人は無意識に問題の本質から目を逸らそうとしてしまうもの。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「男が羨ましいと思う気持ちの裏側にあるものは?~人は無意識に自分の本質と向き合うことを避けやすい~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで今日はですね、カウンセリングあるあると言ってもいいんですけども、「ついつい人は問題の本質から目をそらしやすいんですよ」っていうお話をさせていただきたいなと思っております。

よかったら最後までお聞きください。

ということで、これはカウンセリングをしていてもあるある、本当にあるあるなんですけども。

悪気がないとか意図的にやってるというよりも、気がつくとそうなっちゃうよっていうパターンなのかなと思うんですけども。

それがなにかと言うと、人は問題の本質というか原因というか、自分のパターンっていうのをちょっとごまかしやすいよねっていうところでございます。

なんのこっちゃやと思いますので、具体例をお話ししながら進めていきたいと思いますけども。

たとえばですけど、自分がビジネスをうまくいかないのは、たとえば自分の経験がないからだっていうふうに判断すると。

それはもちろん間違いではないこともたくさんあるんですけども、じゃあ果たしてその経験がないことが本当の問題なのかなっていうところがあって。

たとえばビジネスプランが思い浮かばないとか、それから人間関係の問題があったりとか、なんならそもそも仕事という問題と向き合うっていうことに抵抗があるとか、カウンセリング的に言えば親子関係の問題だとか、今までの仕事での経験だったりとかっていうことが、もしかしたら本当の原因かもしれないんだけども、でも自分の中では要は「ビジネスが未経験だからうまくいかないよね」っていうに固執してしまってるようなところがあると。

たとえば恋愛でいけば、彼氏ができないのは自分がスタイルが良くないからだ、太ってるからだみたいなね。

「外見が」っていう、それもウソじゃないかもしれないんですけども、果たしてそれが本当の問題なのか?そうなのかな?っていうふうに思わされるケースっていうのがやっぱりカウンセリングしてくとよくありましてね。

「たしかにそれもあると思うんだけども、でもそこじゃないんじゃないかな」っていうふうに感じる場面っていうのは正直よくあるんですね。

たとえば今回もブログのネタを元にお話をさせていただいたんですけども。

そのブログの中では、男の人が羨ましいっていうね、要は周りの人たち、男たちは仕事もすごくできて頑張ってるし、そして女にモテまくってると。

パートナーもいるし遊びまわってると。羨ましいんだ、正直言うと。

というころのネタをいただいて、すごく面白い話だったんですけども。

その時にね、「もし自分が男だったらモテてたのに」みたいなふうに考えて、たとえば彼女は仕事もすごくできて、トップクラスの成績を残してて素晴らしいビジネスウーマンだと思うんですけど。

ただ、それが男だったら本当にモテたのかっていうところの話が元ネタになってるんですね。

そうかもしれない、それは本当に分かんないし、「たられば」の話なので、断定はできないんですけども。

じゃあそのモテないとか、男の人にチヤホヤされない理由っていうのが本当にそれなのかな?っていう、女だからっていうことなのかなぁ?っていうと、それだけじゃないんじゃないかな?とか。

あるいは、それが問題の本質ってよりも、たとえば男女関係におけるなにか別の要因っていうのがもしかしたらあるんじゃないの?みたいなふうに僕は思えちゃったわけですね。

この辺は本当にブログとか、あとYouTubeライブだったりとかしても、基本的に一歩通行で、いただいたネタを僕なりに解釈してお返事をするっていうスタイルなので、実際カウンセリングだともっといろんな質問をしたりとか、色々聞いてみたいことっていうのがあるので、だからそのリクエストくださった方と意思疎通ができてないとこも多分あるとは思うんですけども。

それをカウンセリングを場に委ねるとして。

基本的な部分としては、「それが本当の問題なのかな?それが本当の原因なのかな?」っていうことはやっぱり考えさせられる部分っていうのがたくさんあるんですね。

ただ、これはもう実は人の心理っていうところでは、ちょっとおさえておきたいポイントなんですよね。

なぜかっていうと、やっぱりまず自分と向き合うっていうことって、正直言うと慣れてる人ならいいんですけど、そうじゃない場合あんまり乗り気がしないっていうのが最初に出てくるテーマとしてあります。

たとえば自分を変えなきゃいけないとか、自分と向き合うことによって自己否定っていうものが生まれてきてしまうとか。

そうするとやっぱり辛いですよね。

どこかで自分を否定されてるような感じ。自分はそのつもりないんだけども、なんか自分のことをダメ出しされてるような感じがしちゃう人も当然いるので、そうするとやっぱりここら辺が一つの問題として、問題に向き合えない理由になります。

それからこれがちょっと複雑な心理なんですけども、「スケープゴート」っていうとわかりやすいかな。

本当の原因っていうのが別にあるんだけども、それを見つめるとかそれを認めることにすごい抵抗がある。

潜在的に抵抗があるので、別の理由・別の問題を立てて、それが原因なんですっていうことにしておきたいというような、こういう心理っていうのがあって。

つまり「本質的な問題を別の問題に意識をそらすことによって、本質的な問題の方を見なくて済むようにする」っていう心理。

これ今ちょっとうまく説明できてないんですけども、お分かりいただけましたでしょうかね。

ちょっとたとえばの話で、さっきもちょっとそういう事例でお話したんですけども。

たとえば自分がパートナーシップにおいて、パートナーができないのは、たとえば自分の外見に原因があると。

自分がもっといい男だったら、可愛い女の子だったらモテるのに、彼氏ができるのに、彼女ができるのにっていうふうに思うと。

それもたしかにあるかもしれないんだけども、でもその外見が原因だっていうふうに思い込もうとする裏側には、「もし自分の内面が問題だったらちょっとやばいよね」とか、「自分のキャラ・性格的な部分っていうところがパートナーができない原因だとは思いたくない」っていうふうに、そういう心理っていうのが働いてることがけっこうよくあるんですね。

つまり、もちろん外見というのも原因かもしれないですけども、外見が原因であると思うことによって自分の内面とか自分のキャラであったりとかっていう心を見つめる必要がなくなるわけですよ。

目をそらすことができるわけですね。

で、こうなってくると、たとえばダイエットしますとか、おしゃれに気を使いますとか、女性だったらメイクをすごく勉強しますみたいなかたちで外見を整えることにすごく意識を向けました。

なんだったらちょっと整形までしてしまいましたみたいなことになったとしても、これ結果は変わらなかったりすえるわけですよ。

結果が変わらなければ、じゃあ内面を見ようかっていうふうになるかっていうと、実は人っていうのは自分が立てた理論をやっぱり正しい、正当化したいですから、まだまだ外見に問題があるんだと。

これでもまだ、こんだけ頑張ってるんだけども、もっと外見を良くしないとモテないんだっていうふうに思い込んで、より外見の方に意識を向けてしまうというような、こういうケースっていうのが非常によくあったりします。

このスケープゴート的に自分の中で本当の問題の本質から目をそらすために作る理由っていうのは、さまざまなものっていうのがあります。

誰かのせいにするっていうこともあるし、それがたとえば内面的に自分のこういう性格が原因だっていうふうに思ってることも実は目をそらす先になってる場合があるので、そのあたりを自分なりに色々やってるんだけども、なかなか状況が改善しないという場合は、自分が無意識に今日のお話を同じようなことをしてしまってる可能性があると。

そこはね、やっぱりちょっと専門家っていうかカウンセラーのサポートを受けた方がいいかなっていうところなんでございます。

これはね、もう意識的にやってることではなくて無意識的にみんなやっちゃってることですので、だからそれが悪いっていうことはないんですけども、そういうこともあり得るよっていうことを覚えておいていただければと思います。

ところで今日も最後までお聞きくださいましてありがとうございました。

根本でした。

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