彼のことを知りたい、理解したいと思うことは素晴らしいことなんだけど、、、

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「彼を理解してもっと包み込んであげたい!という思いはすごくいいことなんだけど、その前提としてやっておかなきゃいけないことがあるんだよね。」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

今日は、大阪・仙里山のセッションルームからお届けしております。

冬ですけどね、暖かい日が続いている大阪ですけども。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、「パートナーのことを理解してあげたい、もっと包み込んであげたいという気持ちは、とても素晴らしいものなんだけど、でもね・・・」というお話をお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。

今日も、ブログでいただいたネタを元に、こちらでお話をさせていただいているんですけども。

「彼のことをよく知りたい」と。

だから、僕のブログも、そういうご相談の時に、彼目線というか、彼がどんな気持ちなのか、なにを考えているのかということを知りたくなってしまう、というお話で。

もちろん、相手の気持ちを理解するということは素晴らしいことですし、パートナーのことをより知って、理解して、受け入れてあげる、もっと愛してあげたいなということは、とても素晴らしいことなんです。

まず、これは大前提でございます。

彼のことをちゃんと考えてあげるということは、すごくいいことなんですけども。

けども、なんですよ。

それが、「自分軸」なのか?「他人軸」なのか?というのが、けっこうポイントでございまして。

「してあげたい気持ち」というのはもちろん、全然それだけは素晴らしいんですけども。

じゃあ、その根拠は?っていうところがあってね。

だから、たとえば実は自分に自信がなくて、なんとか彼に嫌われたくないとか、気に入られたいという気持ちが強く出ていると、それによって彼のことを知りたいと思ってしまうし、どうしたら彼がもっと自分のことを好きになってくれるか?ということをすごく考えてしまっている、というような状態というのが、たとえば一つ目として挙げられるわけですね。

で、そうすると、彼のことをいっぱい考えてあげることはいいんだけども、だけどそれって明らかに彼軸、他人軸ですよね。

つまり、結局それって彼のことを考えているんじゃなくて、自分のことを考えていることになっちゃいませんか?って。

だから、どうすれば彼の気持ちがこっちに向くか?とか、嫌われないようにする、もっと好かれたいという気持ち。

それは、自然にあったとしても、そうすると彼のことを理解して、知ったとしても、じゃあそれに自分が合わせていくと苦しくないですか?と。

もちろん、合わせたい部分と、合わせられる部分というのはいいんだけども、「いや~、本当は嫌なんだけど、多分彼はこうしてほしいと思うんだよね。だから嫌なんだけど、でもするしかないのよね」みたいな気持ちになるんだったら、これはやっぱり苦しいと思うんですよ。

たまにだったらいいですけども、それが基本になってしまう場合もありますよね。

そうすると、彼のことを理解したいという気持ちっていうのは素晴らしいけども、苦しくなってしまう。

彼のことを包み込んであげたい、愛してあげたいという気持ちがもちろんあるのは素晴らしいんだけども、でも、それによって自分のことが疎かになってしまう。

こういうケースってけっこうあって。

とくに、自立していて、与えたい気持ちが強い人に、また違う意味でこの傾向があって。

とにかく、たくさん与えたい、彼を満たしてあげたい、喜ばせてあげたい。

で、尽くすのも好きで、彼のために一生懸命やってる。

だから、彼がなにが嬉しいのか、なにが喜びなのかということを知って、理解したいし、それに応えてあげたいと思う。

それは素晴らしいことに見えるし、実際素晴らしいんですけども。

じゃあ、「自分の状態ってちゃんと見てる?」っていうことなんですよね。

どこか前提として、「私は大丈夫」とか、「私はいい」みたいな思いがあったりすると、そしたら、結局それってさ、自分がボロボロになっている可能性もあるよねと。

これは、仕事なんかではよくあるんですけども。

とくに、体とかメンタルが強いなっていう方ほど、自分のことを放っておいて、人のために頑張っちゃうっていうことをよくやりがちなのよね。

そうすると、やっぱり知らないうちに自分が疲弊していくし、ボロボロになっていく。

だから、一人になった時にドッと疲れが出たりとか、休みの時に本当にゴロゴロするしかできなくなっちゃう、なんていうことにもなりかねないわけですよね。

「与えたい」って気持ちは素晴らしいんだけども、それだけの「余力」が自分にあるのか?

そのお問い合わせを、自分にちゃんとする。

その余力の中で、与えてあげるっていう意識を持つっていう方が、すごく健康的だし、長期的に見たら良い関係を築けることになると思うんですね。

だから、やっぱりそこで自分っていうもの、自分の気持ち、状態っていうのをちゃんと把握するし、「自分軸」っていうことなので、できること・できないことっていうのもやっぱりあるわけですよ。

「してあげたいな。でも自分にはそれができないな」っていうこともあると思います。

それを受け入れるっていうことも大事だし。

彼のことを理解して、彼を大事にしてあげたいと思うこともすごくいいんですけど、それと同時に、やっぱり自分のことも知って理解してあげる。

この両方が必要だっていうことなんですよね。

ここで、たとえば自分に自信がなかったり、自己肯定感が低かったりとか、あるいは自己嫌悪が強くて、自分のことをあまり愛せないっていう状態の時だと、やっぱり最初の彼軸になりやすいわけですし。

ある程度、仕事だったりとか、パートナーシップがある程度うまくいってると、「自分のことは大丈夫」って思い込んでしまう。

みたいな感じで、彼のことを理解するって素晴らしいし、尽くしてあげたい、包み込んであげたい、もっと愛してあげたいっていうことは素晴らしいことなんだけども、前提として「私が大丈夫なのか?」と。

「自分軸」っていうのは、自分勝手になることでも、自己中になることでもなくて、ちゃんと自分の状態をまず把握することだし、自分にできること・できないことの線引きをする、できている状態だし、そしてその自分の状態がOKっていう状態で、相手との関係性を見ていく、相手のことを考えていく。

だから、けっこうカウンセリングをしてても、「彼が彼が彼が」になって、彼軸になっちゃってる場合ももちろん多いんですけども。

うちのお客さんの場合は、やっぱり自立してる方が多いので、なんとか彼を助けたい、与えたいっていう気持ちの方の方が多いかもしれない。

僕のクライアントさんの場合はね。

そうすると、やっぱり「自分のことを放置しすぎてない?」って。

「けっこう疲れてるんじゃない?」と。

だから、たとえばそういう方には、「本当は私全然大丈夫じゃないって言ってみてください」って。

「全然私大丈夫じゃないんだ」って。

でも、この言葉が言えない人って、けっこう多いんですよね。

誰かのためにずっと頑張っている。

でもそれは、子供時代から続いていることも多いんです。

親のために頑張ってきた。

他の兄弟のために自分は我慢してきた、耐えてきた。

家族のために尽くしてきたっていうと、やっぱり自分を放っておいて誰かを大事にするっていうことが、やっぱり癖になっちゃうことって多いんですよね。

それで、自分がなまじっか体とかメンタルが強いから、それに耐えられてしまって、それが自分の成功法則になってしまう。

で、こういう人って、周りからすごく慕われるんですよ。

学校でも、学級委員とかできるんですよね。

仕事をやらせても、仕事できるから、周りからも信頼されるんですよ。

そうすると、もっと頑張っちゃう。

もっと自分のことを放っておいて、もっと人のために頑張ってしまう。

恋愛もそうなんですよね。

「私はいいからあなたが」みたいな感じで、ある種これ「犠牲」っていうことになるんですけども。

それくらい、相手を喜ばせてあげたい。

でも、そういう人って受け取れないんですよ。

だから、彼とか周りの人がどれくらい信頼したり、愛を送ってくれたとしても、「あ、私はいいから」って。

でも、その間にどんどん自分のメンタルは崩壊していってしまう、しんどくなってしまう。

与えるだけ与えて、受け取ってないからね。

そうすると、流すんだけど、入ってこないから、だんだん枯れていくんですよね。

で、それがやがて燃え尽き症候群なんて言われる状態になることもあるし、「もう私にはなにも与えられるものがない」っていう感じになっちゃうと、そうすると与えられない自分って価値がないわけですよ。

だから、やっぱりそこで自分っていうのをちゃんとケアしてあげる。

自分のことを見てあげる。

自分に栄養を与えてあげる。

それは、なにかというと、自分を喜ばせてあげることだし、それから自分のことをもっと好きになってあげることだし、自分の価値や魅力をちゃんと受け取る。

これね、けっこうあるんですよ。

もうカウンセリングでは、こればっかりやってるって言ってもいいぐらい、「自分の価値を認めましょう。それって魅力ですよ。才能ですよ」っていうことをよく言うんですよね。

で、そうやって「自分の状態」っていうのをちゃんと見てあげて、その時にできることを与えてあげる。

だって、それが自分にとってのベスト、今のベストなんですよ。

で、もっと与えたいと思ったら、器をでかくするとか、そこで彼を理解するっていうことが、初めてもっと役に立ってくるわけです。

そうすると、Win-Winの関係性っていうのは、築いていきやすくなるわけですね。

パートナーシップネタなんですけど、パートナーシップに限らず、いろんな場面で今日のお話って通用すると思うんですよね。

相手のことを理解しようとしすぎてるあまり、前のめりになったり、あるいは実は自分がしんどいなみたいなね。

あるいは、「彼軸になってないですか?自分軸ですよ」っていうのを、今日お伝えさせていただきます。

よかったら、参考にしていただければと思います。

ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。

よかったら、チャンネル登録・フォローもよろしくお願いします。

ではバイバイ。


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