美容整形とコンプレックス解消について
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「テクニックも大事だけど、心が変わってないとそれが生きてこないんじゃない?~自己否定・現状否定が癖になってない?~」
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どうもこんばんは。
カウンセラーの根本でございます。
いつも聞きくださいましてありがとうございます。
ということで今日大阪は雨が降ってきそうな、降ってきたような天気になってまいりました。
ここずっとこんな天気でございます。本当に梅雨に逆戻りしたような感じなんですけども。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ということで今日いただいたブログのネタとしては、美容整形を受けるかどうか、それよりも心の整形っていう表現をされてましたけども、そっちのが先かっていうことでネタをいただいたんですけども。
大きく見ると、「いろんな表面的なものを変えるって言っても、内面が変わらないとその効果ってあまり出ないんじゃないの」っていうお話をさせていただきたいと思います。
基本的に僕は美容整形とかそういった系統の手術っていうのは賛成でも反対でもなく、本当に好きにしたらいいんじゃないのっていう立場でございまして。
実際うちのクライアントさんでもそういう美容整形とか、それから豊胸手術・脂肪吸引とか、そういった処置を受けられた方にもたくさんお会いしてきましたし、受けようかどうか迷ってるっていうお話も聞いたりということがあるんですけども。
そこで整形が良い悪いとか、そこのポジティブな影響っていうのも、効果っていうのも当然あって。
やっぱり長年抱えていたコンプレックスが解消してすごくスッキリするとか、以前よりももっと綺麗になって、すごく自分のことが好きになれたりとか自己肯定感が上がっていくっていう効果ももちろんありますので、決して絶対ダメよ!みたいなことはもちろん言わないんですけども。
ただ、そういった美容整形だったりとか処置を受けられた後に、逆にそのコンプレックスが強くなってしまったりとか、あるいは全然解消されずにまたすごく嫌な気分になっちゃってるっていう相談もいただくので、そのあたりのお話っていうものを広い意味でも狭い意味でもお話をさせていただければと思っています。
心の世界から見ていくと、たとえばすごく外見にコンプレックスがあって、そのせいで恋愛がうまくいかないとか、それから人間関係がトラブりやすいだったりとか、人から馬鹿にされたりとかいじめられたりとかっていうことがある。
これは本当に悲しいこと、寂しいことなんですよね。
だからそのコンプレックスを解消するために、美容整形だったりとか、そういった豊胸手術みたいなことに踏み切るっていうこと自体は非常に僕は理にかなってるというか、自然な気持ちだと思うし、それで解消されるのであれば全然OKだなと思うんですけど。
すごく厳密にっていうか心理的に見ていくと、たとえば自分が外見的な理由で恋愛がうまくいかないとか、いじめられるっていう問題があった時に、心の中でなにが起きてるかっていうと、そういう外見に対しての「自己嫌悪」っていうのがめちゃくちゃ強くなっていて。
それが劣等感であったりとか、コンプレックスだったりとか、場合によってはそのおかげで引っ込み思案になってしまったりとか、前に出るっていうことに対してものすごい抵抗が出てくるなんていうこともよくありますよね。
そういう中で、実際に美容整形を受けることによって解消されるかどうかっていうことについては、僕は人それぞれだと思っているんですね。
その自己嫌悪の強さであったりとか、すごく自分を否定する癖っていうものがすごく残っているというか、その癖が強かったりすると、仮に外側が綺麗になったとしても「美容整形したからね」みたいな感じで、全然やっぱり受け取れずに、なんか嘘ついてるみたい、騙してるみたい、これは本当の私じゃないのにっていう思いに変化して、自己嫌悪が継続されていくっていうようなことって非常によくあるんですね。
わかりやすい例で、以前豊胸手術を受けたクライアントさんがいらっしゃったんですけど、実際に胸がでかくなって体にぴったりの服も着れるようになったし、男性の視線もすごく感じるようになったし、同性からも羨ましがられるような状況になって、ある部分ではすごく嬉しいんだけども、でも逆にさっきちょっとお話しましたけど、なんか嘘ついてる・騙してるような感じがしたりとか、「胸が綺麗だね」っていうふうにもし同性・異性問わず言われたとしても、なんか素直に受け取れない、むしろ罪悪感を覚えてしまったりとか。
で、お付き合いしたとしても、メスを入れたから、手術をしたからこの人は私を求めてくれてるのねっていう気持ちになって、いわゆるその純粋な恋愛としての愛されてる喜びみたいなものが一切感じられないみたいな相談。
そういったお話っていうのが実際あったんですね。
これ何人かの方からも聞いているんですけど。
そういうふうに、もともとあった自己嫌悪っていうものがその整形手術を受けることによって解消するっていうことについてはあんまり期待しない方がいいんですね。
それよりも自分の心の中で、理想を言えば「今の自分でも十分魅力的なんだけども、美容整形を受けることでもっと素敵な人間になれる。素敵な女性になれる」っていう、プラスからプラスっていう発想ですね。
マイナスからプラスっていうことを期待するっていうのは、外的な要因によってマイナスからプラスに意識が変わるっていうこともないこともないんですけども、意外とマイナスからマイナスっていうほうの変化の方が多かったりするんですよ。
少し大きな話になりますけど、そうした表面的なテクニックであったり技術であったり、あるいは外的な要因によってマイナスであった自己攻撃というか自分に対する評価が、マイナスだったものがプラスに転じるっていうことって、実はそんなに多くないというか起こりにくかったりするんですよ。
やっぱりマイナスからマイナスっていうところに、外的からのもの・影響だと変わりやすくて、マイナスからプラスに意識を変えるとなると、やっぱりそこに意識の力と言いますか、「自分自身でその意識を変える」っていう、見方を変えるっていうか、そういった試みっていうのが非常に重要になってくるわけですね。
だから「美容整形を受けようと思うんだけども」みたいな話をお聞きすると、僕の場合はですけども、「今の自分をできるだけ肯定して、もっと魅力的になれる、もっと素敵な女性になれるってワクワクしながら、その美容整形を受けられるようになるまで自分のマインドっていうのを変えていきましょう」っていう提案をしたりとか。
もちろんアフターの、いわゆる美容整形をしたんだけどもそんな自分をまた嫌悪してしまうという場合も、全く同じで「随分綺麗になったよね」って。
「それも自分の体なんだからさ、それを受け入れていこうよ。愛していこうよ」っていうふうに見ていきます。
結局は今の自分、今の自分の体であり顔でありっていうのを、どう受け入れてどう愛し、どう認めるかっていうところが美容整形するしないに関わらずすごく重要だと思ってるんですね。
だから表面的なテクニックって他もけっこうあります。
たとえば、こういうふうにすると彼氏ができますよとか、男の前ではこういうふうに振る舞いなさいにみたいなテクニックっていうのがあったりとか。
夫婦関係でこじれててやり直したいなっていう場合、こうすれば旦那が戻ってくるみたいな方法論っていうのも、もちろん悪いことはなくて素晴らしいものもあるんですが。
ただ、その方法論だけに依存して自分の心がそのまんまだったりすると、仮にうまくいっても自分は変わってないのでまた破壊していくというか、元の状態に戻してしまうっていうことが多いと思うんですね。
なのでやっぱりそういったテクニックを用いる場合にも、自分の心の内側、考え方・価値観・感じ方・捉え方とか物の見方っていうところを変えていく。
その変える一つの方向性っていうのは「今の自分を受け入れる」。自己肯定感と言えば自己肯定感ですよね。
というところにやはり意識を転換していこうという試みっていうのが大事なんじゃないかなと思います。
とくに長年抱えてる自己嫌悪とかコンプレックスっていうのは、それ自体が習慣化してるので、ちょっとやそっと表面的なものを変えただけではビクともしないぐらいのものがあるんですね。
だからそういう意味でもテクニックを使ってなんとかしたいっていうのが手っ取り早い方法かもしれないんですけども、そういうのって対処療法になりますから、心の中にある、心の内にある自分自身の自己評価・自己肯定感っていうのを上げていく。
ここにフォーカスしてみてはいかがかなと思います。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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