コミュニケーションは言葉よりも感情が大事。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「自分の欠点を指摘してくる人とそれに反応してしまう自分の心理~コミュニケーションは「言葉」よりも「感情」の影響の方が大きい~」
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どうもこんばんは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで今日はとても天気の良い東京でございますけども。あったかくてですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ということで今日は、「コミュニケーションというのは感情なんだよ」っていう、人によっても当たり前って感じてるかもしれませんけども、そんなお話をさせていただきたいと思います。
けっこうパートナーシップでもお仕事でもそうですけども、言葉っていうもののやりとり、コミュニケーションっていうと言葉だけでなくて表情だったり、ボディーランゲージだったり、その人の雰囲気だったりっていうところがやっぱり大きいんですけども、声のトーンとかもそうですよね。
そういう時にやっぱりコミュニケーションっていうのは、「感情」っていうのがすごく重要なんだよっていうところのお話をさせていただきたいなと思っております。
で、感情っていうと自分の今の気分ですね。
自分の今の状態であったりとか、相手に対して自分が思っていること、感情だったりっていうところがコミュニケーションは非常に影響があって。
たとえばブログでも今日書かせていただいたんですけども、上司と部下の関係を取ってみると、上司が部下に「ちょっとこれやっといてくんない?」っていうふうな仕事をお願いしました、頼み事をしましたと。
そして部下が「あ、わかりました。了解しました」みたいな感じでその仕事を自分がやるという関係。
こんなことはもう日常的にあちこちであるかと思うんですが。
その時に、この字面だけで見ると「これやってくれない?」っていうところと「了解しました」の言葉だけのやりとりなんですけども。
これが場合によっては大喧嘩に発展することだってあるわけですよね。
皆さんも経験、もしくは目撃したことがあると思いますし、今これはけっこうわかりやすくするために仕事のことを例に挙げてるんですけど、これが親子だったりとか、夫婦・恋人同士だったりとかすると、もっと複雑に実はなってくるっていうお話なんですね。
上司が仕事を部下に頼む、それを引き受ける・了解するっていう単純なこのやりとりでも、たとえば上司の機嫌が悪かったとすると。
そうするとイライラしながら部下に対して「これやっといてくれ」って言うんですけども、その時って多分「おい、ちょっとこれやってよ(イライラ)」「やんなよ(イライラ)」みたいな感じのテンションっていうか、声の調子っていうようになると思うんですね。
言葉だけ見ればご機嫌で「これやっといて♪」っていうのと、「これやっといて(イライラ)」っていうのは、言葉だけ見ると同じなんですけど、当然聞く側っていうか、周りの人たちもそうですけど聞く側のテンションっていうのが違いますよね。
そうすると不機嫌そうに「あ、お前これやっといてや」みたいな感じで仕事を渡されたとすると、部下からすると「え、なんでそんな言い方をされなきゃいけないですか」というふうにしてちょっとやっぱりイラッとすると。
つまり言葉としては仕事の依頼なんですけども、そこに感情が乗っかってるんです。
イライラしてる上司の感情が乗っかってるから、部下からするとそのイライラがやってくるんですね。感情だけで見ると。
だからそうするとイライラしてる上司に対して、部下がイライラして反応するっていうことになるんですよ。
それが上司もイライラしてるし、部下もイライラしたりするんですよ。
部下もそれぞれになにか別に嫌なことあったりするかもしれないし、あるいはお互いにあまりいい印象を持っていない、ネガティブなイメージで相手を見てるとすると、「これやっといてよ」みたいな感じでちょっとイラっとして言われると。
その言葉に今までの蓄積もあるし自分の機嫌の部分もあるので、「あ゛ぁ?」みたいな、「なんでやんなきゃいけねぇんだよ」みたいな感じになると。
そうすると上司は当然そのイライラを自分も投げたわけですけど、向こうからさらなるイライラが返ってきたのでそこで自分もさらにイライラして、「お前そんなこと言うことねえだろ」みたいな感じになって喧嘩になっていくわけですね。
仕事で「これやって」「了解しました」、このやりとりのはずが大喧嘩に発展するということが、ここでめちゃくちゃよくあるんですよ。
だから当然恋人とか親子とか、職場でも長いこと一緒に仕事してる間になったら起こりうるんですけども、本当にだいたい些細なことから大きなことになっちゃうって、もうみんな経験してると思うんですけど。
これはそれぞれの感情なんですよね。
で、この感情っていうのは「今の気分」っていうのもあるし、相手に対しての「印象・思い」っていうのもあるし、それからよくあるのは相手に対して「感情を溜めちゃってる」っていう場合もあるんですね。
さらには「八つ当たり」みたいな、他のところで出たイライラをこっちにぶつけるっていう、これはもうとばっちりもいいところですけども。
というようなこともやっぱりあるんですけども。
そうやってイライラしていたりとか、それまで我慢してたものがなにかの瞬間にピシッて、ボーンって爆発しまうってことがよくあるじゃないですか。
というふうになってくると、けっこうこの問題っていうのが複雑化するんです。
だからなんか「些細なことだったのに」ってみんな思うんですけども、今日の話で言えば、上司が部下に仕事を頼む、仕事を依頼するってこれだけのことなんですけども、そういった感情っていうのが言葉・コミュニケーションには乗っかってくるので、その感情のやりとりで問題が勃発するというか爆発するっていうことがあるわけです。
逆に上司がすごいご機嫌で、「ちょっと〇〇ちゃん、これやっておいてくれない♪?」みたいな感じで明るく軽く頼んだりすると。
そうすると、それまでちょっと不機嫌だった部下がそういうふうに明るく言われると、明るいご機嫌なエネルギーが部下に届くわけですよ。
そうするとそれまでイライラしてたんですけど、場合によってはその明るさに感化されて、そのご機嫌が直っちゃう、「あ、わかりました!やっておきます」みたいな感じで、気分が急にパンッて変わるっていうことも皆さん思い当たるところがあるんじゃないかなと思います。
つまり、上司がご機嫌で部下に仕事を投げた時のエネルギーですね。
エネルギーって呼んでるんですけど、感情がポジティブになった上に、場合によっては部下のイライラした気分をボーンと飛ばしてしまう。
で、ご機嫌を直させてしまうなんていうこともあるんですね。
それが逆の場合もありますよね。
部下が超ご機嫌なんです。
今日めっちゃいいことあったとか、今日の夜は久々のデートでめっちゃテンション高いみたいな感じでニコニコしてたりする。
で、上司が「〇〇ちゃん、ちょっとこれやっといてくんない?」みたいな感じでイライラしてる状態なんですけど、「はーい!わかりました!やっておきます♪」みたいな感じで明るく返事をすると、「お、おう、よろしく頼むな」って上司の機嫌を直してしまうっていうような機能もあったりするんですよね。
それはイライラを送ったんだけど、部下が自分があまりにご機嫌だからそのイライラに影響されなくて、むしろポジティブなエネルギー・感情を上司に返したところ、上司のイライラが飛んでいったっていうようなことですね。
ということも実際によく起こり得るわけです。
だから僕らは単純に言葉のやりとりだけをしてるようにコミュニケーションって捉えがちなんですけども、実は感情のやりとりっていうのが、自分が想像してる以上に数多く起きてるわけです。
だから皆さんも人から言われた時に、「その言い方はないんじゃない?」っていうふうに思うこともあると思うんですけど、これも自分の気分によっては嫌な言い方をされても気にならない時もあれば、嫌な言い方をされるとそれがすごくこたえる場合、これは結局自分の気分の状態っていうところに影響されるんですね。
なので、人との関係はコミュニケーションで成り立ってるというか、コミュニケーションをすごく重視していくわけですけど、その時にやっぱり「自分の状態」、相手の状態も重要なんですけど、自分の心の状態っていうのがすごく大切になってくるわけです。
だからさっきも話したように自分のご機嫌がよければ、相手の不機嫌さっていうものを受け付けないっていう、跳ね返すっていうことも可能になっていきますし、自分が不機嫌だったりとか、すごく心の中に溜めてる思いなんかがあったりすると過剰に反応してしまったり、被害妄想になってしまったりとか、そこからイライラが爆発して大喧嘩になってしまうっていうことが言えるわけですね。
なので「自分の心をいかにご機嫌よく保っておくか」、これがめちゃくちゃ重要なポイントっていうことになるんですね。
だからよくあちこちでお話をしてることでもありますけど、「自分のご機嫌取りっていうのを上手になりましょうね」と。
自分の機嫌を自分で上手にとれるようになりましょうねっていうことを、かねがね提案してるわけですよね。
それは自分が気分のいい方向を常に選択するとか、自分の気分がよくなる方法に自分の足を進めるとか、自分が笑顔になれるようなこと・自分がワクワク・楽しい気分になるようなことっていうのを意図的に選択していく。
で、自分の気分っていうのを自分でよくしておくっていう習慣ですね。
この習慣っていうのをつけてみると、これをきっかけに大きく変わっていくわけですね。
で、そのためにはいろいろ仕組み的にはあって、溜め込んでる気持ち、ネガティブな気持ちをたくさん溜め込んでたら難しいので、やっぱり「心の整理整頓」ってやっぱり大事だよねとか。
それからやっぱりそういう意味では「自己肯定感」っていうこともすごく大事だよねっていうことで。
自分のご機嫌をとっておく、とる習慣をつける、心の整理整頓を心がける。
そして自己肯定感、これ大事だぞと。
この三つのポイントっていうのを押さえていただければなという今日のお話でございました。
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