友達の幸せを素直に喜べない。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「友達の幸せを素直に喜んであげられるようになるには?」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、爽やかな朝に珍しく収録しておりますけども。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
出勤の最中の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ということで、今日は「友達の幸せって素直に喜んであげられますか?」っていうテーマでお届けしたいと思います。
人によってはちょっと嫌なお話かもしれませんけども、嫉妬についてのお話ですので、よかったら最後までお聞きください。
そして、フォローとかチャンネル登録もよかったらお願いします。
カウンセリングの中でも、けっこうよくこんなご相談をいだくことがあるんですよね。
友達の結婚が決まったとか、同期の人が出世が決まったとか、あるいは今まで仲良かった友達がとか、同期の人が会社を起業しましたとか、家を買いましたみたいな、車を新しいのに変えてましたみたいな時に、素直に「おぉ!良かったやん。おめでとう」みたいなふうに思えるかどうか、言えるかどうかっていう。
言える人はけっこういますけども、心から喜んであげられるかっていうと、ちょっと微妙っす・・・みたいなテーマでございます。
友達がたとえば婚活を頑張ってて、結婚が決まって、「おめでとう!」って言ってあげたいんだけども、なんか素直に喜べなくて、複雑な気分なんですみたいな、そういうご相談っていうのはよくいただくんでございますけども。
そこにどんな気持ちがあるのか?どんな感情があるのか?っていうところを、いつも見ていくわけですけども。
いわゆる「嫉妬」っていうのが出てきてしまうと。
そして、結婚がとか、出世したとか、家を買ったとかっていうだけじゃなくて、けっこう自分の痛みに直撃してしまって、喜べないどころか、むしろもうムカついちゃうんですみたいな、そういうお話っていうのもよく出てきたりします。
これはいい人というか、優しい人というか、友達思いの人だからこそ思ってしまうことかもしれないので、だからそういう話を聞くと、「いや、あんたはいい人だね」みたいなことをお伝えすることが多いんですけど、当然ご本人は「は?」みたいな感じで、なかなか受け取れないんですけど(笑)
でも本当にそんなふうに友達の幸せを喜んであげたいっていうのって、めちゃくちゃいい人で、優しい人だと思うんですよ。いい意味でね。
だから、その部分はちょっと一旦受け止めていただきたいなと思う次第でございます。
で、なんで喜べないのか?って言うと、要するに自分が欲しいとか、自分が望んでるものを先越されたとか。
要は自分も結婚をしたくて一応婚活をやってるとか、やってなくても結婚したいっていう気持ちがあって、でもその友達に先起こされたっていう場合。
これは一種の競争心みたいなものが実はあったっていうことだし、自分が欲しいものを自分より先に手に入れられたらやっぱり悔しいですよね。
っていうような、そんな気持ちがあったりとか。
それから、自分の中に劣等感がある。
結婚したいんだけど、なんか私無理だよねとか、出世したいんだけど、自分なんてとてもそんな実力ないよねっていう、自己否定的な感情がやっぱりあった場合っていうのは、友達の幸せっていうのに対して嫉妬しちゃうっていうことも出てくるでしょうと。
それからけっこうあるのは、たとえば自分なんて結婚したいなんて思ったことなかったんだけども、でも友達から結婚が決まったよってニュースを聞いた時に、なんかすごい複雑な気持ちになったんだよね、なんていうケースもあると思います。
本当は心の奥底というか、心の深い部分では、結婚したい自分がいたのかもしれないんだけども、それを素直に自分で気づくことができなかった。
いらないと思ってたけど、本当は欲しかったみたいな時にも、こういった気持ちって動くかなと思います。
あと、自分のトラウマと直結してるような場合っていうのもあって。
たとえば今のここまでの話で、結婚でいうと、自分は結婚してない。
で、友達が先に結婚決まったっていう話なんですけど、たとえば自分が結婚してた、あるいはバツイチでとか、今実際結婚してるんだけども、友達の幸せ・結婚のニュースを喜んであげられないっていう場合もあって。
これはどっちかって言うと、結婚した経験があるんだけども、それがすごく辛い時代だった、嫌な感じだったと。
そう思った時に、これから幸せになっていくとか、幸せそうにしてる友達に対して嫉妬しちゃうなんていう場合もあったりします。
嫉妬っていうのは、前にもこちらでお話したと思いますけども、うらましいとかいいなとか、おめでとうとかっていうポジティブな気持ちに、実はネガティブな感情、無価値感とか、劣等感とか、競争心とか、怖れ、不安、怒りとか、いろんなそういったネガティブな感情がくっついて、「嫉妬心」っていうのになるんですよっていう話をしましたけども。
そこに、ここでも出てきてますけども、結婚でも出世でも、家を買ったでもなんでもいいんですけども、自分が素直に喜んであげられないなっていうことに関しては、やっぱりネガティブな感情っていうのが動いてくると。
それによって、自分が喜んであげたいのに喜んであげられないっていうような心理状態になってるって考えるわけですね。
で、これを本質的に癒していく、なくしていくっていうためには、「ネガティブな感情自体を癒していく」っていうことが必要なんですよね。
無価値感が強いとか、劣等感、競争心が強いっていうことであれば、どこからその感情が来たんだろうね?なんていうふうに見ていって、その感情、一種のルーツを探っていくなんていうことをやって、その関係性のトラウマを癒していくっていうことをやるわけですけども。
それは正直言うと1人でやるのはなかなか難しくて、それこそカウンセリングだったりとか、そういうグループセラピーとか、そういう専門的な場を使っていただくことが望ましいんですけども。
「自己肯定感」という考え方、あり方、やり方を使っても、ある程度まではそういったネガティブな感情を癒して、幸せを喜んであげられるようになっていくっていうことは可能だったりします。
で、今日はそっちの話をさせてもらうんですけども、自分自身のたとえば結婚したいっていう気持ちに対して、どんな気持ちがあるのかな?って見ていくんですね。
劣等感、競争心があるとか、無価値感があるとか、全然自信がないとか、自分はこれだけ頑張ってるのに全然うまくいかないっていう、そういう虚しさのようなものとか、悔しさのようなものがあったりとかっていうふうに、自分の感情を見ていきましょうよと。
で、その時に、これはちょこちょこいろんなところでお話してるんですけども、自分のその気持ちっていうのに対して、「2次災害」と僕は呼んでるんですけど、惨めな気持ちとか劣等感を感じている自分に対してバッシングを行う、強い自己否定を覆いかぶせるようなことをするっていうことを、ついついやっちゃうところもあるんですね。
これがけっこう痛みを増幅させるっていうことになって、嫉妬も大きくしちゃうんですけども。
ここでのポイントっていうのは、そうやって感じてる自分をちょっと引いて、「俯瞰的に見る、客観的に見る」っていう意識を持つっていうことなんですよ。
それはなにかって言うと、「自分の心を観察する」っていうようなイメージですね。
だからその時におすすめしてるのが、実況中継をしてみましょうと。
「あぁ、なんか今自分は劣等感を感じてるみたいです。なんかすごく惨めで虚しくなって、悔しいっていう気持ちでいっぱいになってるみたいですね」みたいな感じで、アナウンサーになったような気分で自分の気持ちを客観視していく、俯瞰していくっていうことなんですね。
で、それに対して、要は批判したり攻撃したりっていうことをなんとか止めたいわけですよ。
劣等感があるっていうことについてよりも、劣等感を感じて自分を攻撃してるっていう方が、僕らは痛みが強くなるというか、その攻撃によってまた傷を広げてしまうわけですから。
じゃあまずその自己嫌悪・自己攻撃をやめましょうというところで、俯瞰して見ていくんですね。
「あぁ、劣等感を感じてるな。自分じゃダメだと思ってるな。そんな自分が情けないと思ってるな」みたいなふうに、自分の心を観察していく。
そうすることによって、自分の気持ちっていうのを受け入れやすくなっていくのと同時に、できればですけど、自分の心を観察するのを、自分の心じゃなくて友達の話・友達の心みたいなふうに見ていくと、より受け入れやすくなっていくんですね。
で、そうやって自分の心を受容していく、受け入れていくっていうことができれば、客観的に自分を見れてますから「劣等感を感じてるんだね」とか、「無価値感を感じてるんだよね。辛いよね」とか、「しんどいよね」って。
友達の話にはそういうふうに接してあげるでしょ?
「そっかそっか」って言いながら受け入れてあげるんでしょ?
っていうことを自分自身に対してやってあげると、このネガティブな感情の影響を受けにくくなるんですね。
そうすると、「うらましい」っていう気持ち、「いいな」っていう気持ちに素直にもなれるので、友達の幸せっていうのを喜んであげられるようになっていきますよねっていうのが、今日のお話でございました。
ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。
根本でした。
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