目上の人とうまくいかない理由とは?〜権威との葛藤〜

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「ファザコン&過干渉母というハードモードを選ばれた自立系武闘派女子のみなさまへ。」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日2本目でございますけども。

なかなかマニアックの内容が続くんですが、今回はあるあるかなと思っています。

「なぜか目上の人とうまくいかないの・・・なんで?」っていう理由について考えていきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローとか、できたらよろしくお願いします。

カウンセリングに限らずですけども、「目上の人といつもうまくいかないんだよね」っていうご相談っていうのは、お話っていうのは、けっこう耳に入ってくるものでございまして。

典型的なのは、職場の上司と合わないみたいなね。

たとえば、上司が変わったり、自分が転職しても、なぜかまた上司とうまく合わないっていうか、うまくいかなくなって揉め事になっちゃうとか。

なぜかいつもパワハラとかモラハラ受けちゃうとか、自分が食ってかかっちゃうとかいう、そういう経験っていうのがあるんですっていうシェアでございますね。

で、中には、たとえば習い事をしていると、先生との関係がうまくいかなくなっちゃうとか。

学生時代も、クラブの顧問だったりとか、コーチだったり、あるいは学校の本当に先生・担任だったりとかと、やっぱりうまくいかないっていうようなパターンをお持ちの方っていうのがいらっしゃるわけですね。

で、その話を聞いた時に、よく僕のブログを読んでくださったりとか、VoicyとかYoutubeを聞いてくださってる方は、「ははぁ、あれだな」みたいな感じで、見当がつくお話かと思います。

そうですね、「親との関係」っていうところでございます。

ただこれはやっぱり一般的ではないのかなという気もするんですけど、気づく人は自分でも気づけると思うんですけども。

僕たちっていうのは、子供時代から基本的に家族の中で「人間関係」っていうのを学んでいくわけですね。

そして、お父さんっていうのが男性のシンボル、お母さんっていうのが女性のシンボルっていうところになって、兄弟もそこに補佐するかたちで、僕たちのイメージ、「男性とは?」「女性とは?」っていうイメージを作っていくんですけど。

同時に、お母さん・お父さんっていうのは年上、いわゆる目上の存在でございますよね。

なので、父ちゃん・母ちゃんとの関係性っていうところが、「目上の人との関係性」っていうところの、基礎・基本になるわけですね。

もちろんここに、じいちゃん・ばあちゃんだとか、近くに住んでる親戚のおじいちゃん・おばあちゃんとか、もしご近所ぐるみですごく仲良くしてるのであれば、隣の家のおばちゃんとか、そういった関係性っていうところも入ってくるんですけども。

メインはお父ちゃん、お母ちゃんですね。

で、目上の人とうまくいかないっていう場合には、だいたい「親と上手くいってない」っていうケースが多いんですね。

とくに、女の先生とか、女性上司とうまくいかないっていう場合には、「お母ちゃん」が出てくることが多いですし、男性であれば「お父ちゃん」っていうとこが出てくるということが多いんですね。

ただ、これは基本というか、一般論でございまして、もちろんすべてがそうではございませんと。

目上の人とうまくいかないっていうところの、この目上の人っていうのは、いわゆる年齢が上なだけじゃなくて、先生だとか、上司とかっていうのを見ればわかるように、ある程度の権威・権力を持った方なんですよね。

なので、この権威・権力っていうところに対しても、やっぱりこの投影っていうことが起きるので、たとえばなんですけども、最近の日本では多い傾向があるんですが、家庭の中で実質的な権威っていうのは「お母ちゃん」が握ってたと。

これが昭和の家長制度が強かった時代では、もう圧倒的にお父ちゃんであったりするわけですけども、最近そういった仕組みも崩れてきたりとか。

もともとやっぱり日本はかかあ天下の国なので、そうすると女性上位っていうところもあって、お母ちゃんが権威を持つっていうことが、実は増えているんですね。

そうすると、お母さんが権威なので、たとえば会社の上司が男性であったとしても、その上司が権威を持ってる分だけ、家庭で権威を持っていたお母さんを、男性の上司に投影するみたいなことっていうのも起こるんですね。

なので、一般的には父ちゃんが男性上司、お母ちゃんが女性上司っていうふうになるんですけども。

場合によっては、家庭環境的の力関係によっては、男性にもお母ちゃんを投影することもあるし、女性の上司にもお父ちゃんを投影することっていうのがあります。

で、中には、古い家だったりとかすると、おじいちゃんやおばあちゃんが権力を持ってたっていう場合には、じいちゃん・ばあちゃんを上司に投影するっていうことも考えられるわけでございます。

なので、「目上の人とうまくいかないな」なんていう時に、それが単発で起きた分には、僕はそんなにこだわらなくてもいいのかなっていうふうに思うんですけども。

立て続けに起こる。

つまり、いつもそうなるっていう、パターンになってる場合には、「これはもしかして、自分の中になんかそういうものがあるのかな」っていうふうに見てみるといいんですね。

「権威との葛藤」っていう言葉もありまして、その名の通りなんですけども。

お父ちゃんやお母ちゃんと、ちょっとバチバチやってきましたと。

そういった場合もそうなんですが、一方で犠牲的な生き方って言ってもいいんですけども、お母ちゃんを背負って生きてきました、お母ちゃんを助けて生きてきましたみたいな感じの場合っていうのも、権威との葛藤につながるケースっていうのもなくはないんですね。

で、そうすると、やっぱりお父さんやお母さんに対して、その権威っていうものに対して反発心っていうのを持ったまま大人になっていくんですね。

で、本来っていうか、思春期の頃はそうやって反発したとしても、そこを超えた時に、その両親との関係っていうのが「大人同士の関係」に変わっていくんですよね。

親子ではあるんだけども、「お互い大人だよね」って認め合う関係になるんですけども。

このプロセスっていうのを経てないと、いつまで経っても権威に対して反発する・葛藤するっていう、そういう生き方になりやすいんですね。

で、それが上司に対して出てきてしまうと。

で、今度上司側の立場にちょっと立ってみましょうって話なんですけども。

上司側から見ると、部下って1人じゃなくて、だいたい1人に何人もいるじゃないですか。

そうすると、Aくんは自分にすごく懐いてくれてる。

Bくんはぶっきら棒なんだけども、自分の仕事はちゃんとするし、悪い気はしない。

でも、Cくんはなんか知らんけど自分に立てついてくると。

なんか張り合ってくると。

なんか「なんやねん、こいつ」みたいな感じになると。

で、このCくんっていうのが、今日お話しているそういった目上の人とうまくいかないっていう、権威との葛藤っていうのを持った人でございまして。

そうすると、当然Aくん、Bくん、Cくんがいた時に、上司も人間ですので、やっぱり誰をかわいがるかとか、誰をちょっと遠ざけるかっていうのは、すぐにわかると思うんですよね。

で、そうすると、やっぱり自分を遠ざけてるっていう感じになったら、今度Cくん側の立場からすれば、「なんで自分だけそうなんすか」と。

たとえば、「Aくん、Bくんとは仲良く話してるのに、なんで自分とはしゃべってくれないんですか」みたいな感じで、食ってかかったりとか、突っかかるようなことっていうのをしたくなったり、怒ったりするわけですね。

で、そうすると、やっぱりこのCくんからすると「上司とうまくいかない」っていうことになるわけです。

もちろん、上司に問題がないとは言いきれないんですけども、もし人が変わっても同じパターンが起こるとするのであれば、「自分の態度・自分の言動になにか問題があるのかもしれない」っていうふうに見た方が、やっぱり有効というか、前向きな選択だったりするんですよね。

ってなってくると、じゃあどうすればいいのか?っていう話になりますけども。

そしたら、やっぱり基本に戻りまして、父ちゃん・母ちゃん。

たとえば、お父さんとはけっこう仲良しなんだけど、お母さんとバチバチやってたなっていう場合には、もしかして上司に「お母さん」を投影してるのかもしれない。

こういうふうに見ていくと、たとえばお母さんとその上司の共通点だったりとか、自分がイラッとするポイント、ここけっこう注目なんですけども。

イラってするポイントとか、あるいは自分が不快に感じるもの言いみたいな、そういうところが実は似てたりするわけですね。

「あぁ、そっか、こういうところ母ちゃんと似てるんだな」と。

「だから、自分は上司に対してお母さんを投影していて、お母さんに対して振る舞うように、無意識にそういう態度を取ってしまってるんだな」ということに気づければ、まぁまぁそっちで改善していくことももちろんできますし。

本格的に自分を変えていこうと思えば、「じゃあそのお母さんともう1回向き合ってみようか」というところが新たなテーマになるわけですね。

いわゆる、「お母さんを許していく」というか、「お母さんと和解する」っていう方向性で、物語は展開していくわけでございます。

で、そうすることによって、お母さんに対するわだかまりっていうのは解消されていくとか、お母さんを理解することによって、お母さんに対する怒りとかが減っていくとか。

あるいは、お母さんを許すことができて、仲良くなるまでいかなくても、まぁまぁいい感じだよねっていう状態に持っていけるようになったりとかすると、根っこの部分が変わりますから、上司と関係っていうのも、目上の人との関係っていうのも改善していくんじゃないか。

ということが、今日のお話でございました。

ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

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