天命遂行型と目標達成型とは?その違い、間違えやすいポイントについて解説します!
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今日はちょっと沖縄に来ておりまして、大好きな宿に昨日から宿泊しております。
ちょうど目の前がこんな海というシチュエーションで、もしかすると音声が若干聞き取りづらいかなと思いますので、なるべくマイクに近づいてお話してまいりたいと思います。
今日のテーマは、「天命遂行型と目標達成型」っていうお話をさせていただこうと思うんですけども。
これはブログの中でちょこちょこ出てきますね。
今度5月の28日、29日の土日に、それをテーマにしたセミナーをしたりとか、グループコンサルっていうかたちでお話をさせていただこうと思ってはいるんですけども。
実際カウンセリングといいますか、ライフワークを考えていく上でとても大切なテーマになってきますので、興味ある方はそちらもチェックしていただければと思います。
で、今日は「天命遂行型」、「天命追求型」っていう表現もあるみたいですけども、それと「目標達成型」、こちらについて簡単にお話をさせてもらえればなと思います。
これはどっちかのタイプに分けられるっていうよりも、天命遂行型何割、残りが目標達成型みたいな感じの部分もありますので、自分はどっちかな?両方の要素?けどこっちかな?みたいな感じで聞いていただければなと思います。
「目標達成型」っていうのからお話しましょうかね。
こちらは狩猟民族、つまり欧米型っていうふうにも言えますし、男性性有利型っていうふうに心理学で捉えることもできるんですが。
要するに目標を設定し、その達成に向けて努力をしていくことで人生に喜びを感じるっていうタイプのことを言います。
ある目標を与えられるとすごくやる気になったり、頑張れるとか、その目標というのができるだけ数値であったり、かたちであったり、具体的な方がやる気になるし、燃えるっていうふうなタイプのことを言います。
で、その目標に対してマイルストーンって俗に言うんですかね、計画を立てたりとか、コツコツ毎日積み重ねていったりとか、あるいはPDCAサイクルを回しながら、より効率を上げていったりとか、よりシステム的に物事を捉えたりっていうことが好きなので、どっちかっていうと思考的、そして男性的な生き方を好む方で、こちらを「目標達成型」っていうふうに言います。
狩猟民族がルーツっていうところがポイントだったりします。
そして一方、農耕民族ね。
アジア、日本人もそうですけども、そちらに多いとされてるのが天命遂行型っていう生き方で。
これは具体的な数値目標とか、かたちっていうものを目標として設定しても、天命、つまり天候であったり、気候であったりに左右されてしまいますよね。
だから、そういった明確な目標とかかたちっていうものを求められても、あまりモチベーションが上がらないというか、むしろ下がるみたいな感じのタイプの人で。
それよりも、与えられた仕事、目の前に来たことを一生懸命やっていくことによって、やがてその目標であったり、夢を達成していく。
そういった生き方を好む方を「天命遂行型」っていうふうに言います。
自分の意思で頑張るっていうよりも、自分の意志+周りの人の協力とか、状況から来る恩恵であったりとかっていうものを受け入れながら、それを力にしながら頑張っていく、生きていくのが好きっていうタイプですね。
なので、この天命遂行型のタイプっていうのは、思考よりはどっちかっていうと感情・感覚的・芸術家だったりとか、そういった感性を生かしたような生き方っていうのを好むっていうタイプだったりします。
これだけ聞くと、女性的な人は天命遂行型かな?とか、目標を立ててやっていくのが好きだからって言って、目標達成型かな?っていうふうに判断されることも多いんですけども、ここにはいろいろと裏話といいますか、別の観点が実はございまして。
一概にこの特徴だけを捉えてどっちかっていうことが、必ずしも言い切れないっていうことがあるんですね。
たとえば、この目標達成型っていうのは、非常に管理しやすいし、わかりやすいし、理屈が通ってるので、これは学校であったりとか職場であったりとか、そういった環境に取り入れられやすいわけですね。
とくに日本っていうのは欧米の文化っていうのをだいぶ入れてますから、そうすると欧米人・狩猟民族たちが作り出した目標達成型の考え方、取り組み方っていうのを、幼い頃から後天的に身につけてきたっていうところがあるんですね。
かつ、これは女性性の方になっちゃうんですけど、女性性が豊かな方って適応能力が高いので、もともとは天命遂行型だったんだけども、その適応能力を生かして目標達成型の生き方にシフトするっていうことが可能だったりするんですね。
なので、自分では「目標達成型だな」っていうふうに思っても、実はそうじゃない要素っていうのがけっこう出てくるっていうこともあり得るわけです。
一方、「天命遂行型だな」と。
「自分は目標とか数値とかっていうものを設定されるのが嫌いで、目の前のことを一生懸命やっていく方が向いてるよ」っていうふうに思ってる方にも、実は、「いや、ちょっとそれだけでは判断できないんですよ」っていうポイントがあって。
それはたとえば失敗を怖れるとか、周りの期待に応えられなかった時のバッシングを怖れるとか、そもそも人の目が気になるといった、そういった個人的な問題っていうのがあった場合に、目標を達成できなかった時の周りからの失望もそうですけど、自分自身の失望みたいなことも考えて、目標とか数値に対してすごい嫌な感情を持ってしまってるっていう場合があるんですよ。
これは数値やかたちにそれくらい嫌な感情をたくさん持つくらい、実はその数字にこだわってる自分がいるんですね。
つまり、目標達成型の生き方がもしかしたらだいぶ入ってる可能性もあるんですよ。
で、天命遂行型の人っていうのは、言ってみれば数字であるとか、かたちとか、そもそも結果っていうのにあまりこだわらないところがあるんですね。
だから、たとえばSNSのいいねの数であったりとか、フォロワーの数みたいなものに対しても、けっこう無頓着だったりするんですよ。
なので、もしいいねを気にしちゃう場合というのは、「あれ?もしかしたら純粋な天命遂行型とは言えないのかな」っていうふうに思ってしまってもいいかなと。
ただこの辺がややこしいのは、本来天命遂行型とか目標達成型っていうのは、「自分らしい幸せの生き方」をしていくための方針の1つであったりします。
で、そこに我々は自己肯定感が低いとか、無価値感が強いとか、劣等感があるみたいな感じで、それぞれが問題が出てくるんですね。
なので、天命遂行型だから数字が苦手っていうか興味ないのか、それとも自分に自信がなくて自己肯定感が低いが故に数字が苦手なのかっていうことは、けっこう厳密に判断していかないとそこで誤解が起きるっていうことになっちゃうわけですね。
そして、天命遂行型、そして目標達成型、先ほどもお話しましたけど、どっちかに偏るっていうことはまぁなくて。
たとえば一方が7割、一方が3割みたいな感じだったりしますし、仕事に関しては目標達成型なんだけども、プライベートの人間関係っていうのは天命遂行型だよねみたいな感じで、ジャンルによって若干色分けが出てくる場合っていうのも当然出てくるわけですね。
なので、自分がどっちかに偏るっていうよりも、両方持ってるけど、その割合ってどんな感じなのかな?どうするのが1番心地よいのかな?自分らしいのかな?っていう探求っていうのは、ずっと続くのかなっていうふうに思います。
それから僕の場合も、自分に当てはめて考えてみるとわかってくることなんですけども、たとえば長期的な視野、長い分野に関しては、どっちかというと天命遂行型の考え方・生き方が好きなんだけども、短期目標っていう、短期的な視野に立つと、目標達成型の方が生きやすい、仕事がしやすいみたいな感じで、長期短期であったりとか、部分部分で使い分けるみたいなことっていうのも、実際出てくるところがあったりするんですね。
なので、そういった天命遂行型、それから目標達成型、自分が幸せに生きられるための1つの基準というか、見分け方でございますけども、これがわかってくると、たとえば数字が苦手で、結果を求められるとすごく気分が落ちるんだけど、「それって実力がないんじゃなくてタイプの問題なんですよ」とか。
「自分は実力っていうものを発揮してるんだけど、実はそこに締め切りとかそういうのが苦手で、自由な環境の方がやりやすいんですよ」っていう方は天命遂行型ですし。
そうすると既存のシステムに合わないなんていうことがわかってきたりすると思うので、自分の仕事の仕方・生き方っていうところを理解するために、この天命遂行型、目標達成型、ちょっと興味を持って調べていただけると、もしかしたらよりよい自分が見つかるんじゃないかなと思ってます。
ということで、ありがとうございました。
根本でした。
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