バランスの法則~こじれた人間関係を改善するには敢えてバランスを崩してみるとうまく行く~

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「パートナーシップはバランスを取り合うのでそのバランスを崩してあげると問題が解決しやすくなる~【私と母】vs【彼と妻】の絶妙なるバランスの法則~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は雨の大阪からお届けしておりますけども。

土曜日なんですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は「パートナーシップっていうのはバランスの法則があるんだよ」っていうお話をさせていただきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、フォローとかチャンネル登録の方もよろしくお願いします。

ということで、実はパートナーシップに限ったことではなく、親子だったりとか、友達だとか、職場の人間関係っていうのも共通のことが言えるんですけども。

人間関係っていうのは、けっこうお互いにバランスを取り合うっていう法則があるんだよっていうところと、なのでそこの問題を解決するためには、その「バランス」っていうところを意識してみると、けっこううまくいくことが多いよっていうことがカウンセリングの中でもよく出てくるんですね。

今日も、昨日書いたブログを元にここでお話させていただくんですけども。

その例を元に、皆さんの参考になればと思ってお話させていただきたいと思うわけでございます。

今回のケースは、離婚された元奥様とその彼で、まだ彼は結婚してるっていう関係で、一般的には不倫関係なんですけど。

で、将来2人で一緒になりたいっていう希望を持ってるんだけど、なかなか彼が離婚してくれないよねみたいな感じで、向き合えない状況だっていう話なんですね。

そうすると、なんか彼の方が悪いみたいなふうに見えるんですけど、これをバランスっていうところで見てみると、どうもその彼女の方には「お母さんとの距離が非常に近いんじゃないか」っていう疑惑が生まれてきて。

そうすると、彼と彼女っていう関係で付き合ってるんだけども、彼の方には奥さんがいて、私の方にはお母さんがいて、それぞれが非常に心理的に近い、もしかしたら癒着かもしれないっていうような状態じゃないかなっていうふうに見ることができるんですね。

つまり、そういったかたちで夫婦・パートナーシップっていうのはバランスを取ってるっていうふうに見ていくんですね。

で、これはもういろんなケースで言えて、たとえば夫婦関係とか、お付き合いしてる関係でも、たとえば彼が仕事ばっかりして全然会ってくれないとか、もう寂しいのでうまくいかないんだっていうような問題も、実は彼女の方は?って見てみると、実はけっこう実家に入り浸りみたいな感じで、その彼と仕事の関係っていうのと、彼女と実家との関係っていうのが、非常に近くなってるんじゃないの?みたいな感じのケースっていうのもよくあったりします。

それから、よく彼の浮気問題とか、彼女の浮気問題っていうところでも、彼には女がいるみたいな感じで、じゃああなたは?っていう話になると、「実はお母さんが・・・」とか、「子供が・・・」みたいな感じで。

要はそうやって人間関係っていうのは、一方が悪いように見えてたとしても、自分の方が良い悪いは別にして、似たような心理状態のなにかがあるみたいなふうに見ていくんですね。

で、そのバランスっていうのは取れてるよねと。

だから、けっこう彼氏がなかなかできません、出会いがありませんなんていう場合も、自分が実家を背負ってるみたいな立場で、お父ちゃん・お母ちゃんを背負って、なんか両親の面倒を見てて、「まるでお母ちゃんと結婚してるみたいだね」みたいなケースもあるんですけど。

そうすると、自分がお母ちゃんと心理的に結婚してるみたいな状態だとすると、出会う人っていうのは同じように実際リアルに結婚してる人だとか、あるいはそのバランスが釣り合わないので、なかなか出会いがないなんていうふうに解釈するっていうこともできたりします。

もちろんこれは問題の見方の1つに過ぎないんですけども。

こういった「バランスの法則」っていうところを見ていくと、「あぁ、そういうことで釣り合いが取れてるんだね。だからこの状態なんだね」って。

不満とか不安とか、怒りだったり嫉妬だったりとか、無価値感とか、そして罪悪感とか、さまざまな感情が出てきて、すごく嫌で、「早く2人でうまくいきたいな、もっといい関係、ラブラブになりたいな」と思うんですけども。

実はそういったバランスっていうもので見ていくと、違う要素、それぞれの、たとえば「奥さんと別れられない彼」っていうのと、「お母さんとなかなか距離ができない私」っていうところで、この問題はバランスが取れちゃってるので、膠着状態になってるっていうようなことっていうのがけっこう話題に出てくるんですね。

で、ここでポイントなのは、たとえば彼が奥さんと離婚しないっていうのはズルイとか、悪いとか、不安だとか、不満だっていうふうに見るわけですよね、彼女側からすると。

で、自分はお母さんとすごく距離が近くてバランスが取れてるんだけど、「でもお母さんと近いって、別にお母さんなにも悪くないじゃん」みたいなふうに思っちゃうかもしれません。

で、これが心の世界っていうのは、良い悪いっていうところの基準っていうのを持たずに、純粋に「感情的なバランス」みたいなところを見ていくので、そうすると「お母さんとの関係っていうものは全然いいじゃないの」っていうふうに、「だってお母さんだもん」っていう大義名分が立ちそうなんですけども。

実は心理的にはそこが問題でね・・・っていうふうに見ていくので、法律的とか倫理的、社会的みたいなところの善悪とか、良し悪しっていうところにとらわれると、一方的に彼を攻撃するだけで、関係はどんどん悪化していくっていうような状態になりやすいわけですね。

なので、じゃあそこをどうやっていくのか?っていうと、「あえてバランスを崩しましょう」っていういうところになります。

彼がそういう状態ってことは、自分にもそういう関係の人がいるんだよねっていうことで、じゃあ今回のネタ元さんには、「ちょっとお母さんとの癒着問題みたいなものをなんとかしないといけないんじゃないの?」っていうふうな提案というのをしていくことになるわけです。

似たような感じで、たとえば彼の方が女がいると。

私は子供に・・・とか、あるいは実家に・・・みたいな感じだったら、その距離感っていうのをちょっと見直してみた方がいいよね、みたいふうに見ていくこともあれば、単純に今それぞれ1つ1つなんですけども、これがけっこう複雑に絡み合ってて、彼の方には仕事もありーの、奥さんもありーの、みたいな感じで。

で、けっこうお金の問題もありーのっていうふうに見ていって、彼女の方はお母さんもありーの、実はそこで仕事も頑張っててみたいな、それで子供もいて・・・みたいな感じになってくると、そこでバランスが取れてるんじゃないの?っていうふうに見ていって。

それぞれの自分の関係性ね。

彼の方は彼の問題だから、そこは線引きしましょうと。

で、自分の心理的な距離感の問題っていう方をちょっと解決していきましょうと。

で、そうすると、たとえば彼女の方が「お母さん」っていうところとの距離感を取れるようになって、癒着を切ることができましたと。

お互い自立していくことができましたっていうことになると、バランスが崩れますよね。

ってなってくると、彼の方も変化が起こってくる。

彼の方も奥さんとの関係にちゃんと線引きができるようになって、要は離婚するっていうことができたりとか、彼女と改めて向き合おうっていうふうな意識、意欲っていうのが湧いてきて。

そして向き合えるようになって、「じゃあこれからどうしようか?」っていうのをお互いに前向きに話ができるようになったりっていうふうにして、関係改善みたいな方向に向かうっていうことがけっこうあるわけですね。

だからそこでポイントとして見るならば、やっぱりさっきの善悪っていうところもそうなんだけど、僕らってやっぱり基本的に頑固なんです。

大人ってね。

頑固だし、意地っ張りだし、プライドもあるし、要は「自分を変えたくない」っていう心理っていうのがやっぱり強いんですよ。

「このままでいいじゃない。私は悪いことしてないし」っていうふうに思いたい。

これは誰にでもある心理なんですけども、でもそこを見ていると、やっぱり彼のせいにして、彼が変化してくれることを望むし、彼が変化するようにコントロールするっていうことになって。

それだけでも関係が悪化しやすそうなんですけども、結局自分が抱えてる問題っていうのはそのままで、彼だけ変えようとしてしまうと、仮に彼がもし変化を起こした時に自分も変わらざるを得なくなってしまうっていうことになりますし、そもそもこの2人がバランスを取ってるわけですから、彼をどんなに変えようとしてもほとんどの場合変わらない。

むしろ、こっちも意固地になって、癒着が強まってしまうみたいなことになっていくんですね。

なので、やっぱり嫌かもしれないし、抵抗が強いかもしれないですけど、「あ、これは自分の問題なんだ」っていうことで、自分を見つめ直していくっていうことも大事ですし、自分自身の心の状態っていうのをより自然な状態に戻すっていうことがすごく重要だったりするんですね。

なので、人によってはたとえば実家暮らしをしてるんだったら、「1人暮らししたら?」みたいな話をしたりとか、たとえば子供にガーって行き過ぎてる場合は「もうちょっと旦那の方を見てあげられるように、子供との距離感を取りましょうよ」っていう話、これも実は昨日カウンセリングでしてたんですけども。

そんな感じで、自分っていうものの「心のバランス」っていう、自分の中にもバランスっていうのがあるので、ここを整えていきましょうと。

そうすることで、お互いの関係っていうのは変わらざるを得なくなって、自然体というか、なるようになっていくものなんですよっていうのが、今日のお話でございました。

最後までお聞きくださいまして、ありがとうございました。

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