自己表現が怖い理由とその対処法

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「自分の作品をたくさんの人に見てもらいたいと思う一方で、それがすごく苦しいという問題~自己表現とセクシャリティの問題について~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

2本目の収録になりますけども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで関東の方は梅雨が明けたみたいでございますね。

大阪・関西は明日っぽいかなっていう感じなんですけども。

いよいよ夏本番、僕は夏が好きなのでけっこうテンション上がるんですけども。

熱中症とか色々気をつけたいですね。

ということで、今日は全然関係ない時候の挨拶から毎度入るわけでございますけども。

今日のテーマは「前に出る怖れ」といいますか、「自己表現」っていうことを一つテーマに取り上げてみたいなと思っております。

自己表現、自分を前に出る、自分の名前を売る、こういうことが苦手な方はよかったら最後までお聞きいただけたらなと思います。

今日もブログをもとにここでお話をさせてもらうんですけども、クリエイターの方から「自分の作品をたくさんの人に見てもらいたいんだけども、いざそう考えるとすごく怖くなってしまう。すごく苦しくなってしまう」っていうネタをいただきましてね。

「うわ~めっちゃあるわ~」と思いながら回答させていただいたんでございます。

よかったらブログの方もご覧いただけたらと思うんですけども。

我々の一つパターンとして持ってるものに、やっぱり目立つこと。

「出る杭は打たれる」って言いますから、目立つことだったりとか、自分をありのままに表現するっていうことがめちゃくちゃ怖いっていうのがあります。思春期以降ですね。

だから幼稚園とか小学校低学年ぐらいの頃は、たとえば劇をやりますって言ったら「はいはい!主役やります!」みたいな感じで名乗り出てた人が思春期過ぎて、「いやそんな恥ずかしい・・・もうエエわ」みたいな感じになっちゃったりとか。

そういう経験ある方も多いかもしれません。

とくに社会人になって仕事を始めていくっていうことになると、どんなお仕事であったとしても自分を出していく、自分表現していくっていうところがありますね。

たとえば営業職であったとすれば、これはストレートに分かりやすくて、会社の商品を売っているんだけども、実際は自分というもの売っているんだよって話になります。

ショップ店員さんとかでも同じです。

これが内勤の事務員さんはどうなのか?公務員さんはどうなのか?

これは結局人として接してるわけですから、自分というものを売る、お金では直接買えないかもしれませんけどもでもそれは自分を売ってるっていうことにもなります。

そしてもちろんクリエイターだったりとか、我々のようなフリーランスで活動しているような、そういった仕事の場合はまさしく自分でございますよね。

自分をぐっと前に出す。

それがたとえば芸術家アーティストの方はそれを作品っていうかたちで表現するわけですね。

これも僕も今まで音楽関係とか、デザイナー・イラストレーター、それから芸術家の方、本当にそんなさまざまな方とお会いしてきまして、こういった自分の作品っていうものをたくさん広めたいんだけども、やっぱり批評されるのは怖かったりとか、評価されなかったっていうことに対してヘコんでしまうっていう話もよく聞いたりもしています。

それからフリーランスで活動してる方、ライターさんもそうだし、それから文章を書いたり絵を描いたり漫画を描いたりされる方々、こういった方々も作品というものをもっと生み出してなんならそれで生活をしたい、お金に変えたいんだけども、こういった自己表現っていうことに対して非常に抵抗が出てくるというか、どうしてもみんなに好かれるものを描こうとしてしまったりとか。

編集者とかお客さんに評価されるものを描かなきゃいけないっていうふうに思い込んでしまって、なんか自分を出せなくなっちゃうっていうことがあったりします。

実は我々カウンセラーにもそれはすごくたくさんあって。

たとえば僕は弟子さん制度というのを運営してて、今4期の最中でございますけども、やっぱり自分がカウンセラーとして前に出たりとか講師として人前で喋ったりするっていうことに対してとか、ブログを書いていこうとかYouTubeを撮っていこうということに対して、ものすごく強く抵抗を感じるって方もやっぱりたくさんいらっしゃるんですよね。

で、それもある意味無理ないのかなっていうふうに思います。

だって慣れないことですし、わかんないことですし、そしてやっぱり社会の目って言いますけども、人目が怖いっていうところがどうしても強く出てくるかと思います。

で、ここまで思春期にになると強く出てきますよとか、人目が怖いとか恥ずかしいっていう単語を散りばめてきましたけども、実は自己表現っていうのは、自分を表現するっていうのは、「セクシャルエネルギー」と非常に密接なつながりがあります。

要はありのままの自分、素を自分で生きるっていうのは僕のブログとかでもテーマになりますけども、そのこと自体がいわゆる「心を裸にして歩く」っていうことになりますから、それだけで超恥ずかしいわけですよね。

しかも裸になったところでその裸に自信がなければ「すいません、こんなもの見せちまって・・・」みたいな感じで非常にネガティブなイメージを持ちますし、それに対して攻撃されるっていうことへの怖れもめちゃくちゃ強く出てきますよね。

それをいわば自分の裸を出すってわけじゃないんだけども、なにか作品に込めたりとか、自分の会社が扱ってる商品に込めたりとかっていうことについても実は似たようなところが本当はあります。

そもそも創作・クリエイティブなことっていうのはセクシャルエネルギーに本当にそのまま直結しているんですけども、その結果できた作品、これにはモロ自分自身というのが投影されるわけですね。

だから余計に売れて欲しいとか広まってほしい、多くの人に自分の作品を見て欲しいと思う一方で、非常に怖くなったり恥ずかしくなったり苦しくなったりしてしまうって現実がそこにあるわけです。

カウンセラーたちにいろいろ僭越ながら偉そうな話をさせてもらうんですけども、やっぱりそういう時に前に出て目立っていったり名前が売れていくとか、お客さんが増えて欲しいんだけど増えていくっていうとこに対して非常に怖さというものを感じる。

これはほとんど僕のお弟子さんが通る道だったりするんですね。

もちろん僕もそういうところが多少なりともあったかなっていうふうに思います。

あんまり僕の場合は記憶がないので・・・(笑)

ちょっと本当にあったと思うんですけど、あんまり記憶にないですね。すいません、ちょっと話題がそれましたけど。

なので自分自身を表現する、自己表現っていうことっていうのはいわゆるセクシャルエネルギーですね。

自分自身の本当に深いところから湧き上がってくる生命力とかね。

そしてその人なりの魅力であったりとか、素晴らしさ・光・輝き・オーラっていうものが出てくると。

それをたとえば僕の場合は喋ることで表現したりとか、文章で表現させてもらってます。

ある人はそれを絵で、デザインで表現されるでしょう。

ある人は歌や音楽で表現されるでしょう。

ある人は作品・もので表す人もいるでしょう。それが料理であったりとかね。

それから自分の会社の商品を売るという姿勢だったりとか、いろんなかたちでそこに出てくるわけですね。

なのでセクシャルブロックが強いとどうしても表に出ることが怖くて引いてしまいますし、中途半端な状態ということになってしまいます。

だからセクシャリティの問題と見ればそっちの問題になるんですけども。

そういったものをわかった上で自己表現をどうしたらもっともっと素に近い状態、自分らしい、自然体の自分を出していけるのか、ありのままを出していけるのか。

ここからいくと「自己肯定感を高めよう」ということで解決してしまうんですけども。

そうじゃないやり方っていうのを一つをお伝えしたいなと思っています。

それはなにかというと、とくに表現者・自己表現される方、昔こういう事例がありました。

ある合唱団に所属されてる方が今度ソロを担当することになりましたと。

ところがソロパートはちょっと長いんですね。

何小節かちょっと忘れちゃったんですけど、1分ぐらいあったと思うんですね。

で、それがめちゃくちゃ緊張すると。

「どうしたらいいでしょうか?」と。

そんなカウンセリングを昔したことがあります。

そして僕が彼女に言ったことは、「会場に来てくれるお客さんの中で、あなたが一番あなたの声・歌を届けたい人って誰かいませんか?」と。

そしたら彼女は「いつも私のことを気にかけてくれて応援してくれるおばあちゃん」だと、そうおっしゃったんですね。

じゃあたくさん聴衆がいるらしいんでいるんですけど、その中でどこかに座っているおばあちゃんに届くように、「おばあちゃんのためだけに歌おうと思ってください」って。

こうやってお願いしました。

で、結果彼女はそれを忘れずにやってくれて、すごく伸びやかで、自分でも「うまくいったな」と思える声が出たし、周りの人からも、とくに指揮者の先生とか周りの仲間たちからも「すごかったよ」と褒められたっていう話を聞かせてもらいました。

実はこれ僕のお弟子さん制度でもやってることで、「ターゲットを一人に絞りましょう」っていう言い方になります。

自分が自分を自己表現した時に、これを届けたい人。

カウンセラーの場合はクライアントさんですよね。

これがビジネスの場合もお客さんです。

そしてこれがパートナーシップってことでも理想のパートナーということになるんですけども。

要はあなたが「自分を一番届けたい人」「自分の愛を一番伝えたい人」「自分の思いを一番わかってほしい人」って誰なんでしょうね?

その人一人のためにクリエイト・創作をしていったりとか、コミュニケーションしていったりとか、表現していく、つまり自己表現していくと、この怖れとか恥ずかしさとか苦しみっていうところから抜けやすくなるじゃないかなっていうふうに考えています。

ということで、自己表現が課題の方、ご自身のテーマに置き換えて参考にしていただければと思います。

ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

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