内面的な自信は強いけど、思考的な自信は弱いよね。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「思考中心の生き方から自分の心に目を向けられるようになるには?~思考的自信は脆いけど内面的な自信は強いぞ!~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今日は大阪・北浜のセッションルームの方に来ております。
外はなかなか今日も暑いんですけどもね。
雨が降らなきゃいいなと思いながら、今日は傘を持ってきませんでした。
ということで、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「思考」っていう話をするんですけど。
考えることね。
「思考と心の世界」について、またちょっとお話をしていきたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
ということで、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。
今日のネタは、すごく短くて、シンプルなお話で、「損得感情をやめたい」っていうようなネタをいただいたんですけども。
損得感情も含めて、「けっこう思考的なんだよね、そういうのって」というふうに思ったので、思考っていうところは「考える」っていうところと、「内面的な部分」っていうところのお話をさせていただいてますので、ブログの方もよかったらチェックしてみてください。
で、僕たちは子供の頃から、「考えること・思考すること」っていうのを非常に特訓・レッスンしてきてるわけですね。
その結果、成績だとか、数字、そして実績、学歴とか、会社なんかもそうですけども、資格とかもそうですね。
そういった目に見えるものによって、自分っていうものを、ある程度アイデンティティっていうところを固めてきたというパターンも、けっこう存在するわけですね。
俗に、「裸の自分に自信ありますか?」みたいな問いかけ、これは物理的な体というよりは、内面的な部分の裸っていうことなんですけども。
これが、たとえば学歴であるとか、年収であるとか、勤めてる会社、持ってる資格みたいなものっていうのは、どっちかっていうと服みたいなもので、外から目に見えるわかりやすいものであって、それがその人の、「人としての価値」を表してるのか?っていうと、もちろん一部でもあります。
そういった資格とか、数字が悪いっていうわけではなくて、あくまで一部として、自分のアイデンティティをかたち作るものであって、それが自信になってるっていうことがあるんですよね。
で、それ自体だけだと、悪い話じゃないんですよ。
ここはちょっと誤解を与えたくないので、ちゃんとお話したいと思うんですけども。
そうやって頑張って勉強してきて、成果を残したとか、仕事して実績を作ってきたっていうことが悪いわけではなくて。
ただ、自分がそっちの方ばかりに価値を置いてきた。
あるいは、そういう価値を置く環境、これ多いですよね。
環境に身を置いてくると、自分の外側のそういった目に見えるものばかりにエネルギーを込めてきたが故に、内面的な部分・心の部分っていうのを結果的に放置してしまうっていうようなことっていうのが起こるわけですね。
すなわち、思考的な行動・言動っていうのを常に意識してきたが故に、「どうすべきか」「どうした方がいいのか」っていうことについては考えて、できるだけその通り動こうとするんだけども、でもその時、「自分の気持ち・感情」っていうところまで目が向かない、届かないなんていうようなことが、実際よく起きてたりするわけですね。
で、結果、外側のものっていうのはあくまでかたちですので、なにかの拍子にその自信が崩れてしまうっていうことがあるんですね。
これは、よく僕がエリートさんたちとお会いする時に、僕に会うってことは、なにか挫折されたんですけども、「人生初の挫折ですか?」みたいな問いかけをすることもあって。
ずっと、ある意味そういった数字・実績っていうかたちでもって成功してきて、それが自信になっているが故に、その実績が通用しない、あるいはその実績を持ってしてもうまくいかないことが出てきた時に、「あれ・・・俺ってなにもないじゃん・・・」みたいなね。
そういう境地に陥って、自信がガラガラと崩れていくっていうような経験をされる方っていうのもけっこういらっしゃるわけですね。
で、それがまぁまぁもちろん悪いことではないんですけども。
やっぱりそれは、僕たちが幼少期から内面的な部分よりも、やはりわかりやすい目に見えるものに価値を置いてきたからなのかもしれないんですね。
だから、それが損得感情になったりとか、競争心になったりとか、もちろん嫉妬っていうものになったり、優越感っていうものになったりとかっていうふうにして、常に僕たちは、「どう見られるか?どう思われるか?」みたいなところに軸を置いちゃうことになって、結果的に他人軸な生き方になっちゃうこともあるんですね。
で、そこで「内面に目を向けていきましょう」とか、「内面的な自信っていうのをつけていきましょう」っていうと、これがいわゆる「目に見えないもの」なわけですよ。
試験を受ければ点数が出たり、合否判定が出たりするし、資格を持っていれば、その資格っていうのが自分自身を証明してくれるものでもあるんですよね。
だから目に見えるものなんですけども、内面的なものっていうのは目に見えないわけですよ。
数値化もけっこう難しかったりするわけですよ。
そうすると、やはり「内面的に自信を持つ」っていうことがとても難しく感じられたりとか、どうやっていいの?ってわかんなくなったりするんですね。
で、この内面的な自信っていうのは、簡単に言えば「根拠のない自信」みたいな感じで、「なんか自分は大丈夫だと思う」みたいなことであったりとか。
それから、自分のキャラというか、自分の長所短所みたいなものをはっきりと把握してきた分で、「あ、自分はけっこう人とのご縁があるから、その人とのご縁に助けられて生きてきてるな」っていうことに自信を持つとか。
あるいは、「性格的な部分に自信を持つ」っていうことなんですが。
これってね、なかなかね、難しいですよね。
できれば、試験みたいな感じでね、採点してくれる人がいて、「いや、あなたは本当に内面的に優しさを持った人なんですよ。全国ランキングでは〇番なんです。平均点以上なんです」みたいに言ってくれたらまだいいんですけども。
僕らはそういう価値観にずっと生きてきてるので、なかなかその内面的な自信っていうのを持つことっていうのは難しいわけですし。
そもそも普段から、とくにお仕事などでは「べき論」とかで動いてたりするので、「自分の気持ち」っていうのを放置しがちなわけですよ。
たとえば、お客さんから嫌なことを言われましたと。
クレームが入ったっていう時に、「嫌だなぁ」とか、「ムカつくな」とか、「なんでやねん」みたいなふうに思ったりするんですけども、そんな態度を出せないじゃないですかと。
そこはグっと抑えて、笑顔で対応する。
「申し訳ございません」って、謝罪する。
誠実な態度をとろうとするっていうことを、多分やられると思うんですよね。
で、結果的にそれがうまくいったとしても、じゃあその内面的に感じた怒りとか不満とかって、どうなってるの?っていうと、結局その表面的なトラブルが去れば、なんとなくもう済んじゃったような感じがしちゃうわけですよね。
でも、多分そのお客様に対しての印象って悪いままで、これがネガティブな感情がまだ心の中に残ってる証拠になるわけですよ。
ってなってくると、じゃあその不満とか怒りってどこで処理してるの?っていうと、次々やってくるタスクに暴殺されてるうちに、だんだんその怒りや不満っていうのは、押し込められたまま、自分の意識の奥に入ってしまうわけですね。
ってなってくると、それが1回や2回ぐらいだったら大丈夫なんですけど、何回も何回も繰り返されると、やがて抑えきれないぐらいのものになっちゃうわけですよ。
ってなってくると、やっぱり「感情」っていうものをちゃんと見てあげる、ケアしてあげる。
「自分の心にちゃんと意識を向けてあげる」っていうことはやはり大事だし、内面的な自信っていうのを持っていこうと思ったら、このプロセスっていうのは本当に不可欠なものになるんですね。
だからこそ、日々1日5分でもいいです。10分でもいいです。
自分の心に目を向けてあげる時間を作ってねと。
通勤の帰りの電車の中でもいいです。
お風呂の中でもいいです。
寝る前にちょっとした時間を作るでも良しですと。
最近はなにかとスマホに気を取られがちでございますけども、「自分の内面をちゃんと見てあげる時間」っていうのを、あえて意識的に作ってあげる。
1日5分でも外に出て、ただただ自分が感じてることに目を向ける。
こういう時間っていうのを作ってみるだけでも、随分と変化っていうか、心の余裕っていうものが出てくるんですね。
そうやって、自分の心に目を向けてあげる時間っていうのを作っていくと、徐々にっていうことになりますけども、「自分がなにを感じてるか?」っていうのがわかったりとか、「自分の気分の良し悪し」みたいなものが見えてくるんですよね。
よく「自分のご機嫌は自分で取りましょう」っていうお話をさせてもらうんですけども。
そうやって自分が気分よくいること、自分がご機嫌でいることっていうものが、やはり非常に大事だし、これは人間関係ももちろんそうなんですけども、なによりも自分に内面的な自信を持つという上では、とても大切なことなんですよね。
ということで、思考にとらわれがちな日々ですけども、ちゃんと心にも目を向けてあげて、心に対して、内面的な自信を持っていきましょうというお話でございました。
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