御恨み帳を活用して心をきちんとメンテナンスしてあげよう!
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「「怒り」という感情をよく知って、御恨み帳を上手に書けるようになろうぜ!」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
またお久しぶりになってしまいましたけど、最近なかなか時間が取れないんですよね。
ということで、今日は曇り空の大阪でございますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「お恨み帳」について、ちょっと語ってみようと思っております。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録・フォローも、よかったらよろしくお願いします。
おうらい・・・いきなり噛んでおりますけども(笑)
「お恨み帳」というものを、けっこうカウンセリング、ブログで推奨しているものでございますけども。
恨みつらみを、ただただノートに書き綴るということで。
それで、ちょっと冗談半分のシャレも含めて、和紙で作った特製の「お恨み帳」っていうのも、実は作って販売したりとかしてるんですけども。
まぁまぁ、別に普通のノートとかでも、全然もう構わないです。
要は、「自分の気持ちをただただ書き綴る」っていうことを目的としたノートで、それによってさまざまな効果が期待できるというか、報告もたくさんいただいておりますけども。
皆さんはどうでしょうか?
そういうことをやったことあるでしょうか?
でも、そんなことを言われなくても、自分の気持ちをスマホに書いたりとか、パソコンに打ち込んだりとか、ノートとかに書き込むっていうことをやったことがある方っていうのはけっこういらっしゃると思いますし、普通にやってるよっていう方も、当然ながら多いと思いますけども。
要は、感情っていうのは溜めがちなものでございますので、できるだけそれを吐き出す場っていうのを作ってあげるっていうのが本当は望ましいわけで。
よく、「感情ってうんこと同じだよ」っていうふうに表現するんですけども。
やっぱり溜めるのはよくない。
便秘になっちゃうからね。
しんどいでしょ?っていうのもあるし。
これが、無意識のうちに、知らないうちに、感情を抑圧して溜めていく。
とくに、やっぱりネガティブな気持ち。
「怒り」っていう感情なんかは、とくにため込みやすいというか、知らないうちに抑圧してしまう感情の一つで。
そもそも、怒りっていうものに対して、僕たちはどっちかという怖れを抱くというか、怒りを怖れるということをよくやるんですよね。
だから、なんかすごく感情的に怒る人が苦手で嫌いだとか、そういう人が嫌だと思う分だけ、自分も怒れなくなっちゃうし、自分の怒りを否定するということにもなります。
なので、うまく怒れないっていう人もいますし、逆に怒りが止まらなくなっちゃってるっていう場合があって、最近は「アンガーマネジメント」っていう言葉も、けっこうよく聞かれるようになりました。
僕は、いわゆるアンガーマネジメント的なものについては、詳しくは知らないんですけども。
そういうことが、スキルとして身についた方がいいよねということは、確かにありますよね。
で、この「怒り」っていう感情について、少し説明するところからはじめたいんですけども。
怒りって、本当の感情じゃなくて、怒りっていうのは、「本当の感情を隠すための蓋」っていうふうに言われます。
恥ずかしいとか、悲しいとか、虚しいとか、申し訳ないとか、そういう気持ちを隠す時に怒っちゃうっていう。
恥ずかしくて怒っちゃうとか、申し訳ないって認めたくなくて怒っちゃう、キレちゃうみたいなことっていうのは、皆さんも体験したことがあるかもしれませんけど、そういうふうに感情に蓋をするっていうところで。
だから、人によっては、「怒りって本当の感情じゃないんですよ」という人もいます。
でも、その蓋をすることによって、その下の感情もそうなんですが、怒りそのものもやっぱり抑え込むっていうことになるので、忘れることはあっても抜け出すっていうことはなかなかないんですね。
感情って、感じてあげて抜けるものでございますからね。
だから、よく怒りがすごく溜まってしまっていると、それを抑え込んでいると、やる気がなくなって無気力になったりとか、それがより強くなると抑うつ状態ということにもなります。
だから、やる気が出ないとか、やりたいことが見つからないとか、最近無気力で・・・なんていう場合には、疲れっていうことを想定することも多いんですけども、実は「怒りが溜まっちゃってる」なんていうことも、けっこうよくあったりするものでございます。
該当する方は、「え、私はなにに対して怒っているのかな?」みたいなふうに見てみるといいかもしれません。
で、そういった溜まってしまった感情を吐き出す方法として、その一つとして、「お恨み帳」っていうのを提唱しているというか。
僕が言い出したのかどうかも、ちょっとわからないんですけども。
言葉としては、昔からある言葉なので、それを活用するってことをおすすめしているわけで。
でも、そういうふうに言っても、うまく書けないとか、なにを書いていいかわからないっていう声も非常にたくさんあります。
今回のネタ元さんになった話も、書き始められるようになったんだけども、なんか途中で止まってしまうみたいなこともあって。
詳しくは、またブログを読んでいただくと、もっと理解できると思いますけども。
怒りっていうのは、やっぱり感じるのもしんどいし、ずっと抑えてきた人であればあるほど、やっぱりなかなか出せないのは当たり前なんです。
もう習慣になってますからね、抑えることがね。
だから、うまくやろうとすると、やっぱり失敗するというか、できないということになるので、なにも書けない時は、「なにも書けない」とか、「なにも思いつかない」とかっていうことを、つらつら書いていくといいんですね。
そもそも、お恨み帳って、怒りとか恨みつらみを書く目的のものだけじゃなくて、悲しみとか、罪悪感とか、寂しさとか、不安とか、怖れとか、劣等感とか、惨めだとか、虚しいとか、そういう「今自分が感じている気持ち」を、ただただノートに書いていく。
これ手書きがおすすめなのは、やっぱり字の大きさとか、筆圧とかで感情を表現しやすいからなんですよね。
よりリアルにわかるし、書くっていうことによって、客観的にそれを目にしますから、「あ、私怒ってるんだ」っていうことが、より受け入れやすくなる、認知しやすくなるっていうのもあります。
もちろん書いてしまったら、すぐに破り捨てることをおすすめしていて、後から読み返すなんてことは必要ないですし。
だからこそ、普段は言えない気持ちとか、抑えている気持ち、「あいつバカやろう!」みたいなことをわーっと書いてもいいわけですよね。
で、少しでもスッキリするところまでいったらOKよっていうふうに話をするんですけども。
そうやって、自分の気持ちを吐き出す場所。
感情がうんこだったら、お恨み帳っていうのは、トイレみたいなもんだと思っていただいて、ただただ書き殴っていくということをおすすめするわけです。
そうして、いろんな感情、自分が感じている感情、とくにネガティブなものを外に吐き出していく。
これを「許し」とか、「手放し」っていうプロセスをやる時は、お恨み帳の隣に「感謝のノート」っていうふうなものを用意して、ネガティブな気持ちはお恨み帳に、感謝とかポジティブな気持ちは感謝のノートの方に書くっていうふうにして、気持ちを振り分けながら綴っていくっていうことをやっていくと、気持ちの整理が進んでいったりするんですね。
感謝しようと思っても、やっぱりムカッてすることが出てくるので、そういう時はお恨み帳に書き出して、少しスッキリしたなと思ったら、また感謝のノートの方を書き始めるっていうような使い方を推奨しているわけですね。
で、とりあえず、どんな感情でもいいんです。
はじめの頃は、こだわらなくてもいいですから、どんな感情でもいいので、「今自分が感じている気持ち」に注目して、それをただ書いていく。
だから、まず感情を言語化するっていう必要がありますし、言語化したものを書くっていうこともあるので、いろいろフィルターがかかっちゃって、そのまますべての感情がバーンって出るっていうことは、なかなか最初は難しいんですけども。
でも、これは自分で自分の感情を見つめる、感じる、そして認識する、表現する、吐き出す。
これらのプロセスっていうのが、すごく感情とって大切なんですけど。
それがお恨み帳を使うとできるし、当然ながらわーって書いてますから、周りの人に迷惑をかけたりとか、困らせることもありません。
ちなみに、怒りの感情について触れると、「誰かにぶつける」っていうのは、これ「怒りから実は逃げてる」っていう表現をします。
本当に怒りと向き合ってる状態じゃないんですよ。
その怒りと向き合うことが怖いから、実は怖れを感じるので、誰かに吐き出してしまう、人にぶつけてしまうということをやるんですね。
本当に怒りを感じたら、人を攻撃するような余裕っていうのはないんですよ。
だから、怖れを使って怒りを外に出しちゃうっていうのが、怒りの感情の特徴だったりするんですね。
で、その辺もまたブログに詳しく書いてるので、見ていただきたいんですけども。
そうやって、自分が感じてる、ただ気持ちを書いていく。
モヤモヤするなぁと思ったら、「モヤモヤしてる」。
なんにもななにを感じてるかわからないなら、「なに感じてるかわからない」。
で、なんかすごく辛くなってきたなぁっていうふうになったら、「辛いなぁ」って書く。
そうやって、感情って実は、地層のように折り重なっているんですね。
だから、ある感情を感じると、次の感情が出てきて、またその次の感情が出てくるというふうに、感情ってけっこう移り変わっていくんですよ。
だから、さっきまで怒ってたと思ったら、すごく悲しくなって、悲しいと思ったら、すごく寂しくなって、寂しくなったら、すごく虚しいってなって、虚しいってなったら、やっぱりまたなんかムカついてきて。
そしたら、誰かに申し訳ない気持ちでいっぱいになって・・・みたいなふうに、感情って移り変わっていくんですよ。
で、そういったできるところまで突き抜けていくと、最後フワっとあったかい気持ちがして、愛と親密感というところにつながれて、すごく癒された感というか、開放された感が味わえるんですけども。
そこまで行くにはちょっと時間はかかるんですけども。
そういった、自分が感じてる気持ちをただただ吐き出す。
そういう場所があると、心のメンテナンスに非常によくなりますので、よかったらおすすめしているので、やってみてくださいね。
というお話でございました。
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