私達の自由を縛る「観念」の話。欲しいけれど手に入っていないものは観念が邪魔してるのかもよ?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「私たちの自由を縛り罪悪感を起こさせる「観念」とその手放し方について~人生を楽しめないのはそれを禁止する「観念」があるから~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

大阪は、ちょっと雪がちらついておりますけども。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日はちょっと心理学的なお話をしたいと思います。

「もしあなたが幸せでないならば、なにか観念に縛られてる可能性があるよ」というお話でございます。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。

ということで、「観念」って僕は呼んでるんですけども、「ビリーフ」と言ったり、「自分ルール」って言ったり、「思い込み」っていうふうに置き換えてもいいかな。

いろんな呼び方があるんですけども。

「こうすべきだ」とか、「こうしてはいけない」という、僕たちが自分で自分に貸してるルールのことを、「観念」っていうふうに言います。

それが、「自分ルール」とか「思い込み」っていうと、わかりやすいです。

英語に変えると「ビリーフ」っていうことになるんですけども。

こういった、僕らは観念を数千から数万ぐらいは持ってるっていう、非常に幅が広いんですけど、そんなふうに言われておりまして。

もちろん良い観念というのもあるんですよ。

「急に道に飛び出してはいけません」とか、「お酒を飲みすぎると良くないよ」みたいな、そういう観念っていうのもあるんですけども。

ネガティブな観念っていうか、自分の幸せとか自分の自由を奪うというか、幸せにならないような観念っていうのもいろいろあって。

カウンセリングとかでは、いろいろ今うまくいってないこととか、もっとこうなりたいですみたいなお話を聞いていく時に、「そうならないように、そうできないように自分を縛ってるんじゃないか?」という仮説のもと、どんな観念があるのかを見ていくっていうことが意外と多かったりするんですね。

で、これはたとえばですけども、ビジネスのお話で言えば、「なんか自分は豊かになっちゃいけないような気がする」とか、「豊かになってはいけない」っていうルールを、「自分ルール」っていうのを持っていて。

なんでかっていうと、「親がいろいろお金に苦労してたからね」って、「それを見て、なんか豊かになっちゃいけないんだなっていうふうに思ったんだ」っていうふうなストーリーとして、この観念が作用してる場合もありますし。

結婚したいんだけど、なかなか結婚できないっていう問題の裏に、両親が不仲で、結婚っていうものに対してネガティブなことを母親がずっと言ってたから、それが影響してるのかもねと。

つまり、「結婚してもろくなことにはならないよ」っていう観念というのを無意識に持ってたりします。

あと、親がすごく厳しくて、教育熱心って言えばいいんですけども、過干渉で「勉強しなさい!」みたいな感じで育った方の中には、「楽しんじゃいけない」とか、「楽しいことをしちゃいけない」みたいなルールを持ってるなんていうことも、意外とあったりするんですよ。

怖いですね。

だから、僕たちがいろいろ生活して生きていく上で、なにかしら障害になっているというか、うまくいかないことがあったりとか、「なんでなんだろうな。なんで自分にはそれがないんだろう、できないんだろう」と。

逆に言えば、「それがあるんだろうな」みたいな疑問の裏側には、幼少期からこうして積み重ねてきた観念っていうものが影響してる場合が多いんですね。

で、そういうのって無自覚にずっと僕たちの心を支配し続けるわけですよ。

たとえば、さっきの最後の話で「楽しんじゃいけない」みたいな、こんなの自分にあるって気づかないじゃないですか。

でも、なんか自分が好きなことをやろうとして、やりたいことやろうとして、「あ、あの予定楽しみだな」みたいに思ってしまうと、この観念が発動して、なんかすごく嫌な気分になったりとか、なんかテンションが落ちるようなことっていうのを考え出したりとかね。

あるいは、そういう話を聞いて凹こんじゃったりみたいな、そういった反応、心の反応として出てくるわけですよ。

で、こういうのが人生にけっこう影響を与えることも大きくて。

だから、カウンセリングではこの観念とかっていうのをけっこう扱うんですよね。

それにどうしたら気づけるか?っていうと、1つの見方としては、欲しいものがあるのに手に入らないとするじゃないですか。

お金とか、ライフワークとか、パートナーシップ、なんでもいいんです。

欲しいけど、手に入らないものがある。

で、それをひっくり返してもいいですね。

「もしかして、自分はいらないと思ってるとしたら、なんで?」と。

たとえば、お金持ちになって豊かになりたいと思ってるけども、現実は毎月カツカツの生活をしていて、お金がないっていうような生活をしてると。

なんでなんだろうと。

じゃあ、もし自分では、豊かになりたい、お金持ちになりたい、お金に余裕を持てるようになりたいと思ってるのに、それを望んでないとしたら?

つまり、「お金持ちになっちゃいけない。豊かになんかなれるわけない」って思ってるとしたら?

「そういう観念があるとしたら、どう?」って自分に問いかけてみるわけですね。

そうすると、「・・・あぁ」みたいなね。

思い当たる節っていうんですかね。

「そういえば、おかんがめっちゃ言うてたな」とか、「自分の父ちゃんが事業に失敗して、子供時代にえらい苦労したな」とか、「親戚のおっちゃんがお金ですごくしんどい思いをしてたな」みたいなことを思い出されてくるとか。

あるいは、「お金は汚いもんよ、お金持ちなんてならない方がいいのよ」みたいなことをおかんが言ってたとか。

そういった記憶が蘇ってきたりします。

パートナーシップでも、ライフワークでも同じですけどね。

で、そういうふうに、なにかしら自分がこういう状態になりたい、これを手に入れたいと。

でも、それをもし手に入ってないならば、いらないと思ってるなら、なぜ?っていうところで、この「観念が影響してるかもしれない」っていうのが、1つの見つけ方でございます。

あとは、なかなか無自覚に自分の中にあるものなので気づけないんですけども、カウンセリングを受けたりとかっていうのが、1番見つけようと思えば楽かなとは思うんですね。

で、豊かになりたいけど、自分はそうなっちゃいけないってルールがある。

これに気づいたとしましょうと。

「どうやら自分は、お金持ちになっちゃいけない。お金に余裕がある生活なんて自分には無理だっていう思い込みがあるみたい、そういうルールがあるみたい」って気づいた時に、1番シンプルなやり方で、それを外そうと思ったら、「いや、いいんだよ」と。

「お金持ちになっていいんだよ。生活に余裕があるお金を受け取っていいんだよ」っていうふうに、自分に許可を出して、これは意識的にやっていく方法で、アファメーションなんかも使えるかもしれませんけども。

そうやって、自分の中の意識を、自分の意思で書き換えていくっていうことも、もちろん可能だったりします。

実際、こういうことでうまくいって成功していってるっていうことも、少なくないと思いますし。

「そっかそっか、お金持ちになっていいんだ。お金に余裕を持っていいんだ」っていう許可が降りた途端に、すごく収入が増えたりとか、お金に対してパーっと意識が広がるみたいな体験をされる方っていうのも、けっこういたりします。

これを皆さんが、欲しいけど手に入らないものについてやってみて、どう感じるか?

どう気持ちが動くか?

「でもダメ・・・!」みたいな、「無理無理無理!」っていう反応になるのか、ちょっホッとするとか、緩む感じがするのか。

この緩む感覚っていうのは、その観念が緩んだ、縛りが緩んだっていうふうに捉えていただいていいと思うんですね。

で、それでもやっぱり抵抗が強いというか、どうしてもそうは思えないし、現実が変わらないっていう場合は、ちょっと深掘りしていきましょうね。

「どこからそれを持ってきたんでしょうね?」っていうケースなんですね。

で、こうやって観念ができるっていうのは、過去のさまざまなやっぱり体験がもとになってることが多くて。

たとえば、すごく自分が嫌な思いをして傷ついたっていうことがあったら、傷つかないように、自分を守るために作るのが、「観念・自分ルール」なわけですね。

それから、怒られたくない、嫌われたくない、迷惑かけたくないみたいな、そういう思いから自主的に作るっていうこともありますし。

さらには、人の様子を見て、自分に取り入れるって場合もあるんですね。

自分はなんともないんだけども、たとえば、お兄ちゃんが自由奔放な人で、すごくそれが親にとっては迷惑だとすると、「ああやって自由奔放しちゃいけないんだ」っていうルールを作るわけですね。

自分がなにかあったわけじゃないんだけども、身近な人の所作を見て、そしてそこでルールを作っていくということを、僕たちはよくやったりします。

こういった経緯で作っていくので、「じゃあなんでそのルールができたんだろう?」って、ルーツを探りましょうと。

これはほとんど、かなりのケースで親に行きつくことがやっぱり多いんですけども。

そうすると、お父ちゃん母ちゃんどっちか、もしくは両方みたいな話から、その関係性を見つめ直していくってことになるんですね。

実際は、子供の頃にインストールしたそういう観念っていうのは、大人になった今も結局ずっと使われてるんだけども、意識すると簡単に外れるっていうことも多いんですよ。

今ではもう役に立たなくなってて、ただ気づくだけでいいっていうケースの人もけっこう多いんですね。

「そうか、父ちゃんからこれ来たんや」みたいなね。

「じゃあ、もういらないね」って、「これ手放していいね」って意識するだけで、ふわっと緩むっていうこともあったりします。

それでも難しい場合は、やっぱり父ちゃんとちょっと腹割って向き合っていきましょうかと。

もちろん、ご本人と向き合うんでもいいんですけど。

要は、「自分の中にいる父ちゃん」との問題ですから、自分の中でお父ちゃんと向き合うようなワーク、いわゆる手放しワークみたいなことをやっていくことで、お父ちゃんの影響っていうのは、減らしていくことができるんですね。

お父ちゃんそのものを許す・手放すっていうことによって、父ちゃんからの影響を薄めていく。

そういう選択肢を自分が持つことができるんですね。

なので、その結果、父ちゃんから引き継いだような、あるいは父ちゃんから植え込まれたような、そういった観念っていうのが手放せるようになるとか、影響が小さくなっていくっていうこともなっていくわけですね。

そんな感じで、よかったらもう少し詳しい話はブログも見ていただきたいんですけども。

そうやって、僕たちは欲しいけど手に入らない裏側には、なんか観念が働いているから、そこを見てみたらどうかなっていうのが今日のお話でございました。

ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。


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