分離感と離人感。どうして生まれるのか?どうやって癒やすのか?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「分離感と離人感はどうして生まれるのか?そして、どうしたら癒すことができるのか?」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、なんか晴れてきましたね、大阪の方も。

ちょっと動画の方では光が入ってるかと思いますけども、外の光でございます。

ちょっと変な柄になっておりますね。

こういう時、ラジオはあんまりこういう環境に左右されないので、いいなと思う部分もありますが。

ということで、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日はクリスマスですね。

なんか全然そんな実感ないなと思いながら、お届けしております。

今日は、「分離感と離人感」という、2つの感情・感覚についてお話ししたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローとか、シェアとか大歓迎でございますので、どうぞよろしくお願いします。

冒頭からちょっと噛み噛みでございますけども(笑)

「分離感・離人感」、ちょっと聞き慣れないっていう言葉かもしれませんけども、実は誰の中にも少なからずあるものなんですね。

ただ、それが大きくなりすぎてしまうと、人間関係、パートナーシップ、さまざまな問題につながってくるというところで、今日は解説していしていきたいと思います。

まず、それはなんやねん?っていうところなんですけども。

分離感っていうのは、さまざまな表現があるんですけども、人とのつながりが感じられない人から、とくに人の集団から分離してしまってるような状態のことを、「分離感」っていうふうに言います。

で、これがいつもある感じ。

たとえば、集団にいれば自分はなんか浮いてる、疎外されてる、なんかつながれないっていう感じ、人の輪からパッと離れてしまってるっていうのもあるし、なんか世界から自分が切り離されてるような感覚っていうことでも、表現されることがあります。

1人ぼっちで、ポツンとしてるっていう感覚っていうふうに捉えてみてもいいかなと思います。

で、離人感、「離れる人」って書くんですけども。

これは、端的に言うと、自分が自分じゃないような感じ。

なんか自分が、ちょっと自分自身にちょっと違和感を覚えてるような感じ、自分から自分が離れてしまってるような感じなどというふうな表現をします。

これも、ある条件の元では非常に強くなりやすくて。

あと、この分離感と離人感っていうのを両方持ってるっていう方も、多分少なからずいらっしゃるんじゃないかなって思っております。

で、なんでそれが生まれるのか?っていうところと、癒し方っていうお話を、今日はサクッとしたいなと思うんですけども。

まず、分離感っていうのは、我々は全員間違いなく持ってるもので、最初にこれを感じるのは、「お母さんとへその緒が切られた時」ですね。

つまり、お母さんから僕らは分離して生まれてきたんですけども、生まれてきて分離するか、まぁどっちでもいいんですけども。

それによって、まず「分離感」っていうのを僕たちは感じます。

だから、寂しさとか、孤独感っていうのも、非常に近い感情なんですね。

で、それがその後、お母さんとのつながりによって癒されていくと、その分離感というのはマシになっていくんですけども。

今日の相談者さんのように、お母さんがちょっと可哀そうな人とか、弱い人とか、あるいはお母さんがよそ向いてるとか。

それから両親が不仲であるみたいな感じだと、そのつながり、親とのつながり、とくに母親とのつながりっていうのは感じられなくなっていくので、この分離感っていうのを抱えたまま育っていくようになります。

だから、誰にでもあって、その後フォローされていくことで緩和されていくものなんですけども、家庭環境によっては、そのまま分離した状態を感じたまんま成長していくと。

そうすると、たとえば保育園とか幼稚園、小学校っていうところでも、自分だけなんか仲間に入れないとか、みんなとのつながりが感じられないっていうような状態、なんか浮いてるとか、すごく違和感、ここにいることに対して違和感を覚えているみたいな、人間関係の中で出てくるのがこの「分離感」っていうものでございます。

究極は、「宇宙空間に自分が1人ぼっちのような感覚」という表現もできるかなと思います。

で、離人感というのは、離れる人って書くんですけど、つまり「自分が自分であることから離れてしまってる状態」。

つまり、アイデンティティの喪失問題って、僕はよく扱いますけども、そこにもつながっていきます。

なんか自分であることっていうのがよくわからないとか。

自分が自分じゃない気がして、なんかこの辺に、なんか自分とちょっと離れてちょっと浮いたところから自分を眺めてるような感じとかっていうのを持ってる方を、「離人感」っていうふうに言います。

で、こういった離人感があると、人とのつながりっていうのをもちろん感じられなくなるし、どこにいても違和感を感じるってことで、だから分離感っていうのもけっこうセットでついてくることっていうのが多いですね。

で、これは、子供の頃に非常に辛い経験をした、寂しく孤独な経験をしたりとか、たとえば虐待であったりとか、育児放棄、ネグレクトみたいなことにあったりとか。

そこまではいってないんだけども、けっこう家の中がぐちゃぐちゃで、誰とのつながりも感じられなかった時に、あまりにもその状況が辛くて、しんどいので、感情を切って、たとえばファンタジーの世界に生きるとか。

あるいは、その場に適用するように役割を演じて、たとえばすごくいい子になるとか、すごくチャーマー・ピエロになるとかみたいな感じで、「演じる人生」っていうのを歩むようにしたりとかですね。

あるいは、あまりにも苦しくて辛いので、その感情を完全に蓋をしてしまって、もう感情を感じないように、思考だけで生きるようにするみたいな感じになっていくと、この離人感っていうのを感じると思います。

で、この分離観とか離人感が強くなると、さっきもチラッとと言いましたけども、ファンタジー・空想の世界で遊んだりとか、何者かを演じるっていうことを、本当にちっちゃい頃からやるんですね。

家族にすごく気を遣ったりとか、あるいは家族からも分離してしまうことを選ぶっていうことで、それによって問題としては人間関係がうまくいかないとか、自分のアイデンティティが見つからないとか、さまざまな問題につながるんですけども。

その一方で、早くに切り離された分だけ、独特の感性とか、ものの見方とか、ユニークさ、創造性、クリエイティビティなどがけっこう育っていって、非常にユニークな世界観を持ってることが多いんですね。

その結果、その部分を表現していくことによって、さなざななアーティスティックな才能が花開いたりとか、非常に独創的なビジネススタイルっていうのを確立する経営者になったりとか。

実はすごい才能があったりとか、魅力っていうのがそこに眠ってるってこともあるので、僕はこの感覚っていうのを辛くてしんどいこともあったんだけども、ネガティブなことじゃないですよっていうことをお伝えしたいところです。

肝心なとこで噛みますね(苦笑)すみません。

で、じゃあどうやって癒していくのか?っていうところですけども、さまざまなやり方があります。

こういった問題は、カウンセリングとかセラピーが得意というか、よくあるジャンル・分野でございますので、けっこうさまざまな手法というのが開発されてまして。

たとえば、僕の場合だったら、カウンセリングで扱う場合は、その「自分の気持ち」ですね。

「感情とのつながりを取り戻していきましょう」ということをテーマにしていきます。

たとえば、子供の頃どんな気持ちを感じていたのか?

あるいは、今人の中にいる、今の生活環境の中で、どんな感情が強くあるのか?とか。

思春期の頃はどんな子供で、なにを感じていたのか?

あるいは、たとえば両親にわかってほしかったこと、言いたかったこと、我慢したこと、どんなことがあったのかな?っていうのを思い出していったりとか。

そういった、「自分の心とつながる」っていうようなことを展開していくっていうことが、けっこう僕がよくやるアプローチの1つだったりします。

あるいは、イメージワークっていうセラピーを僕は使いますので、そうすると「インナーチャイルドワーク」って有名なワークもありますし、あるいは自分とのつながりを取り戻していけるような、そんなアプローチをすることもあります。

また、別のやり方ですけど、僕は「グループセラピー」っていうスタイルでも長らくセラピーをやってまして。

1Dayセミナーとか、リトリートセミナーっていう名前で僕はやってますけども。

そういうところでは、「人を使ったロールプレイセッション」っていうのをやるんですが、そうすると1番手っ取り早く人とのつながりを取り戻せたりとか、その分離感っていうのを解放できたりとか、離人感っていうものから自分を取り戻していくっていうことができたりするっていうようなアプローチがあります。

要は、そういった問題っていうのも、ちゃんと癒していけるんですよっていうところなんですけど。

実は、子供の頃からこういった分離感とか、離人感がある方っていうのは、非常に自立が早いんですよ。

そして、超自立モードで生きてる方っていうのも実は多くて。

人に頼るとか、なんとかしてもらうために相談するっていうことに対してすら、罪悪感を覚える場合があって。

そういう方は、とりあえず自分でやりたいと思いますので、今日は説明欄の方に、関連する本とか動画をアップ、あげておりますので、よかったら参考にしていただければと思います。


ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。

最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。


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