「時間」という観念から抜け出す方法
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「「時間という観念」から自由になって人間らしさを取り戻すには?~時間に追われるのは時間に対して他人軸になっているから~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日は、グループセッションのために、大阪・西田の方に来ております。
だいぶ涼しくなりましたね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「時間の観念」というお話をさせていただきたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録とかフォローとかも、シェアなんかもよかったらよろしくお願いします。
で、時間っていうのは、僕たちはなんか1つの指標として普段使ってるものなんですけども。
時間に縛られるとか、時間に追われるとかっていうような経験をよくしてないでしょうか?
僕もけっこうそういう気があるので、他人事じゃないんですけども。
時間っていうのは、1つの「観念・思い込み」っていうふうに言われるっていうお話から進めたいと思います。
時間っていうのは、なんか絶対的なものに思えるんですけども。
たとえば、身長が何センチとか、体重何キロとかね。
それから、砂糖を小さじ3つとか、そういった感覚との指標・基準になるものなんですけども。
実はそんな絶対的なものではないっていうところなんですね。
たとえばですけども、退屈な会議に出なきゃいけないと。
そうすると、そこで感じる1時間っていうのと、友達とおしゃべりしてる時の1時間、同じ1時間なんですけど、全然長さが違うと思いませんか?と。
つまり、時間っていうのは、「伸び縮みする」っていう特徴があるんですね。
あくまで1時間、2時間とか、何分っていうのは指標なんでございまして。
僕たちは、それに対して「感覚」っていうものがあって、それで捉えてるわけです。
だから、伸び縮みするわけですね。
これは他のことでも言えます。
かつて、島根県の「温泉津温泉」っていうところに仲間たちと行った時に、そこの熱いお湯が48度とかなんですよね。
ぬるめのお湯って言っても45度ぐらいなんですよ。
45度もくそ熱いんですけど、48度の温泉に浸かった、浸かったって言っても何十秒しか入れないですけど、そのあとに45度のお湯に入ると、「ぬるっ!」って感じるんですよ。
でも、多分東京の銭湯はさすがに45度はあんまりないかな。
でも、東京の銭湯も熱いですけども、45度のお湯にいきなり入ったら、やっぱり「くそ熱っ!」って感じる。
45度とかっていうこの温度も、1つの基準・指標なんですけども、あくまで僕たちはそれを感覚的に捉えてるっていうことですね。
他のことについても同じことが言えると思うんですね。
ところが、時間に対しては、どうも僕たちは絶対的なもののように思えて。
たとえば、「9時に出社しないしなあかん」と思ったら、「なにがなんでも9時に!」みたいな感じで、自分を時間に合わせていくっていうことを、子供の頃から習慣化させてきてるわけですね。
幼稚園、保育園から、小学校からずっと続きまして、もちろん塾の時間だとか、習い事もそうですし、社会人になってから出社時刻とか。
あるいは、いろんな時間っていうのに縛られますよね。
飛行機の出発時間なんていうのに追われるって方、たくさんいらっしゃると思うんですけども。
で、そうやって僕たちは、「時間に合わせる」っていうことをいろいろとやってきてるんですけども。
本能的には、先ほどお話したように、「感覚」で捉えるものなんですよね。
だから、「あっという間に1日が過ぎちゃった」って、楽しいとそう思えたりしますし。
逆に、「今日は1日長かったわぁ」っていうふうな捉え方っていうのが自然なので、9時出社みたいな感じで決められることっていうのは、とくに感性が豊かとか、敏感とか、女性性が強いとか、そういう方は基本的に苦手なんですね。
それが普通なんですよ。
ところが、とくに日本人っていうのは、時間にうるさいですよね。
先日も、なんかどっかで電車に乗ってましたら、1分遅れてるだけなのに、「お急ぎのところ、遅れましてすみません。申し訳ありません」っていうアナウンスが流れましたと。
つまり、1分遅れただけで文句を言う人がいるから、そういうアナウンスが流れるわけですよね。
皆さんご存じの通り、インドなんかに行きますと、目の前に来た電車がいつの電車が誰もわからないみたいな、そんな状態っていうのも普通だったりするわけで。
そうすると、日本人ってすごく時間に厳しいというか、時間を守るということにメリットもありますけども、うるさくなっているので、僕たちは時間に縛られやすい環境に育っていると言えるわけですね。
だから、そうすると無理やり感性とか、その自分の感覚っていうものを、言葉悪いんですけど、無視して、押し殺して、理性・意識・思考で時間に合わせるということになります。
そうすると、ここまで来ると、人間関係に置き換えるとわかりやすいんですけども、誰か、たとえば上司でもいいんですけど、親でもいいんですけど、親に合わせる、相手に合わせるっていう生き方になってきて。
「おっと、これは・・・」って、僕のYoutubeとかVoicyを聞いていただいてる方は、「あ、あれか」っておわかりになると思うんですけど、要はこれも「他人軸」っていうことなんですね。
時間軸っていうふうに言うと、ちょっといろんな意味が出てきそうなので、表現が難しいんですけど。
要は、他人軸になっちゃうんですね。
だからしんどいんですよ。
もちろん、時間に対して主体的に行動してる、自分軸で行動できてる部分もあるかと思うんですけども。
そうじゃなくて、「本当は嫌なんだけども、9時に出ないといろいろ周りの人に言われるし、怒られるし、評価も下がるし、給料下がるし、クビになるかもしれないから、仕方なく頑張って9時に行く」みたいな生活をされてる方っていうのは、時間に対して、あるいは今の話だと会社に対してっていうのも言えるんですけども、他人軸になってるんじゃないでしょうか?っていうふうに言えちゃったりするわけですね。
で、そこで感性が豊かな人、感受性が強い人、女性性が豊かな人ほど、その時間っていうものに対して苦痛になっていきますので、それがストレスになって、自分の心身っていうものを傷つけていくっていうことが往々にして起こるようになるんですね。
これは非常に重要なことなので、当たり前じゃんと思わずに、自分のこととしてちょっと考えていただきたいんですけども。
本当に子供の頃から、当たり前のように「時間を守る」っていうことを習慣づけられてますので、僕たちはそれがストレスだっていうことに気づかないんですね。
当たり前のストレスを、当たり前に自分に与えるっていうことになっています。
だから、大人になって、今でも時間を守るのが苦手だとか、時間がいつも間に合わないみたいな、そういう方はまだ自覚されてますけど、結局そういう方って、自分を否定する方に回るでしょう。
「時間を守れない自分っていうのは、社会不適合者なんだ」とかね。
「情けないんだ。怠け者なんだ。だらしないんだ」みたいな感じで、そういうふうに怒られたりもするわけですよ。
そうやって、時間にルーズだって、時間が守れないっていうことに対して、自分をすごく否定するっていうことになっちゃうわけですね。
だから、ここもストレスになりますよね。
だから、時間を守ろうとする意識もストレスならば、時間を守れないことも、また自分を否定するのでストレスになっているっていうことなんですね。
で、これがけっこう影響っていうのを与えてしまって。
で、本当に自律神経だとか、体調に出ちゃってる方もいらっしゃるんですけど、まさかそれが「自分が時間に縛られてるから」みたいなふうに思わないじゃないですかと。
そのあたりが非常にわかりづらいんですね。
で、そうした意味でいくと、時間っていうのは本当に「観念・思い込み」であり、1つの指標に過ぎないっていうことを改めて意識していただくと同時に、じゃあ自分っていうのが、時間と対等に、自分軸でもって付き合うにはどうしたらいいのか?っていうのを考えて、実践していくっていうことが大切なわけですね。
自分軸で時間をとらえられるようになるとどう変わるか?っていうと、端的に言えば、時間を守る・守らないとか、時間に縛られるとか、時間に対して主体的に行動することができるようになります。
だから、「いや、今はもうダラっとしてええわ」と、「今別に気を抜いてええわ」と、「時間別にどうでもいいわ、今好きにしていいんだわ」みたいなふうな時間っていうのも作れるようになりますし。
「ちょっと今日は、きちっと時間通りに行かないと飛行機に乗れなくなっちゃうから、ちょっと今日は頑張ろう」みたいなふうに、選択ができるようになるんですね。
だから、常に時間に縛られるとか、追われてるっていう感覚っていうのはなくなります。
僕も長いこと時間に追われてる感覚っていうのがあって、だいぶ今はマシになってきたんですけど。
でもまぁ多少はありますよね。
でも、「なんとかなるさ」とか。
たとえば、遅れたって、なにか命を取られることはないじゃないですかと。
で、迷惑かけるって言っても、そんな大変な、大きな迷惑をかけるわけじゃないじゃないですかと。
っていうことになれば、「まぁ別にいいんじゃないのかな」っていうふうに思えるようになってきたんですけども。
そういう意味で、時間に対して「ルーズになれ」っていうぐらいの意識で取り組んだ方が、もしかしたらいいかもしれないっていうのが、今日のお話でございました。
ということで、「時間の管理」について、少しでも理解が深まれば幸いでございます。
最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。
根本でした。
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