早くに自立したので自分のことは何でもできるけど、人が絡むと途端に他人軸になってしまう問題。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「「バリバリ自分軸で自立系で武闘派な私」と「他人軸で周りに振り回されちゃう依存的な私」の両方が共存するとどうしていいのか分かんなくなるよね?」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、最近ちょっと間が空いてしまっておりますけども、申し訳ございません。
また今日からお届けしてまいりたいと思います。
なんか「夏が来た!」っていう感じでございますけど、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日ちょっとややこしい話、マニアックな話かもしれませんけど、けっこう実際はよくあるだと思うお話ですので、よかったら最後までお聞きください。
「自立」と、そして「他人軸」、その辺のお話をさせていただきたいと思います。
そして、よかったらフォローとかチャンネル登録もよろしくお願いします。
簡単にざっくりと言うと、自分の手に届く範囲、自分のことについては、自分でできますと。
自分軸でできてますと。
だから、たとえば仕事に関しても、それから日々の生活とかに関しても、自分のことは自分でできますよと。
で、これ当たり前のように聞こえるかもしれませんけども、けっこうこの辺りでブレる方もやっぱりいて。
仕事とかでも、「本当にこれでいいのかな」とか、「これで大丈夫かな」とか。
それから、たとえば自己主張とかもちょっとしづらかったりとか、自分の自信、自分の仕事に自信が持ちにくかったりとかってなると、やっぱり他人軸になりやすいんですよね。
なので、仕事に関してもけっこう依存的になっちゃったりとか。
自分に与えられた仕事においても、他人軸になりやすいって方がいるんですね。
でも、この辺は自立で、とくに子供の頃から、早い時期から自立されてきた方っていうのは、けっこう1人で頑張るっていうこと、1人でなんとかするっていうことが、当たり前になっちゃってるんですね。
これは親から早くに自立する、そういう状況にあった方にとくに強いですし、また下に何人か兄弟がいて、その長男・長女であるとかっていうのは、自分のことを自分でしなきゃいけない時期が早まりますから、その分自立的になっていくと。
それで、「人に迷惑かけないように」っていう部分もあるし、「自分のことって自分でするしかないよね」っていうこともあって、けっこう早く自立していくんですね。
だから、自分のことは自分で決められるし、自分に与えられた仕事は自分でこなすことはできると。
ここに関しては、自分軸っていうのを確立されて、ブイブイ言わしてますみたいな感じであると。
でも、その一方で、とくに対等な部分に強く出てくるんですけど、パートナーシップとか、それからチームビルディングに関する部分だったりとか、人間関係が絡む、それも表面的な軽いものじゃなくて、けっこうがっつりと絡んでくる。
恋愛なんかその典型的なものかと思いますけども。
そういった人間関係が絡んでくると、途端に他人軸になってしまうっていうケースっていうのがあります。
すごく相手に振り回されたり、顔色を伺ったりとか、先ほどお話してきた経緯を見るとちょっと理解できるかもしれませんけども。
子供の頃から早く自立して、自分のことは自分でする、誰かに頼ることなく自分でなんとかするっていうのが当たり前だったので、自分の中の意識の単位が「1人」「自分」になっちゃってるわけですね。
で、自分になっちゃってるので、他人との接点において「どうしていいかわからない」というか、困ってしまうというか、経験というか、データというかがないんですよね。
なので、たとえば「結婚しました」「お付き合いしました」みたいなことになると、途端に他人軸というか、彼軸とかになってしまって振り回されたりとか、自分を見失ったりとかっていうことをしてしまいがちになるわけですね。
で、そうすることで、自分はすごい依存的で、1人でなにもできない人間で、たとえば「離婚も決断できない」みたいなふうに思ってしまいがちなんですけども。
一方では、バリバリ自立して自分軸で生きてる部分もあると。
で、その一方では、パートナーシップではすごく依存的で、振り回されてる自分がいると。
この自分の「ギャップ」が大きいが故に、非常に混乱するっていうことがあるんですね。
で、やっぱり自立的に考えてきた、自分1人でやってきた部分があるので、メインはそっちなんですよ。
メインはそっちって、どういうことかって言うと、思考・頭の中で自分の中のその問題を解決しようとか、なんとかしようとかっていうことが、今まで1人でずっとやってきたから、そのパートナーシップの問題についても、話し合って結論を出すとかっていうこと以前に、1人でなんとかしようとして足掻く、1人でなんとかしようとして頑張る。
だけど、相手がいることだからっていうことで、他人軸になる。
でも、自分でなんとかしようとするっていうね。
これがけっこう葛藤としては深く出てくるんですね。
ちょっとわかりづらいかもしれませんけども。
たとえば、離婚するっていうことにしても、相手の状況とか、2人の関係性とかっていうのを、自分なりに分析したりとか考えたりとかすると。
そうすると、頭では「離婚した方がいい」ってわかったとする。
「この人といてもしょうがないよね」ってわかる。
ここは自分の1人のことですよね。
ところが、いざ相手が出てくる、相手のことを考えると、たとえば「相手がかわいそうだ」とか、「でもそう言っても世間体が」とか、「お母さんが」とか、ここはすごい他人軸の関係性を見るんですね。
だから、このギャップっていうか、自分1人だったら離婚するんだけど、ちょっと言葉変なんですけど、じゃあ相手との関係を切るアクションが起こせるかとか、親を説得しようとできるかっていうと、これまた別の問題なので、この狭間ですごくウジウジウジウジしてしまうと。
で、これがいろんな場面で出てくるんですよ。
だから、たとえば1人でビジネスやって、1人でなんでも完結する仕事をしてるのであれば、そんな問題はない、起こらないんだけど、チームプレーになった時に、たとえば「こいつちょっと首を切りたい」と思っても切れない。
あるいは、組織に入って仕事してた場合、「会社を辞めよう」と思ってもすぐに辞められないとか。
そこのギャップっていうところで、すごい葛藤を抱えるわけですね。
ちょっとマニアックですかね。
なんか、うまく説明ができてないような気がするんですけども。
でも、カウンセリングをしてると、そういった自分の中にある相反する面ですね。
自立的な部分と、依存的な部分で言うとわかりやすいんですけど。
こういう相反する部分でかなり葛藤してしまって、「離婚って決めてるんだったらさっさとしなさいよ」っていう自分と、逆に、「えー、そんなことしたら1人ぼっちになっちゃうじゃないの。世間に恥ずかしいじゃないの。彼がかわいそうじゃないの。彼を見捨てるの」みたいな声と、この他人軸になってる部分っていう声とが、自分の中でうごめくっていうことなんですね。
どうするか?
これは、今日お話してる中で、「子供のころに早く自立しすぎちゃったよね」っていうところが出てきたんですけども、これを見直すと、やっぱり自分の気持ち・感情っていうところを、ちょっと無視してしまう癖っていうのがあるんですよね。
自立的な部分っていうのは、思考に取られてるんですよ。
頭で考えるっていうことが強くなるんですね。
「どうあるべきか」とか、「どうするのがいいか」というのを考えるっていうことですね。
一方で、他人軸になってる部分っていうのは、今度は他人に振り回されてるわけね。
ってことは、「自分の気持ち・本音ってなに?」と。
自分の気持ちを意外と見つめられてないということがあるんですよ。
なので、ここはもう「ちょっと徹底的に自分の気持ちに素直になっていこうぜ」っていうところが第1弾でございます。
これがね、難しい。
難しい(笑)
なぜかというと、やったことないから。
というかね、そんなことしても意味がないというか、よくわからないというところがあるんですね。
だから、本音ってこうじゃないの?って、本音ってああじゃないの?みたいなところを、本来1番僕がおすすめしたいのは、やっぱり手前味噌ですけど、カウンセリングとか、そういう誰かに相談するっていうことで、自分の本音を見ていく機会をつくるとか、その上でどうしたらいいかを相談していけばいいわけですよね。
だから「自分の本音」、ここに注目するっていうところが、まぁ難しいわね。
難しいです。
難しい、本当に難しいんですよ。
なので、なかなか1人では難しいよっていうところを理解していただいた上で、「じゃあ自分はどうするの?」っていうところを見ていくっていうのが、本当に第1段階でございます。
ここがやっぱり肝というか、鍵になるところかなと思います。
で、2つ目は、すでにちょっともう「カウンセラー」って出ちゃったんですけども、やっぱりカウンセリングであったりとか、「誰かに頼る」ってことを学び直すことなんですね。
学び直すんですよ。
「やったことないからうまくできません。どうしていいかもわかりません」ということは、早くに自立したからね、要は親に頼れなかったんですよ。
親に頼れずに、甘えられずに、自分でなんとかしようと思って自立したからこそ、誰かに甘える・頼るっていうことは、タブー中のタブーになっちゃってるわけですね。
だから、そのタブー中のタブーになってる部分を破るわけですから、ちょっと勇気が必要なんですけども。
「いや、これはもう自分1人で考えててもしょうがねぇわ」と。
そしたら、もう誰かにお願いするしかないよね、誰かにサレンダーするしかないよねっていうところで、またこの2つのポイントを押さえていただければなと思います。
ということで、今日も最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。
根本でした。
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