きょうだいに劣等感を持ってると意外と問題が深くなる話。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「気合を入れた結婚式で夫が褒めてくれなかったことに愕然とする花嫁の心の中には妹への根深い劣等感があった、という話。」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は東京のカウンセリングルームの方に来ております。

外は曇りで、まもなく雨が降り出しそうという感じでございます。

朝大阪から来たんですけども、大阪はもう雨降ってましたね。

今日は皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は「兄弟の影響っていうのは意外とでかいんだぞ」っていうようなお話をさせていただきたいなと思っております。

よくカウンセリングとかで恋愛の話でも仕事の話でもお金の問題でも、それから人間関係等々のパターンについても、けっこう親子関係っていうのは扱うというか、意識されることが多いんですけども。

僕は兄弟もけっこう重要な問題というか、位置づけを占めてると思っておりまして。

それゆえに場合によってはお父さん・お母さんの関係よりも、お姉ちゃんとか妹との関係の方が影響がでかいよねなんていうお話っていうのをさせていただくんですね。

今日いただいたネタも、ブログの方に書かせてもらったネタを元にこちらでもお話してるんですけども。

そこでやっぱり今回は妹との関係っていうものが、けっこう影響出てるよねっていう話になってました。

よかったらブログの方も読んでいただけたらなというふうに思います。

今回の話をベースにお話しますので、皆さんも自分に当てはまるかな?と思いながら聞いていただければと思うんですけど。

妹に対してすごい劣等感がありますと。

で、なにをやっても妹の方が上、妹が勝ってるっていうふうに思ってきてるというお話だったんですね。

そうするとどういう状態が心に中に起こるかっていうのを今から解説していくんですが。

妹の方がたとえば可愛いとか綺麗とか、それから妹の方がなんでも上みたいなふうに思い込んでいる自分がいると。

仮にたとえば自分が周りの人から「可愛いね」とか「綺麗だね」っていうふうに言われても、素直に受け取れないですよね。

「だって妹の方が上だもん」と思います。

他にも具体的には書いていらっしゃらなかったからわからないですけど、たとえば勉強だったりとか周りの人にチヤホヤされる、愛されるだとか、それからキャラがすごく立ってる、面白いとか、いろんなそのキャラ的な部分においても、「妹の方が上」と思ってたら、どれだけ周りの人に評価されたり褒められたり実績を上げたりとかしても、やっぱり素直にそんな自分を認められないというか、受け止めることができなくなっちゃうんですよね。

そうするとこれが結局どこにつながるかっていうと、なにをやっても自信が持てない自分っていうのが出てくるわけです。

もちろんここに親がたとえば妹と比較して「あんたは・・・」みたいなふうにダメ出しをされたりとか、妹ばっかり可愛がって自分のことを可愛がってくれなかったパパがいるとか、そういった環境もすごく影響してきますけども。

要は妹に対してやっぱりなんらかの劣等感っていうのを持ってしまうと、どれだけ頑張ってもその思い込みっていうのが自分の中に染みついてるわけですね。

結果自分が褒められても、成果をあげても自信につながらず、むしろ逆にコンプレックスのようなものがより強まってしまうっていう悪循環に陥るわけですね。

今回いただいたネタにしても結婚式のお話だったんですけども、旦那が褒めてくれなかったと。

で、妹の方が可愛いみたいなふうに言われたと。

これはもちろんめちゃくちゃショックな話なんですけども。

仮に「いやあんたの方が綺麗だよ」みたいなふうに言ってくれたとしても、「いやいやほんまにそう思ってんの?絶対ちゃうやん。絶対妹の方が可愛いと思ってるでしょ」っていうふうに詰めていくのがわかりますかね?というところなんですね。

つまり長い間妹の方が上っていうふうに思っている、妹に対してコンプレックス・劣等感っていうものを持っていた分だけ、なにかとやっぱり自分の中で比較対象として妹が出てきて、それが上っていうふうに思うわけです。

しかも兄弟っていうのは付き合いがめちゃくちゃ長いわけです、当たり前ですけど。

付き合いが長いもんですから、そうするとその思い込みも何重にもわたって重ねられてるわけですね。

だからこれをやっぱり突破しようと思うと、自分で思ってる以上に葛藤っていうのは強くなりますねと。

で、実はこういったお話ってカウンセリング中ではやっぱりちょこちょこ出てきてて。

たとえば今日もブログの中で紹介させていただいたんですけど、逆にお姉ちゃんに対してすごい劣等感というかコンプレックスを持っていた妹のお話だったりとか、あとお兄ちゃんと比べられてすごいダメ出しをされたりとか、それから男の子だからっていうことでお兄ちゃんばっかり可愛がられてて無価値感が強くなっちゃった妹の話だったりとか、いろんなケースっていうのがやっぱりあるんですね。

子供の頃からそういう環境だし自分もそういうふうに思い込んできたので、どうしても今回のケースで言えば「妹には勝てない」っていうふうな、これもまた強い強い思い込みになってしまってるので、全然自信が持てなくなるんですね。

じゃあそういった状況をどうやって改善していけるのか?どういう意識、どういうマインドを持てばいいのか?っていうお話を今からさせていただくと、要は「他人軸」、このケースでは「妹軸」になってしまっていて、なんでも妹中心の方に捉えてしまうっていう自分の意識があるんですね。

だから「妹は妹だし、自分は自分だし」っていうことで、やっぱり線引きっていうことをしておかなきゃいけないっていうのが、やはり最初の意識の向け方かなっていうふうに思います。

妹は妹。

私は私。

というふうにですね。

で、これはけっこう抵抗がある人が意外と多くて、兄弟なのでなんか線引きをして距離をあけるっていうことに対して罪悪感みえたものを感じちゃう人がいるんですね。

ここが二番目のポイントになるんですけども、実はそうやって妹に対してすごい劣等感があったり競争意識が出てしまうっていう場合って、わかりやすく言うと妹のことが大好きなんですね。

感情として好きだとか可愛いと思ってるかっていうことよりも、自分の心の動きがまるですごく妹のことを大好きな人のように振る舞ってしまっているっていうことがポイントなんですね。

で、これは妹に対してなんでも意識を持っていかれてる状態。

それはクラスの中にいる気になる男の子がいて、なにかとチラチラその子の方を見てしまったりとか、その子の行動を目で追ってしまったりとか、その子のことをすごく知りたくなったりとかして、若干ストーカーみたいになっちゃうとか(笑)

そういうような意識みたいなもので、自分の中に常に「妹」っていう巨大な存在があって、その存在が自分自身っていうものを追い詰めるというか、常に目の上のたんこぶみたいに存在してるわけですね。

なのでそれはまるで、妹のことが大好きで大好きで可愛くてしょうがないお姉ちゃんが持つ気持ちにけっこう近いんですよ。

なので冗談めかしてっていう部分ではないんですけども、けっこうシスコンだよねなんていう話をさせてもらったりするわけですね。

そしてその二番目のポイントっていうのは、要は「妹のことが大好きなんだ」っていうことを受け入れるっていうことなんですね。

大好きだから意識しちゃうし、大好きだから競争しちゃうし、大好きだから云々かんぬんっていう、自分の行動に「好き」っていう気持ちが入ってるっていうところを、ちゃんとここは押さえておきたいポイントなんです。

これはけっこう重要なんですね。

こうして自分軸を確立して自分を取り戻そうっていうところと、妹大好きだよっていうふうに意識できると、これがネガティブな競争ではなくて「お互いを尊重し合える土台」っていうのができてきて。

要は「自分は自分、妹は妹」っていうふうに意識できるんですね。

要はこの目の上のたんこぶがちゃんと分離してる状態になるわけです。

そうすると妹の魅力・価値はそれはもう十分知ってますけども、それもわかると。

妹には妹の魅力があると。

でも私には私の魅力っていうのもあるし、いいところもあるよねと。

そして多くの場合、とくに姉妹とか男兄弟とかがそうなんですけど、タイプが違うっていうことです。

たとえばお姉ちゃんは綺麗系、妹は可愛い系みたいな感じね。

お姉ちゃんはしっかり者、妹は面白い系みたいな感じで、けっこう姉妹でキャラを分けることがあって。

なので逆に言うとお互いコンプレックスに感じやすいんですけども、それはそれでつまり妹には妹の魅力っていうのがあって、それはやっぱりすばらしいものであり、私にはタイプが違う、そうじゃない部分での魅力っていうのがあって、それはそれですばらしいよねっていうふうに意識できると、自己肯定感っていうのがグンと上がっていくと同時に自信を持てますし、それから人間関係っていうのも今までとは違う角度から見ていくことができるようになりますよっていうのが今日のお話でございました。

兄弟の案件ってけっこう根深いことが多いんですけども、今日の話も参考にしていただければ幸いです。

ということで、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?