大人になっても自分で自分の皮膚を傷つける癖が直らない!

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「自分の皮膚を傷つける癖が大人になっても直らないのですがどうしたらいいのでしょう?」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日3本目になりますけども。

さまざまなテーマでお届けしております、このチャンネルでございますけども。

今回は、「やめたいんだけどやめられない、自分を傷つける癖」っていうテーマでお届けしていきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。

今日もいただいたネタを元にブログを書いてるわけでございますけども。

今回の方は、思春期ぐらいから始まったのか、いつかはちょっとわからないんですけども。

かさぶたを引っかいたりとか、ニキビを潰したりとか、とくに腕とかデコルテとか、目に見えるところ、「外から見えるところの肌を傷つけてしまうっていう癖が治らないんです」っていうお話をネタとして投げていただきまして。

それに自分なりにお答えさせていただきました。

で、こういった行動っていうのは、他にもいろんな事例がありまして。

この爪のさかむけ(ささくれ)みたいなのを剥くとか、唇の皮を剥くとか、髪を抜くとか、ちょっと人によって「痛っ!」「いっ~・・・」っていう感じのことだったりするんですけども。

それが癖になってしまって、爪を噛むっていうのは、ちょっと似た症状なんですけども。

それが、大人になってもなかなかやめられないんですよねっていうお話でございます。

で、この話は、やっぱりケースバイケースであることは間違いないんですけども。

一般的に引っくるめると、一種の「自傷行為」ですね。

「自分で自分を傷つける行為」っていうことを言いますし、それから摂食障害、過食とか摂食障害とかにも、心理的には関係性があったりとかする現象だったりして。

けっこう深い心理になっていくことが多かったりするんですね。

で、その辺りのお話を今日はさせていただこうと思うんですけども。

まず、まぁまぁ詳しくはブログを読んでいただきたいなと思うんですが。

今日のケースの場合も、非常にストレスがかかる状況だったっていうことはやはり間違いなくて。

で、この自傷行為的な、自分で自分の肌を傷つけるようなことっていうのは、一種の本当に自傷行為なんですけども、ある部分で「ストレスの発散・はけ口」っていうことになりやすいんですね。

ちっちゃい子供が、壁にガンガンガンガン頭をぶつけたりとか、親が「どうしたの!?」みたいなこともそうだし、どもりなんかもそうですし。

子供時代の、子供時代っていうか、自分が今の状況に対して強いストレスがあった時に、それをわーって泣くとか、走り回るとかみたいな感じで解消できればいいんですけど、それができない環境で、「抑圧」っていうことが起こるんですね。

で、そうなった時に、「自分で自分を傷つけるっていうことによって、そのストレスを発散しようとする行動」っていうのに出るんですね。

これは人間だけじゃなくて、たとえばストレスを抱えた犬が、自分の肌をボロボロに傷つけるみたいなことっていうのも、ご存知の方いらっしゃるかもしれませんし。

大人になったとしても、違うかたちで自分を傷つけようとするっていうことも、けっこうあったりします。

で、それが過度のやっぱりストレスっていうところがかかってたっていうことで、今回のネタ元さんも、やはりお母さんとの関係で過干渉だったり、すごく世間体を気にしたりとか、厳しかったんだと思うんですけど。

それから、なによりも、「容姿を罵倒されたことがけっこう続いてた」みたいな感じの記述もありまして。

そうすると、思春期の女の子にとって、容姿を罵倒される。

しかも、お母さんからっていうのは、かなりのダメージを食らうことになりますよね。

しかも、本来甘えたい相手だったり、自分を受け止めて、1番の味方でいてほしいお母さんからっていうことは、先ほどのストレスを抱えた時のはけ口っていうのが、本当になくなってしまうわけですね。

そこで、お父さんに逃げられたらよかったのかもしれませんけども、まぁよくないか。

まぁまぁまだマシだったのかなと思うんですけど。

そのお父さんも、多分ちょっとそういう頼れる人じゃなかったっていうことなので、そのストレスを1人で抱え込むしかなくて、それで太りすぎてしまうというか、過食みたいなこともあるし、そういう自傷行為みたいなことに及んでしまったっていうことが、多分ルーツとしてあると思います。

今はお母さんと仲良くなったってことで、それはすごくよかったんですが。

ただ、その時のストレスがかかって、ストレスを解消したい自分のかさぶたを引っかくみたいなことっていうのが、癖になっちゃってるんですね。

たとえば、他の方が「あぁ、めちゃくちゃストレス抱えた。ちょっと友達に週末はいっぱいしゃべりたい!ねぇねぇ時間ない?いっぱいしゃべっていい!?」みたいな、そういうかたちでストレスを解消するっていうのは、いわば健康的なことかもしれませんけども。

同じようなレベルで、無意識のうちに自分の皮膚を傷つけてしまうっていうことになります。

しかもそれが、ちょっと見えるところに傷つけるっていうことは、ストレスの発散でもあると同時に、やっぱり「お母さんに優しくしてほしい」とか、「気づいてほしい、気遣ってほしい、大切にしてほしい、愛されたい」っていう気持ちの表れでもあるのかなと思います。

お母さんに容姿を罵倒されたっていういうことで、「自分ってこんなに醜いのよ」っていうことを、未だに証明しようとしてしまってるっていうふうな解釈というふうにも考えられます。

で、先ほど言いましたけど、自傷行為っていうのはある意味「慰み」になることがあるので、セクシャリティとのつながりっていうことも考えられるということで。

1つのネタなんですけど、さまざま方向性で見ていくことっていうのが可能だったりするんですね。

なので、本当にここから先は個別論ということになっていくんですけども。

目標というか、今後の方針としては、そのもともとストレスを抱えるようになった要因っていうことを、ちょっと解決しておきたいなっていうことで、今は仲良しなんですけども、かつてのお母さんとの関係だったり、その時の自分は相当自己嫌悪もキツかったと思いますので、「当時の自分を今の自分が愛してあげる」なんていうようなアプローチ。

抱きしめてあげるっていうような、もちろんイメージの中ですけどね。

そういったアプローチなんかも、すごく有効であったりするのかなと思います。

その頃のお母さんとの関係じゃなくて、学校ではどうだったんだろう?みたいな感じで、時間はもう経ってますけども、「その時溜めこんだ負の感情っていうのを、今解消していってあげる」っていうこともいいのかなというふうに思います。

やはりいろんな、ちょっと情報をもう少し聞きたいなと思っちゃうんですけども、もし趣味があったり、推しがいたりするっていうのも、ストレスの発散方法になりますし。

じゃあ自分はどういうかたちで、自分自身のストレスケアをしていったらいいのか?っていうことを考えるきっかけにしていただければなと。

で、こういった自傷行為というか、自分の嫌だと思ってるんだけど、肌を引っかいてしまうみたいなことって、「やめようと思っちゃいけない」んですね。

これ大事なことで。

やめようと思うと、要はその行為自体を否定してるっていうことになるので、その時点でストレス・自己否定になりますし。

やめようと思ってやめられなかったことに、また自分を強く否定してしまいますから、やめなきゃいけないって思うこともストレスになりますので、気がつけばやめられてるっていう状態を目指して、まずはそういった、「それを作ってる根っこのストレスの部分っていうところを解消していこう」っていう意識を持たれる方が本当はいいんですね。

で、そのために過去と向き合ったり、自分の喜びや楽しみとか、大きく言えば、「自分らしい生き方」っていうことになりますし。

たとえば、「女性性が傷ついてるよね」とか、「セクシャリティが抑圧されてるんじゃない?」みたいなところでのアプローチっていうのも可能だし。

だから、容姿に対してコンプレックスとか劣等感があるのであれば、それを解消していくっていうことも必要だし。

手は広いんですよね。

いろんなことができるんですけども、そうやって自分自身が快適にというか、心地よく過ごせるようになっていくために、まずは自分と向き合っていきましょうと。

そして、自分の状態を上げていく、良くしていく。

自己肯定感が変わっていくと、不思議なことに自然とそういった行為っていうのも治まっていくことが多いんですね。

で、こういった癖っていうのは、もう潜在意識の深いところから来るので、意識的にやってもなかなか届かない領域なんですよ。

なので、ちょっと専門家の手を借りながらっていうところもありますし、よりそういった方向性を、誰かと協力しながら進めていくっていうところも、大事なことでございますので。

今日は、ちょっと当てはまる方はもしかしたら少ないかもしれないんですけど、皆さんの周りにそういう方がいたら、ぜひ「そういった考え方、見方があるよ」っていうことを教えていただいてもいいかなと思います。

ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。

最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

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