パートナーの性的嗜好にどこまで付き合ってあげればよいか?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「パートナーの性的嗜好にどこまでお付き合いすべきか?~その裏にある心理を掘り下げると見える世界が変わってくる~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は朝晴れてたんですけど、曇り空になってきております、大阪でございます。

あたたかいですけどね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ゴールデンウィーク明けで、休みボケがなかなか抜けないっていう方もいらっしゃるかと思いますけども。

今日はそんな休みボケとは全く関係ないお話をお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、フォローとかチャンネル登録もよかったらお願いしたいと思います。

今日は「パートナーの性的嗜好にどこまで付き合えばいいのか?」っていうテーマでお届けしたいなと思っております。

ブログにいただいたネタを元にお話をさせていただいてるんですけども、今日の奥様からのご相談で、旦那様がプレイの時に、「両手がない前提ですると興奮する」みたいな、そういう性的嗜好をお持ちだっていうことでございまして。

で、こういったお話って意外かな。

でもわかるかな。

カウンセリングではちょこちょこ出てくるんですよね。

「彼がこういう性的嗜好があって・・・」とか、こういうことをしたがる、縛りたがるとか、おもちゃを使いたがるとか、外でしたがるとか、そういったものから、ちょっとマニアックなものまでいろいろお聞かせいただくことがあるんです。

そして最近だと、女性側の方から、自分の性的思考に関するご相談みたいなのもけっこうありました。

「本当はこういうプレーがしたい」とか、「ネトラレ願望がある」とか、いろいろそういったお話を聞いたりすることも多いんですけども。

その旦那様、彼の、相手の性的嗜好に付き合ってあげたいっていう気持ちもあると。

好きだし、喜ばせてあげたいし。

けど、自分はそんなに好きじゃないというか、興味ないんだよねとか。

かと言って無下にするのもかわいそうだし、でも自分は望んでないし・・・ということでの葛藤っていうところが出てくるわけでございます。

しかも性的嗜好っていうところで見ると、日常生活にどれくらい影響を及ぼすか?っていうと、食の好みであったりとか、趣味みたいなものとちょっと違うふうに捉えがちなんでございまして。

また人にちょっと言いづらいですよね。

友達に相談できるか?っていうと、しづらいっていうこともあって、だからカウンセラーのところに持ち込まれる方っていうのもやっぱり多くいらっしゃるわけでございますが。

そういう時にどういう見方をしていくのか?っていうところを、今日はご紹介したいなと思います。

基本として、「嫌なものは嫌って言っていいんですよ」っていうスタンスっていうのはどこでも同じだし、相手の気持ちを理解してあげて、「まぁまぁこのぐらいならいいか」ぐらいで、自分が受け入れられるんだったら付き合ってあげてもいいし。

それと同時に、「逆に自分はこういうプレーがしたいんだ」みたいなことを伝えていくっていうことも大事で。

「今日はどっちのプレイで行く?」みたいな感じのコミュニケーションができても、面白いのかなっていうふうに思う次第でございます。

で、そういった問題っていうのは、けっこうとくに性的嗜好っていうのは、自分たちが抑圧してるというか、見ないようにしてきているというか、隠れた願望っていうことを表現している場合があって。

この抑圧っていうのも、浅いところから深いところまでいろいろあるんですね。

だから、「試しにやってみたいんだ」みたいな感じとか、それこそアダルトビデオとかからの影響で「やってみたい」っていう好奇心的なものももちろんあるんですけども、それが子供時代からのメンタル面での抑圧であったり、我慢であったりとか、そういった環境がもたらす性的嗜好っていうのも、実はあったりするんですね。

なので、一概に好奇心とか興味でそういうことを求められるとか求めてるっていうふうに解釈するのは、ちょっとリスキーかなと。

もっと深い意味というか、理由っていうのがあって、実はそれを見ていくことによって、ちょっと日常生活というか、生き方自体が変わっていくっていうこともけっこうよくあったりします。

セクシャルな部分っていうのは普段は表に出ない部分で、心の深いところとけっこうつながってるんですね。

だから、自分では意外に大丈夫というか、そういった嗜好は持ってないって言ってても、パートナーが持ってるっていうことは、「いや、あなたにもなんか意味があるんじゃないの?」っていうふうな見方を実はしちゃったりもしますし、よく「パートナーは鏡」って言いますからね。

あるいは、そういったプレーの中に、お互いのなんらかの隠れたニーズであったりとか、願望みたいなものがあるんじゃないか?っていうような見方をしていくわけです。

ちょっと具体的な例をお話しますと、ブログでも紹介したんですけども、昔こんなクライアントさんがいましたっていうことでね。

もちろん守秘義務に反しないように、特定できるような話はできませんけども。

要は旦那様が、実は女装癖があったっていうことに気づいた奥様からのご相談っていうのをいだいたんですね。

で、その女装癖っていうのは、いわゆる女装クラブみたいなところに旦那様が行かれていて、それにとどまらず、どうやらそのまま街を歩いたりとか、そのまま風俗店に行ったりとかして、性的に満たされるっていうことをやってるみたいだと。

で、実はその彼っていうのは、誰もが知ってる企業に勤めるエリートビジネスマンでございまして。

もちろんお給料もいいわけですし、学歴も非常に「おぉ!」みたいな学歴をお持ちの方でございます。

しかも、日頃から体を鍛えることに興味がありまして、筋トレなんかもやってるので、どっちかっていうとけっこうムキムキ系の方らしいんですね。

で、そんな方が女装して風俗に行ってるっていうのは、奥様からすればすごくショックだったんですね。

ちなみに、夫婦関係っていうか、夫婦の夜の営み系のことについてはけっこうノーマルで、お互いに満足してると思っていただけに、すごくそれがショックだと。

で、「どうすればいいですか?」っていうようなご相談だったんでございますけども。

「じゃあ、その旦那様がそっちに行ってしまう背景みたいのを考えてみましょうよ」っていうことをちょっと提案していったわけですね。

で、もちろん奥様から聞く話で、本人からじゃないので必ずしもそうとは限らないっていう前提なんですけども、どうやらその旦那様っていうのは、子供時代から大変厳しく育てられて、勉強だったりとか、しつけ面にしても、相当親というか家から厳しくされて、だいぶ我慢して育ったみたいなんですね。

で、妹さんがいらっしゃるんですけども、妹さんはけっこうふわふわと自由に生きていて、ちょっとヤンチャしてたこともあるぐらいらしいんですけども、そんな妹に対してうらやましいっていう気持ちを持ってたりとか。

で、ブログには書いてないんですけども、周り、親戚か近所にも女の子が多いらしくて、女の子と遊ぶ機会も子供時代に多かったらしいんですね。

だから、大人になってもけっこう女友達がいたりとかする、そんな彼なんですけども。

それで、エリートさんの心理にちょっと触れるんですけども、そういった高学歴で高収入な人っていうのは、けっこう見た目自信満々だし、言ってること立派なんですけども、やっぱり非常に競争の激しい世界だったりとか、周りもすごい人たちばっかりなので、自信を持つっていうことが難しいんですね。

男としての自信っていうのがなかなかつきづらいっていう環境もありますと。

で、どうやらこういった表では筋トレもしてますし、非常に男らしく振る舞っている、そうしなきゃいけない裏側で、「女の子に対する憧れ」っていうものが、もしかすると子供時代からずっとあったんじゃないかなっていうふうに推測されるわけですね。

それで、男でいることに対して疲れるとか、しんどい、自信がない、気分が凹むっていう時に、女装っていうかたちで女の子になるっていうことが、なにかのきっかけで彼はしたんだと思うんですけども。

それによって、その方面にハマッてしまったっていうようなケースだったんですね。

これはもう僕の推測が大いに入ってるんですけども。

そういうふうに見ていくと、奥様からすると、辻褄が合うところがけっこうたくさんあるみたいな感じの話もされてました。

結局そういった、彼の表面的な「女装してる!うわ、気持ち悪い」とかじゃなくて、その「意味」っていうものを理解していく、知っていくっていうことがすごく大事なんですよ。

だから、彼というか、パートナーがすごく性的嗜好を自分に求めてくるとか、あるいは自分がそういう性的嗜好を持ってるとか、「変じゃないかな?」と思ってると。

で、これが好奇心からというよりも、もっと深い意味があることもあって、今日の話みたいにね。

で、そうすると、単に表面的な部分だけで判断してしまうと、ちょっとすれ違うというか、うまくいかないことが多くて、その裏側にある心理っていうのを掘り下げていくと、けっこう見通しが立ってくる。

「あ、そういう心理があったのか」と。

で、パートナーがそういう性的嗜好があるということは、そこの意味を読みとっていった時に、やっぱり自分自身もなんらかの抑圧であったり、我慢であったり、願望であったり、なんらかのものが隠れてる可能性があるっていうふうに見ていって、自分自身にもフィードバックしていくんですね。

そうすると「あ、じゃあこういうことなんだ」と。

たとえばさっき奥さんだったら、「もっと自分を解放したいんだ」っていうことがわかったので、夫婦関係ってその後良くなっていったんですけども。

そういった「隠れた部分に意味がある」、今日はそれを覚えていただけたたらなと思っております。

最後まで聞いていただき、ありがとうございました。

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