こじれた人間関係を修復するための3つのアイテム。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「心理的距離が近い関係ほど揉めるとこじれやすいものですよね~関係性改善のための「許し」と「信頼」~」
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どうもこんばんは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今日はカウンセリングをしていても、セミナー等々でもけっこうよくあるテーマでございまして。
しかもかなり我々の生活といいますか、人生に大きな影響を与えるような、そんなお話をちょっとさせていただきたいと思っておりますので、よかったら最後までお聞きください。
今日もブログの方にいただいて、それにお答えするかたちで書かせていただきまして、それを元にこちらでもお話をさせていただこうという算段でございますけども。
いただいたネタは、お兄ちゃんとの関係がこじれてしまった妹さんからの相談というか、リクエストだったんですけども。兄弟ですよね。
似たような話は夫婦であったり、親子であったりとか、とくに近い距離で非常によく起こりがちな問題なんですよね。
一度距離が近いだけに、なにかちょっとしたことで揉めた時に、それがすぐに解消されればいいんだけども、なんかでこじれ始めるとどんどんどんどん雪だるま式に訳わかんなくなっちゃって、大問題になってしまうっていうことがよくあったりします。
兄弟とか親子であれば、なんかもう絶縁のような感じになっていたり。
今日の話もそうですけど。
夫婦だったら些細ないざこざから離婚問題に発展したりみたいなね。
そういうところにいくような、そんなお話っていうのはカウンセラーをしてると本当によく出会うんですよね。
で、距離のある、たとえば職場の人であったりとか、友達関係だったりとかであっても、同じようにこじれてややこしくなることっていうのはたくさんあるんですけども。
やっぱりそれがいわゆる家族といわれるような距離感の、近い距離感になってくると、お互いに与える影響が大きかったり利害関係だったりとか、それから長年積み上げてきた関係性っていうのがあるので、一度揉め始めると止めどなく話が膨らんでいくみたいなことになったりとか。
今日の方のように「二度と家の敷居をまたぐな!」じゃないですけども、音信不通にされてしまったりとか。
夫婦問題で言えば、それが本当に離婚するの・しないのっていうふうな問題なったりとかっていうふうになって、大ごとになることっていうのが多いんですよね。
やっぱり近い距離っていうのはそれだけ感情的になりやすい。
僕たちの感情っていうのは、距離が近づけば近づくほど動きやすいっていう傾向があって、他人に対してはそんなに怒らないようなことも、近親者であればめちゃくちゃイラッとしてしまったりとかね。
全然知らん人のこと・状況に対しては嫉妬しないんだけども、身近な人のことについてはすごく嫉妬して劣等感を感じちゃうみたいなことっていうのもよくあるわけですよね。
で、そうなった時に、その関係性っていうものを修復していく、どうしたらその関係が元に戻るか?というよりも、「またいい関係が築けるようになるのか?」っていうことについては、やっぱり非常に重要なテーマで、今日はそんなお話をさせていただきたいんですけども。
そこではいろんな、それぞれがやっぱり感情的なものの積み上げっていうものがあるんですよ。
自分としては仲がよかったつもりなんだけども、相手が自分に対してなんらかの劣等感だったりとか、嫉妬心だったりとか、怒りだったりとか、罪悪感というのを持っていたりする場合っていうのも多いですし。
お互いにそういった感情を持ち合っていて、大切な存在だし、好きだし、大事にしたいんだけども、でもそういったネガティブな思いっていうのが未消化のまま自分の中に残ってしまって、たとえば素直に謝ることができなかったりとか、自分から近づくような、たとえばお兄ちゃんのプライドみたいなのがあったりとか、親だからとか、男だから・女だからみたいな理由で、距離を縮めるっていうことに抵抗があったりとか。
逆にこういう時によくありがちなのは、「相手が悪いんだから、相手が謝ってきたらまぁまぁ許してあげてもいいよ」的な感じの、いわゆる先手と後手でいうところの後手側の対応に回るっていうこともすごく多いんですよね。
だから関係性を修復したいんだけども、自分からは近づけなくて、向こうから近づいてもらいたいなんていうニーズっていうところが出てきて、それをさらに理論的に正当化してしまうと、関係っていうのはこじれたまま全く動かないっていうことになるんですね。
で、カウンセリングの中では、どっちが悪いの?どっちがいいの?っていう議論というのはあまりしないんですよ。
だから旦那が悪いからとか、お兄ちゃんが悪いからって言って、責めることは責めるんだけども、じゃあその責め立てたところで関係ってよくなるの?っていうと、実は悪化することはあったり平行線になることはあっても、それでじゃあ向こうが「じゃあ俺が悪かったよ」って頭下げてくれて、「じゃあ私もそれを受け入れて、関係を修復していきましょう」みたいな感じっていうのはちょっと難しいんですよ、実はね。
でもみんなこういうことをやってしまうわけですよね。
「どっちが正しいの?どっちが間違ってる?」
「間違ってるあんたが謝んなさいよ。修正しなさいよ。訂正しなさいよ」みたいな感じになると。
そうするとお兄ちゃんと妹の関係でも、夫婦関係でも、親子関係でも、どっちかが勝ちでどっちかが負けっていう勝ち負けになっちゃうんですね。
で、勝ち負けになってしまうと、勝った方は気分がいいわけですけど、負けた方っていうのは最悪な気分ですから、そこで買った方と仲良くしますか?っていうとそんな気にはとてもなれずに、むしろ距離を置いていこうっていうふうにしたりもします。
もちろんそこに罪悪感っていう感情があればまたややこしい話になったりとか、そこにいろんな積年の恨みつらみみたいなものがあったら、それが一気にボーンと爆発しまったりと。
もちろん個別ないろんな状況があるんですけども。
もしあなたが解決をしたいと、関係を修復したいということであれば、「自分から心を開く」っていうことがなによりも重要だっていうことを覚えておいて欲しいんです。
プライドもある、痛みもある、怒りもある、罪悪感もある、いろんな感情がある中で、でも関係を修復したいっていうことであれば、相手の出方を待つ受け身な、後手な対応ではなくて、やはり自分から近づく、自分からハート開くっていうことがすごい大事なんですよと。
これは覚えておいていただきたいな。
なんぼ相手が悪くても、ですね。
なので、関係を改善したいと。
修復して仲良くしたいって思った人の方が、先手というか、主体的に動くっていうことがまずは基本になるんですね。
ただその主体的に動くっていうのは、いきなり相手に対して関係性を修復をせまるみたいなことっていっても、自分の中にそういったわだかまりがあったら素直になれないわけですよ。
関係をよくしたいと思って近づいたら、またイラッてしてしまってケンカになっちゃったりすることもあるわけです。
だから一発目になにが大事かっていうと、関係性を修復するために「相手を許す」っていうことがすごい大事なんですよ。
自分がなにかした場合でも、相手がなにかした場合でも、ここは50/50(フィフティフィフティ)で喧嘩両成敗って見方を実はするので、悪かった・悪くなかったにかかわらず、まずは相手を許そうとすること。
許しっていうのは、シンプルに言えば「感謝ができる」っていうことです。
相手のいいところが見えるっていうことなんですね。
悪いところもあるし、嫌なところもあるんだけども、でも結局相手のことが好きなんだよねっていう、そのポジティブな感情というのを認めていくっていうことを許しというふうに思っていただいてもいいと思います。
だからそのためにはネガティブな感情をお恨み帳に吐き出したりとか、人に聞いてもらったり、それこそカウンセリングを受けたりとかっていうような作業が必要かもしれません。
もちろん心を許してない人にハートの中を開けないですから、だからこそ「許してハートを開く」っていうことがすごく大事になってきます。
これが一つ目のポイントなんですね。
で、この許しっていう作業をある程度進めていったところで、一対一で解決するかなっていうところがポイントになります。
たとえば親戚のおっちゃんだったりとか、仲人さん・友達だったりとか、共通の知り合いとかに、第三者に入ってもらう。
ここにカウンセラーとかが入るケースももちろんあるんですけども。
第三者の援助を持って関係を修復していくっていうことは、すごく有効な手段かなっていうふうに思います。
そしてもう一つの見方としては、これも大事なんですが、「信頼する」っていうことなんですね。
許し、そして誰かのサポートを受ける、そしてもう一つは自分が相手を信頼する。
それはその人との長い関係の中で培ってきたものだし、相手の性格とか、考え方・価値観とか、生き方とか、いわゆる長所という部分ね。
相手の長所という部分を見て、「相手が信頼に足る人物である」ということを、やはり自分で自覚する必要があります。
そこでは相手を信頼するだけはなくて、お互いの関係性、今までの関係性を信頼する、自分も信頼する、この辺も入ってくるんですけども。
こうして感謝して、助けを求めて、信頼をしていくっていうところで、こじれた関係性というのをほぐしていくっていうことも可能なんじゃないかなと思っております。
ということで、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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