意地っ張り同士のパートナーシップ
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「意地っ張り同士のパートナーシップを幸せに導く秘訣~勝ち負けや正しさよりも「幸せ」を選べる自分になる~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日2本目の収録でございますけども、今回はですね、パートナーシップのお話をしていきたいなと思います。
「意地っ張り同士のパートナーシップ」っていうところについてお話をしていきたいと思います。
ちょっとそういうところあるなぁ・・・と思われる方はですね、ぜひ最後まで聞いていただければなと思います。
意地っ張り、ちょっと心理学的な見地から言いますと、「自立同士」ですね。
お互いに自立した者同士の恋愛がよく陥るパターンとしてですね、意地っ張り同士でどんな問題が起きるのかっていうところをお話しつつ、その解決方法の糸口をシェアできればと思います。
自立同士っていうのはですね、お互い一人で抱え込む、一人でがんばる、自分でなんとかするっていうですね、「自立」っていうのは単位を一人っていう、「自分」っていうところと「それ以外」という捉え方をするんですね。
なのでパートナーシップって二人じゃないですか。つながりじゃないですか。
愛し合うとか〇〇し合うっていう、協力みたいなものがあるじゃないですか。
ところが一人っていう概念を持ってお互いに自分と他人っていう意識の中にいると、せめぎあうと言いますかね、ぶつかりあうということが非常によく起こるんですね。
ここでやり方の争いであったりとか、よく出てくるのが正しさの争い、どっちが正しくてどっちが間違ってるか、そしてどっちが強いか弱いか。
そしてですね、どっちが良いか悪いかっていうですね、こういった基準で自分は良くて相手が悪いとか、自分は正しいけど相手が間違ってるとかっていう意識っていうのを持つんですね。
それはそれぞれに価値観とか考え方とかやり方っていうものが今までの人生で確立してきてね、「これが間違いない、正しいんだ」っていうこと、
「これをやっとけば良いことなんだ」「これは間違ってないんだ、良いことなんだ、悪いことじゃないんだ」っていうような意識を持ったことってたくさんあるんですね。
ある人にとってそれは効率性を追求したのであったりとか、ある人は気分を優先したものであったりとか、あるいはいろんな家事でも仕事でもそうなんですけども、ルーティンっていいますか、順番っていうのにこだわっているとかっていう場合もありますしね。
これ料理は絶対こういうふうに味付けした方がうまいんだっていうようなね、そういった自立心というのも出てくると思います。
そうするとですね、そんな二人がお互いにそういう場合っていうのは、譲らないんですよね。
「ここはぜったい塩味の方が・・・」「いやこれぜったい醤油味だよ」みたいな感じでぶつかった時に、譲り合わないということが起きて、そして「ぜったい醤油のほうがうまいから」「いやぜったい塩の方がうまいよ」みたいな感じで、「じゃあ作って食べ比べしようぜ」みたいな感じになって、それで勝ち負けで争うということになります。
もちろんお互いの仕事の収入面であったりとか、職位であったり仕事内容であったり、その規模であったりとかね、あるいは場合によっては学歴であったり出身地であったりとか、今住んでる地域とか家とかですね、あるいは持ってる時計のメーカーだとか車だとか、いろんなところで競争してですね、どっちが上で下かっていうところをはかり合うわけですね。
ですから疲れます、とても。
疲れるんですけども、自立っていうところでやっぱり依存に叩き落されるので絶対負けを認めてはいけないとか、弱いとこを見せたら相手に攻撃されると思ってますから絶対は弱みは見せないとかですね、過ちを認めない、謝罪しないなんていうことがあってですね、お互いにプンプン怒ってるわけですね。
そういうカウンセリングっていうのは当然ながら大変多いですし、場合によってはそんなお二人をお迎えしてカップルカウンセリングになることもあったりするんですけども。
そういった時にありがちなのがですね、自立してる分、これは悪いことではなんでもないんですけども、自立に至るプロセスっていうところで“過去の傷”っていうものがやっぱり影響してるんですよね。
これはですね、僕たちが生きていく中で学習してきたことでもあるんですけども。
傷ついて辛い思いをした分だけもう二度とそんな思いはしたくないぞと。
じゃあそんな思いをしないようにどうしたらいいかっていうルールっていうのを僕たちはたくさん持ってるんですね。
これを「観念」と言ったりとか、「ビリーフ」と言ったりとか、「思い込み」とか「自分ルール」とかいろんな表現があるんですが。
そういった過去の自分の痛みとか辛い思いから、たとえば人を信じないとか、一定以上距離を縮めたくないとか、それからどうせ裏切られるんだったら最初から愛さないようにしようとかですね、そういった観念を持って自分自身、そして相手をですね、コントロールしようとする。
これがですね、「自立」っていうものの特徴の一つなんですね。
そうすると、これが正しいとかこれが良いとかそういった視点で物事を捉えているので、パートナーシップを築く際も相手のことをぶっちゃけ信用できないとか信頼できないんですね。
だから自分を優位に進めたい、要はマウントを取っていったりとか、なんでも張り合ってきて自分の方が上なんだぞっていうことを示そうとするんですね。
で、それっていうのが細かい面とか長いスパンで考えてどっちも出てくるとですね、お互いにマウント合戦になったりする状態になりやすくなって、これがですね、いわゆる「パワーストラグル」っていうふうに心理学では言います。
まぁ日本語に訳すとですね、「主導権争い」っていうふうに言えばいいかな。お互いの主導権を狙って、いろんなところで競争するわけですね。
これがですね、大学対抗戦みたいな感じでですね、なんかゲームとして成り立ってるわけならいいんですけど、ゴールもなければ賞金もなければ名誉もなければですね、お互いを称え合うこともなくですね、一方的に勝ち負けにこだわっていくと。
で、なにをしても自分はマウントを取ってくるみたいなですね、ポイントなのは“お互いに”なんですね。
だから「相手がマウントをとってくるのがウザイんですけど」って感じてる方も、ウザイっていうことは自分の中にもそれがあるっていうことなんですよね。
なのでここはですね、ついつい相手のせいにしたりとか、自分は正しいわけですから間違ってるのは相手だよねっていうところで、その正当性を主張されることはカウンセリングの場面でもあるんですけども。
「まぁどっちもどっちよ」みたいな話をけっこうしております。
で、こうなってくると、ちょっと先の話をすると、お互いにそういうパワーストラグル・主導権争いをしながらケンカ状態が続いていくと、当たり前ですけど疲れてきますよね。
「なんでこんなやつと付き合ったんだろう」
「なんでこんな奴と結婚したんだろう」
なんていうふうに思ってきますし、常に「もうこんな奴といるとしんどいからもう別れたい」っていう思いも出てきます。
そこでケンカがバーンと大きくなってケンカを繰り返しているうちは元気なんですけども、だんだんケンカする気力も無くなってきて「わかったよ、もういいよ」みたいな感じになって諦めてってとこになってきてですね、お互い溝が開いたまんまだんだん情熱が冷めていく。
そうなってくるとケンカもなければセックスもないような状態になってやがては別れていくっていう、
あるいは結婚してた場合は、もうお互いに全然お互いを干渉しないような独立した関係になって、独立したっていうと良い聞こえですけども、まぁお互いに心を閉じたまんま別々に暮らすっていうことになっていって、これがいわゆるデッドゾーンと言われるところになってきたりとか。
燃え尽き症候群=バーンアウトシンドロームって言いますけどね、こういうところに引っかかったりということになって別れていくとか、もうこんなもんだなって言って諦めていくっていうことになるんですね。
それだとやっぱりしんどいし面白くないし楽しくないし、別れるというのもいいんだけど、いつもこんな恋を繰り返してるのよねっていう人もいますし、じゃあどうしたらいいのって話になってくるんですけども。
その時に重要なのがあって、重要というか提案しているのが、マウント取ったりとかそのパワーストラグルに陥りがちなのってけっこう目の前のものなんですね。
だから要は目の前のことについて、良いの悪いの・強いの弱いの・正しいの間違ってるのっていうことを議論してるっていうか、やり合っていってるんですけども、先を見ようよ先をっていうことでね。
「ビジョンを見ていく」っていうことがまず一つ目のポイントになってくるんですね。
2人にとって目指すものってなんなのよって。
目の前のことに捉われるんじゃなくて、結局お互い愛し合って好き同士でくっついてるわけじゃないですかと。
「じゃあその2人の目指す先っていうのは何を見てるの?どんな世界を見てるの?」
ここにまずフォーカスしていくっていうのが一つ目のポイントですね。
2人にとっての夢・ビジョンというものを描いていきましょうと。
近い未来、1年後でもいいし、5年後・10年後でも構いませんよと。
2人でですね、2人でどう生きていくか。
たとえば家庭を築きたいかとかっていうことについて、未来を描いていく。
これはですね、これも当然マウント合戦みたいなところが出てくるので、これはそれぞれでもいいですし2人でもいいです。
2人でたとえば家を建てたいよねっていう話でもいいですし、大きな犬を飼いたいねでもいいですし、猫屋敷に住みたいねでもいいです。
違っていてもいいんですよ、全部を一致させようとするからトラブルになるんですけども。
一致している部分とか、「あぁそれはそれでいいよね」っていって自分で受け入れられる部分というのは受け入れて、そうじゃない部分はペンディング(保留)にとりあえずしておきましょうっていうことなんですね。
その上でというか同時にやるんですけども、重要なことがですね、“正しさよりも幸せを選ぶ”っていうことです。
「幸せを選ぶ」っていう意識ですね。
ここをですね、まずは持っていただきたいなと思います。
幸せを選んでいく。
じゃあ2人にとっての幸せってなんなのか?っていうのをですね、ぜひともここで考えてみたいなっていうところが今日の提案でございます。
ということで、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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