先天的な女性性の豊かさと後天的に身につけた男性性の対立

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「自立系武闘派女子は豊かな女性性と後天的に身に着けた男性性が対立するのであれこれ悩みやすいのです。」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつも聞きくださいましてありがとうございます。

ということで久々に晴れてる大阪、まぁ晴れてはないかな。

なんか曇りの中でちょっと薄日がさしてきてるような感じで、外はすごく暑いですけども。

皆さんいかがお過ごしでございましょうか。

今日はけっこうあるあるだなぁっていうお話なんですけど、けっこうガッツリ心理学的なお話になりますので、興味ある方は面白いんじゃないかなと。

当てはまる方はけっこう役に立つじゃないかなってお話をさせていただけたらと思います。

よかったら最後までお聞きください。

女性性と男性性っていうのが心理学の世界というか心の世界で語られるんですけども。

そのバランスを崩していくというか、バランスを取らないとさまざまな問題っていうのが出てくるんですね。

うちは女性のクライアントさんがやはり多くて、「自立系武闘派女子」っていうふうに呼んでますけども(笑)

そういうとくに早くに自立をした方、幼少期からさまざまな事情で早く自立して大人にならなきゃいけなかったような方なんかは、とくに今日のお話はヒットするんじゃないかなっていうふうに思います。

ちょっとその生育過程のプロセスからお話をしていこうかなと思うんですけども。

たとえば親がすごく教育者で厳しかったりとか、それから逆に放任主義だったりとか、そういった環境だと結果的に早く育つというか、早く自立をしなきゃいけなくなるっていうね。

だからたとえば、子供の頃に自分のことはなんでも自分でやってましたとか、親に頼ったりとか甘えたりするっていうよりも、自分でなんとかしようとしてましたと。

結果、たとえばすごく手のかからないいい子になっていたりとか、なんでも自分でやっていく自立した子供っていうのができあがるわけですね。

で、このVoicy・YouTubeでもちょくちょくお話に出てきますけども、その分「子供時代に子供がちゃんとできなかった」っていう、そういった経験を持ちます。

もちろんネガティブな要素じゃなくて、自立が早い分だけ社会性を早く身につけてるってことになるので、そうすると人間関係っていうものをうまく構築できたりとか。

とくにお仕事ですね。

仕事の面では非常に活躍される方が多かったりとか、資格を取ったりとか、いろんな職業に就いてトップの方に上り詰める、いわゆる仕事ができるとか、そういう人材にはなるっていうメリットはたしかにあるんですね。

一方で、でも子ども時代に子供をちゃんとやらなかった分だけ、子供が持っている、当たり前に持っている、たとえば甘えたいとかわがまま言いたいとか、受け止めてほしいとか、愛されたい、私に注目して、みたいな。

そういう欲求を、子供ながらに持つ欲求っていうのは満たされることがあまりなかったので、心の中にずっと抱えたまま自立して大人になっていくっていうことになります。

なので内側にすごく子供っぽさっていうもの持ってるんだけども、外側はすごく大人というかすごく自立した大人の部分っていうのを持った、そういう大人が出現するっていうことになるんです。

このパターンを持ってる方っていうのはけっこう多いんですね。

僕のクライアントさんでは非常によく見かけますし、本当にあるあるだったりするんですね。

で、さっき仕事ではうまくいくって話をしましたけども、それは心理的な距離が職場の人間関係とか仕事ってありますから、そうすると自立してきた部分、外側で後天的に身につけてきた自立の部分で対処できたりとか。

自立のキャリアが長いっていうことはちょっと大人びた子どもだったんですけど、その分だけ社会性を身につけてますから、仕事ではすごく活躍できるんですけども。

距離が非常に近くなってくる、たとえば友達関係、パートナーシップ、そして家族を作るなんていうことになっていくと、グンと距離が近づいてくるので、そうすると自分の中に隠していたというか、抑圧されていた子供時代に満たされてなかった思いが出てきて、自立的で社会的な社会性を持った
仕事のできる私と、なんかすごくニーズが出てきて重たい女になったりとか、すごくわがままになったり、あるいはすごく愛されたい欲求っていうのも強く持っている、そういう子供の自分っていうのがここでぶち当たるわけですね。

これが一つの傾向なんですけども。

さらに、たとえばもともと、これは生まれ持ってっていうことが多いんですけども、非常に女性性が豊かだとか、器がでかいんだっていうようなタイプの方っていうのは、器がでかくて女性性が豊かでってことはエネルギーもすごく強いので、その分だけ非常に自立しているわけです。

自立もできるんですけども、器がでかい人はよく「自分の器で溺れる」っていう表現をするんですが、自立してる分だけ自分の器にバランスが取りにくくなるっていうことがよくあるんですね。

で、先天的に豊かな女性性っていうのを持ってるんですけども、その分後天的に身に付けた自立の部分、これは男性性の部分というふうに言えるんですが、この男性性の部分っていうのがいわゆる葛藤を起こしていくんですね。

だから正確に言うと、「三者の対立」みたいなふうになるんですね。

もともと持ってる女性性、そして子供の頃に満たされなかったニーズの部分、そして後天的につけた男性性の部分っていうところで、この三つ巴の葛藤っていうのが正確に言うと生まれるんですね。

とくにこのニーズの部分とか子供っぽい部分っていうのは、ちょっと女性側に寄ってるのでここは一括りにしますと、大人になって生まれるさまざまな問題、仕事はできるんだけどもパートナーシップがうまくいかないとか、パートナーシップでもこの二つに対立してる、これが分裂すると二人のパートナーが必要なっていく。

つまり社会的な自立した男性性側の要素で付き合うとうまくいくタイプの相手と、もともと持ってる女性性の豊かさっていうものを活かせる、あるいは子供の頃から満たせなかった子供のニーズっていうものを満たせるっていう相手と、二人必要になってくる。

今日のネタ元さんっていうのはちょっとそんな感じのイメージで僕は捉えたんですけども。

そういうふうに、ここで男性性と女性性っていうのが実社会においても、内面的な世界においても、戦いといいますか、対立といいますか、葛藤というものが生まれるんですね。

けっこうこれが原因になっているお悩みっていうのはめちゃくちゃ多くて。

そういう話になってきて、じゃあどうしていきましょうかっていうふうに話は展開していくんですけど。

一般的にっていうか、旧来というか昔の自分だったらっていうと、じゃあ子供の頃の自分、要は「インナーチャイルドワーク」っていうのがあるんですけども、子供の頃の自分っていうものを自分が育てていって、その満たされなかった、さっきお話したニーズの部分というのを満たしていくことでこの男性性・女性性のバランスっていうのを取っておこうと。

つまり大人になっていくっていうことですね。

これは一つのアプローチとして有効ですし、王道的なやり方だなっていうふうに思っています。

ただ最近の僕のアプローチでよく使うのは、「その女性性の豊かさっていうとこにもっと注目してみましょう」っていうことで。

男性性のほうは十分育ってるし後天的に身につけたと。

ところがもともと持っている女性性っていう部分があんまり活かされてないんじゃないのっていうことで、女性性をより解放していくっていうところ。

それが結果的にインナーチャイルドを育てるっていうことにもなるんじゃないのかなっていう見方で、より自分を自由にしていく。

これは男性性が持つ思考的な部分だったりとか、自分自身が持ってるさまざまなルール、これを観念とかビリーフとか言いますけど、こういったものを徹底的に手放していく。

感覚的にやるんですけど、感覚的に手放していって、そして自分自身の持っている女性性と繋がっていくっていうことをやっているんですね。

自分が持ってる「女性性と繋がっていく」っていうことを意識することによってなにができるかっていうと、端的に言えば「統合」って言うんですけども、非常にバランスの取れた大人の成熟した女性、ちなみに男性も全く同じ話ができます。

これは男女だからっていうわけじゃなくて、男性も同じプロセスっていうのが有効なんですけど、とくに女性の方はやはりもともと女性性が豊かな方が多いので、女性性を解放していくことによって、そしてそのしがらみとか思考的に作った男性性によって作られてるルールから自分を救い出していくことによって、より自由でより自分らしいエネルギーっていうものを使えるようになっていく。

ここを一つの目標にしていくんですね。

結果的にこれは男女の、男性性・女性性のバランスをとっていくことになって、そして成熟さも出てきますし、女性性が優位で男性性がそれをサポートするっていうかたちもできるので、こういうアプローチをよくとってるよっていうお話でございました。

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