愛想笑いで疲れる。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「1日中“愛想笑い”をしていてすごく疲れるのでやめたいのだけど?~仮面を外すにはその価値や意味をちゃんと知っとかないと難しいよね?~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、ちょっと今日は涼しくて天気が下り坂な大阪でございますけども。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
最近天気の話題ばっかりしてますけど、他に話題がないんですね、すいません。
ということで、今日は「愛想笑いが疲れてしまう」っていう話をお届けしたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、フォローとかチャンネル登録もぜひよろしくお願いします。
今回もブログにいただいたリクエストを元にお話をさせていただくわけでございますけども、愛想笑いを1日中していて疲れちゃうっていう経験、皆さんありますよね。
ないかな?
ありますか?
心で笑ってるわけじゃないんだけども、お客様と接するからとか、仕事だからなどの理由で、ニコッみたいなね。
ニコッじゃないのかな、まぁ愛想笑いをしてしまう。
引きつった笑いになったりとか、あるいは顔は笑ってるけど目は笑ってないよねみたいな状態だったりとか。
普通に接客とかしてる分には、まぁまぁ問題ないんですけども。
それが1日中続くとなるとしんどいっすよねっていうことで。
じゃあそもそも愛想笑いってなんじゃらほいみたいな話をさせていただくんですけど。
要は「仮面」の一種なんですね。
「ペルソナ」っていうふうに心理学では言ったりしますけども、自分の気持ち・感じていることとは全然別にして、とりあえず笑顔を作っておく状態っていうのを愛想笑いっていうわけですね。
だから怒ってても、悲しくても、みじめでも、悔しくても、顔は笑顔でいようっていう感じなんです。
だから、表情としてはニコッてしてるんですけども、当然目は笑ってない。
そもそも「目」っていうのは、感情をなかなか隠せない場所っていうふうに言われてまして。
だから結局その人がどういう表情とか、どういう雰囲気なのかっていうところは、目を見るとけっこうわかったりすることが多いので、よかったら参考にしていただけたらと思うんですけども。
そういうわけで、要は心は全然笑ってないと。
楽しくもないし、面白くもないし、喜んでるわけでもないんだけども、顔は笑顔でいる状態が愛想笑いなんですよね。
で、もちろんこれってけっこうしんどいんですけども、処世術というか、仕事上仕方なくというかたちでやってらっしゃる方っていうのがたくさんいて、僕は別に悪いことではないっていうふうに思うんですよ。
だってそもそもこれは、相手に悪い印象を与えないとか、相手を安心させてあげるとか、そういったビジネスで言えば売り上げにつながることでもありますから、技術・テクニックの1つとして身につけておくことっていうのは全然悪いことではないと思うんですね。
ところが、それが癖になってしまって、作り笑いが取れなくなってしまうっていう状態が諸所に発生していたりとか、あまりにも無理して笑ってる表情を作ってるので、これがコンクリートで固められたようにパチッと顔に張り付いてしまって、すごく真剣な話をしてるのに、なんかニヤニヤしてるように思われたりとかっていう、そういった副作用的なことも起こってきたりします。
皆さんいかがでしょうかね。
愛想笑いしちゃうことが悪いというよりも、愛想笑いをずっと続けてしまうっていうしんどさってわかりますかね。
僕はご存知の通りあまり表情がないというか、無愛想というか、淡々としているとか、そういうふうに言われるタチでございまして、愛想笑いってそんなにないんですよね。意識して。
だからこれは僕昔からなんですけども、今でもそう思われてると思いますけど、冷たいとか、なんかちょっと突き放してるとか、なんかカウンセラーとしてどうなの?みたいなことをけっこう言われたことがありまして。
直そうかなと思ったんですけど、直らないし、難しいし、嫌だし、そもそもウゼェよと思って(笑)
まぁまぁそのまま今に至る。
そのうち「あぁ、根本さんってそういう人だよね」っていうふうに認知されていったので、そんなに直接的な被害は大きいとは思ってないんですけど。
でも愛想笑いができるっていうこと自体は、これは優しさであり、思いやりだと僕は思ってるんですね。
だから相手を気遣った行為であるので、長所っていうところがあると思うんですね。
これは別に愛想笑いに限らず、他の皆さんが人間関係の中で「やめたいけど、ついやってしまう癖」っていう中にも、けっこう魅力であったり、価値っていう部分があったり、さっきのように優しさであったり、思いやりを表現してるっていう部分もあるんですね。
だから、決して悪者にしてほしくないんですよ。
愛想笑いっていうのもしんどい部分もあるけど、しんどさを感じながらも、やる意味・意義・目的って多分あるはずなんですね。
だからここの部分はちゃんと理解しておかないと、もう愛想笑いか否かみたいな感じになってしまって、自分もしんどくなるっていうことが起こるわけですね。
で、この愛想笑いがなんでしんどいかというか、しんどいのはもちろんしんどいんですけど、要は自分の気持ち・感情っていうものを素直に表現できなくなってしまうっていうことになるんですね。
ちょっとその仕組みっていうのをもう少し詳しく言うと、たとえば相手への気遣いや優しさで愛想笑いをして、対応するっていうことをしてたとするじゃないですか。
で、それはそれ自体は別に悪いことでもなんでもないんですけども、その時って結局愛想笑いをするってことは、本当に自分が感じてる感情っていうのを抑圧した状態っていうふうに言えるわけですね。
つまり、たとえば自分が怒ってたとしても、嫌な気分だったとしても、それを隠して笑顔になってるわけですね。
なので、「自分の気持ちに嘘をついた表情」っていうのを作ってしまうということになるんですよ。
で、そうすると、ここに葛藤が生まれるわけですね。
本当は怒ってるのに顔は笑ってるみたいな感じで、そこにモヤモヤしたものっていうのが生まれてきますし、当然ながらそれって敏感な人は別ですけども、相手に伝わらないわけですよね。
だから、本当は嫌なのに、つい表情が愛想笑いだから、「あ、じゃあ別にオッケーだよね」っていうふうに思われたり、いろんな意味で誤解を招くっていうことがあって。
そこで人間関係をよくするために愛想笑いを身につけたのに、逆にそこでその人間関係を崩してしまいがちなことっていうのを自らやるっていうことが、ちょっとここは苦しいポイントかなって思ってます。
で、そういう意味では愛想笑いっていうのは、要は自分の気持ちに素直になれないっていうよりも、自分の気持ちを素直に出せないっていうところが問題になってくるんですね。
で、これが癖になると、本当にもうずっと付きまとってきますのでなんとかしたいよねっていうことで、今日はブログの方でもおすすめしたんですけども、まずは自分と向き合おうっていうことで、「お恨み帳を書きましょう」っていう話をおすすめしております。
お恨み帳っていうのは、要は「自分の心の中にある、ありのままの感情をただただ書き出していく」っていうノートなんですけども。
そうすると、自分の感情っていうものをだんだん出せるようになっていきます。
ただ、愛想笑いが板につくほどの、いわゆるいい人って言うんですかね、優しい人っていうのは、怒りを出すっていうことがそもそも慣れてないことが多いんですよ。
だから、怒りを出そうと思ってもなかなか出せないので、お恨み帳が書けないっていう問題が出てくるんですね。
でも、それはある意味当たり前のことなので、いいんですよ、最初は。
で、それを気長にコツコツやっていくと、数ヶ月経ってくる頃にはいろいろと自分の感情を出せるようになってくるっていうところがあって。
まずは、「自分の感情を、自分が素直に受け止められるようになりましょう」っていうのが第1弾のおすすめでございます。
そして、あとはやっぱりいい人であったりとか、仮面っていうのは常にくっつけておくとしんどいので、「外せる・取り外し可能・着脱可能な状態にしておきたい」っていうところが、実はこの問題の目的で。
愛想笑いを完全にやめることをおすすめするというよりも、着脱可能にしといた方がいいよねって。
できるときにはやった方がいいんだから、みたいな感じで捉えてみるといいんですけど。
その時におすすめなのが、仮面をいきなり外そうとしてもやっぱり難しいんですよ。
もちろん、カウンセリングでは、「なんでそんなふうになっちゃったんだろうね?」っていうところでお話を進めていくんですけども。
ここで出てくるのが「他人軸」ってキーワードで、よく僕のブログでもこちらでもよく出てくるんですけども。
要は、自分の気持ちよりも、相手からどう思われるかとか、周りの評価とかっていうのを気にして、自分を後回しにしてしまっている他人軸状態なんだよねっていうことなので、そうすると、「じゃあ自分軸っていうのを取り戻しましょうね」っていうことで、「私は私。人は人」っていうアファメーションもそうなんですけども、自分っていうものの気持ち、自分っていうのは今なにを感じてるかな、どうしたいのかなって、まず自分にお問い合わせをしましょうと。
「自分の心にお伺いを立ててみましょう」っていうところが、自分軸の1歩目でございます。
だから、たとえばこれは仕事中とかがいいかなと思うんですけども、仕事が終わりましたとか、休憩時間になりましたっていう時に、
今自分はなにを感じてるのかな?
どんな気持ちなのかな?
自分は一体なにがしたいんだろうね?
今どうしたいのかな?
自分が喜ぶにはどうしたらいいかな?
っていうふうに、自己肯定感を上げるっていうことにもつながりますけども、自分軸っていうことを意識して自分に立ち返る時間っていうのを作ってほしいなと。
で、これはちょっとブログで書いてないお話なんですけども、そうした気持ちに気づいたら、その気持ちを、たとえば鏡を向いて怒った顔をしてみてください。
ムッと。
あ、怒った顔難しいね(笑)
自分の悲しい顔をしてみてください。
みたいな感じで、表現するのを鏡を見ながらレッスンするっていうのも感情表現を上手にするおすすめな方法かなと思ってます。
ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。
参考になれば幸いでございます。
ありがとうございました。
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