嫉妬されやすい理由とその対処法

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「女性性を解放していったら周りの女子からの嫉妬が激しくなってきたんですけど?」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつも聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日も降ったり止んだり晴れたりの天気の大阪でございますけども。

だいぶ涼しくなってきましたね。

このまま行くんでしょうか。それともまた暑くなるんでしょうか。

もう9月ですよね、気がつけば9月でございます。

ということで今日はカウンセリング・セミナーでもよくあるあるの「嫉妬」っていうところについてお話ししようかなと思います。

とくに今日は「嫉妬される」ということについてフォーカスしていきたいと思います。

心当たりがある方はぜひ最後までお聞き下さい。

嫉妬っていうのはどうして起こるかっていうのを端的にギュッとまとめてお話すると、嫉妬する側の話で、自分が持っている魅力・価値っていうのがあるんだけど、なんらかの事情、これは劣等感・無価値感とか自信のなさ・怖れ・不安・トラウマ、いろんなものが理由になるんですけども、それによって自分の魅力を封印していますと。

ここがまず第一歩です。

封印していたところを、それを誰かが表現してる、見せてる、出してるっていう時に起こる感情が「嫉妬」っていうふうに、シンプルには言えたりするんですね。

だから自分にないものに対しては嫉妬しないので、たとえば僕がオリンピックに出られなかったからってオリンピック選手に嫉妬することもありませんし、年末の紅白歌合戦に選ばれるかどうかっていうドキドキ感もなければ、選ばれた歌手の方に嫉妬っていうことは起こらないわけですね。

逆に言えばオリンピック選手に嫉妬する人っていうのはそれなりのレベルにある人ですよね。

紅白歌合戦に出れる人っていうのはそれなりの歌手っていうことにやっぱり限られてしまうわけで、自分にそれがなかったら、それに興味がなかったら嫉妬もしなくて「あぁ、いいなぁ」とか「すごいなぁ」としか思わないわけですね。

これが嫉妬っていう心理のベースになります。

ポイントはなんらかの“ネガティブな感情”ね。

劣等感とかムカつくとか罪悪感の場合もありますし、怖れ・不安の場合もあります。

そういった感情って自分が本来持ってる魅力をギューッとないものにしている、封印している、抑圧しているっていう状態になっているのがポイントなので。

なので「嫉妬っていうのは自分の魅力を教えてくれるものなんですよ」っていうふうにお話をします。

じゃあ嫉妬される側っていうのはどうなのかって言うと、そういうふうな、その人が相手が押さえつけている魅力を出しちゃってるから嫉妬されるっていうことで。

嫉妬されるっていうことは一言で言うと、「あなたはとても魅力的に見えます。あなたはとっても素敵なんです。素晴らしいんです。すごいんです。憧れです」っていう気持ちの裏返しなんですね。

さっきお話したようなネガティブな感情によって抑圧されてるので嫉妬っていうおどろおどろしい感情っていうことになるんですけども、それを自分自身が出してるから、持っているから、それに対して羨ましいっていう感情が嫉妬心というふうになってるということなので。

嫉妬されるっていうことは、一言で言うと「魅力を見てもらってる」「価値を見られてる」ということになります。

本当に曲解みたいな感じになりますけど、本当に本質的に理解をすると、「ありがとうございます。私の価値を見てくださって」っていうふうなお返しが一番正しいんですね。

まぁ実際にこれをやると余計揉めますのでやらないほうがいいと思いますけどね。

ただ基本的には「魅力を見られてる」っていうことです。

だから「いいわよね、あんたって」みたいな嫉妬を向けられたときに、「いやいやそんなことないのよ、私は」っていうふうに反応してしまうと、「あなたって素敵ね」って言ってるその愛を受け取ってもらえないってことになって、相手を余計にキーっていうふうにさせてしまったりもするわけですね。

「おかげさまで、ありがとうございます」みたいな感じのリアクションを取っておくのが、一番無難ということになるんですね。

ただここでちょっと注意したいのが、今日のブログの中でも例を挙げて紹介したんですけど、嫉妬を向けられた際に領空侵犯っていいますか、干渉といいますか、相手の領域に入って話をするとまた揉めることになりますのでめちゃくちゃ注意が必要なんですね。

つまり「あなたっていいわよね、そんなもん持ってて」とかいう時に、「いやいやあなたも大丈夫ですよ。あなただってできますよ、素敵なんだから」みたいな返しをすると相手はイラっとしてしまいます。

相手からすると自分の領域に入ってこられてる。

しかも自分の劣等感とか無価値感とかっていうのがあって嫉妬してるわけですから、「あなたも持ってるわよ、大丈夫よ」なんて言われると、この無価値感が刺激されちゃうわけです。

なので余計にイラッとしてきて、「本当に嫌な人」っていうふうに思われたりとか、嫉妬が激しくなるということになっちゃいますね。

なので「ありがとうございます」っていうのも含めて、自分軸で「私はそうなんですよ。私はこう思うんですよ」って主語をハッキリしながら表現することと、「あなたは」「あなたたちは」みたいな表現をしてしまうと余計に嫉妬に結びつきやすいっていうことなんです。

つまりそれが地雷になるということですね。

これは本当に一般論で、すべてのケースに当てはまるわけじゃないんですけども、嫉妬されやすい人っていうのは案外こういう地雷を踏んでる場合もありますので。

悪意はないんですけども、相手の期限を損ねることを言ってしまいますので、自分の話ですね。

「自分事として話をする」っていうことのがおすすめだったりします。

で、嫉妬されやすい人とか嫉妬をよくされる人っていうのは、これはちょっとネガティブな話になるんですけど、相手の持っている劣等感とかコンプレックス、それから無価値感とか自信のなさっていうものを見てないケースっていうのもけっこうあってね。

つまりは地雷を踏んじゃうっていうことになるんですけども。

たとえば自分が持ってるものに対して、相手が「いいわね、それって。私なんか手に入らないわ、とても」みたいなふうな表現をした時に、自分が持っているものの価値っていうのをちゃんと見てるかどうかっていうことなんです。

ここで「いや大したことないよ、そんなものは」って言ってると、結局これに価値を見ている相手の人の気持ちを「大したことないのよ」って否定してることになるので、相手からするとなんでか知らないけど自分の気持ちを否定されたって状態になるんですね。

なので余計にイラってしてしまったりもします。

それから、さっきも過干渉とか干渉になってしまうっていうのはお話ししましたので省きますけども。

他にも自分が持ってるものの価値を受け取っていたとしても、それを相手が手に入らないと思ってるとか無価値感があるっていうことをちょっと見過ごしていると、これまた「あなたも手に入るわよ」「誰でも手に入りますよ、これなんて」「全然普通なんです、私は」みたいな表現をしてしまうことがあるんですね。

これをされると「私は普通以下かい」っていうことになってしまいますので、これはまた地雷になって嫉妬を煽るっていうことになってしまったりもするわけです。

なので、嫉妬されやすい人っていうところで見ていくと、自分が持っているものとか自分の魅力に対して気づいてない、もしくはその価値を十分受け取れてないっていうことがけっこうよく見られます。

これが謙虚さっていうことで出てる場合もあるとは思うんですけども、本当に「いや大したことないの」とか「誰でもこんなもの手に入るのよ」みたいな感じで謙遜してしまうことによって、間接的に相手のことを否定してるっていうこともよくあるわけですね。

これがけっこうトラブルの元になるんですけども。

自分ではその自覚ないし、悪気もないし、なんなら自分は良いことをしたぐらいのことを思ってますから、だから関係性がこじれた時に自分でも理解できないっていうことになってしまうんです。

ここは要注意。

コミュニケーションの上では要注意の部分かなって思います。

つまり「自分が持ってるものとか、自分の魅力であるとか価値っていうものをちゃんと受け取っておこうね」っていうことは、実は嫉妬っていう問題にとっては非常に重要なんですね。

だから自分がどれくらい自分のことを低く見てたりとか、あるいはみんなからすごいねとか綺麗・かわいいとか素敵だねとかって言われてるんだけど、自分はそれを全然受け取ってなくてレベルを下げて、自分の見方を下げたりすると、このギャップっていう部分が嫉妬っていうかたちで襲いかかってくるということになります。

しかも嫉妬っていうのは、あきらかに「私あんたに嫉妬してるの」なんていうことを言う人はめったにいなくて、ほとんどが攻撃的な態度っていうことで出てきます。

文句を言ったり陰口を言ったり変な噂を流されたりすることもそうですし、嫌味を言われたりとかすごくマウントを取ってきたりとか、そういう嫌な態度っていうことで嫉妬っていうものを表されます。

攻撃的なものなんですよね。

なので嫉妬されてること自体というのも気づかないケースがあって、カウンセリングの中で話を聞いてると、「いやそれね、その同僚があんたに嫉妬してんだよ」とか「おかあちゃんが娘に嫉妬するってよくあるんだよ」みたいな話で、「えぇ~!?」っていうふうに驚かれたりっていうこともよくあるんですね。

なので嫉妬されるっていうことに気づくっていうこともまず大事なんですけども、「他者からの攻撃はほとんど嫉妬だと思っていいよ」ぐらいのことを僕は言っちゃうんですけどね。

その時に「あぁ、まだ自分って自分の価値を十分受け取りきれてないんだな。自分の価値っていうのをもっともっと認めていいんだな。もっともっと自分が魅力的でいいんだな」っていうふうに意識することで、だんだん嫉妬されることっていうのも減っていったりします。

ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

根本でした。

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