強い衝撃を受けたり、内観して自分と向き合うと、それまで付けていた仮面が吹っ飛んで無気力になってエンジンがかからなくなることがよくあるものです。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「強い衝撃を受けたり、内観して自分と向き合うと、それまで付けていた仮面が吹っ飛んで無気力になってエンジンがかからなくなることがよくあるものです。」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日はすごい寒い日ですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ちょっと今曇ってる感じなんですけども、北陸とかね、北国は暴風雪という話も聞こえてきておりますが。
そんな1日でございますけども。
今日はですね、「仮面が吹っ飛んじゃって無気力になっちゃってエンジンがかかんないよ」っていうお話をちょっとさせていただきたいなと思います。
よかったら最後までお付き合いいただければと思います。
人生っていうのは「青天の霹靂」ではないですけども、予想外のことがけっこう起こることでございまして。
ある人との出会いであったりとか、それからまぁまぁ病気であったりとか、事故であったりとか怪我であったりといった、そういった出来事だったりとかね。
それからリストラあったり失恋であったりとかっていうような、辛い悲しい出来事もあったりとかします。
様々な出来事が起こるんですけども、それが一見ポジティブな、すごくいい出会いであったりとか、すごくカルチャーショックを受けるようなね、すごい大きなインパクトのあることに出会うと。
そうすると、それまでの自分っていうのがなんかどっか行っちゃうというか、何だったんだろうというような、そういう衝撃を受けることってよくあるんですよね。
だから海外に行かれた方なんていうのは少なからずそういった、“カルチャーショック”を受けられたと思います。
そういうケースもあるかもしれないですね。
で、よくあるのが、たとえば自己肯定感上げようとか、自分に自信をつけようと思って自分の内面を見ていきましたと。
そして、気づくんですよね。
なんか今までの自分っていうのは、まるでなんか期待に応えるために他人の人生を歩んでたんじゃないか、とか。
それから愛されるため・認められるため・必要とされるため・期待に応えるためという目的でずっと頑張ってきましたと。
で、そうやって頑張るのが自分だと思ってたんだけども、実はそれって本当に他人軸で、自分自身を生きてなかったなぁっていうことに気づくとか。
なんかそういったですね、出来事に出会う方っていうのが多いというか、そういう方にお会いするお仕事なので、どうしてもそうなっちゃうんですけども。
本当にそれがたとえばすごく大好きな人と結ばれた時に、すごいそういうカルチャーショックを受けるなんていう話もありますけども。
そういった「今までの自分の人生っていうのは何だったんだろう」と。
なんか間違ってたんじゃないかとか、自分に嘘をつき続けてきて、本当の自分はどこ行ったんだろうかみたいな、そういう衝撃を受ける出来事っていうのってけっこうあると思うんですよ。
僕も心理学に出会った時っていうのはけっこうそんなインパクトがありましたし、それから様々な問題・トラブルみたいなものが起きた時代もありますので、そういう時もまたすごく自分を見つめ直すきっかけになったなと。
で、とにかく人の期待に応えたりとか、愛されるために・認められるために自分を犠牲にして頑張ってきたっていう人は、
要はつねに外に意識がある“他人軸状態”だったので、何かの瞬間に自分っていうものを見せつけられた時に自分が無い、と。
自分は何者なんだ?っていった、アイデンティティが全くわかんなくなったりとか。
それから自分は何がしたいの?何が好きなの?っていうのが本当にわかんなくなったりとか。
あるいはですね、燃え尽き症候群みたいにですね、いろんなことをやってみたいんだけども、でも実際動けなくなって、エンジンがかかんなくなって、っていうような時っていうのはけっこうあるんですね。
これは本当には様々なケースがあって、本当に個人差というかね、個人的に話を聞いて、「あぁこういう状況だね」みたいなことが分かってくるので、なかなか一般論で語るには範囲が広いんですけども。
大きくざっくり言うと「二つのパターン」っていうのがあって、まぁその気力になっちゃう原因ですね。
それはですね、いわばそのショックな出来事ががあった時にそれまで他人向けにつけていた仮面が吹っ飛んでですね、いきなり素になっちゃったみたいなね。
で、自分って一体どこにいるの?何なの?っていうことがわかんなくなっちゃうと。
そういった後に無気力になって、あるいはエンジンがかかんなくて、やりたい事も出来なくなっちゃうっていうのに二つその要因があるんですけども。
まぁざっくり言うとね。
一つ目っていうのが、「実は燃え尽きてました」っていう話で。
無意識にね、今までその他人軸で生きてきたりとか、そうやって期待に応えるって人生を送ってきたりすると、常に意識は外を向いてるわけですけども、自分の心の中ではかなり疲弊が進んでいて、すごい疲れてるとか、燃え尽きてるけども、外に意識をやってるからそのことに気づかなかったと。
ところがこういったカルチャーショック的なことが起きて、仮面がボーンと飛んでしまった時に、
「あれ・・・?もうけっこう疲れてんじゃない?」みたいな、
「もうなんか燃え尽きてんじゃん、俺」みたいなことに気づくっていうのが一つ目のパターンと言えると思います。
それからですね、二つ目のケースっていうのは、あまりにもそういう他人軸で生きてきたために、結局自分がどうしたいのとか、自分がこれが好きだとか、これがやりたいとかっていうことがもうわかんなくなっちゃうと。
考えたことがなかったわけですね。
それでいざ「自分」っていうものを生きようとした時に、ぽか~んとしてしまって、何から手をつけていいのかわかんなくなっちゃうと。
これもけっこう多いんですね。
僕は「ライフワーク」っていうのも一つのカウンセリングの大きなテーマにしているので、こういったご相談ってすごく多いんですね。
でも逆に言えば、「それって真っ白なキャンパスを与えられてるようなもんだからチャンスなんだよ」っていうふうに見ていくわけです。
で、ざっくり二つのね、理由っていうのを説明させてもらったんですけども。
そのうちの一つ目をどう解釈するのかっていうところで言えば、疲れてる→燃え尽きてる→じゃあ休もうっていうことなんですね。
で、心を休ませるっていうのは、たくさん寝るってことももちろん効果的なんですけども、それだけじゃなくて、やっぱり好きなこと・楽しいこと、
僕の表現でいくとね、「自分が笑顔になれるようなことを意識的にやってみよう」と。
それがね、たとえば寝ることであってもいいし、ネットを見ることでもいいし、甘いものを食べることであってもいいし、人と喋ることでもいいし、何でもいいんですけども。
そうやって、「自分を笑顔にしてあげましょう」ということをよく提案します。
ここは、疲れの取り方ですね。
それからですね、「自然に触れる」ってやっぱりすごい効果的で大事だなと思っています。特に都会の方はね。
田舎に住んでいらっしゃる方はすぐそこに自然があっていつも触れてる状態なのかもしれませんけども。
特に街の中で生活されてる方っていうのは、いわゆる自然に触れるっていうことですごいリフレッシュするっていうのがこれ現実的によくある話ですね。
とにかく“疲れを癒す”。
もちろんね、一人で頑張って疲れきってるんだから、誰かに助けを求めるっていうことももちろん大事ですよ。
カウンセラーだったりコーチだったりね、信頼できる友達に相談するっていうことも是非オススメしたいなと思うんですね。
で、そうやってまず「心の疲れがある場合は疲れを取っていきましょう」と。
そこでは無理をしない・がんばらない・犠牲をしないようにするために「No」と言えるとかね。
まあそういった様々な課題がぽつんぽつんと出てくることはたしかでございます。
そして次の段階なんですけども、次の段階というかもう一つのね、
「自分って本当に何がしたいんだ?何がやりたいんだ?わかんないな」なんていう場合はですね、
よくおすすめしてるのは、好きなこと・やりたいことをやってる人を探してみて、その人をずっと観察してみると、その人から影響を受けられるよっていうふうな提案をすることがよくあります。
“モデリング”っていうような、よくあるやり方ですね。
それから自分にとって憧れの人、やっぱり僕は「人」で解決することが好きなので、「人」っていうのはけっこう出てくるんですけども。
自分の憧れの人とか、あの人素敵だなぁと思う人をたくさん探してみようねと。
まぁたくさんって言ってもそんな何十人も探さなくていいんですけど。
何人か探して、その人をちょっと追っかけてみようよ、興味持ってねと。
その人の価値観・考え方・生き方っていうものを、どういう手段でも、直接話せるんだと一番いいんですけども、
まぁそういった「憧れの人っていうのを探してみましょう、作ってみましょう」っていう提案をしたりとかします。
それから、「ライフワーク探し」っていうことで、人生を振り返りながら、ライフワークに関するワークっていうのに取り組むっていうのもすごく効果的かなっていうふうに思います。
自分というものがないので、ある程度自分を確認するわけですよね。
これはさっきの疲れを取るということとかぶってきますけど、自分が笑顔になれることとか、自分が楽しめることですね、っていうものを探してみたりとかして。
そして「自分自身ってどこにいるのかな?」「自分ってどんな人間なんだろうな」っていうことを見つけていくようなやり方ですね。
で、先ほどもチラッと言いましたけども、少なくともですね、仮面がバーンと吹っ飛ぶようなカルチャーショックがあってね、そして自分っていうものわかんなくなって無気力になっちゃったよ、なんていうのは一見ネガティブなことに思えるんですけども、
僕から見ると、これってやっぱり大きな“人生を変えるチャンス”だし、これからライフワーク・自分らしい生き方っていうのを生きる大きなチャンスだと思うので、
これを機会にね、本当に「自分」っていうものにこだわってね、生きて行けるようになったらいいかなっていうふうに思っております。
ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
「やりたいことが見つからなくなっちゃった時にどうすればいいのか」みたいな面も含めてお話をさせていただきました。
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