応用心理学講座「夫もいるけど彼氏もいる問題」

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「応用心理学講座「旦那もいるけど彼氏もいる問題~分裂したマインドがもたらす現代社会の問題~」」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、夏が戻ってきたような暑い日が続いておりますけども。

いい天気はいい天気ですけどね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は、講座の告知っていうことも兼ねてはいるんですけども。

よくブログでも紹介させていただいてますけども、「夫もいるけど彼氏がいる問題」について解説していきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録、フォローをよかったらよろしくお願いします。

カウンセリングをしていて、ある時期から結婚してるんだけども、彼氏も他にいるとか、気になる人がいる、そういうご相談っていうのをたくさんいただくようになってまいりました。

本当にここ何年かなんだと思うんですね。

僕がカウンセラーを始めた2000年頃、20年以上前ですけども、その頃はどっちかって言うと「旦那が浮気してるんです」とか、あるいは「恋愛してる人が既婚者で・・・」っていうご相談が多かったんですね。

で、もちろんその相談というのは、今も一定数っていうか、けっこうたくさんあるんですけども。

ある時期、それこそ4、5年前、もう少し前かな?ぐらいからでしょうか。

今日のテーマでありますけど、「旦那もいるんだけども、彼氏も他にいて・・・」みたいな感じのご相談っていうのがすごく増えてきたなと。

これは、なんでそうなのか?って、社会的なことも影響していくんですけども。

一言で言うと、いわゆる自立したマインド、「自立心が作り出す問題」っていうふうに言えるんじゃないかと思ってまして。

で、もちろん良い悪いで僕たちは見ないので、なんでそうなっちゃうんだろうね?なんでそうなる必要があったんだろうね?っていうところで、その心の中を見ていく。

そうすると、誰にでも起こりうる問題なんだなっていうことがわかってくると同時に、これがいわゆる女性が社会的に進出したというか、自立してきた、そういった中で起きてきた必然的な問題なんだろうなっていうこともわかってくるようになりましたと。

で、そういったものをまとめた今回のお話なんですけども。

旦那さんもいて、すごく幸せなはずなのに、場合によってはお子さんもいて、すごく充実して安定していて幸せなはずなのに、気持ちが外の男の人・彼氏にいってしまうと。

なんでなのか?とか、そういう状況でその彼氏とうまくいかないとか、その彼氏の方から「早く離婚しろ」って言ってせっつかれてるとかね。

そういったご相談っていうところが、まぁまぁメジャーなんでございますけども。

なんかこれは一昔前だと、男の人がよくこういう問題っていうのがあって、要は男性の浮気・不倫問題っていうことで。

僕は奥様方からとか、その彼女側だったりとか、まれにその男性ご本人からもお話を伺うことがあったんですけど。

現代はそれに加えて、そういった問題ももちろんありますけども、「奥様がなぜか彼氏を作ってしまう」っていう問題っていうところについて、いろいろと研究を重ねさせていただいてる最中なんですね。

で、こういった問題っていうのは、「男女」っていうのは全くもって同じとは言えないんですね。

多少違いはあるんですけども、実はマインド的に見ていくと、被るところっていうのはやっぱりありまして。

たとえばですけど、幼少期に早くに自立をした。

たとえば、お母さんがすごい弱かったとか、お父ちゃんが頼りなくて、お母さんが1人で頑張ってたとか。

両親ともすごく忙しくて放置されてたとか、お母さんがすごく過干渉でヒステリックでっていうようなケースだったり、家庭内にお金の問題とか、人間関係の問題っていうのが常にあったとか。

そういった環境の方っていうのが多いんですけど。

これって別に、どの家庭でも少なからずやっぱりあるものなんですよね。

で、そんな中で「早くに自立をした」と。

ここがけっこうポイントになるところで、自立するタイミングって人それぞれ違うんですよね。

一般的に言うと、思春期が始まった頃で、この思春期の始まりも、最近だと小学校の本当に1、2年生からっていう場合もありますが、だいたい本格的に始まるのは高学年ぐらいまで、9歳10歳ぐらいからっていう見方が一般的なんですけども。

そういうふうに、9歳10歳ぐらいから精神的に大人になっていって、自立をするんですけども。

状況によっては、もっと早い段階、3歳とか4歳とか6歳7歳ぐらいで、もう自立をしなければいけない状態になってるなんていうケースもあるんですね。

で、そうするとどういったことが起こるのか?

ポジティブな面っていうのもたくさん実はあるんですよ。

早く大人になるっていうことなので、社会性であったりとか、自立して自分で生活ができる生活能力っていうのを身につけていったりとか、自分でなんでも解決できるようになったりとか、しっかり者になって、周りの人から信頼を集める、あてにされるとか。

こういったことが、優等生っていうラインになるんですけども。

そういった、早く自立をしたっていうパターンっていうのがある場合っていうのは、けっこう良い面というのもあるんですよ。

だから、仕事ではけっくうまく行く方が多かったりとか。

優等生ラインに乗られた方っていうのは、生徒会だったりとか、あるいはキャプテンみたいな役割をこなしながら、そのリーダーシップっていうのを身につけていくっていうこともできたりする一方で、問題とすると、「子供時代に子供がちゃんとできなかった」っていうところがやっぱり真っ先に挙げられましてね。

「甘えたい」とか、「なんかぐずぐず言いたい」とか、「構ってほしい」みたいな、そういう依存心ね。

「ニーズ」っていうのがあって。

で、これって悪いようにとらえられることもありますけども、実は人としてはすごく必要な要素なんですよね。

で、そういったところで甘えたいんだけど、甘えられないとか、助けてほしいんだけども、1人でやらなきゃいけないみたいな状況になったりするので、「子供時代に子供がちゃんとできなかった」っていう表現をしたりとか、あるいは「母親の母親とか、親の親役みたいなことを長くやってきたよね」って、「親を背負って生きてきたよね」なんていうようなところで、早く自立した分だけ、その依存心というのが抑圧されるっていうところがあるんですね。

で、それに伴って、自立心っていうのは「男性性」っていうのを使うんですけども、ゆえに男性性っていうのが非常に早く成長する一方で、対する「女性性」っていう部分がすごく抑圧されていくっていうところも1つポイントなんですね。

で、もともと強い女性性のエネルギーというのをお持ちの方もたくさんいらっしゃるんですけども。

逆に、「そのエネルギーを男性性にぶち込む」みたいな表現を僕はしますが、それで早くに自立をしていっちゃったっていうような、そういうケースも実は少なくないんですよね。

そうすることで、非常に男性性が優位になっていくっていうところがあって、相対的に女性性が抑え込まれるっていうところがあるんです。

で、その間に、やっぱりこれって無理やりというか、葛藤っていうのが生まれるわけです。

「男性性 対 女性性」「自立心 対 依存心」っていう部分でのバトルというか、競争というか、葛藤っていうのが生まれるわけですね。

そこで、マインドが分離する。

自立系男性性的な部分と、依存的女性性な部分というものに分裂をすると。

で、そうすると、まるで2重人格っていうとわかりやすいかもしれませんけど、非常に大人っぽい、信頼できる、凛としたカッコいいお姉ちゃん、お姉さんの部分と、その逆にすごく甘えたで、依存的でぐずぐずして、いじけていて、寂しがり屋な、甘えん坊な女の子っていう部分に分離するんですね。

そうすると、それぞれが求めるパートナー像っていうのが変わってくるって、なんとなく想像できると思うんでよ。

この甘えたな部分は、自分を受け入れてくれる、優しいパパみたいな人がいいと思ってる。

自立的な部分っていうのは、一緒に切磋琢磨して成長できるような、刺激的な相手がいいとか。

逆に、ダメンズ的な、自分が面倒を見なきゃいけないようなタイプの男の人がいい、みたいな感じになっていくので、マインドが分裂するっていうことは、求める彼氏像というか、パートナーとっていうのが別々になってしまうわけです。

で、そうすると、どっちかのタイプと結婚すると、もう1本のタイプと浮気をするっていうことになって、「旦那もいるけど彼氏がいる」っていう問題、結婚してなければ、「彼氏が2人いて選べない」っていうような問題っていうことが出てくるっていうことになるわけですね。

で、それをなんでそういうことになってしまうのか?っていうところが、今お話した通りでございますけど。

ざっくりとですけどね。

で、それをどう統合していくのか?っていうところで、1つのヴィジョンと言いますか、それをどっちを選ぶの?っていうよりも、もう1段上のレベルで考えてみれば、「本来のあなたってどんな感じの人なんですよ。そしてそんなあなたはどう生きるのが最も幸せなんでしょうか?」っていう、ヴィジョンっていうか、「ライフワーク」っていうのを描いていく。

そうやって、将来を見据えて、本来の自分っていうところを表現していく中で、これらの選択っていうのが落ち着くところに落ち着く、なるようになっていくよねっていうところで、最終的に解決するっていうことが多いんですね。

で、そんな話をざっくりとさせていただいたんですけども、参考になりましたら幸いでございます。

ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

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