問題が起きてもすぐに動けない5つの理由。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「パワハラを受けてることに気付いて以来、全然頑張れなくなってしまいましたが、生活レベルは落としたくない!!」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということでですね。今日は「問題に気づいたのになかなか行動を変えられない理由」をですね、5つ紹介したいなと思いますので、よかったら最後までお聞きください。

今日もともとブログでいつものようにネタをいただいてお答えしている中で、「パワハラ問題」っていうのがありまして、パワハラされてることに気づきましたと。

で、これからどうしていけばいいんでしょうっていう質問っていうかね、相談をいただいたんですけども。

その中で答えていく上でね、今回はパワハラなんですけども、そういった問題に気付いたんだけども、でもなかなか自分を変えるとか行動を変えられない理由っていうところをですね、5つほど見繕ってみてご紹介して参りたいと思います。

これはですね、パワハラだけじゃないですよ、仕事で言えば「この仕事本当に好きじゃないよな」と思っちゃったとか「この会社合わないな」って気づいたとか、給料が少ないとか待遇が良くないとかっていうことに気づいちゃったなんていう場合もありますし。

パートナーシップでも「この人とはもうやっていけない」って気づいたりとか、すごくひどい扱いをされてることに気づいたりとか、浮気されてるということに気づいたりとかってことがあったとしてもですね、

なぜかすぐに、すぐに行動に移す・行動するのが良いわけでも必ずしもないんですけども、ただそのまんま動けない理由ですね、動けなくなってしまう理由をですね、5つほど考えてみたので興味のある方はぜひぜひ最後まで聞いていただきたいなと思います。

まず一つ目の理由というのはですね、これはすぐに思い当たる方がいると思いますが、「頑固」な場合ですね。

頑固さっていうことになります。

この頑固っていうのはですね、たとばパワハラがあって追い詰められてる状況だとしてもですね、自分を変えるっていうことを頑なに拒否するっていう態度を示します。

周りの人からいろいろ諭されても、カウンセリングを受けてもですね、いろんな人に相談したとしても、たとえばいろんな人から「もうそんなところ辞めなよ」みたいなこと言われても、なぜか自分の中に頑なにそれを拒否する自分がいて動けなくなっちゃうっていうことがあります。

頑固さっていうのをもう少し掘り下げてみると、実は「怖れが強い」っていうことなんですね。

頑固な人っていうのは言い換えると怖れが強い人っていうふうにも言えるわけで、変化することへの怖れとか、環境が変わってしまうっていうことに対する怖れなんかを強く持ってるとですね、頑固になっちゃって状況が悪くなっていく、どんどんひどくなっていくんだけども動けないっていう現実を作り出してしまうんですね。

この頑固さっていうとこに気付いたらですね、その怖れに向き合う必要があるんですけども、怖れに向き合うのは当然怖いわけで嫌なんですが、そこでちょっと意識を置き換えるとするとですね、

「自分自身と深くつながりましょうね」っていうことに目を向けます。

つまりですね、自分を信頼する“自己信頼”っていうところが鍵になるんですけども。

自分軸っていうものを取り戻しつつですね、自分の今の状況、しんどいとか苦しいとか、こんなのは嫌だっていうですね、そういう気持ちに素直になっていくとですね、だんだんだんだん頑固さが緩んでいくっていうことがよくあります。

もちろん人の話を聞こうとする意識であったりとか、自分を大切にしようと意識っていうことも役に立ちますけどもね。

これが一つ目の理由です。

二つ目の理由っていうのは「執着しているケース」というのがあります。

会社だとカウンセリングしててもよくあるんですけども、今の待遇、給料はけっこういいとか、この時代に福利厚生がけっこう充実してるとか、社会的に名の通った会社で親が喜んでる・安心してるとかですね、そういった話であったりとか。

それからですね、この仕事自体が好きだと。やりたい仕事だったと。

人間関係はちょっと微妙、まぁパワハラを受けるとか問題が起こるぐらいですから人間関係は微妙なんだけども、いわばですね、この仕事が好きだからこの会社を辞めたらこの仕事はできなくなるっていうことへの怖れですね。

というところからも執着ってことが出てきます。

またですね、もしパワハラとかね、この仕事上で問題があった、あるいは恋愛で問題があった、仕事辞めたら・・・この人と別れたら・・・っていうことを考えると思うんですけど、そうした時に今よりひどい状況、たとえば給料も安くなるとか、次にそんな良い人とか良い会社が見つかる保証なんてないなんていうふうに思ってしまうとですね、ここで執着心というのが働きます。

またですね、けっこうあるのが「恩義」っていうことです。

今までよくしてもらったとか、今の上司とは合わないんだけど、それまでいろんな人といろんな人にお世話してもらってきたしとか、こんな自分を拾ってくれた会社だしみたいなですね、そういう恩義に執着するっていうこともよく出てきます。

これは“執着を手放す”っていうことがテーマにになるので、「執着してることに気づく」っていうのがまず最初なんですけども。

執着してるっていう状態は実は自由じゃないんですね。

選択がない状態なんですよね、執着っていうのはね。

なので、他の選択肢っていうのを持てるようになるとか、自由を選ぶとかっていうことも一つのテーマになるかなぁっていう感じがします。

三つ目の理由、これは罪悪感が動いてる場合。

罪悪感っていうのは非常にややこしい感情で、とにかく自分自身を幸せにしようとしない・自分自身を傷つけようとする感情なわけですね。

なので、パワハラに遭ったりとか不遇を受けてたりとかして、あるいはひどい扱いをされてたとしても、むしろ罪悪感からするとそうやって自分を傷つけることが目的なので、叶ってるから動けないっていうことになるんですね。

だからけっこうこういう問題では罪悪感というのが暗躍してることがやっぱり多くて、そうすると自分がわかっていても動けなくなってしまうということになっちゃうわけです。

ここではですね、はっきりとこの状況に「NO!」っていうことを突きつけること。

「この状況は嫌なんだ!」っていうことを認めること。

ここを出発点にしてですね、自分を幸せにできるように、自分が幸せになること・自分が成功すること・自分が人から愛されたりとか人を愛することっていうことに対して「YES」っていうことを意識してみる。

これがですね、ちょっと役立つんじゃないかなっていうふうに思います。

それからですね、問題が起きても動けない理由でね、実はよくあるなっていうかそれにも共通してるんですけども、四つ目に「他人軸になっちゃう」っていうケースがあるんですね。

気がつけば他人軸になっている。

これはいい子・優等生の方、人の期待に応えることをやってきた方に非常に強いパターンでですね。

自分のことよりも他人が自分に寄せてる期待であったりとか、自分よりも他人の人の気持ちや立場かとか状況とかっていうのを無意識のうちに優先してしまうんですね。

どこかで「自分は大丈夫」って思い込んでるからできることでもありますし、自分がどこかで実力はあるんだって知ってるからこそできることなんですけども、それによって自分よりも周りを大切にしてしまう・優先してしまう他人軸っていう状態になるんですね。

他人軸になってると自分は後回しですから、自分がボロボロになっていてもしんどくても心が悲鳴を上げていても、それは聞かないフリっていうことができてしまうんですね。

なので、なにかの瞬間にパワハラだのなんかの問題に気付いた時にはもう自分はボロボロになっていたなんていうケースっていうところがあります。

気づいた時が勝負なので、「あぁ、こんなに自分のことを粗末にしてたんだな。自分はこんなにも他人軸で生きてきたんだな」と気付いたら、“自分軸”っていうほうに意識を振り変えるっていうことが一つの目標になるわけですね。

「私は私。人は人」っていうことだし、「私は私の味方である」ということだし、「私は自分をこれ以上傷つけない」っていう決意でもありますし、「私は私が守ってあげる」っていう意識でもあります。

そういった形でですね、本当に自分を大事にする。

これは僕がいつもお話してることですけども、「自分を大切にする」っていうことをですね、ぜひ意識なさって欲しいなと思います。

そして問題に気付いたのに動けない理由、五つ目は「燃え尽きてる場合」ですね。

今の流れで非常にフィットするんですけども、他人軸でやっていて自分がボロボロになっていても気づかない、そのボロボロっていうのが燃え尽き症候群になってる場合もあるんですね。

燃え尽き症候群というのは気力が湧かないんですね。なににしてもしんどいんですね。

動くこと自体がしんどいので、たとえひどい状況であってもその中にずっと居続けるしかないなぁっていうことで、本当のこと言うと、この状況になったら“誰かに助けを求める”っていうことが非常に重要です。

一人でそこから抜け出すっていうのはちょっとなかなか難しいところがありまして。

カウンセリングを受けるだけじゃなくてですね、本当にいろんな人に相談して手を差し伸べてもらって、そして少しでも回復していくようにしていく。

なのでこういう状況の方にはですね、とりあえずお仕事で言えばね、「診断書を取ってですね、半年・一年っていうふうに休みましょう」って。

「その休んだ中で気力を回復していきましょう」と。

心が燃え尽きてるっていう表現はしますけど、決して心は死んでるわけではないので、きちんと休暇をとっていくとだんだん元気になっていくものではあるんですね。

なので「自分を取り戻す」っていう意味でも、キチっと休んでいくっていうことが大事になってきます。

こういったですね、職場で問題が起こったりパワハラなんてひどいことが起こってるっていうことはですね、一つの見方からすると自分の意識を変えなよっていうだけじゃなくて、

「もうそろそろこの職場は卒業の時期じゃない?」っていうことを教えてくれてるなんていうふうな解釈っていうのも成り立つんですね。

やっぱり今日お話してきたように、自分のために・自分を笑顔にするために行動を起こしていただけたらなというふうにいつも思っています。

ということで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

根本でした。

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