物事を先延ばしにしてギリギリになってバタバタするのはなぜ?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「物事を先延ばししていつもギリギリになっちゃう心理とその対処法~理想主義者・完璧主義者ならびに感性で生きるあなたに贈る悟りの方法~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は東京のセミナールームに来ております。

曇ってますね、という感じですけども。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は先日YouTubeライブ、最近よくライブ配信をやってるんですけど、思いつきでね。

そこでいただいたネタをちょっと広げて、深掘りしてみようかなということで取り上げてみました。

これはけっこう僕もあるあるなんですけども、「いつもわかっちゃいるのに物事はギリギリになって、そしてバタバタしちゃう」という心理ですね。

なんでそんな物事を先延ばししちゃうんだろうとか、なんでいつもわかってるのにギリギリになっちゃうんだろうというところの心理というのを解説していければなと思います。

よかったら最後までお聞きください。

これは結論から申しますと、「諦めましょう」という話に実はなるんでございまして。

諦めましょう。

ね。

前向きな諦めでございますけどね。

これもキャラというか、個性というか、性質なんですよね、っていうことなんですね。

タイプというか、なのでそういうのができる人もいるし、やっぱりできない人もいるよねっていうところで、もう少しその心理的な背景をお話したいんですけども。

たとえば皆さんは小学校とか夏休みの宿題ってどうしてましたか?っていうことですね。

8月31日まで夏休みがあるとしたら、いつから始めますか?いつエンジンがかかりますか?ということで。

僕はだいたい7月の夏休みに入ってすぐぐらいにちょこっとやって、あとは放置みたいなね。

コツコツやろうと思いながらコツコツできずに、8月の下旬ぐらいになると「やばいやばい」ということでエンジンかかってきて、なんとか終わらせると。

なんか8月31日まで夏休みだったら、一日か二日前ぐらいに終わってるっていうようなイメージですね。

で、けっこうそのパターンって今日の記事を書いてて思い出したんですけども、なにに対してもけっこう僕そうで。

今本を書くじゃないですか。

で、本を書いてる時も締め切りの直前ぐらいに仕上げるっていうことがあるんですね。

ただそれはコツコツコツコツやっていくっていうよりも、むしろ気が乗った時にガーッとやると。

だから最近書いた本は、締め切りの数日前かな?に編集者さんに送ったんですけども、その前の今度12月に出る本は一週間締め切りを延ばしてもらいましたし。

その前の本は、これは来年にまた出ますけど、けっこうガーッと気持ちが乗って一週間ぐらいで書き上げてしまったので、締め切りの2、3週間前にもう書き上がってたみたいな感じで。

本当に気分屋っていうか、いつも同じではないんですよね。

なので今日の話はけっこう自己弁護をこめてっていう感じになるかもしれないですし、物事を先延ばししちゃっていつもギリギリになるっていうのを直したいなと、もっとそれを余裕を持ってやれるようになりたいなっていう人は、もしかしたら他の人をあたってもらった方がいいかもしれないな、なんていうふうに思う次第でございます。

今日のキーワードとして、ちょこちょこ僕のブログとかVoicyYouTubeでも出てきますけども、「理想主義」「完璧主義」っていうところが一つの鍵になってるのかなって。

さっきタイプだよ、キャラだよって話をしましたけども、その理想主義・完璧主義の人っていうのは、ちょっとギリギリになりやすいんだよねってふうなお話をしていきたいと思います。

でも普通に考えると、完璧主義っていうのはちゃんとしたいと思う人だし、理想主義っていうのはこうしなきゃって思う人で、けっこう僕は似たような感じで扱うことも多いんですけども。

で、そういう人だったら、コツコツやってとっくにもう夏休みの宿題とかやっちゃってんじゃないの?って思われるかもしれないんですけども。

実は完璧主義者は、理想主義者もそうですけども、完璧主義者は「完璧に物事をやらないと気が済まない」っていう性格なんですね。

なので、「完璧にできないのであればやらない」っていうことで、よく完璧主義者の部屋は散らかってるみたいな表現をするんですね。

理想主義者はそれが「こうあるべき」っていう姿を常に追い求めてるので、「こうある姿になれないのであればやらない」っていう、そういうキャラだと思っていただければなと思います。

で、そうなるとたとえば締め切りがありますと。

8月31日が締め切りですよっていう宿題を与えられた時に、頭の中では理想主義者はコツコツやっていこうって日々の計画を立てたりするわけですね。

ところがその理想通りにやる自信がないとか、理想通りにやる気にならないとかっていう状態だと、計画は立てるんだけどそれを実行するっていうことが、それも理想通りに実行しようとするわけですね。

完璧主義の人は完璧にその計画を実践しようとするんですけど、完璧にってやっぱりできないですよね。

日々の忙しいなにかもあるかもしれないし、夏休みだって遊びたいし、体調のこと・気分のこともあるので、「完璧に」とか「理想的に」それをやるって、めちゃくちゃ難しいというか、不可能というか、無理だと思うわけですよね。

なので、手をつけないでおくと。

で、そのまま日が過ぎていって、頭の中でずっと「やばいな、やばいな、そろそろしなきゃやばいな。でももう理想通りではない。もう完璧にはできない」というふうに思ってるわけですね。

それで締め切りが近づいてくると。

要はそうやって先延ばししてるうちに締め切りがやってくると、夏休み終わっちゃうよねっていうことで、焦りはじめるんですけど。

理想主義とか完璧主義の人っていうのは「締め切りを守らなければいけない」っていう、そういう理想・完璧さがあるわけですね。

なので今度はそっちが発動するので、ギリギリになってバタバタバタバタっていって、なんとか31日に片付けるっていうことになるんです。

もちろんそこでやりきれない部分もあるかと思いますし、やりきった部分っていうのに対しても非常に厳しい判断をするんですね。

「こんなにギリギリになってやるなんていうのはダメじゃないか」と。

「もっと計画を立てたんだったらその通りやんなよ」とか、「先延ばしするなんていうのは逃げてんだよ」とか、「もっとちゃんと自分と向き合ってやんなよ」みたいな感じで、自分に激しい叱咤激励っていうのをしてるはずなんですね。

要は完璧主義の人・理想主義の人っていうのは、全部自分の理想通りに完璧にできないので、そのことをずっと責めると同時に、ギリギリになったとしても締め切りを守らなきゃいけないと思っているのでなんとかやり遂げるんですけども、あとからその質とか内容とかやり方について、理想じゃない・完璧じゃないということで自分を責めるという、自分を責めるっていうところが、めちゃくちゃ自己否定が強くなってるっていうことなんですね。

で、もう一つそれに加えて、皆さんの中で「感性が豊かである」とか「感情的・情熱的である」とか、そういった思考よりも感情が優位になってる、感性が優位になってる、要するに「気分屋ですよ」っていうようなタイプの方っていうのは、計画を立ててその通りやるっていうことに興味すらないっていうところがあるんですね。

頭で考えればそうすればいいなっていうことはわかるんですけど、でも実際は気分が乗らないとできなかったりとか、全然やらなきゃいけないと思っててもその気にならないと動けないっていう、そういうタイプの方けっこう多いと思うんですよ、そういう方って。

アーティストの方もそうですけども、感受性・感性、そして感情が豊かな方っていうのは、思考の力ではとても制御できないので、わかっていてもできないっていう状況になるんですね。

だからもうしゃあないっちゃしゃあないんです、そうなっちゃうもんはそうなっちゃうんだからということで、そこで理解というか受け入れてほしいのは、感受性が強い方とか感情が豊かだからこそ、計画的に物事を進めるっていうことは難しくて、もっとモチベーションを上げるんだったら感情からのアプローチをしないとまずいよねっていう話なんですよ。

だから、先延ばしにしてしまうっていうのも、気が乗らないと先延ばしするし、正直そこに向き合うのがめんどくさいとか、しんどいとか、怖いとかになってくると、わかっててもそっちの感情が優先されてしまうので、先延ばしになってしまうんだよっていうところでございます。

だからそういう感情が豊かで完璧主義だっていう人は、もうそれは先延ばしにしてバタバタしてギリギリになって自分を責めるって、これはもう決まってるので、要するに「諦めましょう」っていうことなんですね。

今日は悟りのすすめでございます。

で、そうやってできないこととか、ないものねだりっていうのを人っていうのはしちゃうんですけども、そうしててもあんまり意味ないというか、しんどいだけだよねっていうことなので、そういう意味では「まぁしゃあないな」と。

「自分は一生こうやって、ギリギリになってバタバタするっていうのが自分の人生なんだな」っていうふうに受け入れたほうが早いよと。

これはまさに自己肯定感の見方でございます。

だからそこは諦めていただいて、そして「私はそういう人間なんだ」っていうふうにすると、バタバタしても気にならなくなります。

もちろん理想主義・完璧主義っていうのを和らげることもできますので、興味ある方はブログの方をまた見てください。

ということで、今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。

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