自己受容と、競争と比較の罠、そして自分軸

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「自己受容したいけどつい他人と比べて自分にダメ出しばかりして自己受容が全然できない件」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、台風接近中の東京に来ております。

さっきまですごい雨だったんですけど、今はだいぶ落ち着いているみたいですね。

この後どうなるんでしょうか?というところでございますけども。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は、「自己受容」ということについて、お話してまいりたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録・フォローも、よかったらよろしくお願いします。

「自己受容」というのは、「自分で自分を受け入れる」ということの意味でございますけど。

自己肯定感とか、自己承認とか、そのあたりと一緒くたに考えてもらってもいいかなということなんですけど。

皆さんはどうでしょうか?

自分をどれくらい受け入れられているでしょうか?

良い自分はもちろんですけども、自分のダメなところ、苦手なところ、できないこと、この辺はどうでしょうか?

受容できているでしょうか?

何割くらい受け入れられていると思いますか?

というところですけどね。

自己受容というのは、本当は親から教えられたりとか、周りの人に教えてもらって、つまり周りの人に受け入れてもらうことによって、自分を受け入れることを学ぶということをやっていくんですけども。

なかなかそれが親から与えてもらえないということもありますし、それから思春期ですね。

思春期になってきますと、やっぱり周りとの「比較競争」というのが強くなっていきます。

要は、精神的に親から自立をしはじめて、そして大人として独立して生きていくために、自立をはじめたときに、やはり周りが気になって、「あの人と比べて」とか、「いや、あいつには負けたくない」みたいな感じで、競争とか比較というのがはじまっていくわけですね。

僕たちが比較競争する相手というのは、簡単に言うと、「相手の長所」と「自分の短所」を比べる。

「相手のできているところ」と「自分のできていないところ」を比べる。

「相手の良いところ」と「自分の悪いところ」を比べるということになって、結果的に「自分にダメ出しをする」ということが目的になっちゃうこともあって。

これが、実は日本って非常に強いって言われてるんですね。

そもそも、親が子供を比べる。

あの家の子と、うちの子、兄弟で比べるみたいな感じで、親自身もこの比較と競争の罠に囚われていることが多いので、習慣的に子供の頃から比較されて育つということが多く出てきたりするわけですね。

もちろん、すべての家庭でそうだというわけではないんですけども。

そうすると、やっぱり自己受容も親から教えてもらうということなんだけども、親自身も自己受容が苦手で、うまくできてないとすると、やはり自分もなかなかそれができなくなってしまって、いろいろ問題を経て、徐々に自己受容ができていくように成長していくっていうのも、また一つのプロセスなんですね。

で、なかなかこういう自己受容、自己承認をしたいんだけども、つい周りの人と比べてしまう。

そして、できないっていうことは本当によくありまして。

カウンセリングとか、そういうプライベートでももちろんあるんですけども。

お話を伺っていると、必ず他人の話が出てくる。

しかも、それは「よくやっている人、よくできる人」っていうのが出てきて、そこと比べて、自分はダメなんだと。

「その人よりも自分は劣っているんだ」っていうふうに結論付けて、それがなんか自分を、テンションを上げさせるんだったら、「よし、私も頑張ろう!」みたいな感じに思えるんだったらいいんですけども。

逆に、そこで凹んでしまって、どんどんどんどん自信を失っていく、自己肯定感が下がり続けるっていうようなことが、実によく起きているというか、心当たりある方もいらっしゃるんじゃないかと思いますし。

周りの人の話に耳を傾けてみてください。

必ずこの「他人との比較」、そして「自分を落とす」っていうことが、頻繁に起きているんじゃないかなっていうふうにも思います。

そうすると、やっぱり自己否定っていうことが強くなってしまうから、自己受容の反対側ですよね。

自分を受け入れるんじゃなくて、自分を罰する、攻撃する、否定する、傷つける、自分いじめっていうことになってしまって、これは本当に辛いというか、苦しいんですよね。

そこで、「すごい頑張ってるじゃん」とか、「こんな良いところあるじゃん」みたいな話をしても、やっぱりその自己否定モードになっていると、受け取れないですし。

自己受容の基礎として、「自己受容できない自分を自己受容する」っていう、そういう言葉の言葉の綾みたいなのもありますけども(笑)

やっぱり、自分ができてないこととか、劣ってるなって感じることを受け入れるのって、やっぱり抵抗ありますよね、難しいですよねっていうことになって、やはり自己受容ができないまま、葛藤を抱えたまま、日々を過ごしているっていうことになるわけです。

今日サムネで、YouTubeの方はサムネで、ちょっと「セルフハグ」というか、「自分で自分をハグ」っていうのを、ちょっと紹介してるんですけども。

これ、本当に騙されたと思ってやってみるといいんですよ。

ちょっと話逸れるんですけども。

内面的な葛藤、しかもそれが習慣づいて、癖になってしまっているような場合には、「体からのアプローチ」っていうのも有効だなということで。

「まぁとりあえずやってみる」みたいなね。

自分で自分を抱きしめてみる。

自分で自分をよしよししてあげる。

頭をよしよししてあげる。

それは、誰かにやってもらいたいのは山々でございますけども、「自分で自分をハグする」っていうのも、すごいけっこう効果的というか、大事だったりするんですよね。

なので、そういうことをやってみたりとか、よく自己肯定感をあげる言葉として、おまじないとして、僕はよく言ってるんですけど。

「まぁ、それが今の自分なんだからしゃあないやん」っていう言葉ですね。

別にそれが否定でもなし、実は自己受容そのものの言葉なんです。

自己承認の言葉なんですよ。

それが「今」。

この「今」ってポイントですね。

「それが今の自分なんやからしゃあないやん」っていうね。

これは、皆さんの使いやすい言葉・方言で、自分に言ってあげてほしいなと思うんですけども。

そうやって、自己重要っていうのも、「自分で自分を受け入れていく」っていうこと。

ここをゴールにしていくためには、なにか行動を変えてみるというか、試しにやってみるといいよということで、一つその「セルフハグ」っていうのがおすすめだったりしますし、「口癖」にしてみる。

「それが今の自分なんやからしゃあないやん」っていうふうに、受容していくっていうことも、大切なアプローチかなと思います。

で、他にも自己受容していこうと思ったら、できてないところじゃなくて、「できてるところをまず見てみよう」とか、「自分を褒めましょうね」って。

「まぁ、今日も一日頑張ったよな」とか、「こんな中でようやってるよな」とか。

たとえば今日、関東の方は通勤時間帯ってけっこう雨が強かったと思うんですけど、「こんな雨な時に、出社してる私は偉いな」と。

当たり前と思わないんですよ。

「偉いな」っていうふうに思ってみるなんていうのも、自己肯定感、自己受容を進めるっていうことにもなっていきます。

それから、「比較と競争の罠」っていうところにまた話を戻すというか、触れますと、誰かと比較して自分を落としてしまったりとか、誰かの良いところばっかり見て、自分の悪いところばっかり見るというのが癖づいてしまっている人っていうのは、要は「自分軸」っていうのをテーマにしてみるといいんですね。

「私は私。人は人」ってやつですね。

この境界線がうまく引けてないと思った方がいいんです。

比較してしまう。比べてしまう。

だから、もしいつも誰かを気にしているとか、誰かと自分を比べているなっていうふうに自覚がある方は、自分軸。

「私は私。その人はその人」っていう、頭では十分わかっていると思うんですけども、このあたりが心の中で分別がついてないっていうことが言えますので、そこで線引きをしてあげる。

ここが、実はすごい大事なポイントになってくるんですよ。

だから、「あの人はあの人で頑張ってるけど、私は私で頑張ってるわ」っていうのが、自己受容の状態なんですけども。

これが他人軸になっている、自分軸が確立されてないと、その人の影響を受けてしまう。

「あの人は頑張ってるけど、私は頑張ってない」「あの人ほど頑張ってない」っていうふうに、やっぱり比べて落とすっていうことになるので、これってやっぱり自分の中で、変な話、その人と自分の区別がついてないみたいな状態なんですよね。

で、もちろんその人って、特定の人である場合もありますけど、でも実際はいろんなところに出てくるわけですよ。

たとえば、美容に関してはこの人のほうと比べるし、仕事に関してはあの人と比べるし、料理についてはあの人と比べるしみたいな感じね。

そういうふうにして、「いろんなところで線引きがうまく取れてないんだな」っていうことに気づけば、「自分軸」っていうのがテーマになってきます。

「私は私。あの人はあの人」

ここは、ちょっと意識的に線引きをしていこうぜっていうところをテーマにしてみると、少しずつ改善していくというか、比較ということが減ってきますし。

競争って言っても、良い競争じゃなくて、足の引っ張り合いじゃないですけども、そういった部分っていうのもなくなっていくし、心・気分がだいぶ軽くなってくるんじゃないかなっていうのが、今日のお話でございました。

ということで、「自己受容」について語らせていただきました。

「比較と競争の罠」と絡めてですけども、よかったら参考にしていただければ幸いです。

最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。


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