心の壁が分厚くてパートナーに男を感じられなくなる問題。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「夫や彼氏を男として見れなくなる理由~親密になってくると生まれる心の壁の問題~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつも聞きくださいましてありがとうございます。
ということで大阪に戻って参りまして、いつものお部屋からお届けしております。
だいぶ夜も過ごしやすくなりまして、少し寒いぐらいな大阪でございますけど。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ということで今日は、最近のカウンセリングでよくお話ししているテーマなんですけども、パートナーシップにおいてレス問題だったりとか、それから浮気問題とかにつながるようなテーマでございます。
パートナーというか、距離が近づくとどうもその人のことを男として見れなくなっちゃう、あるいはもともと男として見れないタイプの人となぜか結婚してしまうっていう問題なんですね。
なのでこれはレスの問題とか、彼氏を作っちゃう、夫もいるけど彼氏がいる問題って最近多いんですけど。
そういったテーマにつながっていくのかなっていう、その原因をちょっと一つの例え話というか、そういった象徴的なお話とともに解説していきたいと思います。
よかったら最後までお聞きくださいませ。
ということで、先ほどちょっと申しましたけど、距離が近づいてくるとだんだんレスになってしまったりとか、男として相手を見れなくなるけど、自分は女でいたいと。
もちろんセックスもしたいってなってくると、その旦那さんとか彼氏に対してそういう気持ちになれない、なんなら拒否してしまうので外で満たすしかないよねっていうようなところで、それが欲求不満という問題だったりとか、実際彼氏ができてしまって、そっち側の問題っていうことになるんですけども。
全ての方がそういう現象が起きてるからといって今日のお話が当てはまるとは思わないんですけども、非常によくあるケースで、僕のカウンセリングでもうここ最近この話を本当にたくさんさせてもらってるんですね。
心の中の状態はどうなってるか?っていうと、高い高い壁がそびえてるわけですね。
心の中に壁があって、誰も心の中に招き入れるっていうことができないような状態になってしまってると。
だからいわゆる親密感の怖れっていうのをつくるんですけども、実はパートナーはその城壁の中にいる存在で、子供たちももちろんそうなんですけども。
ただその城壁の中にいる人達っていうのに対しては「男として感じられない」っていう、そういう関係性になってしまうと。
逆に言うと、その壁の内側に男性が入るには「男じゃいけない」っていう条件がつくという心理現象っていうところがどうもあるんじゃないかと。
そのあたりを今から詳しくお話していくんですけども。
たとえば子供時代に親が非常に厳しかったり、過干渉や過保護だったり、あれこれと命じてくるコントロールが強い親だったりとか、そういった環境の中で育ったり、両親が不仲であったりとか、逆にすごい両親が放任主義の人だったとしても実は同じような心理になっちゃう。
これは不思議なんですけども。
そうすると、自分の心の中を、親・とくにお母さんが多いんですけども、けっこう荒らされてしまうんですね。
またお母さんがすごい弱いタイプで、自分が強くならなきゃいけないっていう状況にあった人も、実は同じように周りの人から自分を傷つけられないように守りを固めるわけですね。
要するに心の中の城壁を築き上げるわけですよ。それで他の人が侵入しないようにしてくるんですけども。
ところが、親の場合は自分を生んだ存在ですので、ちょっとやそっと城壁を築いたってヒョイっと乗り越えてくるわけです。
まるで進撃の巨人の、巨人と城壁の話みたいなことをイメージされると良いかもしれませんけど。
だからより高くて分厚くて頑丈な城壁をつくっていくんですね。
そしての大人になるにつれて、もちろん大人になる上でもいじめがあったりとか、性的なイタズラがあったりとかして、自分で自分を守らないかんということでそれだけの城壁っていうのをがっちり固めていくっていうことになる。
で、もちろん外と出入りするために門はつくるんですけども、門のところに怖いお兄さんというか武将を立てて、厳しく出入りをチェックするどころか、基本的に誰もいないようにするっていう体制を整えるわけですね。
そしてその城壁の内側ではどうなってるかっていうと、守られた世界なので、たとえばすごくお花畑だったり可愛いお人形さんだったり、とても綺麗なお家っていうのをつくって、そこに可愛い服を着て住んでる少女・女の子っていうのがいるわけですね。
その世界は安全で、そしてある意味その城壁に守られている、窮屈なんだけども安心安全な場なわけですよね。
ところが一つ問題があって、要は「寂しい」っていう問題があります。
だからその城壁から外に出て、いろんな人に会いに行くっていうことしようとするんですけども。
もちろん家にいるときは壁で守られているわけですけど、外に出たら危険ですからバッチバチに戦闘服とか鎧を着こんで武器を持って、そして外に行くわけですね。
だからこういう女性っていうのは非常に早く自立していて、そして賢かったりすごく優等生だったりとか、ある意味かっこいい、女性が憧れる女性であったりとか、あるいは非常にセクシーな、女性的な色気を振りまくタイプになったりとか。
あるいは非常にフェミニンな感じになる場合も実はあるんですね。
そういう状態なんですけど、実はそれも戦闘服の一種なんですよね。
「こうすれば傷つかない」とか、「こうすれば攻撃されない」とか、「こうすれば嫌われない」みたいな、ある種外行きの、ペルソナって言いますけど、仮面を被って外の世界に出ていくわけですね。
だから外側にいる自分と、その城壁の内側の自分とはまるでギャップあったりとかする。
しかも外の世界で非常に戦闘的・好戦的だったりとかする。
だからこの物語っていうのはある種、手塚治虫さんの「リボンの騎士」っていう漫画があるんですけども、非常に心象風景としたらこれに近いんじゃないかなっていうふうに僕は個人的に思ってるんですね。
で、外の世界ではかっこいいお姉さんとして、あるいは自分のキャラっていうのを演じることができるんですけども、当然ですけども家に帰ってくる、城壁の中に帰ってくると、そういった戦闘服を脱ぎ捨てて「女の子」に戻るわけですね。
でもこの世界っていうのは誰も守ってくれる人がいない、危ないことがあっては困る世界なので、それで城壁を固めてるわけですけども、じゃあたとえばパートナーができました。
外に出て行って素敵な男性を見つけましたと。
お付き合いしましょうってなってくる。
たとえば普通に恋人とか、遊ぶ程度であれば外の世界でなんとか誤魔化せるっていうか楽しめるんですけども、いざパートナーになりましょうってなってくると、当然ながら心の中に入れなきゃいけませんよね。
親密になっていくわけです、心がね。
そうすると門の中にその彼を招きれなきゃいけないわけですけど、ここで一つ問題があるわけですよね。
「もしこの人を招きれた時に、この城壁の中の自分だけの世界をかき乱されたらどうしよう」と。
かつてのお母さんやお父さんみたいに、私の大切な世界を破壊されたらどうしようっていう怖れっていうのが根っこの方にあるので、彼が入場するんだったら彼の持ってる武器・剣であったりを取り上げるわけですね。
「剣があったら中に入っちゃいけませんよ」っていうわけです。
そしてそれに同意して、彼は剣を門番に預けて城壁の中に入ってきて、彼女の世界っていうもので遊ぶわけです。
だから当然ですけども、そこに荒くれ男なんかダメで、優しくて穏やかで平和でとてもいい人じゃないと、仮に武器を預けたところで中には入れられませんよねっていうことで。
だから今日お話したような問題を持つ女性っていうのは、旦那さんとかパートナーが優しくて穏やかな人、とてもいい人、パパにするなら最高。
でも男としてちょっと魅力がない感じられないんだよね・・・っていうふうなパターンになってしまうのは、こうした心理の状態があるからだったりするわけですね。
だからそういう意味では、すごく男性的な人でも剣を預けてしまうわけですから、つまり剣というのはなにかと言うと「男性器」のシンボルなわけですから、そこでは性の対象にならない。
そして優しくて穏やかな、そういった関係性を築いていく。
なんにも申し分ない、人間としての申し分はないんだけども、もちろん剣は預けさせた、預けさせちゃったわけですから、男としては見れない。
ということになって、やっぱり戦闘服を着て、そして外の世界に行って、そこでセックスを求めたりとか刺激的な恋をしたいっていう心理っていうところが、ここで完成されるわけですね。
今日はどうしたらいいの?っていうお話っていうよりは、まず自分の心の中の世界っていうことを理解していただこうということで、この城壁の部分、そして自分だけの世界、心の中に誰も招き入れることができないじゃないか、もし招き入れるんだったら武器を預けてからねっていう条件をつけてしまってる。
それがゆえにパートナーはいるけども彼氏がいたりとか、欲求不満になって爆発しそうであったりとか、すごくパートナーに対して不満を持ってしまったり、男として見れないっていう問題につながるんじゃないかなっていうお話でございました。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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