アンダーグラウンドがホームグラウンド化する!?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「アンダーグラウンドがホームグラウンド化する!?~長年、自分を癒してくれた世界は実家のような安心感をもたらしてくれるもの~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、引き続き読谷村のお部屋から、ホテルからお届けしております。

今日のネタでございますけども、「アンダーグラウンドがホームグラウンド化する」っていう、またちょっとマニアックといいますか、レアといいますか、そんなテーマでお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

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ということで、今日もブログを元にお話をさせていただいてるんですけども、「アンダーグラウンド」っていう表現を僕はちょこちょこ使います。

表の社会、表の世界で満たされない感情・気持ち・思いっていうものを満たすために、表にはちょっと出せない場所、つまりアンダーグラウンドでそういった感情を処理するっていう行動パターンを、「アンダーグラウンド」っていうふうに呼んでます。

わかりやすく言うと、表の社会、たとえば夫婦関係で言えば、旦那さんとすごく仲良く暮らしてるんだけども、いろいろ不満があって、物足りない部分があって、それをこっそり彼氏を作って解消しようとする。

そうすると、旦那さんとの関係っていうのが表の社会で、その彼との関係っていうのがアンダーグラウンドっていうのになります。

あるいは、真面目できちっと仕事してる、頑張ってる人が、実は裏でお酒とかギャンブルにハマってるっていうのもアンダーグラウンドっていうふうに言えますし、さまざまなケースで表の自分と裏の自分っていうのが存在しますけど、その「裏の自分」っていうところを「アンダーグラウンド」っていうふうに呼んでるって解釈していただいてもいいかと思います。

このVoicyYoutubeでも今まで何度か触れてるかと思いますし、ブログでもたくさん情報がありますので、興味ある方はググってみたり、過去の投稿を遡っていただけるといいかなと思います。

で、アンダーグラウンドっていうのは一見罪悪感も伴うし、それから正直言うと精神衛生上あまり良くないことではあるんですけども、どうしたってそれが必要であって生まれてきてしまうっていうことに無理はないわけですよね。

たとえばですけども、旦那さんとの関係がすごくうまくいってるんだけども、実はレスなんですよねと。

で、やっぱりそこはすごく自分にとっても大事だし、女としての自分っていうところを満たしたいっていう気持ちもあって、いわゆるそういう体だけの関係の人を外に作ってバランスを取ろうとしているっていう部分もあります。

それから、きちっと真面目で生きてるっていうことは表向き素晴らしいことなんだけども、いい人・優等生みたいなことをやりすぎてすごいストレスが溜まるので、ついついお酒を飲みすぎてしまうとか。

それからそういったストレスっていうのは、ギャンブルで発散しようとしてお金を使いすぎてしまうなんていうようなところでもありますけども。

たしかにアンダーグラウンドに出てくるものってよくないことが多いんですけども、「心のバランスを取るためにどうしても必要」っていうことになります。

もちろん、表の社会っていうところでの生き方っていうのを改善していくっていうか、もっともっと自然体で自分らしく振る舞えるようになればアンダーグラウンドっていうのは必要ないんですけども。

それまでの育ってきた環境だとか、人間関係でのトラウマだったりとか、あるいは自分の価値観、自己肯定感、大きく言えば罪悪感もすごく出てくるんですけども、そういった自分の生き方の中で、どうしたってやっぱりネガティブな部分って出てくるわけですよ。

優しい人ってずっと優しいわけじゃないでしょ、みたいなね。

いい人だけども、いい人すぎるとやっぱり心の中に澱が溜まっていっちゃうんですよね。

っていうところで、それを表の社会でなぜか吐き出すことができなくて、裏の世界・アンダーグラウンドを必要としてしまうっていうマインドなんですね。

で、今日のブログのネタっていうのも、そういう見方をしてみれば成り立つよねっていうことで、正直言うと当てずっぽうで話してる想像の世界の部分もあるんですけども。

実際にアンダーグラウンドがホームグラウンド化しちゃって、なかなか手放せないっていう事例って意外に多いんですね。

で、どういうことかっていうと、表の社会っていうのが、たとえば優等生をやりすぎるとか頑張りすぎるとか、あるいは不満がすごくあるんだけども、そこの不満というのは表ではなかなか解消されないっていうところで、アンダーグラウンドっていうものを必要として心のバランスを保ってきましたと。

で、ここまでは理解できると思うんですけども。

それが「習慣化する」っていう言葉を僕はよく使いますけども、アンダーグラウンドによって自分が満たされるっていう経験をすると、それがやっぱり手放せなくなるわけですね。

たとえば、夫婦関係ですごくいい旦那さんで、もう本当に最高の夫なんだけど、でもやっぱりセックスが物足りないし、むしろレスだと。

だからセックスを目的とした関係を外で作って、当然それは表には出せない関係なんだけど、その分自分を解放するようなセックスができましたと。

ってなってくると、やっぱりそこに依存してしまう自分っていうのが出てくると思うんですね。

で、ここまでっていうのはよくお話する内容なんですけども。

それが定常化する、習慣化してしまうと、セックスで満たされるっていうだけじゃなくて、その他の精神的な拠りどころみたいなところにアンダーグラウンドが変化していくんですね。

だからたとえば実例でも、はじめは体の関係に夢中になってたんだけども、何年間か付き合いが続くうちに、体の関係が全てじゃなくて、自分の普段出せない自分の部分を出せるような。

たとえば「人前では私滅多に泣いたりとかしないんだけども、アンダーグラウンドでは号泣したりする」とか、「普段はわがままとか言わないし、すごくいい人で振る舞ってるんだけども、アンダーグラウンドではなんか子供みたいな自分というのをバンバン出して彼を困らせてる」とか。

そういうふうに、アンダーグラウンドの中で今まで表で出せなかったものを出せる場所、つまりある意味「居場所」みたいにアンダーグラウンドが変化していくっていうことが非常によくあるんですね。

その結果、まるでアンダーグラウンドが自分にとっての癒しの場所であり、居場所であると同時に、まるで実家のような安心感みたいなものを持ち出してくるっていうことがあるんですね。

だから、これって罪悪感もあるからなんですけども、なかなか自覚できないんですよ。

「アンダーグラウンドが居場所っておかしいじゃん」って思うしね。

でも心理的に言うと、そうやって表の社会で出せない自分を出せる唯一の場所がアンダーグラウンドとすると、そこに依存するだけじゃなくて、そこがホームグラウンドのように感じられて、手放したくても手放せない。

もう別にいいよ、もういいんだと、もう自分の気は済んだんだっていうふうに思っても、その関係を切ることができないっていう問題として出てきたりします。

そのためには数ヶ月ぐらいではなかなかならないんですけども。

そういったアンダーグラウンドっていうのに癒しを求めて、やっぱり年単位で過ぎていくと、もうそれが自分にとって当たり前の状態、あることが当たり前の状態だし、言ってみれば表の社会で「これは出せないな」とか「こういう自分っていうのはダメだな」と思ったら、それはとっておいて、アンダーグラウンドでバーって出すみたいな。

こういうふうな使い分けみたいなことも無意識にやっちゃうようになるわけですよ。

だから、「アンダーグラウンドで出してるものを表で出せばいいじゃんっていうのは頭ではわかるんですけど、そんなこと怖くてできませんよ」っていう話になるわけですね。

なので、そうするとけっこうもう根付いてしまっているっていうところがあるので、ここを切っていくっていうのはけっこう覚悟がいると同時に、「そもそもなんでそんな長いこと自分がアンダーグラウンドを必要としてくるんだろう?」って。

カウンセリング的なアプローチですけどもね。

なんでそうなっちゃうんだろう?って。

なんでそのアンダーグラウンドが必要で、アンダーグラウンドがホームランド化するぐらい、そこに居心地の良さを見てしまうんだろう?っていうところを、ちょっと見ていきませんか?っていう提案をしていくわけですね。

その上で、実はここまで来ると、パートナーシップとかそういったところだけでは問題が収まらずに、もっと広い分野で見ていくっていうことを僕はよくやります。

つまり、ライフワークって言ってるんですけども。

そのアンダーグラウンドで、たとえば体の関係だけじゃないもので満たされていってるとしたら、要は表の社会がやっぱりけっこう苦しいわけですよね。

ってことは、表の社会の生き方を変えなきゃいけないわけですけど、その変えるっていうのもポイントがあって。

ちょっと軸をズラすみたいなイメージで、仕事がとくに多いかな、仕事であったりとか、それから趣味の世界でもありなんですけども、もう1個表の社会に軸を1本、「柱をおっ立てる」って僕は表現するんですけど、軸を1本持つようにします。

だいたいうちのクライアントさんの場合はほぼほぼ仕事なんですけど、自分でビジネスをはじめるとか、本当にやりたいことをやっていくっていうことも含めて、「ライフワーク」っていうことで軸を立てていくんです。表の社会にね。

そうすることで、エネルギーをそこに向けていくと、やっぱり大事なこと、「自分らしい生き方」っていうものをデザインして実践していくわけなので、アンダーグラウンドがちょっと言葉悪いんですけど邪魔になっていくんですね。

必要なくなるっていうことが本当に実感として出てくるようになると、今度はそのライフワークっていうのを新たなホームグラウンドにして、アンダーグラウンドを手放せるっていうプロセスっていうのが、描けたりするんですね。

ということで、今日はちょっと難しいお話を届けさせていただきました。

最後までありがとうございました。

根本でした。

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