お金持ちに対して苦手意識があるのはなぜ?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「お金持ちの叔父叔母が苦手だったので今もお金に対して様々なブロックがあるんですが。~子ども目線ではなく大人目線で彼らを理解することの重要さ~」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は東京のホテルのお部屋からお届けしております。

ちょっと照明が暗いというか、落ち着いておりますので、ちょっと動画の方を見ていただける方は少し見づらいところもあるかもしれませんけども。

今日は「お金の話」を中心に、子供の頃に受けた影響がどう残ってるかみたいなテーマでお話をさせていただきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

今回いただいたネタをベースにお話ししていくわけですけど、「お金持ちが苦手」っていうマインドが今あります。

そしてお金を稼ぐとか、豊かな生活をしたいと思うんだけども、すごい抵抗がありますと。

そういうネタをいただきまして。

で、詳しく見ていけば、子供時代におじさん達、おじさん・おばさんがお金持ちで、自分の両親はそのおじさんのところにお金を借りに行ったりとかしていましたと。

お世話になってましたと。

で、もちろんそのおじさん・おばさんから自分たち兄弟も海外旅行に行かせてもらったりとか、すごくありがたい存在なんだけども、その影響なのか、お金持ちだったりとかお金持ちになることっていうものに対して、抵抗が出てきてしまうようになったっていう話なんですね、ざっくり言うとね。

詳しくはまたブログの方をよかったら見ていただければなと思います。

で、けっこうこのお金の話なんですけども、僕たちは思ってる以上に子供時代の頃の影響っていうか、心理的な影響・パターンっていうのを強く残してるというか、引き継いで引きずっているというか、影響を受けてるっていうことがやっぱり否定できない状況なんですね。

たとえば今のケースで言えば、お金持ちのおじさん・おばさんがいた、これはポジティブな捉え方ももちろんできるんですけども、とりあえずそのおじさん・おばさんに対して、自分の両親がすごい気を遣ってたとか、惨めな思いをしていたとか、劣等感を感じていたとか、そういう姿を子供ですから間近で見てきたとするじゃないですか。

そうするとやっぱりお金持ちって、おじさん・おばさんに対して持っていた、その両親が持っている惨めさとか劣等感とかっていうのを、子供としてその両親と距離が近いゆえに自分も引き継ぐというか、コピーするってなってくるわけですね。

だからおじさんとおばさん、そして両親とのこの関係性だけではなく、両親側に自分もつくっていう、これは両親のことを当たり前ですが愛してるからだし、すごく近い存在で大事な存在だから自分の両親の価値観とか感情っていうのを子供は引き受けるわけですね。

コピーしてくるなんて言い方もできます。

で、大人になればその辺の分別がついても、子供っていうのはそれをどストレートにインストールしちゃうようなイメージでございます。

で、そうするとなにが起こるかっていうと、両親がおじさん・おばさんに対して気を遣っていて劣等感を覚えてるっていうことが、今度は「シンボライズ」っていうんですけど、象徴化されるんですね。

なので、「お金持ち=おじさん・おばさんのイメージ」になるんです。

その叔父・叔母がどういうキャラかっていうことも若干関係するんですけども、その叔父・叔母に対して両親がすごく気を遣っていたっていうことになると、それは感情的に捉えると、「お金を持ってる人、豊かな人に対して気を遣うべきだ」っていうふうな観念・思い込みとして僕たちの中にインストールされてしまうわけですね。

そうすると大人になってからも、お金持ちとか豊かな生活をしている人を見ると、その両親が感じていたような惨めさとか、劣等感とか、すごく抵抗があるとか、気を遣うっていうことが再現されるっていうふうに捉えるとわかりやすいかなと思います。

つまり子供の頃に、今回のケースで言えばお金持ちっていう人に対して両親が感じていたものを、そのまま自分が引き受けちゃった。

そしてそれが自分が大人になった時にも出てきてるっていうテーマなんですね。

で、これは本当にあらゆるジャンルの中で起こります。

たとえばお父さんが仕事するのがすごいしんどそうだった、すごい嫌そうだったと。

ということは、「仕事っていうのは嫌なもんなんだ。苦しいもんなんだ。あのお父さんがあんなに辛そうな顔するぐらいしんどいものなんだ」っていうふうに捉えるようになりますし。

パートナーシップも、たとえば両親が不仲だったりとかしてお母さんがお父さんの悪口を言ってたとか、いつも喧嘩ばっかりしてたみたいな感じだとすると、その両親が感じている夫婦間の問題っていうか、夫婦の抵抗というか、葛藤というか、そういったものを自分が引き受けるので、大人になってからのパートナーシップがまたちょっと問題が出てきたりするというようなかたちで。

やっぱり子供時代に感じていた、そのパターンというか、感情というか、これが大人になってからも大いに引き継がれてしまうもんなんだっていうことは、一つ覚えておかれるといいかなと思います。

なので今なにかうまくいかないことがあったりとか、それからまたお金の問題がありますとか、豊かになること・成功することへの抵抗がありますとか、パートナーシップがうまくいきませんとか、仕事が面白くありませんみたいな、そういった課題がある時に、やっぱりもしかして両親との関係というか、両親のその姿っていうものがベースになってるのかなっていうのは一つの見方としてはオススメしたいところなんです。

それで、じゃあどうすればいいのか。

ここまではわかりましたと。

じゃあどないすればええねんっていう話になるんですけども、ポイントとしては、「子供目線と大人目線」っていうところにありまして。

子供時代の自分は両親の姿を見てた、大人の両親の姿を見ていて、そして叔父・叔母に対する接し方っていうところを見てて、その両親が感じていた惨めさであったりとか劣等感というものを自分も近いからコピーして感じるようになりました。

それがお金持ちに対するイメージになりましたと。

ちょっと待てよということで、つまりそこまでは子供時代の、子供心の自分がお金持ちに対して持ったイメージなんですよ。

なので、今大人になってるじゃないですかと。

大人になって改めて、そのお金持ちとかおじさん・おばさんとかの関係っていうのを見ていくというか、再構築していくというか、意識し直すというか、アップデートするとかっていうイメージでちょっと捉えてみるわけです。

つまり僕らは大人になった今も、子供時代に思い込んだ観念とかビリーフとか言いますけど、観念をずっと引きずってきてると。

それが自分にとっては当たり前になりすぎちゃって、当たり前だからそれはもう真実というか事実のように感じてしまっていると。

ということで、「ちょっと待って、それほんまなんかな?」みたいな。

「両親はおじさん・おばさんたちにすごく気を遣って惨めな思いをしてたけど、いや自分は別におじさん・おばさんにかわいがってもらったよなぁ。いい人たちだよなぁ」みたいなふうに、大人になった今そのおじさんであったりとか、両親であったりとかっていうのを「大人目線」で見つめ直すと、子供時代に思っていたことと、大人になって見ることではギャップってけっこうあるはずなんですね。

なのでそこに着目してみると、今回で言えばお金持ちに対する観念っていうのが変わりやすかったりするわけですね。

だからもしおじさん・おばさん、この件で言えばおじさん・おばさんが元になってますね、彼らにもし会いに行けるのであれば、大人の自分として、甥っ子・姪っ子として会いに行って、そのおじさん・おばさんとの関係を親を介してではなく、自分が直接関係性を再構築するっていうことができたら、一番早いしわかりやすいかなっていうふうに思います。

でももしそのおじさん・おばさんに会えなかったとしても、亡くなられてたりとか、あるいは遠方に住んでるとかで会えなかったりとかするならば、改めてそこで「大人目線」でそのおじさん・おばさんっていうものを見直す。

「どんな人達だったのか?どういう思いだったのか?どういう生き方をしたのか?どういう仕事をしていたのか?」とかね。

そういった彼らのことを改めてよく知るっていうことによって、その意識が変えられると、お金持ちに対する抵抗っていうのも薄れていくんじゃないでしょうかっていうのが今日のお話でございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?