ラスボスおかんと向き合う4つの質問。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「“ラスボスおかん”との向き合い方、そして、その恩恵について~子どもの頃から続く百年戦争に終止符を打つ!~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日もさわやかな天気の大阪でございますけども。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さぁ今日は、昨日書いたブログ「ラスボスおかんとの向き合い方」をお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

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いろんな問題で、お母さんとの関係っていうのが、突き詰めると出てくるっていうところがよくありまして。

まぁ無理もないですよね。

お腹の中からの付き合いですし、子供の頃は一般的に1番近いところにいた存在でございますし。

それから、成長していくに従っても、さまざまな価値観であったり、考え方とか、あるいは感情のパターンも、お母さんに近いところで僕たちは学んできてますから、どうしたって大きな影響っていうのを受けざるを得ないわけですね。

で、大人になって、仕事だったり、パートナーシップだったり、さまざまな点でなにか問題が起きた時に、カウンセラーっていうのは「なんでそういう問題が起きたんだろうね?」って。

「どこからその原因があるんだろうね?」っていうところを探っていくわけですけど。

その時に出てくるのが、結局「お母さんとの関係」っていうのがテーマなんだよねっていうところだったりします。

これは最近は、最近はっていうか、もちろんいいお母さんもたくさんいらっしゃって、問題なく仲良く過ごしてるっていうケースもあるんですけども。

すごく過干渉・過保護だったりとか、心配性だったりとか、すごくコントロールしてくるようなタイプのお母さんだったりとか、お母さん自身も余裕がなくて、子供に感情的に当たってしまうなんていうこともあって。

今回のネタ元さんのところも、どうやら子供に感情の処理役を押し付けてたような、そんなメンタルが若干弱めなお母さんだったのかもしれませんと。

で、子供は子供でそのお母さんが大好きですし、お母さんを助けたいと思いますし、「お母さんのためにできることならなんでもやりたい」なんていうふうに思って、頑張って支えようとするわけですね。

それが大人になってから、恩恵というか、そういう人の長所になることももちろんあるんですけども。

ただ一方で、どれだけ支えよう、助けようとしても、お母さん全然笑ってくれへん、笑顔になってくれへんとかね。

いつも同じことの繰り返しで、私なんか全然役に立たないのかなっていうことで、無価値感や無力感っていうのを感じたり、罪悪感を持ったりっていうパターンも、実際はあったりします。

そして、一旦子供のころにそういう関係性が出来上がってしまうと、もういい大人になってるんだけども、もう30代になっても、40代になっても、そういったお母さんとの関係っていうのがずっと平行線のまま来てるような場合もあって。

相変わらず顔を合わせれば、お母さんは自分にいろいろ愚痴を言ってくると。

で、あれこれコントロールしてくると。

で、あれこれ心配してくるみたいなところでね。

「いや、もういい大人なんだからさ」って。

「もうほっといてくれよ」と。

そういうふうに言いたいわけでございますけども。

なぜかこっちも習慣的に、お母さんにとっつかまって、前のように、子供時代のように、お母さんの面倒を見てしまうなんていう、そういうパターンもよくあることでございます。

それで、結局最後の最後に、お母さんとの関係っていう問題が出てくるので、そこをなんとかせないかんよねっていうところが、「ラスボス問題」っていうふうによく言ってることなんですね。

とくに、お母さんとの関係がすごく心理的に近くて、すごく影響を受けやすいっていう方とか、お母さんにいまだに支配されてるような感じがするとか、お母さんにとっての都合のいい娘・息子で、感情の処理係をやってるような感じとか。

あるいは、お母さんがいろいろ心配して、あれこれ面倒見ようとしてきて、「もういいから!いいから!」って言っても、なかなかそこをうまく手放せないみたいな問題がある方は、ぜひ今日の話を参考にしていただきたいなと思うわけでございます。

そんな中で根幹となる問題っていうのは、母と子供の関係があった時に、子供は子供でお母さんをお母さんとして見ますよね。

で、お母さんはお母さんで子供として見ますよねと。

で、こうした時に、この関係が普通であれば、思春期に自立していって、大人になってくると、ちょっと離れていく感じなんですね。

親から少し離れながら自立をしていって、大人になっていきます。

そうすると、20代の頃には、本来であればお互い自立した存在として認め合い、今度は大人同士の関係性っていうのを築いていく段階に入るわけですね。

ここでよく言われるのが、このプロセスに至るのは、親からすれば「子離れ」、子供からすれば「親離れ」っていうのがけっこう鍵になるんですけども。

ただ、この親子関係が、距離が近いって言ってもいいんですけど、強力なものであればあるほど、このまま大人になっていく、年を取っていくっていう状態になるんですね。

だから、先ほどお話したように、大人になって十分大人なんだけども、関係性が子供の頃のような状態が続いている。

でもこれは、ちょっと気を付けていただきたいポイントは、「お母さんが悪い、お母さんが子離れをしてない、私を大人として認めてくれない」っていうふうに子供側は思うんですけども、実はそこにもう1つ、ちょっと別の問題が隠れていて。

実は子供側も、「お母さんをお母さんとして見てる」っていうところがあったりするんですね。

これに気づくっていうことが最初のポイントで。

ここを、この関係性を改善されていった方の中には、けっこうこういうコメントを残される方がいらっしゃいまして。

「親に執着してたのは自分の方だった」と。

「お母さんが自分を手放してくれないと思ってたけど、自分の方が手放せなかっただけなんだ」っていうことに気付いた方も、かなりたくさんいらっしゃるんですね。

なので、これはお互い様って思っていいと思うんですけど、親が自分を子供として扱って離さない部分もあれば、自分も親は親として期待して手放せない部分もあるということなので、そのあたりをふまえて、ここからちょっと質問をいくつか提示していきますので、自分に置き換えて聞いていただければなと思うわけでございます。

まず、基本系なところから行きたいと思うんですけども、

「あなたがお母さん親にまだ期待してることってなんでしょうか?」

「お母さんにいまだに期待してることってなんでしょうか?」

っていうことを、ちょっと探ってみてください。

ちょっとこれはあえて例題は言わないようにするんですけども。

自分が親に、親として期待してることってなにかな?と。

2つ目、その期待が見つかったら、

「その裏側にある欲求、ニーズとも言いますけど、欲求ってなんでしょうか?」

つまり、いまだに親に対して持っている期待とニーズ、ここをまずは見ていきたいですね。

ここが第1段階でございます。

なにを期待してるかな。

たとえば、ちょっと仮に例を出すと、話を聞いてほしい、受け入れてほしいっていうニーズだったりとか。

「私のことをきっとわかってくれるはず」っていう思いだったりとか、期待だったりとか、いろんなものがここに出てくるかもしれません。

で、ここでのポイントっていうのは、親を変えようとしないっていうことでもあります。

これはコントロールになりますから、場合によっては親子でコントロール合戦になっちゃうこともありますから、そこがポイントでございまして。

お母ちゃんもいい年ですから、「今更変われるん?」みたいなことを考えてみれば、「あぁ、子供である自分の方が変わっていく必要があるんだな」っていうことが言えると思います。

で、さっきの期待とニーズっていうところをふまえて、次のテーマっていうのは、

「自分が子供の頃に満たされなかった思いってなんでしょうか?」

たとえば、お母さんにいろいろ聞いてほしい、学校であったことを聞いてほしくてお母さんにしゃべると、でもお母さんがいつの間にかその話を奪い取って自分の話をしてると。

そうすると、「あぁ、なんかまた自分の話を聞いてもらわれへんかな」っていう体験をしていきますよね。

そうすると、「お母さんは私の話を聞いてくれない」っていう不満を持つわけです。

これが子供の頃に満たされなかった思いの1つだったりします。

で、そういうニーズとか、不満があると、なかなか人って自立できないんですね。

それを満たさないと、次のステップに行けないような気がしますから、そうすると、なかなか不満やニーズがあったり、期待があったりすると、難しいっていうことで、ここを手放していきましょうかっていうところが大きな課題になるわけですね。

で、そのためにもう1段深く掘り下げると、さっき最初冒頭の方でちょっとお話したんですけども、お母さんを助けたかった自分みたいのがもしかしたらいるのかなっていうふうに見ていくと、こんな質問っていうのができるようになるんですね。

「子供の頃にあなたがお母さんに与えたかったものってなんでしょうか?」

たとえば、いつもお父さんが威張っていて、肩身の狭いお母さんがいたとするならば、そんなお母さんに自信をつけてあげたかった、励ましてあげたかったっていうのがあるかもしれません。

家のことをなにもしないお母さんが、子育てに家事に頑張ってやってるとしたら、そんなお母さんのお手伝いをして楽にさせてあげたかったのかもしれない。

そんなふうに、子供の頃にお母さんに与えてあげたかったもの。

これがけっこうポイントになることがあるんですね。

親離れをしていく上で、実はここに「無力感」みたいなものっていうのがあって、それが結局子供のまま親離れできない状態になっていたりする、っていうところも作っています。

ということで、今日はラスボスおかんと向き合うために、大きく言うと4つの質問というのを提示させていただきましたので、よかったら自分のために考えていただければなと思っております。

ということで、最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

根本でした。

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