恐れが強い、怖がりな人の心の中にある依存心について

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「怖れが強い、怖がりな人の中にある最後の依存心について。」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつも聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は大阪の自宅に戻って参りました。

ちょっと夜遅いですけども、収録させていただいております。

今日は「怖れの強い人の心理」についてお話をしたいと思います。

もしかしたら当てはまる人もいるかもしれませんし、周りにそんな人がいるっていう場合もあるかもしれません。

よかったら最後までお聞きください。

ということで、怖れが強い人、すごく怖がりな人っていう切り分けというか、そういう人はどんな心理なのかなっていうテーマなんですけども。

一般的に「怖がり」っていうと、さまざまな怖がりさんというのが想定されて。

純粋にお化けが怖いとか、未知なるものへのチャレンジが怖いとか、変化すること、成長したいんだけど変化することが怖いとか、人が怖いとか男が怖い・女が怖い、色々そういった怖れっていうのがあるんですけど。

今日対象とするというのは、なにかと怖れを感じやすくて、怖れが強いがゆえに考えすぎてしまったりとか、それから身動きが取れなくなっちゃったり、行動できなくなったりする人の中にある心理っていうところについてお話をさせていただきたいと思う次第でございます。

けっこう前からちょっと温めてたネタで、どういうことをお話しようかなっていうふうに考えていって、今日ようやくブログにしたんですけども。

私のクライアントさんにもけっこうといいますか、いらっしゃるので、今日の記事・ブログの方を読まれた方は、「これ私のことじゃん!」と思われる人はけっこうたくさんいらっしゃると思うんですけども。

そういう方々のお話を伺っていくと、ある共通点みたいなものが見えてきたと。

もちろんそれが全ての原因ではないですし、怖がりな人全員がそうだと言いたいわけではないんですけども、当てはまる人も多いのかなっていうことでネタにさせてもらいました。

案の定Twitterなんかでは、けっこうリツイートされたりコメントいただいたりとかしてるんですけど。

その怖れが強い、怖がりっていうのは、たとえば結婚が怖いとか出会いが怖いっていうのもあれば、今の時期であればコロナが怖い、ワクチンが怖いとか、さまざまな怖いっていうのがやっぱりたくさん出てくると思うんですね。

その怖い怖い怖いっていう中にある心理、それをどうやってカウンセラーは見ていくのかっていうと、その怖れがあることはもう現実なので受け入れていきますっていうことで、「なるほどなるほど」って話を聞いていったりするんですけど。

怖がりの方で、ここがちょっとややこしいんですけど、自立してる人もかなり多いんですよ。

たとえば会社を経営してるとか、一人でバリバリフリーランスで仕事をしているなんていう人もいれば、長年会社員として働いてます、バリバリ稼いでますみたいな、そんな人の中にも怖れが強い人っていうのがけっこういらっしゃるんですね。

なのですごく自立もしてるんですけども、ただなんかある部分が、その自立心の奥に強い「依存心」っていうのがあって。

「誰かになんとかしてもらいたい」とか、「最後は誰かがなんとかしてくれるんじゃないか」みたいな、そういう依存心、「ニーズ」っていうんですけど、ニーズがあるとどうもこの怖れが強くなっちゃいそうなんですね。

このニーズっていうのがあると、自分の中に自立をしてる部分はもちろんたくさんあるんですけども、その一方で「誰かになんとかしてもらいたい」と思ってるので、自分が何事もできないこと、自分の未知な世界のもの、自分がよくわからないもの、どうしていいか決断がしづらいものに対して言うと、「誰かなんとかしてもらいたい」っていうニーズ・欲求がここに出てくるんですね。

だから逆に言えば、結局自分でなんとかせないかんと思ってやってる人と、自分しか決められる人間はいないって胎くくってたりとか、良いか悪いか別として、誰かに頼ることなんかできねぇと思ってる人だったりすると、この怖れっていうのはないんですよ。こうした種類のね。

そのニーズ・依存心っていうのがあるので、「最後は誰かになんとかしてもらいたい」と思うので、そこで怖れという感情として、そのニーズがが出てくるようなんですね。

じゃあこのニーズってどこから出てきたのかっていうと、「最後は誰かがなんとかしてくれる」とか「なんとかして欲しい」っていうふうに思ってるっていうことは、それに近い環境にあったっていうことで、例によってまた子供時代の話が出てくるんですが。

子供時代にけっこう守られて育ったタイプ。

お嬢さま・お坊ちゃまみたいなものは象徴的なんですけども。

ただこれもまた語弊が出てくるんですけども、「守られてきた」っていうふうな感覚、あるいは「なんとかしてくれた感覚」っていうのと、一般的にイメージする「守られてきた」とは違うケースもあるんですね。

たとえば両親がすごく仲良くてみんな平和で、そして裕福な家で育ちました、本当にお嬢様学校に行きました、みたいなケースももちろんあるんですが。

両親はバッチバチに喧嘩していて、家の中はもう本当に殺伐としてましたと。

ただ経済的な不安はありませんでしたと。

つまり経済的には守られていたっていう部分ですね。

それから別に経済的な裕福さっていうのもなかったんだけども、お母さんがとにかく過保護・過干渉だったと。

「あれせい、これせい」って言ってきたと。

実は過保護・過干渉っていうのは転ばぬ先の杖みたいなところで、非常に面倒見がよいといえば面倒見がいいんですけど、逆に過保護にしすぎるがゆえに、子どもの自立を妨げるなんていうことを皆さん聞いたことがあるかもしれません。

想像できると思うんですけども。

そういう状態になっている場合があって、そうすると結局「お母さんに守られて育った」っていう心理になります。

これは癒着っていう問題が出てくる場合もあります。

もちろんそれがお母さんじゃなくて、両親それぞれが非常に厳しい教育ママ・パパだったっていう場合もあれば、お父ちゃんが自分のことを溺愛してたみたいな場合もやっぱりそうなんですけども。

この守ってもらえたっていうことは別に悪いことでもないし、良い影響もあるんですけども。

ただここが強かった分だけ、心の中に依存心っていうのがあって、その周りを自立心っていうのが囲っていて。

ところがそこの真ん中に依存心があるものですから、それが怖れとして出てきて、行動であったりとか、それから決断であったりとかっていうところで、非常に怖れを感じる。

未知なものに対して、未来に対して、漠然とした怖れっていうのを持って身動きが取れなくなっちゃうっていう自分を作っていくんですね。

ただそこまで強い怖れを感じるとか、そこまで強い依存心が出てくるというのは、それを持てるということは元々器でかいじゃんという話になって。

ということは「セクシャルエネルギー」って言いますけど、生命力ですね。

その人自身が本来持ってるエネルギーっていうのはめちゃくちゃ強いんじゃないかっていうような、推測というところもできるわけですね。

じゃあそういう方々がその怖れを克服していくにはどうしたらいいのか、もっともっと怖れを感じずに、もうちょっと平和に、温和に暮らすにはどうしたらいいかっていうと、ドストレートな言い方をするとこの依存心が足を引っ張ってるっていうことで、この部分で自立しましょうと。

たとえばそれがお母さんが過保護・過干渉だとするならば、「お母さんの過保護・過干渉の影響を断ち切りましょう、癒着を切りましょう」っていうのは一つのやり方になりますし。

その「お母さんとの関係性を大人の関係性に持っていく」っていうことも、この怖れを克服していくことの一つですし。

それから「自分がなにかを成し遂げる」。

やりたいことや好きなこと、それによって目標設定や目標達成というかたちで、要は自立していくってことなんですけど、自分で自分を育てながら成功していくっていう経験を積むことも、一つの怖れを克服するっていう、根っこから克服するっていう方法になります。

で、それは本当に個別ケースみたいなるんですけども、その結果じゃあなにが得られるのか。

その怖れを克服したらどうなるかと。

いわば逆のことになるんですけども。

まず一つは自分がどっかで抱えている「自分ってまだまだ子供だ、大人になりきれてない」っていう思いがなくなります。

つまり、「あぁ、本当に自分は大人になったな、大人でよかったなぁ、大人っていいなぁ、大人ってステキだなぁ」っていうふうに思えるようになるっていうところが一つありまして。

その一番実感として出てくるところとしては、「自由」っていうところじゃないかなと思います。

自分は自由であると。

好きに自由に行動ができる。

制限されてない。

このニーズがあって怖れがあると、実はめちゃくちゃ行動を制限されたように感じて、不自由な・窮屈な・束縛されたような感じが出てきます。

しかしこの怖れを取り除く、あるいは依存心っていうものがなくなればなくなるほど、自由を感じて自分の意志で自由に選択して行動することができます。

それはすなわち「リーダーシップをとっていく」っていうプロセスっていうところにもなります。

また、当然怖れがなくなった分だけチャレンジはしやすくなりますよね。

やってみたいなと思うことにスッと進むことができますし、失敗したりうまくいかなかったとしても、それを前向きに捉えるっていう力っていうのを見つけることができたりします。

だからもともと強いエネルギーを持っているわけですから、そういう方がその怖れを克服していくことで、より素晴らしい人生っていうのが約束されるっていうのが今日のお話の肝でございます。

ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

根本でした。

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