それって手放せてるのかな?まだ執着が残ってるのかな?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「手放せてるとき~♪まだ手放せてないとき~♪~果たしてあのトラウマは癒されているのだろうか?あの恋への執着は手放せているのだろうか?~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、昨日大阪で、女性性とセクシャリティのグループセッションというのをやってまして、そちらでけっこう話題になった、「それって手放してるのかな?まだ手放せないのかな?」っていうテーマでお届けしたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録・フォローも、よかったらよろしくお願いします。
「執着を手放す」っていうのは、けっこう本でも、ブログでも、そしてYoutube・Voicyでも、そしてセミナー等々、非常に話題になる部分でございまして。
よくあるケースとしては、「元カレを手放せてないので、次の恋に進めない」「婚活しているけども、うまくいかないのは、手放せてない昔の彼がいる」から、みたいなふうな話として出てくるわけですね。
実際、もう先に進みたいというか、次の恋をしたいんだけども、忘れられない人がいるとしたら、やっぱりそこに後ろ髪を引かれるよねっていう話なんですけども。
もちろん、これってパートナーシップだけじゃなくて、仕事でも、友達関係でも、親子関係でも、さまざまなところに出てくる部分ですよね。
たとえば、転職活動をしていて、内定をもらったんだけども、どうしてもなんか前の仕事の失敗、今の会社の失敗というのを引きずって、チャレンジできなくて断っちゃった。
でもやっぱり、その断った方の会社にも申し訳ないんだけども、そこに執着してしまう自分もいれば、なんか昔の失敗に執着してしまう自分もいるみたいなこともそうですし。
それは、恋愛でもよくありますけどね。
なかなか、そういううまくいかないとか、思うように前に進めないっていう時は、「もしかしたら僕たちは、なにか・誰かに執着しているのかもしれない」っていうふうに考えるんですね。
少なくとも、「心の傷」っていうのが残っているということが言えるわけですね。
だから、そこを癒した方がいいよっていうふうに言います。
癒しとかっていう言葉、手放しって言葉が出てくるんですけども。
この辺は、今日の話では「似たようなもんだな」っていうふうに解釈してもらえば大丈夫ですので。
主に、「手放し」という言葉を使っていこうと思いますけども。
傷があって、忘れられないっていう、癒しが必要だっていうのも、同じようなニュアンスで聞いていただければと思います。
で、昨日もそういう「手放しワーク」っていうのを、2種類ぐらいそのグループセッション中でやってたんですけども。
こういうテーマはよくあるので、いろんなレベルの手放しワークっていうのがあって。
比較的ライトなものから、非常にヘビーなものまであるんですけども。
それは、その人それぞれに合わせて、そういうものを組み合わせたりとかして作っていくっていうのが、僕のカウンセリングスタイルなんですが。
執着って、「手放せているつもり」っていうことも、けっこうあるんですよね。
たとえば、5年前、5年前はどうでしょうね。
最近かな。
5年前の失恋を未だに引きずってるって、ちょっと自分がウザくないすか?みたいなところがあって。
しかも、その後に何人かお付き合いした人がいると。
つまり、元元カレのことをまだ執着しているっていうのは、やっぱりけっこう認めづらいところがあると思うんですよね。
で、もう大丈夫と思いたいし、次にも進みたいですし、幸せになりたいから、「そんな彼のことは忘れて、もうさっさと次行こうぜ」って感じ。
でも、「なんか引っかかるよね」っていうような、そういうケースっていうのも、実際あるんじゃないかと思いますし。
でも、実際多いのは、もうそれすらもない。
存在自体は忘れてるわけじゃないんだけども、そんな意識することがなくて、もう完全に忘れていると思い込んでるような場合ですね。
それで、カウンセリングをしてて、「棚卸し」っていうのをよくやるんですけども。
要するに、「今まで付き合った人たちを、全部ある程度を書き出してみましょう」みたいなワークをやるんですね。
そうすると、「なんかちょっとモヤッとする」とか、「イラッとする人がいたんですけど」みたいなふうに出てきて、「あぁ、もう5年も前なのに、まだ忘れられてないのかなぁ」みたいな。
これだけ聞くとショックなんですけども、そういうことに気づくことがよくあります。
で、もちろん恋愛に関する執着の話にしても、その彼そのものに執着している場合もあるんですけど。
その恋、その恋愛そのものに執着しているなんていう場合もやっぱりあって。
ここは見分けないといけないんですよね。
だから、「別にその彼とやり直したいとは思わないんだけど」っていうようなケースでも、やっぱり引きずっているっていうことはよくあるんですよ。
また、けっこう前向きな人もそうなんですけども、プライドが高かったりとか、頭で考えるとか、すごく自立的な人って、ネガティブな感情っていうのはちょっと蓋をしたい気持ちって強いんですね。
なんなら隠しておきたいと。
見ないようにしたいと。
だから、いわば悪い点数をとったテストが、お母ちゃんに見つかったら怒られるから、ちょっと押し入れの中に隠しておこうみたいな感じで、押し入れの中に隠しますと。
で、はじめの頃は、押し入れに隠してるからドキドキしてるんだけど、だんだん忘れるじゃないですか。
そうすると、押し入れに隠したことすら忘れていく。
でも、なくなったわけじゃないんですよ。
隠してるだけなので、「こんなもん出てきた」みたいなふうに気づくってことはよくあると思うんですよ。
だから、それと同じで、見ないようにする、蓋をするっていうことはできるんだけども、それって別になくなってるわけじゃないですよ。
感情も同じなんですよ。
なくなっているわけじゃなくて、しっかりと存在しているっていうこと。
なんなら、押し入れに隠したテストが、そんな影響するか?っていうと、まぁそんなほどでもないかもしれませんけども。
こういった「感情」で隠したものっていうのは、さまざまな影響っていうのを与えることが大きくて。
だからこそ、棚卸しとか、過去を振り返って、トラウマになっていることがないか?っていうのを、僕たちは探していくわけですね。
で、そういう中で、やっぱり執着が残っているとか、まだ傷が残っているっていう人・出来事の場合って、気分がスッキリしないんですよ。
モヤモヤする、イラッとする、なんかすごくやっぱり恨みつらみが出てくる、悲しい、寂しい、罪悪感を感じる。
いろんな、そういった「ネガティブな感情」っていうのが湧き上がってくるっていうことが、まだ傷がある証拠ですし、執着が残っている証拠っていうふうに言えるわけです。
この執着が手放せている状態っていうのは、どんな状態か?っていうと、たとえば人だったら、心からその人に「幸せになってほしいな」と思うし、幸せになったって聞いたら「嬉しい」って、「あぁ、よかった」って思えるし、ホッとするだろうしっていう、「ポジティブな感情・反応」って出てくるんですよね。
たとえば、中学・高校時代が楽しかったケースね。
暗黒時代じゃなくて、楽しかった場合って、今から思い出すと、なんか甘酸っぱいような、懐かしいような、なんかちょっとニヤッとしちゃうような、そういう気持ちになると思うんですけども。
手放せている状態って、そういう気持ちになれるし。
それから、すごく辛いこと、嫌なことがあったとしても、感謝ができる状態になってるんですね。
「いろいろあったし、問題もあったし、すごく今となっては嫌な奴だなと思うんだけども、でもそのおかげで今の自分があると思えば、その彼にも感謝だな」みたいなふうに思える。
こういったポジティブな反応が出ているという時は、手放しが完了してるっていうふうに見ていいんですね。
逆に、さっきのようにネガティブな感情がある場合というのは、「まだ傷ついている自分がいて、手放しきれてない自分がいるんだな」っていうふうに見てあげるといいんですね。
なので、そうやって自分自身が過去を振り返っていった時に、モヤッとするとか、なんか嫌な感情がする場合っていうのは、傷が残っているとか、執着がまだあるっていうふうに見て、そこと向き合ってみると、今の生活というか、今の人生が好転していくということは、意外によくあることなんですよ。
僕らのやってることって、案外そういうことなんですけど。なんにおいてもね。
で、執着を手放すっていうことに関しても、やっぱりちょっと勇気を出して振り返ってみる必要があるわけです。
さっきも「元元カレのことをまだ引きずってるなんて・・・」っていう話をしましたけど、これって全然珍しくなくて。
心っていうのは、時間の観念っていうのがないもんですから、5年前だろうが、3日前だろうが、あんまり時間関係なく、嫌なものは嫌、ムカつくものはムカつくっていうことなんですね。
で、たとえば5年間、その人のことを許せずに怒りを持ち続けてたとしたら、5年間怒り続けてる自分がいるっていうことになりますから、それってやっぱり精神的に相当負担になってるんですよね。
なのに、そこをまた蓋をしようとして、見ないようにしようとするっていうことは、心の健康にとってもあんまりいいことじゃないんじゃないかなっていうふうにも言えますし。
そういう経験があると、たとえばその人とやり直したいなんて思わないんだけども、男の人を見ると不信感を持ってしまうとか、うまくいくと思えないとか。
あるいは、また裏切られるんじゃないかっていうふうに思ってしまって、不安になるとか。
そうやって、「影響」っていうのが残ってるので、その影響を取りたいっていうのが、僕たちのやりたいことなんですよね。
だから、そうやって過去を振り返っていって、モヤッてするところがあったら、その気持ちを書き出してみましょう。
あるいは、概要欄でも、ブログでも紹介してますけども、そういった本であったりとか、動画とかもありますので、そういうのを見ながら、少しでも手放しの方向に進んでいきましょうということで、心がけっこう軽くなっていくんですね。
そうすると、希望が持てるようになったり、前向きに考えられるなったりとか、出会いそのものが変わるなんていうこともけっこうよくあるんですよ、手放すとね。
なので、もしうまくいかないことがあったら、ちょっとそうやって過去を振り返ってみて、心の中を探ってみるのもいいかもしれませんね、というのが今日のお話でございました。
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