起きてることは全て正しく、それを望んでいる自分もいる。という前提に立つと思い通りに行かない現実が理解できるようになる。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「「起きてることはすべて正しく、それを望んでいる自分がいる」という前提で現実を見てみると「なるほどな~」と辻褄が合う心理が見えてくる。」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

今日は、東京の神楽坂に来ておりますけども。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、「よく聞くんだけど、とっつきにくいよね。ホンマなんかな?」みたいなテーマでお届けしたいと思っております。

「“起きてることは全て正しい”って、どういうこと?」っていうお話をお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録、フォローとか、シェアなんかも大歓迎でございます。

どうぞよろしくお願いします。

今日も、ブログで回答させていただいたネタを、こちらでもお話をさせていただいているんですけども。

生きてると思い通りにいかないというか、「こんなはずじゃなかった」っていうことに、よく出会うものかなというふうに思います。

今日のネタ元さんも、自分はどっちかっていうと癒されたいんだと。

守ってもらいたいんだと。

それで彼氏を作ったら、ちょっと頼りなくて、「むしろ逆じゃね?」みたいな状況になっちゃったと。

どうしたらいいんでしょう?みたいなネタをいただいたんですが。

他にも、よくカウンセリングでも似たようなテーマってよく扱うことが多くて。

たとえば、結婚されてる奥様が、仕事もしんどいし、疲れたし、そんなやりたい仕事ってわけじゃないから、本当は辞めて専業主婦になりたいんだけども、肝心の旦那の稼ぎがちょっとね・・・みたいな話があったりとか。

もちろん、パートナーが欲しくて結婚もしたいんだけども、なかなかそういう人が現れないとか。

仕事をもっと頑張りたいなと思って転職活動をしてるんだけども、なかなかいいところから内定をもらえないとか。

お金に関する問題、それから家族に関する問題、子供のこと、あらゆる点で、「本当はこういうふうにしたいんだけど、こうなりたいんだけども、でも現実はその逆なんだよ」っていうことって、意外とよくあるのかなっていうふうに思うんですよね。

今日のブログでも、いくつかそういう事例を紹介しましたけども、自分としては、たとえば守ってほしいとか、むしろ自分が頼りたいんだっていう気持ちを持ってるのに、なぜかお付き合いする人は頼られる側になっちゃうと。

甘えられてしまうと。

「え、どうすんの?どうして?」みたいな感じの疑問なんですけど。

そういう時に、カウンセラーとしてどういうふうにこういう問題を見ていくのか?っていうと、「起きてることっていうのが正しいんだよね」っていう前提というのに立ちます。

僕らの心っていうのは、何層にも分かれています。

浅いところから深いところまで、本当に日本海溝よりも深いんじゃないかみたいな感じで、そういう心の深さっていうのがあって。

そうすると、表面意識・表層意識で思っていることと、その深いところで思ってるところっていうのが、ズレてることっていうのがたくさんあるんですね。

もちろん、頭で考えてることっていうのも、それに含まれる、表層意識に入りますし。

表向きの欲求、「ニーズ」って言われるものも、けっこう表層意識の方にはっきりと出てくる。

だから、浅いところにあるから、よく意識しやすい、見える。

逆に、自分の本音の本音みたいに言われるような、心の深いところにある欲求とか思いっていうのは、なかなかやっぱり上からは見下ろせない、光が届かないから見えないわけですね。

じゃあ、その本音の本音ってなんだろうね?っていうところを、カウンセリングの中ではよく考えていくんですよね。

たとえば、先ほどの「本当は頼りたいんだけど、頼られてしまう」っていうところでお話を伺うと、「本当に頼りたいんかな?」みたいな。

頼りたい、甘えたいっていう気持ちって、もちろんあるとは思うんだけども、本当にそれって「自分が望むかたちなんだろうか?」みたいな疑問というのを呈していったりとか。

それが過去の人間関係とか、恋愛とかっていうところで、実際どうだったのか?みたいなところをお聞きしていくことによって、なぜその矛盾が起きてしまったのかを解き明かしていくんですね。

で、そうすると、たとえばですよ。

今日の話は、そこまで情報がないのでハッキリしたことを言えないので、仮の話として聞いていただきたいんですけども。

本当は自分が、今の自分は甘えたいとか、頼りたいっていうふうに思ってると。

で、それはなんでか?っていうと、いろいろ仕事とか人間関係とかにしても、ちょっと疲れちゃってるとか、ストレスが溜まってる状態で、「休みたいんだよ、ゆっくりしたいんだよ」っていうような気持ちがあって。

で、「どうせならもう甘えたい、甘えらえるような人がいい」みたいなふうに思いがあると。

しかも、たとえば幼少期から自立して生きてきて、1人で頑張って生きてきましたとか。

しっかり者の長女として生きてきましたみたいな、そういう感じだと、いつも自分は頼えられる側、お母さんとか兄弟からも頼られる、学校でもそういう立場だった。

自分も「頼ってみたいよね」みたいなふうな気持ちはあるんだけども、なぜかその逆の立場でやってきた。

そして、それも実は自分の中ではちょっと心地良い部分があったりとか、すごく慣れてるっていうのもありますけど、「それが自分だよね」みたいなアイデンティティっていうのを、仮に持ってるとするじゃないですかと。

で、そうすると、自分が表層意識の中では、「頼りたい、甘えたい、誰か私を守ってくれる人現れて」みたいなふうに思ってるんだけども、潜在意識の中、深いところでは、むしろ「私は自立して生きていきたいんだ」と。

そういう「頼られる側でいたいんだ」っていうような気持ちが、もしあったとするならば、現実はそちらの方がやっぱりパワーが強いので、現実化していくわけですよね。

「引き寄せの法則」とかって、最近よく相変わらず耳にしますけども。

そういった、潜在意識の中にある欲求が、目の前に現実として現れるんですよっていう解釈ですから。

これは、もう心理学の世界の解釈でもあるんですよね。

だとするならば、一応望み通りのことが起きてるんじゃないの?と。

つまり、今起きてる現実っていうのは、表層意識では自分が望んでないと思っていたけども、潜在意識を見ていくと、実は自ら望んでつくっている現実で、そしてそれが自分の心を映し出している状態なんだっていうふうに解釈をしていくと、辻褄があうことがいっぱい出てくるわけですね。

で、そういう謎解きをしていく場っていうのがカウンセリングであり、僕のセミナーだったりとかっていうふうになるんですけども。

そういった潜在意識の中にあるものっていうのは、自分ではなかなか見えないので、逆に外側に起きてる現実から、「あ、自分の望んでる状況ってこういう状況なんだな」っていうふうに理解していくっていうのが、実は心との付き合い方であり、自分を知る方法っていうふうに言えるんですね。

そこで、「投影されるから」っていうふうな解釈をすると、もう少し説明がつくんですけども。

で、そういった周りに起きてる現実っていうもの、これを、「とりあえず一旦受け止めよう」と。

受け入れようと。

頼りがいがある彼氏がいいんだけど、頼りない彼氏を選んじゃった。

でも、それが現実なんだ。

なぜなんだろう?

みたいなところで、一旦受け入れて、なぜなんだろう?っていうところを心理分析していくと、けっこう辻褄があう答えっていうのが見つかってくるんですよっていうところなんですね。

で、ここまでは分析なんでございますけども。

そうやって、たとえば「本当は自分は自立して、自分が主導権を握って関係性を築いていくっていうことが、自分らしいんだ。自分の本音なんだ」っていうことを気づいていくっていうところがあって。

だから、たとえば今回のようなご相談の時にも、必ずじゃあ彼が頼りないと、むしろ私が彼を癒さなきゃいけない。守らなきゃいけない立場なわけですよね。

そのメリットってなんかあると思いません?っていうふうに見ていくこともあります。

「だからこそのメリットって、なに?」みたいな言い方を僕はするんですけども。

不満とか、それから嫌な思いっていうのがある一方で、それが辻褄があうなって、それを望んでる、それが自分にとって都合がいいということがあるとしたら、なんでしょうか?っていうことを考えていくわけですね。

そうすると、たとえば頼りない彼氏とかの場合だったら、自分主導で物事が決められるとか、自分が好きなように振る舞えるとか、頼られて実はそれが心地よいんだとか。

そういったメリットっていうのもけっこう出てきたりすると思うんですね。

で、そういったメリットっていうところは、慣れてしまうと見えなかったりするし、逆にそこに自分の才能とか魅力とか価値とかっていうのが眠ってるってこともたくさんあるので、「じゃあメリットってなんなんだろう?私が望んでこの彼を選んでいるとしたら、なんなんだろう?」っていうふうに見ていくことで、さまざまな気付きとか、発見というのが得られるわけですね。

っていうふうに考えていくと、なぜこうなっちゃったのか?っていうところが理解できるようになって、その裏側に、もしじゃあそんな自分を変えていきたいと。

もっと頼れるような自分になっていきたいということになれば、それが新たな課題になっていくわけですね。

だから、まず現状を正しいとして、自分が望んでるとして受け入れましょう。

受け入れた上で、それを変えていくのか、それを受け入れていくのか、そのままいくのかっていうのを選択していきましょうっていうのが、幸福度を上げる生き方ではないかなっていうふうに思ってる次第です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?