値付け問題〜自分に値段を付けることに躊躇する心理〜

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

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「自分に値段を付けることに躊躇する心理」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は東京のセミナールームの方に来ております。

大阪は雨が降ってたんですけどね。

東京はけっこう晴れておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は、本当によくあるビジネスを始めるにあたっての問題、「根付け」というお話をさせていただきたいと思います。

前にも、ちょっと似たようなお話というか、同じようなテーマでお話をしておりまして。

もしよかったら、そちらも参考にしていただければ幸いでございます。

で、根付けっていう問題でございますね。

たとえば、僕もお弟子さんがたくさんいるんですけども。

自分でカウンセリングを実際に有料で始めようとかっていう際に、「いくらにしたらいいんでしょうか?」「なんぼにしたらいいんでしょうか?」っていうのは、皆さんけっこうよく悩まれるみたいでございまして。

あと、そういう起業とか、個人事業主としてやっている方からも、よくお値段の付け方についての相談っていうのをされます。

そういったマーケティングだったりとか、そういうそっち系のプロの方は、それなりのまた考え方っていうのがあると思うんですけども。

僕は、そちらについては疎いもんでございますので、心理面からどういうふうに見ていけばいいのか?というお話をさせていただければなと思っております。

値付けをするっていう段階っていうことは、いわゆる商品が決まってるというか、たとえばカウンセリングだったら、「60分いくら」「120分いくら」みたいな、そういう段階に来てると。

セミナーを開こうと思うのであれば、「セミナー代はいくらかな」みたいな感じになると思うんですね。

これがなんかいろいろ「物」であれば、ある程度原価っていうのが計算できたりするので、そこから利益をどれだけ乗っけていくらで販売するかっていうのを考えやすいんですけども。

サービス業とかになってくると、目に見えるものが商品でないもんですから、いくらでもいいっちゃ、いくらでもいいんですよね。

だから、カウンセリングをするって言っても、5000円でもいいし、1万円でもいいし、3万円でもいいし、10万でもいいし、みたいな感じになってきて。

けっこう自分で決められるっていうところは、メリットかもしれませんけど、逆に言うと、自分で決めなきゃいけない。

誰かが決めてくれるわけじゃないし、その根拠が明確にあるわけでもないということになってくると、「どうしよう・・・」っていうふうに悩むわけですね。

僕のクライアントさんでも、イラストレーターさん、デザイナーさんとか、そういった方もいれば、音楽だったりとか、創作系の方なんかもクライアントさんにいてね。

そうすると、「じゃあ自分が作ったものをいくらで販売すればいいのか?」みたいなところっていうのは、もう本当にけっこうやっぱり相談というか、テーマとして上がってくることが実は多いんですよね。

だから、そういった場合の心の在り方というか、見方なんていうのは、いつもお話させていただくというか、カウンセリングだったらお話しながら、話し合いながらいろいろと実際決めるっていうこともあったりするんですけども。

じゃあまず、「なぜその根付けがしづらいのか?」っていうことについて、お話したいと思うんですけど。

これから起業する方はもちろんなんですけど、新しい商品を出すとか、なんかそういう根付けで悩むっていうことは、要は「経験があまりない」っていうことが、一つ言えるかと思うんですよね。

今までも似たようなことをやってきて、そこで新商品を出すっていう場合は、それまでの販売実績みたいなものから、値段って決められやすいと思うんですけども。

まったく違うジャンルとか、ましては「これからビジネス始めます」みたいな方からすれば、「えー・・・どうしたらいいの?」みたいな、そういった不安というか、悩みって出てきやすいと思います。

とくに、それまで実際に商品を売ってた方であったとしても、たとえば会社が「これで売ってこい」みたいな感じで指示が出てきたりとか、そういった商品に触れる機会がないとかっていう場合だと、なおさらそういう傾向になりますし。

マーケティングとか、そういった商品開発の部署にいた方は、根付けっていうことは日夜いろいろ考えてくるところかもしれませんけども。

なかなか普通は、とくに会社員だった方からすると、決められないことになってくるのかなというふうに思います。

経験がないからわからない。

だから、逆に言えばしょうがないんですよ。

これね、しょうがないんです。

で、2番目は、なんで根付けがしづらいか?っていうところでいくと、経験がないっていうことから、「自信もない」わけですね。

これはけっこうやっぱり大きくて。

これも、やはり経験がないから自信がないのは当たり前なんですけども。

だから、自分なんかが提供するサービスを、お客さんが買ってくれるような見込みというか、不安がやっぱり強いわけですよ。

だから、たとえば「60分1万円のカウンセリング」っていう商品を作ったところで、「えー、1万円も取る価値があるんだろうか?」とか、「お客様が自分のカウンセリングなんかを、1万円で買ってくれるんだろうか?」みたいなふうに考えるのは当たり前でございまして。

やっぱり、そういった不安とか怖れっていうのが、自信のなさからやっぱり出てきちゃうわけですよね。

これが2つ目の理由として言えると思うんですけど。

3つ目、これが1番大きいかなと思うんですね。

自信のなさとかも作るものなんですけど、これは「自己価値」とか「自己肯定感」っていうのにやっぱり関わるものでございまして。

なんか自分でビジネスをはじめる。

たとえば、「カウンセラーになる」っていう場合、「カウンセラーとしての自己価値」っていうところがやはり出てくるわけですよね。

自分なりに準備もしたし、勉強もしてるし、でもまだやっぱりやったことがないから自信がない。

だから、自己価値を低く見積もりがちだったりします。

カウンセラーとしてだけじゃなくて、人として、人としてってちょっと大きいような気がしますけども、「自分自身の普段の自己肯定感はどないやねん」みたいなふうになった時に、やっぱりちょっと低く見積もりがちだったりすると、こういった時に本当にどうしていいかわかんなくなっちゃうし、先程お話したような自信のなさっていうのにもつながりやすくなるわけですよね。

だから、「どうしたらいいのか決められない」っていうことになるんですけども。

そういった、自己価値とか自己肯定感をあげていきましょう。

底上げしていくようなイメージで、そういった方向に取り組みましょうっていうのは、1番基本なんですけども。

それも、けっこう時間がかかるっちゃ、時間かかるじゃないですかと。

だから、とりあえず「エイや!」っていって金額を決めちゃって、そこを後から調整していくっていうのが、僕としては現実的なのかなっていうふうに思ってます。

で、うちのお弟子さんたちもそうなんですけども、自分がまったく誰もやったことのないサービスを始めるって、まぁないと思うんですよ。

必ず先人がいたりとか、先輩とか師匠とか、あるいは同業他社に当たるような人たちがいると思うんですよね。

そこからなんとなく相場みたいなのが見えてくると思うんですよ。

カウンセリングの場合は、またすごく幅広くて。

60分換算すると、何千円っていう金額でやってる方から、万超えてくる方もいて、けっこう広いんですけども。

そういった中で、「自分はこれくらいかな」っていう金額に、標準を絞るのがいいですし、自分が逆に買う立場だとしたら、「高いな」と思う金額はやっぱりつけない方がいいと思います。

とくに最初の頃はね。

「まぁこれぐらいだったら、自分も払いたいと思うかな」っていうふうな意識っていうのを持っていただいて、その上で判断するというか、そのあたりの金額につけてみるっていうことがいいのかなと思います。

そして、いつも僕がお伝えしてるのは、「あとから変えりゃいいじゃん」っていうことなんですよね。

この問題に限らないんですけども、けっこう真面目な人というか、きちんとした人ほど、一発回答というか、一発で正解を出そうとするみたいなところがあるんですよ。

「自己肯定感をあげるには、どういう方法が1番いいですか?」っていうような質問っていうのもそうだし、「ビジネスで成功させるための、1番効率的な道ってどこですか?」みたいなふうな疑問。

もちろんね、それを知りたい気持ちはよくわかるんですけども、実際にうまくいってる人たちも、いろんなことに取り組んでみて、いろんなところの積み重ねの中で今のポジションにいるっていうふうに考えた方がいいので、それはミスというか、うまくいかないことも当然ありますよね。

だから、とりあえず相場から値段を決めて、それを実際やってみて、いろいろと後々上げるなり、下げるなりっていうこともしていけばいいんじゃないの?臨機応変でいいんじゃないの?っていうふうに僕は考えています。

とくに、起業の最初の頃って、「経験を積ましてもらう」っていうことがやはり重要ですし。

自分でも「高いなぁ、こんな金額をもらって申し訳ないな」って、やりたいことを商売にしてるにも関わらず、罪悪感が出てくるようでは、やっぱり長続きしづらいですから。

その辺は、「まぁ、これぐらいならちょっとね」みたいな感じで、いつも言うのは、ちょっと背伸びして、「ちょっと高いかな・・・?どうかな」みたいなぐらいの金額帯が、値付けとしてはちょうど良いのかなっていうふうに思っております。

だから、そういった感じで、周りの人に相談するっていうこともすごく大事。

とくに、同じ商売やる人も大事だし、当然ながら値段というか、そのサービスの質っていうのを高めていくっていうことも、すごく大事なんですけども。

こと「根付け」っていうところについては、今日お話したような意識で取り組んでみてはいかがかなっていうふうに思っております。

ということで、今日は根付けのお話をまずさせていただきました。

よかったら、参考にしていただければ幸いでございます。

ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

根本でした。


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