性的トラウマって癒やされるの?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「性的トラウマから来る女性性の痛み、体の症状はどうしたら癒せるのだろうか?」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今回は「性的トラウマって、どうやって癒していくの?」っていうテーマでお届けしていきたいと思います。
かなりセンシティブな内容でございますので、僕も言葉遣いも気をつけたいんですけども。
もしかしたら、ちょっと傷に触れてしまうことがあるかもしれませんので、ちょっと用心しながら聞いていただければなと思います。
ということで、よかったらチャンネル登録とかフォローも、よろしくお願いします。
今回もブログの方にいただいたネタ、子供の頃、小学生の頃の性的な虐待があり、19歳の頃にも自分を傷つけてしまう、自分が傷つくような出来事がたくさんあったという方が、優しいパートナーができてね。
これは、ある意味すごく順調な部分っていうのも、実は見えてきたんですけども。
その中で、そういったトラウマっていうものが、体の症状として出てきてしまった。
でも、病院に行っても「なにも問題はない」って言われる。
っていうようなお話をいただきまして。
それについて、どうやってカウンセラーとして向き合っていくのか?というテーマでお話してたんですけども。
詳しくは、ブログの方を見ていただければなと思います。
カウンセリングっていうのは、皆さんもお察しの通りと言いますか、やはりさまざまな繊細な問題、難しい問題っていうのを扱う場でございまして。
今回のような、「性的なトラウマ」っていうのも、かなり話題に出てきますし、さっきのブログセッションの中でもありましたし、最近のカウンセリングでもテーマになりましたけど。
やっぱり、そういった性的なもの、セックスに関するようなトラウマ、問題、トラブルっていうところについても、やはり繊細な分だけ、カウンセリングのような場に持ち込まれるんだろうなというふうに思っています。
男性である僕に、そういう話をしてくださるっていうことなので、相当覚悟を持っているのか、お医者さんに行くような気持ちで聞いていただいているのか、人それぞれだと思いますけども。
「僕がどういうふうにそういった問題を扱うか?」っていうところについて、今からお話をしていきたいなと思っています。
癒し方というか、そこの見方っていうところは、もちろんケースバイケースで、すべての人に対して同じやり方をするなんてことはなくて。
そのトラウマっていうものが、どういうふうに今に影響を与えて、未来にそういう暗い影を落としているのか?っていうところを、やはり最初は見ていくんですね。
それによって、パートナーができないとか、パートナーができていても、その行為がうまくいかないとか。
あるいは、行為はできるんだけども、すごく自分の中で抵抗があるとか。
すごく問題っていうものを感じるって、人それぞれ出ている状態も別々ですし。
今日の方は、もう肉体的な症状として出てきてしまっていると。
肉体的な症状として出るっていうこと、でも医学的には問題がないっていうことは、これは「潜在意識の深いところに傷がある」っていうことで、僕たちの心っていうのは、最終的に体の症状として出てくる。
病気も同じ考え方をしますけども、体の方に出てくると。
だから、体に出るくらいの症状っていうことは、「だいぶ心の方が傷ついているんだな」っていうふうな見方もできるわけですね。
たとえば、今日のネタ元さんのお話に沿っていくと、ちょっと彼氏との話は今日は割愛するんですけども。
まずどこを目指すか?というと、「自分でまず自分を守ってあげる」「自分が自分のことをもっと愛してあげる」っていうことが、やっぱり大前提になるのかなっていうふうに考えています。
そういう被害にあって、傷ついている自分っていうものが、やっぱり辛くて、そして痛くて、場合によってはすごく嫌悪感なんかを持ってしまって、自分でもそこに触れられなくなっちゃうっていうことって、よくあるんですよね。
これは、別に性的な問題だけじゃなくて、さまざまなトラウマに言えることなんですけども。
自分でも扱えなくなってしまって、そんな自分を、自分がもう切り離してしまってる、嫌ってしまってるっていうことって、けっこうあるんですよ。
だから、そういった傷ついた自分、傷ついている自分っていうのを、自分自身がやはり愛してあげる。
守ってあげる。
優しく包んであげる。
慰めてあげる。
受け入れてあげる。
愛してあげる。
っていうことは、いろいろ表現がありますけども。
「そういった意識、そこを持ちましょう」っていうのが、最初のテーマになります。
だから、そういったそういうクライアントさんがいらっしゃったら、「それを受け入れられる準備があるのかどうか?」っていうのは、私の方でもちゃんとチェックしなきゃいけないわけですよね。
まだまだ傷が大きくて、触れられない場合には、ただ本当にお話を聞くだけっていうことで終わることっていうのもたくさんあります。
そうやって、自分で自分を受け入れていくために、たとえばこういうイメージを使ったアプローチがあって。
たとえば、19歳の自分に会いに行く。
感覚的ね。
想像の世界ですよ。
19歳の自分に会いに行く。
そして、その19歳の、たくさん傷ついている自分っていうものを、ただただ抱きしめてあげる。
それが抵抗が強いのであれば、急にじゃなくてもいいんですよ。
急ぎでやらなくてもいいんです。
徐々に近づいて、その自分を愛してあげる、ハグできるような、抱きしめてあげられるようなぐらいまでいく。
これが、一応「受け入れる」っていう、一つのサインになってきたりします。
話を聞いてあげるとか、よしよしって。
昔の自分だからさ、変な話ですけどね。
昔の自分だから、気持ちがわかるじゃないですか。
共感できるじゃないですか。
「わかるわかる」って、19歳の自分の話を聞いてあげるようなつもりだし。
「あんたは悪くないよ」って、「なにも悪くないんだよ」っていうふうに言ってあげる。
これも、心にとってはすごく大切な効果っていうのを与えます。
もちろん、小学生の自分、訳もわからんと辛い目にあった自分っていうのも同じですね。
その自分を、自分が救い出しに行く。
今の自分が、当時の自分っていうものを受け入れて、愛してあげる。
こういう意識を持ってみるだけでも、実は少し心の中に温かいものが広がったり、安心感とか出てきたりします。
こういうのを、カウンセリングの中でやったりするんですね。
また、ちょっと違うライン、ちょっと全然違うラインからすると、実はそういった性的トラウマがある裏側には、「罪悪感」っていう感情がついてくることが多いんですよ。
これは、説明するとちょっとややこしいんで、割愛しますと。
時間もかかるんでね。
簡単に言うと、すごくそういう被害者なのに、罪悪感を持つって変じゃない?と思うんだけども、そこにはたとえば「自分が穢れてしまった」っていう思いもそうなんですけども、罪悪感を抱えることによって、激しい自己攻撃、自己否定になっているっていうこともあって。
なので、罪悪感を癒していくような、洗い流すような、そういったアプローチっていうのをとることっていうのもたくさんあります。
これで、だいぶスッキリするっていうケースが、意外と多いんですよね。
だから、その罪悪感っていうところにフォーカスをする。
なんの罪悪感かは考えなくてもいいので、そういった部分を洗い流していく。
で、そういった段階を経て、もちろんそれは今言った方法って一つだけじゃなくて、「昔の自分を愛する」っていうことだって、たくさんやり方があるし。
「罪悪感を癒す方法」なんて、それほどめちゃくちゃたくさんあるんですけども。
そうやって、少し楽になってきたなと思ったら、この部分って癒されていったりもしますし。
なんだったら、もっとそれでも残っている場合は、さらに深めて、たとえば「再体験法」っていうのがあるんですよ。
過去のトラウマを再体験する。
怖いですよね。
いや、だから、そんな簡単にはこれやらないんですよ。
やらずに、本当にたとえば僕との信頼関係ができているとか、安全な場であるということを、お互いにクライアントさん自身も認識した上で、その当時の感覚っていうものを取り戻していって、それを洗い流していく。
それを手放していくっていうような、アプローチということをすることもあります。
これは、本当にそこまでの段階をちゃんと踏んでおかないと、よりトラウマがひどくなってしまう危険がありますから、取り扱い要注意なんですけども。
そういうかたちで踏み込んでいくと、そのトラウマから徐々に徐々に解放されていくということで、希望を持っていただきたいなと思っております。
そして、やっぱりそういったトラウマじゃないですけども、そういったアプローチによって少しずつ薄めていくと、そうするとトラウマを癒すっていうことは、手段じゃないですかと。
今ある問題、パートナーができないとか、パートナーとのセックスに問題があるとか、そこが解消されていくっていうことが目的なので。
とくに、体の症状に出ている場合は、先ほど言ったような無意識的な、感覚的なアプローチっていうものを取ることによって、それこそ感情的にひどい思いをするというよりも、感覚的にその部分を取り去ってあげることができるんじゃないかなと。
今までそういう事例っていうのを、たくさんけっこう意外とやっぱり多いんですよ。
扱ってきまして、そういったスッキリされた方、症状が改善した方、良くなった方っていうのもいますので、そういう意味では、希望を捨てずに向き合っていっていただければなと思っております。
ありがとうございました。
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