反抗期ってのは思春期にだけ起こるもんじゃないんですよ。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「反抗期ってのは思春期にだけ起きるもんじゃないんですよ~パートナーシップでも仕事でも起こる反抗期はどんな目的があるのか?~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、もうなんかすっかり夏が来たみたいな天気でございますけども。

梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか?という今日この頃です。

いかがお過ごしでしょうか。

今日は、「反抗期っていうのは思春期だけ来るもんじゃねえぞ」というお話をさせていただきたいと思います。

ぜひ最後まで聞いていただければと思います。

そして、フォローやチャンネル登録もよかったらよろしくお願いします。

ということで、反抗期っていうのは、第一次反抗期は、子供よりもっとちっちゃい頃、3、4歳とかで来るものですけども。

いわゆる、第二次反抗期って言われてるやつが、思春期にやってきますね。

で、思春期っていうのは、けっこう人生においては大きな分岐点で、子供から大人に変化するという時期でございます。

なので、大人になるために、精神的にいろんなことを学んでいくというか、いろんなものが開花してくるっていう時期になっていきます。

1つ目の特徴としては、「個別化」と言って、それまで「みんな同じ」みたいな感じだったのが、「1人1人違うんだ」っていうことに気づいていきます。

なので、その中に「性差」、「男女の違い」っていうのも出てくるというか、そういうものを自覚するのもこの頃です。

さらに言えば、「セクシャリティ」ね。

性的な芽生えっていうのもこの頃で、肉体的にも男女が区別されていくようになりますけども、メンタル的にも、いわゆるセクシャリティっていうか、大人になるための、子供を産むための、作るための機能っていうのが体も心も開いていくっていうのが思春期で。

これがけっこう嫌悪感とか、すごい恐怖心であったりとか、すごいなんか嫌なものとして捉えられるようになってくるので、この時期によくとくに女の子の方は、異性の親、つまりパパのことが気持ち悪くなったりとか、なんかすごく汚いように感じたりとかっていうことも感じやすくなります。

で、「パパ嫌い、あっち行って」みたいな感じになるっていうのが、だいたい思春期の一般的な傾向っていうところにあります。

もちろん、全てがそうなるわけではないですし、親側がうまく距離をとっていってあげると、そういった反抗期っていうのもそんなに強くは出なくなって、自立も果たせるようになるんですけども。

ここで親がたとえばすごい厳しくて、過干渉とかで、反抗がちゃんとできませんでしたと。

抑えられちゃったようなパターンだったりとか。

それから親が逆に放置というか、親が忙しくしていて、子供の方が気を使って、親に迷惑をかけないように頑張ってきた、我慢してきたとか。

そういった事情等々で、子供がちゃんと反抗できずにそのまま大人になっていくっていうのも、よくある問題なんですね。

でも、これはけっこう影響が大きくて、今日のブログの元ネタさんも、もしかしたらそういうことが原因なのかな?っていうふうになるんですけども。

もうちょっと心理学的な話を進めますと、こういった精神的に自立していくっていうのは、なにも親子関係だけで起こるものではなく、たとえば会社に入った頃っていうのは、最初は上司とか先輩とかに教えてもらいながら仕事を覚えていきますよね。

依存時代なんですけども、けっこう従順になったりとかするんですけど、だんだん仕事を覚えていったりとかすると、自分のやり方が出てきたりとか、視野が広くなって、「ここってもっとこうした方がいいんじゃないですか?」とか、「なんかうちの会社のやり方って古いんですよね」みたいなことっていうのが起こりやすくなってくるっていうのが、この思春期の同じようなパターンですね。

つまり、親から自立するというのと同じように、会社からも自立していくっていうことが、この思春期っていうのは非常によく起こりがちっていうところなんです。

思春期っていうか、思春期みたいなことが、会社の中でも起こりがちっていうことになっていきます。

そして、パートナーシップにおいても、パートナーに対しても、最初は仲良かったとか、友達みたいなラブラブだったとか、そういった状況から、だんだん関係が深くなっていくと、思春期に親から自立するように、パートナーからもメンタル面・精神的に自立をしようなんていう時期がやってくるわけですね。

そうすると、今まで仲良かったのに、パートナーのことに対してすごく嫌悪感が出てきたりとか、すごくなんか嫌な気持ち、離れたくなったり、実際にここで別れちゃうっていうケースもあるんですね。

で、このパートナーシップっていうのは、親子関係よりもさらに近い関係なんていうふうに言われますから、心理的に見ていくと、親に対する関係と同様にというか、親に対して反抗しきれなかった分だけ、パートナーに対して強い反抗期が生まれやすいっていうね。

これがけっこうめんどくさいというか、しんどいんですけども。

だから、たとえば親が過干渉だったり、放置したりとか、なんでもいいんですけども、親に対して反抗できなかったと。反抗心を抑えてきましたと。

で、そんな時に、そんな状態で結婚しましたってなってくると、結婚生活が落ち着いてくるというか、結婚生活においても思春期がやってきた時に、「親に向けて発せられなかった反抗心がパートナーに向く」っていうようなことが、ここで起きてきてしまうんですね。

で、たとえば性的な成長っていうのが思春期にあるわけですけども、そうすると、旦那に対して性的な嫌悪感が出てきたり、まるでパパに感じるような感情っていうものを旦那に対して感じてしまったりとか、同時にすごい嫌悪感とかっていうのが出てきたりする。

これは恋愛とか、パートナーシップの基本として、「親からもらえなかったものや、親子関係でできなかったことっていうのを、パートナーとの関係の中で満たそうとする」って心理があって。

これはあらゆる面で起こるんですけども、反抗期っていうところに対しても、やっぱり起こってくるんですね。

で、さっきの会社の中で、新入社員とか新人さんが自立していくっていうのも、それから夫婦関係で、パートナーに対して自立していくっていうことも、どんな関係性でも起こりうることなんですよ。

ただ、その子供時代にはちゃんと反抗期をやってきた場合っていうのは、要は2度目、3度目の体験になるので、けっこうスルっと行くんですね。

ところが、さっきお話した事情で、反抗期が中途半端だったり、全くなかったりとかすると、そこで溜めたやつを会社で出すとか、それからパートナーとの間に出すとかっていうことをしてしまいがちなので、けっこう長引いたりとか、問題が大きくなってしまったりとか。

そういうことをやってしまうので、会社を何度も転職しなきゃいけなくなったりとか、離婚を繰り返したりとかっていうことになったりするっていうのも、実はよくあるパターンで。

だから、「思春期にちゃんと反抗するっていうのは大事なんですよ」っていうのが、1つあるんですけども。

じゃあ、それがなかった場合、あるいは中途半端だった場合ってどうしたらいいの?と。

もう取り返せないじゃないのって話になるんですけども。

だから、改めて自分の親子関係、たとえば今日の元ネタさんにしても、パートナーとの関係、旦那さんとの関係で、思春期みたいな状態になってしまってるから、旦那との関係っていうのを見ていこうっていうふうにするのが一般的というかなんですけど。

本質的には、その元となる「親子関係を見つめ直していきましょう」っていうような提案というのをしているわけですね。

つまり、旦那っていうのは、要はこの場合とばっちりを受けてるみたいなもんで。

これ悪いわけじゃないんですよ。

とばっちりを受けてるようなもんですから、そうすると、改めて親、自分の親と向き合ったり、子供時代の自分と向き合ったりっていうことで、「疑似的に反抗期をマインドの中で起こしていく」っていうと、イメージしやすいかもしれません。

疑似的にマインドの中で親に対する反抗っていうのをして、「いや、こんなことをいっぱい我慢してきたんだよ!これが嫌だったんだよ!もっとこうしてほしかったんだよ!もっとこういうこと言いたかったんだよ!こういうことをわかってほしかったんだよ!こんな一生懸命やったんだから、もっと認めてくれよ!」みたいに、子供時代に我慢したり、犠牲したり、遠慮したりしてきたしたことっていうのを、取り返していくっていうことをやっていきたいわけですね。

で、それで親子関係の中で改めて反抗期っていうものが出てきます。

これは多少ね、実親とか旦那にちょっと被害が及ぶこともあるんですけども、そこは「ごめん!」って、「すいません!」とか心の中で謝っときながらね、これがお恨み帳を書くことになったりとか、許し・手放しワークになったりとかっていうふうになりますけども。

そうやってどんどんどんどん親子関係で、「子供時代に抑圧した感情」っていうものを解放したりとか、あるいは「子供時代に気づかなかった部分」っていうのを見つめ直していくっていうことをやっていきます。

で、実際の反抗期っていうのは、そうやって反抗して親から自立していくと、親との関係が「親子」から、「大人同士の関係性」に近づいていくんですね。

なので、親も子のことを1人の大人として認められるようになるし、子は子で親のことを理解したり、尊敬したりすることができるようになって、比較的対等な関係で付き合えるようになっていくわけですよ。

で、子供の頃に散々迷惑かけたからって、親孝行をしたりとか、あるいは親を、親が弱っていくときに、いろいろ面倒を見たりっていうことがすんなりできるようになっていくっていうのが、反抗期を抜けた状態なんですね。

なので、これを精神的にやっていくと、旦那さんとの関係、仕事の関係とかでも、そういった大人の関係っていうのを築けるようになっていくっていうので、すごく子供時代の反抗期に向き直すことは大事ですよっていうお話でした。

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