社会的には自立した大人なのに親やパートナーの前では子供になってしまう心理

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「強力な母の前で子どもに戻ってしまい、その結果「自分はまだまだ子どもだ」という思い込みを持つに至っている問題。」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日も東京のセミナールームの方に来ておりますけども。

だいぶ東京はあったかいですね。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は最近カウンセリングとか、セミナーの中でちょくちょくお話を伺う、「いや、まだ私子供なんですよ」というテーマでお届けしていきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。

どういうケースかっていうか、どういう方に多いかっていうと、前提として「社会的にはもうちゃんと自立されてる」っていうところなんですよ。

たとえば、「1人暮らしで仕事もして、生計を成り立たせてます」とか。

あるいは、「結婚して、子育てもしています」みたいな感じで、社会的・経済的、そういったところではけっこう自立は果たしていらっしゃる。

ところが、けっこう今回のパターンというのは、親がかなり強力なパターン。

とくに、「お母さん」がインパクトが強いなんていう時に多いんですけども。

親の前にいくと、子供になってしまう、娘になってしまうっていう傾向があって。

それが、パートナーシップにおいても再現されて、「パートナーの前で子供返りをしてしまう」っていうようなケースなんですね。

で、これが「子供返りしてます」って言われて、「あぁ、わかるわかる」っていう方もいらっしゃると思うんですけど、も。

実は、多くのケースで、自分としてもその自覚はないと。

で、言われてみると、「あぁ、なるほど」みたいな感じで、意識される方が多くて。

だから、それがたとえば夫婦関係の不仲の問題であったりとか、レスの問題であったりとか、自分が他に彼氏が欲しくなっちゃうっていう心理だったりとか、そういったパートナーシップの問題っていうところで、けっこう表れやすいんですね。

で、これは最近ちょこちょこ継続して出てくるテーマなんですけども。

昔はそんなに聞かなかったんですけども、最近けっこう出てくるよねっていう、時代的な背景っていうのも多分大きくあるんですけども。

だから、意外と気づきにくいというか、そんなメジャーではないんだけども、けっこう実はよくあるんじゃない?っていうお話なんですよ。

で、これは、お母さんがけっこうスーパーおかんだったりとか、過干渉であったりとか。

それからすごい自立的なタイプだったり、支配的なタイプだったりすると、子供から成長していく段階で、大人になっていく時期、いわゆる思春期ぐらいの時に、親との関係で成長を止めるというか、「子供でいた方が都合がいいんだな。いろいろ面倒を見てもらえるし」っていうふうに思うこともあるし。

そこで、反発したりとか、自立しようとしても、親に抑えつけられちゃったっていうパターンもあるし。

それから、親のことをちょっと心配して、こう言うと大人なんですけども、心配して、お母さんを不安にさせないように、子供のままでいとくっていうような、そういう戦略というか。

もちろん、この辺は無意識ですよ。

育っていく中で、自然とそういう態度を取ってしまうっていうことなんですけども。

そうすると、大人、いわゆる親の前では、いつも子供の自分でいると。

気持ち的には、「早く自立したい」っていう気持ちもあったりします。

で、大人になっていって、実際に自立を果たしていく。

1人暮らしをしたりとか、もちろん仕事をちゃんとしたりとかっていうふうにして、大人になってる部分、自立してる部分ってのは出てくるんだけども、お母さんの前に行くと、実家に帰ると、なんかやっぱり子供に戻ってしまう。

で、これは都合のいいところもいっぱいあってね。

そういった「支配的な」とか、「過干渉な」って言うと、ネガティブなイメージが強いんですけども。

その一方で、面倒見が良かったりとか、なにもしなくてもいろいろやってくれたりとか、なんならお小遣いだってくれたりみたいなところで、メリットがあったりとかするんですよね。

で、この関係っていうのは、普段他の人間関係ではあまり出ないんですけども、パートナーシップでは出てきちゃうっていうことがよくあって。

こちらで問題が起こるんですね。

これはなんでか?って言うと、簡単に言えば、「心理的距離」っていうのがありまして。

親との距離って、非常に近いですよね。

心理的距離が近いわけですよ。

で、それがもともと他人であったパートナーが、徐々に距離を近づく、距離が近づいてきて夫婦になるみたいな距離感になってくると、いわゆる「親」と同じような心理的距離感に、「彼」が入ってくるっていうことになるわけですね。

そうすると、お母さんとの間の関係が、今度彼との関係に再現されるようになります。

とくに、最近面倒見がよかったり、優しかったり、穏やかだったり、包与力があったりっていう、そういうちょっと女性性豊かな男性って多いですよね。

もちろんそうじゃなくても、すごく支配的なお母さんとよく似た旦那を選ぶっていう場合もあったりとか。

そういった、心理的に親との距離と同じような距離感に、だんだん彼が入ってくるので、この親との関係が彼との関係の中で再現されてしまうわけですね。

そうすると、彼の前ではなぜか子供みたいな関係、素振りをしてしまう。

甘えるであったりとか、あるいは面倒を見てもらおうとするとか。

あるいは、親がすごく過干渉で、「嫌だな」っていうようなことを彼がしてくるので、同じようにやっぱり「嫌だな」っていうふうに感じたりとかして、まるで母親との関係を再現してるような関係が、彼というか、旦那というかの間で起きてしまうということになるんです。

それがたとえば、1つ目の問題としては、やっぱり自分が子供に戻ってしまってる感覚っていうのが、自覚がなくても出てくるので、「自分からなにかアクションを起こす」っていうことが難しくなっていきます。

たとえば、「旦那さんとの関係をもっと良くしたい」っていうふうに思ったりとかしても、やっぱりなかなか動けない、敵わない、言っても聞いてもらえないっていう状態になったりしますし。

また、いわゆる親子関係ですから、当然「セックスの問題」っていうのも出てきて。

一方的に受け身になって楽しめなかったりとか、あるいはレスっていう問題になっちゃったりっていうこともあります。

また、その関係がすごく嫌なので、他に彼氏が欲しくなるっていうような、思春期に「この親子関係が辛いからさっさと自立したい」っていうふうに思ったように、「旦那さんの元をもう早く離れて、別に彼氏が欲しい」っていうふうになったり。

こういった問題として出てくるんですよね。

で、もちろんこれがエスカレートすると、いわゆる過干渉で支配的なお母ちゃんっていうのが、いわゆるモラハラ夫みたいな感じに変わるっていうこともあって。

そうすると、「いや、もうこれは自分のそういった内面の問題なんだよね」と。

「お母さんとの関係っていうのがベースになるんだよね」っていうことを、見つめていく必要があるわけですね。

ということで、この問題っていうのは、なぜか知らないけども彼の前では子供の自分になってしまって、面倒を見てもらおうとするっていうところに出てくるので、「じゃあそこで大人の自分になりましょう」っていうことが課題になっていきます。

そこで、実は一番の鍵になるのは、やっぱり「セクシャリティ」っていうところで。

お母さんの前とか、親の前、家の中で、実家の中で、やっぱりそういったフェロモン的なもの、女性的、大人の女的な空気を出すことっていうのは難しいですよね。

抵抗ありますよね。

だからこそ、彼の前でもそのパターンっていうのが再現されてしまうわけですね。

っていうことで、そこでどんなポイントに意識を向けるか?っていうと、「ちょっと大人の女を意識していきましょう」っていうことです。

わかりやすくファッションであったりとか、メイクも含めて、そういった見た目のところからも変えてもいいですし。

いわゆるセクシャリティそのもの、セックスであったり、性的なものに対して意識を向けていくっていうこともそうだし。

旦那さんとのコミュニケーションにおいて、そういった大人同士の関係性、たとえば大人のデートを久々にしてみるみたいな感じでもいいし。

根っこの問題としては、お母さんとの関係を見つめ直す。

やっぱりここは、非常に重要なテーマになってくると思われます。

こういった取り組みっていうことをしていって、自分の中にいる「子供の自分」というのを、成長させていく機会っていうのを持つんですね。

社会的には自立してるので、この部分ってちょっとイメージしづらかったりとか、実際に抵抗が強かったりとか、そんなことしなくてもいいような気がしちゃったりとかっていうのも出てくるんですけども。

この「子供の自分」っていうところを意識が出てくると、やはり子育てであったりとか、将来的なところで問題が出てくるっていうこともありますので、「自分を一体何歳だと思ってるのかな」と、この辺についても見てみてはいかがでしょうか。

ということで、今日はこの辺で失礼したいと思います。

ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?