彼との関係が母との関係に影響を受けてるとかふつうは考えないよね?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「好きな人との関係が、母との関係に酷似してるなんてふつうは考えないよね?」
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どうもこんばんは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
というわけで、今日はちょっと夜の配信っていうか、収録になりましたけど。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は土曜日なんですね。
なんか、なんとなく曜日の感覚が薄れておりまして、ちょっとさっき気づいて、「あ、」と思ってしまいました。
今日は、カウンセリングの中で実際に出てきたお話をベースに、「パートナーシップの問題っていうのが、なんとお母さんとの関係と似てる!?」みたいなお話をお届けしたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
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で、カウンセリングで伺うお話っていうのは、今起きてる問題というか、現状困ってることをなんとかしたいっていうかたちでご依頼いただくことが多くて。
そこでなんとかすぐにうまくいくような方法があればいいんですけども、そういったテクニック的なものっていうよりも、僕はどっちかというと、根っこの部分、本質的な部分というところをちょっと見ていきませんか?っていうカウンセラーなので。
そこからいろいろとお話を広げていって、「あぁ、こういう流れになってるんだね」みたいな、そういうストーリーのようなものを描いていくっていうことを得意としてるんですね。
で、実際にこれは昨日カウンセリングしてた事例で、もちろん本人のプライバシーに配慮して、ご本人もご視聴いただけると思うので、「あ、私のことやね」と思いながら聞いてもらえたらと思うんですけども。
具体的に話せる範囲で話しますと、彼女にはずっと好きな人がいますと。
いい関係だった時期もありますと。
ところが、最近彼はちょっとつれないんですと。
冷たいんですよねっていう話で、あんまりこっちを見てくれないと。
しかも、その彼のことを気に入ってる先輩っていうのがいて、多分好きなんだろうねと。
で、その先輩はちょっとなんか性格が悪いんでしょうね(笑)
意地悪な人で、彼女とその先輩はあんまりうまくいってないと。
しかも、その先輩のことを、その彼もちょっと気に入ってるような感じの素振りが見えるというところで、三角関係ですよね。
「自分・先輩・彼」の三角関係になってるわけです。
で、この状態がけっこうしばらく続いてる状況なのかな。
で、なかなか進展もないし、苦しいしみたいな感じで。
でも、じゃあその彼のことをスパッと切れないしね、というところで、「どないしていきましょう?」みたいな話からスタートしていくわけです。
まぁ似たような話っていうのは、けっこうよくあるのかなと思います。
彼が既婚者であったっていう場合もあれば、彼女持ちとか。
あるいは、すごく仕事人間だったと。
私のことをあまり振り向いてくれなくて、仕事ばっかりしてる、なんていうケースもあるかと思うんですけども。
そんな話って、別にこの今回のケースだけなくて、いつも僕はだいたいそうするんですけども、ちょっと全体像、大風呂敷を広げて、ちょっと全体像を見ていこうかっていうところで。
過去の恋愛の話だったりとか、親子関係だったりとか、思春期のころの話っていうのをけっこうお聞きしていくんですね。
そうすると、「なんで今この問題が起きてるんだ?」みたいなところがわかってくるというか、その関連性・ストーリー性っていうのが見えてくると。
そうすると、「この今起きてる問題っていうのは、こっち側にルーツがあるから、こっちを解消していくと、こっちも変わるんじゃない?」っていうような考え方で、セッションしたりとか、お話していったりとかっていうことをしているんですけども。
今回のケースでいくと、どうやら「お母さん」がキーパーソンになっていて。
で、お母さんっていうのは、けっこう仕事を一生懸命やる人で、忙しい方だったわけですね。
で、彼女はどうやらそのお母さんのことが大好きだった。
でも、お母さんは仕事仕事仕事だった。
もちろん、家のことをやってくれたりとか、面倒を見てくれなかったわけじゃないんだけども、兄弟もいるし、それから仕事が忙しいし、家のこともあるしねっていうことで、自分はお母さんのことが大好きなんだけども、「お母さんはあんまりこっちを見てくれなかった」っていう体験があって。
それが親子関係ですので、けっこう長いこと続いてた、続いてるんですよねっていうことで。
これが、全く登場人物っていうものや、性別も違うんですけども、「どうやらこの三角関係っていうところが似てるんじゃないですか?」っていうところが、今回のキーワードになってるんですね。
つまり、私っていうのは大好きな人に振り向いてもらえない。
あんまり自分が好きなほどは愛されてないような感じがして、自分が大好きな人は、仕事だったり先輩だったり、どうも違う方を見ていると。
こっちを見てくれなくて、違う方を見てるんだよねと。
で、けっこうそれで辛い思い、寂しい思い、あるいは嫉妬みたいなことをしてしまうんですよねと。
っていうところが似てませんか?っていうところが見えてくるわけです。
そうすると、じゃあそれって今回だけなのかな?っていうと、「実は前にも似たようなことがありました」っていうこともありますし。
で、このパターンを持ってる方って、実は僕よくお会いして、この三角関係ですね。
好きな人はこっちじゃなくて別を見ていて、自分は寂しい思いをするみたいな関係性、三角関係っていうのはけっこうよくあって。
もうちょっと専門的に言うと、「エディプス・エレクトラコンプレックス」みたいなところにも影響してきたりもするんですけども。
それ故、ここからがもう1つのポイントなんですけど。
仮に、自分の好きな人が自分のことを振り向いてくれましたと。
別に先輩とか、仕事とかあるわけじゃなくて、こっちを向いてくれましたっていうことになったら、「よっしゃー!」ってなるかっていうと、人ってそうはならないんですよ。
頭ではわかるんですよ。
頭では「やったー!」と思うんですけど、なんかそうすると、ちょっと物足りないみたいな感じがするんですね。
もちろん、意識的に物足りないっていうふうに思うよりも、「なんか好きになれない」とか、「なんか全然燃えてこない」とか、「なんか冷めてきちゃった」みたいな感じの状態として出るんですけども。
本来望んでたはずなのに、どうもその好きな人の意識を奪うなにか、人であれ、ものであれ、なにかがないと、なんか自分って燃えないみたいねっていうところまで見えてくるんですよ。
そうすると、実際彼女の場合も、自分だけを見てくれる人と付き合ったことはもちろんあるんですけども、あまりうまくいかないと。
自分の気持ちが盛り上がらないっていうことで、お別れしてしまうというか、その曖昧な関係というかにしてしまうということがあったりとかすると。
で、こういうふうな関係性を見ていくと、じゃあお母さんとの関係がルーツだから、お母さんとの関係を見直していけばいいんだよっていうことなんですけども。
実は彼女、昔はそんなお母さんだったんだけど、今お母さんとすごく仲良くて、いい関係なんですね。
こうなってくると、こういうのはもちろんそれって良いことなんですけど。
こうなってくると、今そのお母さんと全然いい感じなんだけどっていうふうに思うんですけども、このパターンが生まれたのが、お母さんのことが大好きだった子供時代。
そして、お母さんの愛を強く求めてた子供時代っていうところがポイントで。
だから、今お母さんといい関係っていうのも、これはもちろん良いことなんですけども、ただだからと言ってそのパターンがなくなるか?っていうと、そうではないんですね。
子供の頃欲しかったけど、手に入らなくて、別のところにお母さんは目を向いてた。
この三角関係のパターンそのものが、引き継がれるというか、今に影響してるので、ちょっと時を戻して、そのお母さんとの関係っていうのを向き合っていかなきゃいけないよねって。
で、これがいろんなやり方があるんですよ、もちろんね。
後ろにも多分どっかに並んでると思いますけども、本がね。
「手放し本」と僕が呼んでる本で、お母さんを手放す、感謝するっていうことやっていってもいいですし。
セッションの場合は、宿題を出したりとか、それからイメージワークをやったりっていうこともあります。
ただ、1番そういう場合の効果的なのは、リトリートセミナーとか1Dayセミナーとかで、僕が提供している「ロールプレイ」っていうセラピーの手法があるんです。
実は人を使ったセラピーなんですけども。
これもけっこう有効なんですけどね。
今度開催するんでございますけども、大阪で。
でも、そういったやり方で、ちょっと「心の仕組み」っていうのを変えていきましょう、ということを提案するっていうところまでやってるわけですよ。
つまり、どういうことかって、結論から言うと、お母さんに対して、子供の頃のお母さん、愛してくれないと思ってたお母さんの愛を受け取って、「ちゃんと自分って愛されてたし、守られてたし、自分は愛されてないと思ってたんだけど、それは誤解で、お母さんなりにちゃんと愛を送ってくれたんだ」と。
そして、そのことに対して「ありがたいな」っていう気持ちまでいくと、このパターンというのは手放せることが多いんですね。
だって、お母さんから欲しかったものをちゃんと受け取れたわけだし、仕事っていう存在は関係なくなって、愛が受け取れるわけですね。
そうすると、今起きてる問題っていうのが、だいぶ緩和されて楽になっていく。
っていうのが、僕がやってるやり方だし、多分彼女もそうなっていくんだろうなっていうふうに思って、昨日はカウンセリングをしました。
っていうのが、今日のお話でございました。
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