素直な気持ちを伝えるコミュニケーション術

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「適切な心の距離感を作り出すためのコミュニケーションについて~自分の気持ちに素直になり続けることの意味と効果~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、夕方になって晴れてきました大阪からお届けしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

関東の方は台風は大丈夫でしょうか。

ということで今日は、「コミュニケーション」っていう話題になるんですけども。

パートナーシップに限らずに人間関係において、とても重要なポイントっていうところがあるのかなと思って。

でもなかなかわかってても難しいんですけども、ベストは尽くしたいというテーマでお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

今日もブログネタを元に、ここでお話をさせてもらってるんですけど。

そもそもパートナーシップにおける、あるいは人間関係・職場でも、親子でも友達でもそうですけども、それぞれ適切な距離感っていうのが正直言うとあるんですね。

それが自分にとって心地よい距離と、相手にとって心地よい距離がズレてしまうということがあって。

自分としてはもっと近い方がいいんだけど、相手はそれがちょっと苦痛なんだっていう場合に、寂しくなったり不安になったり不満を感じたりっていうことになるんですが。

その言ってみれば溝を埋めていくというか、違和感を消していくっていうのは、やはり「コミュニケーション」っていうことがすごく大事になってくるんですね。

今日の事例で、例えでお話しますと、もともと夫婦だったんだけど別居しましたと。

で、別居してる間に自分軸を確立して、「大丈夫」っていうふうになってきました。

ところがもちろん自分としてはやり直したかったんですけども、旦那さんの方から「家に戻りたい」っていうお話がきましたと。

本来ならば歓迎すべきポイントなんですけども、やはり別居中に距離があいてる状態で自分を見つめ直したり、自分軸っていうのを確立してきたので、急に距離が縮まっちゃうっていうことに関してやっぱり不安を覚えるし、もともと近いところから問題起きて離れたわけですから古傷が疼くのかもしれませんけども。

なかなかここで葛藤が生まれるっていうお話だったんですね。

で、自分としては週末婚ぐらいの距離感がちょうどいいんだけどっていうお話だったんですが。

似たようなお話っていうのはあちこちに転がっていて、遠距離恋愛をしてたカップルが一緒に暮らすようになるとけっこうトラブルが続出したりとか。

たとえば皆さんも今現在、たとえばコロナ禍において在宅勤務になって「あぁ、これ適当でええわ~。めっちゃええわ~」って思ってた方が、ずっと在宅勤務もちょっと寂しいなぁと。

リアルに人と喋ってないから、「ちょっとやっぱりなんか不安やわ」みたいな感じで、たまには出勤したいななんて気持ちになってきて。

でもなんか在宅勤務が解除されて「毎日出勤しなさい」ってなったら、それはそれでしんどいわみたいな感じで。

聞いてみると、「週に2、3回ぐらい出勤というのが一番いいんですけど」っていう声を、実はこの1年ぐらい僕の周りにも非常によく耳にするんですけどね。

これもいろんな事情がかかりますけども、心の距離感であったりとか、そのストレスの感じ方であったりとか、そういったところに通じてくるんですよね。

で、話を戻しまして、旦那さんが家に同居をはじめたいみたいな話になってきて。

でも好きじゃないとか、そんなこと言ってるみたいですけど。

そういった時にどうやってこの距離感を埋めていくかというか、お互いにとって適切な距離感・落としどころですね。

ここを見つけるにはどうしたらいいのかっていうのは、やはりけっこう相談としては多い方なんですよね。

別居解消っていう話もそうなんですけども、たとえば復縁っていう問題っていうところもありますし、あとそれから旦那さんが単身赴任とか長期出張とか、今はなかなかないですけども出張族で家にいなかった人が家にいるようになってくると。

あるいはその逆っていうのも、今まで近かったものがあくことに関する不安だったりとか、どういうふうな距離感を取ればいいのかっていうような、そういった相談っていうのは昔からけっこうよくあるわけですね。

やっぱりそうした時にいろんなやり方があったりとか、たとえば今日の相談者さんのお話で言えば、いわゆる親密感の怖れみたいなのがあるんじゃないかとか、前の別居時のトラウマが払拭されてないんじゃないかとかっていう、いろんな見方があるんですけども。

実際にそこをどうしたらいいのっていうと、僕の一番おすすめしたいのは、「本当に素直なコミュニケーション」っていうことをしていくっていうこと。

まず自分からしていくっていうことがおすすめで。

これがなかなか難しいっていうところもあります。

たとえば実際に今旦那さんと話そうとしても、自分としては相手に気を遣うところもあるし、相手の気持ちも考えちゃうし、あるいはうまくやろうとして自分の本音を押し殺しちゃうこともあったりとか。

本意ではないけども、相手に押されて相手の意見を取り入れるみたいなふうになっちゃうなんていうことも当然そこにありますよね。

でも、そうするとやっぱり話し合いはできたとしてもモヤモヤ感っていうのが残ったりとか、「いやでもちょっともう1回・・・スッキリしないよ」みたいな気持ちっていうのになりやすいんですけども。

そこでどうしたらいいのかっていうと、今日のブログでも紹介してますけど、「まず自分の気持ちに素直になってみましょう」と。

いきなりコミュニケーションするっていうのはなかなか難しいので、まずは書いてみましょうかと。

もちろんスマホとかに書くでももちろんいいんですけども。

自分が感じている正直な気持ち。

で、僕らの感情っていうのは矛盾してるのが当たり前ですから、「一緒に住みたい」っていう気持ちと、「今は無理」っていう気持ちが同居してることも、もちろん普通にあるし。

「旦那さんに家に帰ってきてほしい、また二人で生活を始めたい」という気持ちもあれば、「一人暮らしのこの状態が正直言うといいんです」っていう気持ちもありますと。

それを一つにまとめようなんていうふうに思わなくていいんですね。

それはそれぞれの気持ちがあって、この辺はゼロイチとか白黒ハッキリさせようとすると余計に厄介になっちゃうんですよね。

それでおすすめしたいのは、そうやって自分の気持ちをつらつら書いていきますと。

それは矛盾する気持ちがあったりとか、それから場合によっても変わっていくということもあるんですよね。

嫌だなと思ってたけど、やっぱり書いてるうちに好きだなって気持ちが出てきたりとか、いや私まだ怒ってんじゃんということに気づいたり。

そういった気持ちもどんどん、つらつらとノートの方に書いていきます。

もちろん1日というか数時間で終わるっていうよりも、しばらくの間そうやって自分の心を眺めていってメモしていくと。

「あぁ、いろんな感情があるな」っていうと、だいたい自分の気持ちにどんどんどんどん素直になっていく。

そうするといろんなことを思い出す場合もあるんですよね。

過去、旦那さんとの過去だったりとか、もっと昔の出来事だったり、子供時代の記憶だったりとかが蘇ってくることもあったりします。

で、そういうのも色々書き連ねていって、話し合いをする場合はその期日に合わせてになるんですけども、そうでない場合はある程度気持ちが落ち着いてきたなとか、けっこう自分の気持ちを眺めてこられたなと思ったら、次の段階として「旦那さん宛の手紙を書いてください」っていう課題をよく出すんですね。

もちろんこれは渡す前提っていうよりも、渡す・渡さないの前に、まずは「旦那さんへ」っていうことで、伝えたいこととか、自分が感じてる気持ちとか二人の将来のこととか、どんな内容でもいいんですけども、旦那さんへの手紙を書いていきましょうと。

これがね、難しいんです。ここでだいたいまたつまるんですね。

なにを書いていいかわかんなくなっちゃうとか、本当にこれでいいのかわかんない、書いてるうちに矛盾だらけになっちゃうとか、いきなり手が止まってなにも書けなくなっちゃうとか、なんか怒りが出てきちゃったとか、悲しくなって涙が出てきちゃったよみたいなことが起こるんですね。

逆に言うと、お手紙を書いててそれだけ感情が動いたりとかつまったりするわけですから、これを直接ライブで、生でコミュニケーションしようなんていうのはなかなか難しいわけでございますね。

なので「お手紙」っていうのは実際会ってコミュニケーション・話をする際の、予行演習みたいなものだと思っていただいてもいいかもしれません。

で、素直な気持ちをつらつらと書いていくと。

書いていって、「あぁ、自分ってこういう気持ちなんだな」っていうことを相手に伝えようとすることで、また発見していったりとか気づいたりするってことはたくさん出てくるんですね。

そうしたら最終的に、そのお手紙を一回で済まずにもう一回書き直したりとか、またまた書き直したりとかするかもしれませんけど、やがてなんとなく気持ちがまとまってくるっていうか、落ち着いてくる感じがします。

「自分とつながる」っていう作業なんです、実はこの一連のプロセスってね。

自分の心、自分の本当に広い心の中とちゃんとつながって、自分の気持ちに素直になっていく。

徹底的に素直になっていくことによって、自分の心とつながると不思議な安心感とか自分軸っていうものを実感できるようになります。

だからその上でお手紙を渡して目の前で読んでもらってもいいし、話し合いっていうのをはじめても、それはどっちでもいいと思います。

で、そういう中で自分がそこまで深く掘り下げていると、不思議と相手も本音を話してくれることが多いんですね。

本気でぶつかると本気で返してくれるみたいなイメージですね。

そうしていくと、今までできなかったようなコミュニケーションがはかれたりとか、相手の意外な気持ちを知ることができたりとか、自分もすごく落ち着いて話ができたりといった効果が出てくるのかなと思います。

ということで、今日はこの辺で終了したいと思います。

よかったら参考にしてみてください。

ありがとうございました。

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