかがわかっていくっていうケースも実は多いように思います。
それで、実は今度の日曜日にそういうワークショップをするっていうことでもあるんですけども、そこでちょっとね、提案している質問というのをいくつか先行してここでご紹介したいと思うんですね。
そういった怒りや復讐心がある。
それに対しては自分を許していこうねっていう部分でもあり、そこでまず何が大事かっていう話を今からしていくんですけども。
そこでまず、自分が幸せになっていいって許可を出してますか?
やりたいことをやって幸せになっていいっていう許可をどれくらい出してますか?
っていうことが基本的に必要になってくるんですね。
そうした上で自分の心というかね、自分の意識に語りかける質問っていうのをいくつか用意してます。
1つ目。
「あなたが思わずやる気になってしまうシチュエーションってなに?」
「あなたが思わずやる気になってしまうのはどんな時?」
2つ目。
「あなたが人から言われると興奮する、やる気になっちゃう言葉ってどんな言葉?」
「人から言われてすごくテンションが上がったり、興奮したり、やる気になる、そんな言葉ってどんな言葉?」
3つ目。
「あなたの人生の中で様々な苦難っていうのが起きたと思うんですけど、それぞれの苦難っていうのはあなたに何を教えてくれたんでしょうか?」
「あなたはその苦難から何を学ぶ必要があったんでしょうか?」
4つ目。
「もし神様がいるとしたらね、なぜ神様はあなたにそんな問題を送ってきたんでしょうか?」
「なぜそんな問題をあなたのために神様は用意してくれたんでしょうか?」
5つ目。
「あなたの人生はあなたに何を求めてると思いますか?」
以上、5つ。
ブログでも紹介した質問なんですけど、全然わかんない!ピンとこない!でもいいんですよ。
これけっこうね、ワークショップの中でも後半にお話する質問を先出ししちゃってるんで、ピンとこない、わからないでいいんです、それでね。
考えてみてください。何度も聞き直してメモして考えてみてください。
そうすることで、人生が大きく変わり始めるんじゃないかと思っております。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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