才能は問題としてあなたの前に現れる〜姫、ハブを例に〜
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「あなたの「才能」は「問題」という形で表面化するので、自分を変えなきゃ、直さなきゃと思ってしまいがちだけど、それは大きな間違いなのかもしれない。」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、東京・神楽坂のセミナールームからお届けしております。
冬の一日ですね。
大阪はめちゃくちゃ寒かったんですけど、先ほど雪でちょっと遅れながらも、無事到着することができました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、「才能っていうのは、問題のような顔をしてやってくるんだぞ」ということをお話していきたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録とかフォローとかも、よかったらよろしくお願いします。
この間、日曜日なんですけど、オンライン1DAYリトリートセミナーというのをやっておりまして。
東京で1DAY、大阪で1DAY、オンラインで1DAYやったり。
2月には、東京で3DAYSという、長めのリトリートセミナーも企画してはいるんですけども。
その中では、個人のプロセスといいますが、参加された方から希望者を募って、その方の問題を見ていくというか、カウンセリングをしたり、セラピーをしたりという時間を作っているんですけども。
そこで、「居場所がない」っていうシェアをいただいたわけですね。
どこに行っても自分の居場所がなくて、人とも親しく付き合えない、パートナーシップもあんまりうまくいかないと。
今もお仕事をされてるんですけども、なんかすごく役立たずな感じがして、「なにもしなくてもいいよ」的なことを言われて、あまり戦力として見られてないような、そういうお話をしてくださったんですよね。
たしかに、そういうふうに見ていくと問題で、なにか彼女の中に癒した方がいい傷があったりとか、変えた方がいい部分があるのかな?みたいなふうに考えるんですけども。
そういう見方もある一方で、「・・・ん?これもしかして、彼女の才能を示しているとするならば・・・」みたいな感じで考えるっていうことをしてるんです。
僕のカウンセリングって、どっちかっていうとそういう方向性が多くて。
「問題の影に才能あり」っていう格言が心理学にはあるんですけども。
「問題」っていうのが問題になるってことは、その裏には「才能」というか、「長所」とか「魅力」とか、その人の「価値」っていうものが実はあって。
逆に、それが魅力だからこそ、こういう問題を持つみたいな、そういう考え方っていうのがあります。
この辺りは、過去の動画やVoicyでも説明してたりとか、ブログの方にもあったりするので、ちょっと興味ある方は調べていただけるといいかなと思います。
今日のネタ元のブログの中にも、軽くですけども、ちょっと理解できるようなお話をしているかと思いますので、そっちもちょっとチェックしてみていただければと思います。
彼女の主訴というか、実際感じていることは、もちろん嘘ではなくて、「どこに行っても居場所がない」とか「戦力として扱われない」とか、「なにもしなくていいんだよ」的なことを言われたりとか、「あまり人と親しくなるということが難しい」みたいな、それは問題でしょうっていうふうに捉えがちなんですけども。
僕たちの才能、この「才能」っていうのは、タレントの方じゃなくて、「ギフト」っていう意味での才能なんですけども。
さまざまな才能の中の一つに、「姫マインド」「姫様」っていう才能が実はあるんですね。
これ、僕が勝手につけたものもあれば、心理学で昔から言われてるようなこともあったりとかするんですけども。
この「姫の才能があるとしたら、どうだろう?」って、ちょっと考えてみたんですね。
姫っていうのは、どこに行っても愛される。
そして、姫様ですから、みんなよりも一段上のところに座っていただくというか。
で、姫の前ですから、みんな普通には接することはできずに、ちょっと崇め奉るというか、ちょっと丁寧な扱いをする。
だから、そんな親し気に話をするみたいな感じというよりは、「姫様はそこにいてくださるだけでいいですから」という対応をされると。
「・・・んん?」ってね。
たしかに、姫マインドっていうか、姫の才能を持っているとするならば、彼女が言うようなそういう問題って出てくるよねと。
こういうことが、実は言えちゃったりするわけですね。
だから、そのセッションの中では、「いや~、そりゃあんた姫だからね」っていう話をしていて。
姫なんだから、実は「受け取る」っていうことがすごく大事で。
みんなに愛されてて、みんなに実は大切にされてる。
なにもしなくても、あなたがそこにいるだけで価値があって、そしてみんながそれにすごくやる気をもらったり、癒されたりとか、嬉しくなったりとか、そういう気持ちを与えてるんですけど、自覚はできませんよね、みたいな感じなんです。
ただ、そういうふうな角度で見ていくと、「いやいや、そんな私が姫なんて・・・」と言いながら、過去のことを思い出していくと、いろいろと辻褄があってくるっていうかね。
「たしかに、そういうふうに言われたことある」みたいな。
「そういう扱いはどこに行ってもされる」とか、「なにもしないんだけど、なにもできないんだけども、友達はちゃんと付き合ってくれる」とかね。
「仕事がいろいろいくつか変わってるんだけども、戦力として扱われないっちゃそうだけど、大切にされてる?って言ったら、めちゃくちゃ大切にされてます」みたいなね。
で、「みんなに慕われてる?」
「慕われてるっちゃ慕われてる」と。
「・・・あれ?」みたいな感じで、その才能っていうのがわかってくる。
姫の才能とかもそうなんですけど、わかりやすく表に出てる才能っていうのは、わかりやすいわけですよ。
すごく魅力が高くて、すごく人望があったりとか、みんなから信頼されるとか、仕事ができるとか、そういった才能っていうのがある人っていうのはわかりやすい。
だから、どっちかというと、「姫」の似たやつに「女王様」っていうのがあるんですけど。
女王の方は、まだそれを受け取りやすい部分っていうのはあるんですけど、姫っていうのは、「私なにもできない役立たずじゃん」っていうふうな、そういう思い込みにつながってしまいやすいので、なかなかこの才能は気づきにくい上に、受け取りづらいっていうことになるんですよね。
よく「存在してるだけで価値がある」っていうふうな表現がありますけども、まさにそれを地でいくのがこの「姫様タイプ」っていうことになるんですね。
他にも、ブログで紹介したのは2つほどありまして。
そのうち1つを紹介すると、ハブ空港の「ハブ」ですね。
元は車輪の真ん中にある軸の部分で、ここからスポークが伸びてて、車輪があってという感じの、真ん中にある軸になる部分なんですけど。
この「ハブの才能」を持ってるっていう人もけっこういて。
これは、男の子に僕は多いなっていうふうに思うんですけども。
このハブの才能がある人は、すごくフレンドリーで、友達・知り合いが多いんですね。
どこに行っても友達を作る。
そして、すごく親しみやすいから、人気者でもあるし、みんなが彼を頼りにするっていうタイプなんですよね。
ところが、そういうタイプであるがゆえに、これといった特徴っていうか、これといった強みみたいな、「ハブ」っていうのは、ものすごく強みなんですけども、なんか人にとってわかりやすいような特徴っていうのを、残念ながらあまり持ち合わせてないっていうね。
そういう、ちょっと切ないというか、見方によっては悲しい才能があるんですね。
だから、周りの人が彼と張り合ったりとか、競争したりせず、心を開いて話をしたりとか、仲良くしたりということができる。
彼自身も、そんな競争心もないし、張り合わないしっていうことで、そこの関係がWin-Winになっていく。
ハブの才能を持っている人っていうのは、「人と人とをつなげる」っていう才能があって。
たとえば、なにかの件で困っている人が彼に相談すると、「それなら僕の友達にこんな人がいるよ」って。
「この人に聞いてみれば解決するんじゃない?」みたいな感じで、橋渡しをしてあげる。
このタイプも、実は無力感に襲われやすくて。
「紹介した人はすごいし、僕の周りにはすごい人がいっぱいいるんだけど、僕は全然すごくない特徴もない」って、「無価値だ」っていうふうに落ち込んでしまうなんていうこともあって。
これも、僕も今まで何人もの人にお会いしてきましたけど、たしかにすごい良いやつなんですよ。
だから、けっこう長い付き合いになることが多くて。
逆に言うと、顔が広いもんですから、なにかあったら彼に聞くと、その先のいろんな人を紹介してくれるみたいなことっていうのも実際あったり。
彼の方も、僕にいろんな人を引き合わせてくれたりっていうことをしてくれるんですよね。
そういう部分っていうのも、これはすごく才能で。
で、このタイプを持つ人っていうのは、結局さっきの「ハブ」っていうのは、車輪の中心になるでしょ。
「人間関係の中の軸に存在している」っていう、すごい強みがあって。
故に、彼が「なにかをしたい」っていうふうに言うと、周りの人がみんな応援するっていう仕組みがあるんです。
でも、なんか「自分がなにかしなければ」「何者かにならなければ」っていうふうに思ってしまうと、これは苦痛になってしまうということで、この辺わかりにくい才能の代表格の2つなんですけども。
もし、皆さん自身とか、皆さんの周りで同じような感じの人がいたら、「いや、あんたはどうもハブらしいよ」とか、まぁハブってちょっと日本語で言うと微妙ですけどね(笑)
「姫らしいよ」みたいなふうに教えてあげたり、自覚してみると、人生がガラッと変わるんじゃないでしょうか。
というお話でした。
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