現代の嫁姑問題を読み解いてみた。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「仲の良い夫と義母の関係に嫉妬する心理~嫉妬の裏にある感情を癒すチャンス到来!~」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで今日はだいぶ深い時間の配信になりますけども、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日は「嫁姑問題」になるっちゃなるのかな。

今日もブログのネタを元に、ここでお話をさせていただいてるわけですけども。

旦那さんとそのお母さんがすごく仲良くて、その姑さんに嫉妬してしまうというか、この二人の関係に嫉妬してしまうんですよねっていうネタをいただきまして。

現代版嫁姑問題なのかなっていうふうに感じまして、ちょっとネタとして取り上げさせていただきました。

昔は嫁姑問題っていうと、姑が嫁をいじめるみたいな図式っていうのが一般的で、お姑さんからすると、可愛い息子を奪った憎き女が嫁みたいな感じで、嫁をいじめるっていう場合もありますし。

その時代というのは、女性が今の時代よりも圧倒的に地位が低いというか、立場が低くて、家の中でも我慢しなきゃいけない、旦那様に合わせなきゃいけないみたいな感じの時代でしたから、そこで溜まったお姑さんのストレスがお嫁さんの方に向くっていうところから生まれる嫁姑問題っていうのがまぁまぁメジャーだったんですね。

もちろん今でもあると思いますけども、それが家のシステムというものがどんどん変わってきまして、言ってみれば男性が今までほど権威を持たなくなってきて、男女平等って言うと「そんなことねーよ!」と仰る方も多いと思いますけども、昔に比べると女性の地位は確実に向上してますし、女性も自立をしてきているというところで。

そういった変化とともに、家庭における教育環境もやっぱり変わってきたといいますか、「親は絶対」みたいな時代っていうところから、親と子供が比較的目線を合わせて、対等に近いような関係で仲良くするっていう、友達のような親子っていうのが昨今はもう非常に増えてるわけですね。

だからお母さんと娘が一緒に買い物に行く、旅行に行く、一緒に仲良くする、娘の友達とも仲良いお母さんみたいなのも普通になってきてますし。

これが母・息子の関係でもけっこう如実に出てきてて。

最近の大学生とかだと、お母さんと一緒にご飯に行ったり買い物に行ったりっていうことも全然普通だったりしますし、息子とその彼女とお母さんっていう関係がけっこういい感じで回っていくっていうような、そういう話もよく耳にします。

もちろん全てではないですけどね。

要は息子と仲の良いお母さんっていうところっていうのが、けっこう増えてるっていうふうに言われるわけですね。

そうするとそんな環境の中に結婚していく、嫁に行くっていう感覚も今はあまりないんじゃないかなと思いますけど、結婚して夫婦になると。

でもその旦那さんがお母さんと非常に仲が良くて、ましてや今日のネタ元さんの場合は、旦那さんの、一言でいうとマザコンぶりっていうのがけっこう激しいと。

お母さんの話をめちゃくちゃ自慢げにテンション高く話すと。

それを聞かされる嫁としてはなんかイラっとするよねっていうようなお話だったんですけど。

まぁまぁそりゃそうですよねっていう。

旦那もお母さんのことを好きなのはわかるけどもさ、嫁の前でそんな話する?みたいなところでもありますし。

そのお母さんが嫌な奴だったらもう最悪なんですが、またまたお母さんがいい人だったりとかして。

嫁姑の関係ですけども、適切に距離を取ってくれるお姑さんっていうのも最近はすごく多いですから、そうすると奥さんとお姑さんの関係っていうのも比較的良好だったりするんですよね。

ってなってくると、そんな旦那だったりすると嫉妬するというか、イライラする気持ちっていうのが、自分としても「子供なのかなぁ」とか、「そんなところで嫉妬するなんておかしいよな。だって向こうは生まれる前からの付き合いだもんね」みたいな感じで納得しようとするんだけど、やっぱりもぞもぞすると。

そりゃそうなんですよ。

これ三角関係なんですよね。

嫁・姑・旦那の三角関係っていうとこで。

実は男女関係・恋愛っていうのは、基本的に「三角関係」っていうのがベースって言っていいのかな、基本になっていると思っていいんですけども。

だからたとえば旦那さんと仲良くしててなんの問題も表面的にはなかったとしても、たとえばお母さんじゃなくても元カノの存在が気になるとか、職場で仕事してる女性の存在が気になるなんていう話っていうのも当然でてきますし。

これは今日は女性からのリクエストだったのであれなんですけども。

逆に奥さんとその元カレとか、仲良くしてる男の子みたいなところの関係でもやっぱり嫉妬っていうのは生まれてくるわけですね。

で、この三角関係っていうのはもともと父・母・私っていうところからベースにしておりまして。

女性の場合はエレクトラコンプレックス、男性だったらエディプスコンプレックスっていうふうな名称で呼ばれる心理現象っていうのもあって。

で、そっちの方に話を持っていくこともできるんですけども、今日は「嫉妬心」っていうところに注目して、実は次にちょっと嫉妬の本を書くことになってるので、嫉妬についてちょっと勉強っていうか研究っていうか考えてるので、そっちの方にシフトするんですけども。

嫉妬心っていう、嫁の立場として、旦那さんとお母さんとの関係に嫉妬するっていうところって、僕はもうこれ別に悪いことではないと。

もそもそ嫉妬っていうのは悪いことでは全然ないんですよね。

当たり前の感情だし、別にそれを否定するっていうことはしなくていいんですが。

その裏側に、嫉妬っていう感情の裏側には、いわゆる自信のなさであったり、自己肯定感の低さ、そして無価値感っていう感情だったりとか。

場合によっては罪悪感とか、劣等感、競争比較の問題、自分の中にあるさまざまなネガティブな感情みたいなものがけっこう原因になってるというか、それが嫉妬を生み出してるっていうところにつながっていくので。

じゃあ嫉妬っていうネタを元に、その裏側にある劣等感だったり、自己肯定感の低さだったりとか、無価値感だったりっていう、そこにフォーカスしていくっていうところは一つの方向性としてあるんじゃないかなっていう提案をよくしています。

嫉妬っていうのはめちゃくちゃ情熱的であると同時に、その嫉妬してる対象のことが嫌いだったら起こらないので、基本的に大好きなんですね。

つまり今日のケースだと、旦那さんのことが大好きだからこそ、お母さんとの関係、義理のお母さんと旦那さんとの関係に嫉妬っていうのが起こるわけですね。

さらに嫉妬の対象によっては、自分の中の才能とか魅力っていうのを教えてくれる要素っていうのも実はあったりするので、嫉妬を手がかりにして、その内面にある感情を癒やしていったり、そのさらに奥にある自分の魅力や才能というところに気づいていかせてくれる、そういう意味ではチャンスっていうふうに捉えられるきっかけにもなったりするわけですね。

だから「嫉妬してしまうんです」っていう方には、「そりゃしょうがないよね、だって情熱の女だし」みたいな感じの話をしていくんですけど。

じゃあその旦那さんと義理のお母さん・お姑さんとの関係、あるいはそのお姑さんに嫉妬してしまうっていうことは、「自分がそこになにを見てるんだろうね」っていうところに着目してみることをおすすめしたいわけですね。

嫉妬しちゃうだけじゃなくて、その奥になにがあるのか。

たとえば三角関係っていうのは人間関係でやっぱり一番難しくて、2対1になっちゃうじゃないですか。

ってことで、二人対一人で自分居場所が感じられなくなるとか、「私なんていなくてもいいじゃん」みたいな気持ちが出てきたりするし、旦那さんから私のことを「愛してるよ」とかって言ってくれたとしても、なんかお母さんとすごく仲いいんだから、私よりもお母さんを選んでる。

つまり選ばれなかったっていう意味での無価値感というのを感じてるとか、敗北感みたいのを感じてたりとか、そこからお母さんのことを「どうせあんたはいいんでしょ、魅力的なんでしょ」みたいな感じで劣等感っていうのを覚えてるっていう場合もあるでしょうし。

そもそもそういうふうに感じてしまうということは、どうもなんかそこに「自信のなさ」というのが隠れてる。

でも関係性で言えば、母・息子の方が圧倒的にキャリアが長いわけですから自信がなくても当たり前なんですけども。

ただ他の面でも、もし自分のたとえば女性としてとか、愛されるということに関してとか、そういうところに自信がなかったりすると、ここにまたちょっとグサッと刺さるものが出てきてしまったりするわけですね。

で、こういったネガティブな部分っていうのを一見見ていくことになるんですけども、その結果なにが生まれるかっていうと、そこを癒やしていくと克服できるわけですから、それが全部ひっくり返って自分の魅力だったり価値だったり才能っていうところに変わっていくんですね。

つまり「自己肯定感を上げるとか、自分の価値を知るとか、自信を持つっていうことをやっていきましょう」というのが今日の提案でございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?