夫婦など心理的に近い関係はお互い同じ感情に悩むもの。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「女性問題を繰り返す夫と愛を受け取れない私の中に潜む共通の問題とは?~夫婦は同じ感情で悩むもの~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、雨上がりの大阪はとてもあたたかいでございます。

ちょっと外に出るだけで汗ばむぐらいの陽気になりました。

なにを着ていいのかわかんないっていうような状況でございますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日はちょっと難しい話かもしれません。

「夫婦って同じ感情で悩んでるんだよ」っていう、そんなちょっと深い話をさせてもらいたいと思います。

10分でまとめきれるか、ちょっと自信ありませんが、よかったら最後までお聞きください。

そして、フォロー・チャンネル登録をよろしくお願いします。

ということで、「夫婦は結局同じ感情で悩むんだよね」っていうような、格言チックな言葉が心理学の世界にはあります。

表向きは全然違う問題でも、心の中を掘り下げていったら、結局同じような悩み、同じ感情で苦しんでるんだよねっていうような例でございます。

今日ブログで紹介した、奥様からいただいたネタを書いてるんですけども。

そちらでも、どうも中身を掘り下げていったら、表面的には女性問題を繰り返す旦那さんと、それからの女性性が受け入れられない奥さんっていう関係の中に、どちらも「自分が愛を受け取れない、自分が愛されるなんて信じられない」っていうふうな思いがどうもあるんじゃないかなっていうようなお話を書かせてもらいました。

よかったら、そちらの方もお読みいただきたいなと思います。

表面的には、なかなか女性問題・浮気を繰り返してるのかな、そういう旦那さんと、それからものすごく自立して幼少期から頑張ってきた奥さんっていうところで、悪いのは旦那さんっていうふうに見がちなんですけども。

心理学っていうのは、夫婦の間の問題っていうか、人間関係の問題って50:50(フィフティーフィフティー)で、どっちが良いの悪いのっていうことを考えないんですね。

で、そうすると、「なんでそういうことになっちゃったの?」みたいなふうに、その心理っていうか、心の中を読み解いていくわけです。

そうすると、ちょっと詳しくはブログの方に書いてるのでそっちを参考にしていただきたいんですけど、旦那さんの方には、幼少期から中間子・次男っていうことで、家に行ってもなんか居場所がないような、無価値感みたいなものを抱えてたんじゃないかなって推測されます。

お兄ちゃんがいるので、お母さんの愛がお兄ちゃんの方に行ってしまって、なんか自分の方には来てないように感じてたっぽいニュアンスなんですよね。

ちょっとこの辺は文章のやり取りなので、ちょっとわからないんですが。

要は「自分というのは、親から愛される存在じゃないんだ」みたいなふうな思いっていうのを、旦那さんは持ってたような感じなんですね。

で、それで不信感っていうか、愛を受け取れないし、そういう場合って裏側にもう1つ別の心理があって、「自分の愛を受け取ってもらえない」っていうのもあって。

そうすると愛されることも信じられないし、自分の愛を受け取ってもらえるっていうこともわかんないっていうことから、近い距離の、奥さんみたいな近い距離の人に愛を捧げるとか、愛されるっていうことが信じられないから、遠い距離の女性に愛を送って、遠い距離の女性から愛を受け取るっていうことをやろうとしがちな心理があります。

これは浮気の心理の1つになります。

一方、奥さんは自立して、長女として頑張って生きてきましたと。

1人で抱え込んで、多分すごく男性性を強くやってきましたと。

だから与えることは超得意。

でも、下に妹・弟がいる方はわかるかもしれませんけども、やっぱりお姉ちゃんって我慢しなきゃいけないことがたくさんあるわけですよね。

そうすると、愛されるっていうことよりも、自分がなにかするっていう方が得意になりますし、愛されるっていうことがちょっとやっぱり弟・妹に取られてしまっていて、自分の中にはそんな価値がないような感じがしたりとか。

自分が愛されるっていうことに対して、慣れてないわけですよね。

そうすると、自分が愛されてるっていうふうにはちょっと信じられなくなってきて、愛することは愛するんだけど、「受け取る」っていうことは超苦手になるっていう、これは自立系武闘派女子の皆さんは思い当たるところがアリアリかと思うんですけども。

そういった心理っていうのが生まれてくと。

結局そこまで降りていくと、「あれ・・・?なんかこれ似てませんか?」っていう話になって。

ご主人も奥様も、「相手から愛されるっていうことが信じられない」っていう痛みっていうのがあって。

この痛みの感情、不信感であり、無価値感なのかもしれませんけども、この感情によってお互いが苦しんでいるんじゃないかなと。

で、じゃあ夫婦それぞれが苦しんでるこの感情を癒してあげることができれば、表面に出てくる夫婦関係の問題っていうのも解消に向かうんじゃないかっていうふうに考えるわけですね。

もちろん実際にお会いして言葉を交わしていくと、その今言った不信感だったりとか、無価値感以外にも、罪悪感が実はあるよねとか、親密感の怖れをお互いに持ってるんだよねみたいな、他の共通点も見つかるかもしれません。

で、それをお互いがお互いに一緒に持ってる問題。

つまり、夫婦ってそこでつながってるっていう考え方をするんですね。

たとえばお互いにいがみ合っていたりとか、喧嘩ばっかりしたりとか、別居してたりとか、もう離婚を考えてるっていうな状態でも、掘り下げていくと、なんらかの感情でつながってる。

もちろん、愛でつながってるっていうことはもう前提にもあるんですけども。

ネガティブな感情と言われるものでも、そこでつながっているっていうところがあって、ゆえにけっこうこじれやすかったりとか、なかなか離婚話が進まなかったりとか、自分は納得して別れるつもりでも引きずったりっていうことになりやすいわけですね。

で、そういったそこまで降りていくっていうのって、もちろんカウンセリングの醍醐味の1つなんですけども、その感情を解決していけばいいよねっていうことになるんですが。

今日は「夫婦関係」っていうふうに銘打ってるので、多分これを聞いてくださってる方も、夫婦関係に興味がある、パートナーシップに興味があるっていう方だけになるかもしれませんけども。

実はこれは近い距離感であれば同じことって、他でも起こるんですよね。

親子も、これはもう確実に起こります。

お母さんも娘も同じ感情で苦しんでる。

もちろん恋人同士っていうのも、けっこう夫婦ほど強くなかったとしても、たとえば長く付き合ってるとか、いろんな関係で、同じ感情で苦しむ。

また、これは不倫関係であっても同じなんですよね。

また、職場の上司・部下とか、同僚との間にも、ちょっと近いような感じの現象が起こるっていうこともよくあります。

つまり、これは夫婦だから起こるんだよっていうよりも、お互いの心理的距離が近づけば近づくほど同じ感情を共有して、その感情を処理できなくて苦しむ。

それが表面的に問題として出てくるっていうふうに考えられるんですね。

で、もちろん全ての問題がその角度で切り込んでいって、そこを解決していくことを目指すわけではないんですけども。

そういった、「あ、ここで夫婦ってこの人とつながってんだな」っていうところがわかれば、実はそれってお互いに慢性的な問題であることもけっこうよくあるんですね。

なので、その問題をほぐしていく、和らげていくっていうことを実際にやっていくわけですね。

それで、「受け取れない問題」っていうことを、相手の愛情を信じられないっていう、愛されることが信じられないっていうような問題であれば、これはいつも出てくる女性性の問題でしょということで、受け取り上手になるための秘訣っていうか、アプローチっていうのはいろいろ考えられます。

これはもう本当に種々多様にあるので、もうここで語るにはとても時間が短すぎて、本当にセミナーとかになるレベルなんですけども。

たとえば、実はお子さんがいらっしゃる方とか、それから部下とかがいらっしゃる方は、とてもいいレッスンっていうのがあって。

それは、子供からの愛情とか、部下からの信頼っていうのを「受け取る」っていうことなんですね。

これは多分母親・父親として、あるいは上司という立場でおけば、すごくやりがいがあるというか、やりたいことだと思うんですよね。

なので、たとえば自分の子供がいかに自分を愛してくれるかっていうことを、レッスンしていく。

受け取ってみようと思う。

拒否するんじゃなくて、受け取ろうとしてみること。

それから、部下も同じですね。

そしてもう1つ、その発展系っていうのは、「任せてみる」っていうことですね。

女性性の1つに「委ねる」とか、「任せる」とか、そういった意識っていうのがあります。

「信頼」っていうのは男性性、女性性として両方必要なんですよ、これね、実はね。

ちょっと余談になってしまいましたけど。

なので、部下とか娘たち・子供たちに、なにかを任せてみるとか、お願い事をしてみる。

これも女性性だったりするわけですよ。

そして旦那さんとの関係とか、パートナーシップを改善していきたいのはもちろんなんですけども、いきなり本番でやるっていうのは長年の経緯もあって難しいので、そういった子供とかやりやすいところでレッスンしていくっていうことは、とても効果的だし、かつ早く物事が進むんですよね。

だから、今日のネタが当てはまるなっていう方は、「受け取りやすいところから受け取っておこうぜ」みたいな感じで、お話をさせていただくことも多いもんなんでございます。

ということで、「夫婦って同じ感情で悩むんだよ」っていうお話を今日はさせていただきました。

最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

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