職場などで嫌な人、苦手な人が現れたとき、どう解釈して対処していけばいいのか?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「職場などで嫌な奴が現れたんですけれど、それって何を意味してるんでしょう?~自分のイヤな部分を投影するシャドウが現れたみたいね~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日は、「職場などで嫌なやつが現れたらどうしたらいいか」というお話をさせていただきたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。
こういったお話は、ちょいちょい伺うことが多くて。
ブログでもけっこう探してみたら、似たような記事というか、該当するお話が出てまいりましてね。
職場に限らないんですけども、近所付き合いとか、友達関係だったりとか、なんなら婚活の中でっていうこともあると思いますけど、嫌なやつ、苦手な人が現れたっていうことを、どういうふうに扱ったらいいのか?っていうところのお話をしていきたいなと思います。
で、これは、以前「なぜあなたは他人の目が気になるのか?」っていう、フォレスト出版の本がありまして。
「人付き合いに疲れない方法」という本も、同じフォレストから出てるんですけども。
こちらの本で紹介させてもらったんですが。
その人との関係性によって、どう向き合うか?っていうのは変わってくるっていうふうに、僕は考えてまして。
たとえば、職場で嫌なやつ、苦手なタイプの人なんだけど、月に1回会うか会わないかぐらいの関係だとしたら、もうその時間だけちょっと頑張るみたいな、ビジネスライクにやればいいんじゃない?っていうふうに扱うことも多いんですね。
ところが、一緒のテーブルで、一緒のデスクで、同じチームで、同じ島で仕事をするとか、すぐご近所さんだとか、義理のお母さんだとか、けっこう関わりが深い関係。
そしてなによりも、家族の旦那が・・・みたいな感じで、そういった相手の場合は、そうやってビジネスライクにやると、やっぱりちょっとしんどくて疲れちゃいますよね。
っていうことで、「もう少し深みにハマってみたらいいんじゃないかな」っていうふうに言うんですね。
で、この問題っていうのは、嫌なやつが現れた、苦手なやつが現れて、すごく自分としてはストレスになってしまうっていう時に、これは他の問題も結局そうなんですけども、「相手のせいにしない」っていうのは、もう大原則でございまして。
「なんか自分の中に、その人を嫌だと思う理由っていうのがあるんだろうな」っていうふうに解釈していきます。
自分の中に「その人が嫌いだ」っていうふうに思う根拠があるんだろうなっていう解釈ですね。
で、相手のせいにしてしまうと、結局相手の人が変わるか、いなくなるかしないと、この状況って変わらないってことですから、それってすごく受け身の状態だし、被害者になってしまうし、やっぱりずっとしんどい状況が続きますよね。
だから、逆に言えば、そのくらいの距離感、月に1回会うか会わないかぐらいの距離感とかだったら、別にその時だけっていうふうに思えばいいんですけど。
日々顔を合わせるとか、しょっちゅう会うとか、そういった関係で相手のせいにしてしまうと、もう膨大なストレスを抱えるっていうことになっちまうわけですね。
なので、そことどう向き合うか?っていうのはけっこう課題なんですけども。
その時に、やっぱりその秘訣っていうのは、「その人を嫌だって感じてるのは自分だ」と。
自分だから、「自分の中になにか問題があるんだろうね」っていうふうに解釈するっていうことが、おすすめなんですね。
で、ちょっと専門用語を使うと、そういう苦手な人とか嫌いな人のことを、「シャドウ」って、「影」っていうふうに言います。
なんのシャドウなの?なんの影っていうことなの?っていうと、「生きられなかったもう1人の自分」っていうふうな表現をして。
たとえばですけども、自分がすごく「時間を守らなきゃいけない」っていうふうに思ってるとすると、「時間にルーズな人のことを嫌いだ」って思うようになるんですね。
あるいは、自分がすごく健康に気を付けた食事をとってる時に、ファーストフードとか、コンビニ弁当とか、そんなもんばっかり食ってて、「いや、それでいいんだよ」みたいな感じの人を見ると、すごく嫌悪感がしたりする。
つまり、自分の中に、その人を苦手だとか嫌いだって思う「根拠」っていうのが、実は存在してるわけです。
みんなが嫌いっていう人は、そのみんなの中に、その人を嫌いになるという根拠っていうのがあるんですね。
だから、ここがけっこう重要なポイントで。
要するに、その人の出現によって、自分の中の「観念」って正確には言うんですけども、「思い込み」ですね。
なんかその人が嫌だって思う思い込みがあったりとか。
あるいは、「投影の法則」っていうのがありますけども、自分がその人と似たタイプの人を実は知っていて、そしてその人の間にすごく嫌なことがあった。
そしたら、その人に似たタイプの人って、やっぱり嫌になるんですよね。
たとえば、お父さんがすごく高圧的で、偉そうに人の話を聞かずに、一方的に意見を押し付けてくるタイプだったとすると、そういう人が苦手で嫌いっていう思いが出てきて、今度赴任してきた上司がまさにそんなタイプだったとすると、すごく苦手っていうふうに感じるんですが、その上司が苦手っていうのは間違いないんですけども、そのルーツっていうのは「お父さん」にあるわけですね。
なので、この場合だったら、「お父さんと向き合っていく」っていうことが、解決の方法っていうことになります。
根っこを絶つという意味でね。
で、似たような話ってたくさんありまして。
こういうケースもあるんですよ。
昔の自分は、引っ込み思案で、うじうじして、自分の意見も言えなくて、大人しくて、その時代はすごく苦しくて、そんな自分が大嫌いだったと。
で、その後、いろいろと自分なりに努力して、今ではけっこうしゃべれるようになったり、自己主張もできるようになったんです、なんていうような方の場合に、目の前に、たとえば今度新人で入ってきた子が、うじうじして自分の意見を言わなくて、すごく引っ込み思案だと思うと、昔の自分を思い出させるわけですね。
「昔の自分を投影する」っていうことなんですけども。
そうすると、その人のことが苦手だし、嫌いになってしまうっていうことになります。
それは、今の自分が昔の自分を嫌ってるからこそ、その子のことが苦手、嫌いになるという心の仕組みがあるわけですね。
っていうふうに解釈していくと、結局自分の中に思い込みがあったりとか、それからかつての誰かとの関係性のトラウマが残っていたりとか、昔の自分っていうのへの自己嫌悪・自己否定っていうものがあって、嫌な人・嫌いな人っていうのが現れるっていうことになるわけです。
っていうことは、その解決の鍵って、「自分が握ってる」っていうことなんですよね。
ただ、ここはけっこう決断というか、勇気というか、正直相手のせいで自分は気分が悪いって思ってた方が楽ですよね。
そこで、「自分の中に原因がある、自分の中を見つめていこう、自分を変えていこう、自分を癒していこう」なんていうふうに思うことって、正直嫌ですよね。
だから、ここはなるべく見ないようにしたりとか、相手のせいにしておいて、自分の心っていうものはそのままにしておこうっていうふうに思いたいのが人なんですよね。
だから、関係性が薄い人に対してはそれでもいいんじゃない?っていうふうにお伝えするんですけども。
さっきの上司だったりとか、すごくご近所だったり、ママ友の近い関係だったり、そういう人が現れてしまったら、日々猛烈なストレスっていうことを抱えなきゃいけないし、それがいろんなところに出てきちゃうっていうことになるでしょと。
で、相手が変わるのを待ってたって、なかなかそれは難しいでしょう。
っていうことになると、「じゃあ自分を変えた方が早くないですか?」っていうのが、カウンセラーとしての提案ってことになるんですね。
で、そこでじゃあなにを相手に見てるのか?
なんでそいつがそんなに嫌なのか?嫌いなのか?
なんでそいつが自分をこんな嫌な気分にさせるのか?
っていうところを考えてみると、「あぁ、なんかお父さんに似てる」とか、「昔のお母ちゃんみたいやわ」とか、「昔の学校の先生がすごく苦手で、その人に雰囲気が似てるわ」とかっていうふうに思い出されていくので、そうすると、その元となった相手っていうのと向き合うってよく言っちゃいますけども。
「そこで出てきたトラウマ、嫌な気持ち、痛みっていうものを癒していきましょう」っていうことに、提案としてはなっていくわけですね。
で、その人と向き合って、たとえばお父さんとの関係だと思って、お父さんと向き合っていく、お父さんを許していこうっていうことをしていくんですけど。
実は、それを始めた時点で、意外とその上司との関係っていうのは、少し変わりはじめたりするんですね。
平気になったりする。
「これがお父さんを見てるんだ」と。
「上司じゃなくて、お父さんを見てるんだ」っていう自覚が芽生えただけでも、実はそこが変わりになるかもしれませんね。
っていうことなので、そういったなんでその人が嫌なのか?っていうところのルーツを探っていて、そこの傷っていうか、トラウマというか、そこでネガティブな感情がいっぱいあるはずですから、じゃあそれを解消していくとどうなるか?っていうと、気にならなくなるっていう状態になります。
平気になるんですよ。
仲良くなるとか、好きになるとかっていうことではなくて、平気になる。
だから、要は「害のない人になる」っていうところがゴールでございますので、よかったら参考にしていただければなと思っております。
ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。
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