セルフカウンセリングのやり方、伝授します!

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「セルフカウンセリングのやり方を2種類ご紹介~自分の心と向き合い、メンテナンスするための効果的な方法~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

もうなんか初夏みたいなね、大阪でございますけども、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日はですね、「セルフカウンセリングのやり方」をですね、2種類ほどお伝えできればなと思って収録させていただいております。

セルフカウンセリング、自分で自分をカウンセリングするっていうことなので、なにか自分を見つめ直すとかね、日常的な自分自身の心のメンテナンスのために活用していただければなと思うんですけども。

いくつか注意事項がありまして、そこからお話しして、具体的なやり方を今日お話ししていきたいと思いますので、よかったら最後までお聞きください。

注意事項っていうかね、使える時と使えない時っていうのが実はあるのかなと思ってまして。

たとえばすごくショックなことがあったり、嫌なことがあったりして感情がすごく吹き出してるようなときですね。

自分でセルフカウンセリングをするっていうことは、ちょっと自分を客観視する立場に立つ必要がありますので、感情が吹き出てたり自分に余裕がなかったりする時っていうのは、そういったカウンセラー役に自分がなることって難しいと思うんですね。

なのでそういう場合はね、もうぶっちゃけて言うと人に話を聞いてもらうことの方が、絶対的に有効かなと。

一人で何とかしようとか、自分で何とかできるとかっていうふうに思わずに、カウンセラーじゃなくてもね、友達であったり家族であったりとか、信頼できる方に話を聞いてもらうっていうのがやはりすごく大事かなっていうことですね。

それからですね、2つ目のポイントというか、注意事項、まぁ注意事項ってほどでもないんですけども、セルフカウンセリングするときっていうのは「時間をちゃんととってね」っていうことで。

あの中途半端になるのはやっぱりしんどいので、少なくとも30分とか、できれば1時間ぐらい時間的余裕をもって始めていただけると良いかなっていうふうに思います。

定期的にやれる方はね、週に1回とか、この時間に、とかっていうふうに決めてみられるといいですし。

なんかやってみたいなっていう時もですね、ちょっと今後のスケジュールとかを見ながら、「あぁ、ちょっと時間ないなぁ」っていう時にはちゃんとその時間を確保するっていうことを注意していただければなと思います。

で、今日はやり方を2つお伝えするんですけども、1つ目のやり方っていうのは少し動きがあるやり方です。

カウンセラー役とクライアント役、一人二役を自分でやるわけですが。

その時にたとえば椅子を対面に並べてみたりとか、椅子がなければクッションと座布団とか、あるいは何もなくても場所でいいんですね。

カウンセラーのポジションはここ、こっちにクライアントポジションみたいな感じで、それぞれの立場、動きを入れます。

これはなぜかって言うと、同じ場所でやっているとですね、途中で自分でこんがらがってくるんですね。

また客観視するっていう部分がカウンセラー役には求められるんですけども、同じ場所でやるとなかなかそれが難しくなってきたりとか。

最初はいいんですけど、だんだん混乱してきてね、「どっちだったっけ?」みたいな感じでパニックになったりするので、必ず場所は移動するようにしましょうっていうところなんですね。

そこでカウンセラー役の人が「今日はどんなお話を聞きましょうか?」っていう感じで話を振って、

で、席を移動してですね、「実はちょっと最近ね、あのこんなショックなことがあって・・・辛いんです」って答えて。

で、また移動してね、「いやどんなことがあったかよかったら詳しく聞かせてもらえませんか?」みたいな感じで聞いて、

「いや実はこんなこんなこんなでね・・・」っていうやりとりを席を動きながらやっていくと。

なので、途中でわけが分かんなくならないようにですね、カウンセラー役はカウンセラー役、どっちでもいいんですけどなにか目印みたいなものを置いておくとよりやりやすいかなっていうふうに思います。

この“席を移動する”っていうのがポイントなので、ぜひともやっていただけたらなと。

そして目の前にね、クライアントさん役である自分とかカウンセラー役である自分っていうのがいると思って、その人に話しかけるような意識でやってみるとより効果的かなと。

人に話すような意識で、実際声に出して喋ったほうがもちろんいいんですけども。

頭の中でやるというのはあんまり効果がないかなと思うんですが。

実際に話すっていうことによって、気持ちを整理しようとすることができたりとか、感情が解放できたりとか、様々な効果っていうのもあります。

なので、こういった向かい合って実際に自分が二役をやるというカウンセリングっていう方法も一つ覚えておかれるといいかなと。

で、2つ目のやり方っていうのが、これはね、ノートに書き書きしていくっていうような感じで。

ペンを2種類用意します。

何色でもいいんですけども、クライアント役の人が書くペンと、カウンセラー役が書くペンということで“色”を変える。

ここがポイントですね。

あるいはですね、ノートの左側にカウンセラー役、右側にクライアント役みたいな感じで左右で分けてもいいかなと。

この色を分けるとかページを分けるっていうのも、もちろん自分の意識を切り替える。

さっきのね、席を移動するっていう代わりにページを変える、色を変えるっていうことになりますので、この辺りね、カウンセラーのモードにちゃんとなれるように、クライアントの意識にちゃんとなれるようにっていうことで工夫していきます。

「交換日記方式」みたいな感じで僕はこれ呼んでるんですけども、同じように、自分が聞いてほしいこと、カウンセラー役の人に伝えたいことをバーッて書いていく。

どんなに長くなってももちろん構わないですね。

で、パソコンとかスマホとかでやることもできなくはないんですけども、自分の意識の持ち方ですね。

喋るように書けるような人であったりとかするのであればまだいいんですけれども、やっぱりカウンセラー役・クライアント役を区別して意識を変えるっていうところからすると、ちょっとパソコンやスマホだとちょっと難しいかなと思いますので、色を変えるっていうことにしてもね。

最初はね、特に最初のころはノートに書き書きっていうほうが、実は書くことによって解放される感情もたくさんありますので、すごく効果的なやり方ではないかなっていうふうに思っています。

そして自分でね、自分の感情を解放していく、書き出して解放していく。

ちょっとお恨み帳的な効果もありますね。

で、それに対してカウンセラー役の人がコメントしたり質問を変えたりするっていうことで、客観的に自分が書いた文章を読んで答えていく。

これも少し時間はかかりますけども、先ほどと同じような効果っていうのが得られるかなと思いますね。

そこでクライアント役の立場になってる時はなにを喋ってもいいですし、どんなことを言っても構いません。

誰かに聞かれるわけでもないですし、誰かに読ませるものでもないので、どんどんどんどん普通だったら言えないような、我慢してる言葉っていうのもどんどん吐き出していかれるといいんですが。

カウンセラー役をやる時にけっこう重要な意識っていうのがありまして。

1つ目はね、「否定しない」っていうことですね。

当たり前っちゃ当たり前なんですけども、やっぱり自分の言葉っていうのに対して僕らは自分が一番厳しいので、ついキツイことを言ってしまったりとか、突き放すような言葉だったりとか、なんなら自分に怒りを向けてしまったりっていうふうになるケースももちろんあるんですよね。

これはやっぱりカウンセリングにならないので、「否定をしない」っていうことが1つ目のカウンセラー役として大事なポイントかなと。

2つ目はですね、「励ましの言葉」っていうのも条件によってはしんどい時ってありません?

人に相談して、「いや~まぁわかったけど、でも頑張ろうよ」みたいなことを言われて、それがすごくやる気になる場合もあるんですけども、逆になんかしんどくなってしまうっていうこともあるので、励ましの言葉を使う場合にはちょっと要注意かなっていう感じがします。

で、できるだけ客観的にというか冷静にね、そのクライアントさんの話を聞いたり書かれた文章を読むっていうことで、なにか「アドバイスをする」とか、こういうこともあんまり必要ないかなっていうふうに思います。

もちろんすることが悪いわけではないんですけども、アドバイスっていうよりはただ話を引き出してあげる。

だからカウンセラー役をやる時っていうのは、できるだけ質問であったりとか、共感的な、そういう反応っていうのを返してあげるといいかなと。

実はこれね、今お弟子さんでやっているカウンセリングの実習でもですね、当てはまるような話なんですが。

やっぱりカウンセラー役だから何か言わなきゃいけないとか、アドバイスしなきゃいけないと思うとしんどいんですよね。

どっちかっていうと、このセルフカウンセリングって自分の気持ちを解放する、感情を解放してね、気持ちの整理をつけるっていうことが目的なので、別にアドバイスとかっていうことはとくに必要ないのかなと思います。

ただ要は聞いてあげること、そして話を共感してあげるというか、「ふんふん、なるほど~、しんどいねぇ」みたいな感じでコメントを返してあげたりとか。

「よく頑張ってるよね」みたいな承認の言葉だったりとか、「いや~そんなあなたは悪くないですよ」みたいな言葉を使ったりとかして、自分の気持ちをだんだんだんだん落ち着かせたり、安心させたりすっきりさせてあげるっていうことが目的です。

だから逆に言うと「気持ちがちょっとでも楽になったかな」というぐらいまでは続ける必要があるので、最初に申しましたように時間はある程度余裕を持ってとらないと、中途半端になっちゃうとね、なんかしんどいですよね。

なので、その辺りはですね、ちょっと意識されてみるといいのかなっていうふうに思います。

で、これをやっていくと、実はですね、人とのコミュニケーションにもすごく役立ってきて、対人関係も実は良好になっていくっていうことも期待できますので、自分自身のメンテナンスのためにセルフカウンセリングをやってみてはどうでしょうか?っていうお話でした。

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