過干渉な母親を持つと恋愛がうまくいかなくなる理由。

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「過干渉な母親を持つと恋愛が長続きしなくなる理由~親密感への怖れ/癒着/秘密主義/セクシャリティの抑圧~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は寒さはマシなんですけど、昼から曇ってきましたね。

朝は晴れてたんですけども。

皆さん、そんな年末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は「過干渉なお母さんを持つと、恋愛がうまくいかなくなるの?」っていう話をお届けしたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とかフォローとかシェアとかも、よかったらよろしくお願いします。

ということで、今日は「過干渉の母親で、恋愛が長続きしません」っていうネタをいただきましたので、ブログで回答させていただきました。

よかったらそちらも読んでいただければなと思います。

で、けっこうこのケースは非常によくある話で。

ほとんど過干渉なお母さんっていうのは、うちのブログで言えば、もう純レギュラーみたいな存在でございまして。

あちこちネタを拝見させていただいておりますし、カウンセリングの中でもかなり出てくる話題でございます。

でも、なんでお母さんが過干渉だと恋愛ってうまくいかなくなるの?っていうところを、今日は解説して。

で、その対処方法をお話できればと思うんですけども。

まず、「心理的な距離感」っていうところからお話をしていきたいなと思います。

僕らは、みんなお母さんのお腹の中から生まれてきますし、一般的には1番育ててもらった存在ですよね。

故に、心理的な距離っていうのは、やはりお母さんが1番近いんですよ。

で、心理的に1番近いお母さんとの間で、過干渉で、不自由で、窮屈で、しんどくて、気を遣って、たとえば不安になったり、怖れになったりとかっていうような、さまざまな感情が出てきて。

で、そういう辛い嫌な思いをしてきたとしますよね。

もちろん、こういうのって小学生低学年ぐらいまでは、まぁそういうもんだと思ってるんですけど、思春期ぐらいに自立をしはじめると、すごくその過干渉なお母さんに対して非常に強い嫌悪感を持ったりとか。

あるいは、お母さんに抑え込まれて自分を封印してしまうなんていうこともあって。

「アイデンティティの喪失問題」みたいなとこにもつながっていく問題でもありますね。

で、なにが言いたいかっていうと、近い距離で嫌な思いをしたっていうことになると、パートナーシップも非常に親密な関係を求めていくものですよね。

はじめは他人なんだけども、出会ってから徐々に距離を縮めていって、親密な距離になっていくっていうのがパートナーシップなんですけど。

その親密になっていく段階で、近い距離のところでお母さんと嫌な思いをしたら、もうあんな思いを2度としたくないわけですよ。

ってことになると、距離が近づいてきた時に、相手を拒絶したり、自分が逃げてしまったり、すごく嫌なマインド・思いがしてきたりっていうことになって、恋を終わらせてしまう。

あるいは、そういう状態で距離が縮められないことを、苦に思った相手が「別れよう」って言ってくるみたいな感じですね。

いわゆる「親密感への怖れ」っていうふうに表現しますけども。

お母さんが過干渉で、すごく支配されたりとか、コントロールされたとかだったりすると、親密感への怖れっていうのが出て、パートナーと親密な関係が築けないよっていうのが、1つ目の理由と言えるでしょうと。

で、2つ目の理由っていうのは、そこにちょっと近いんですけども、お母さんとの距離が近い。

しかも、過干渉っていうことは、大かれ少なかれ、「お母さんと癒着が起きてる」と想像されます。

「癒着」っていうのは、頭の中がお母さんで支配されてしまってる状態っていうのを指しまして、常に自分自身がお母さんに意識が向いてるような状態なんですね。

で、これがもう長年続いてるので、無意識になってしまっていて、たとえばなんですけど、一人で服を買いに行った時も、「あ、これ可愛いな」と思った瞬間に、「あ、でもお母さんが嫌そうな顔するな・・・」と思ったら、買わないようにしてみたりする。

こういうような行動っていうのが出てくることがけっこうあるんですね。

で、やっぱりパートナー選びにしても、無意識に「この人って、お母さんなんて言うかな・・・。お母さん気に入るかな?」っていう基準で選んでいたりとか。

仮に、お母さんが絶対ダメだって言いそうな人を好きになった場合は、隠れてこそこそ付き合おうとするっていうことになったりするんですね。

それで、実際に付き合ったとしても、無意識に「彼よりもお母さんを優先させる」ってことをやってしまいがちなんです。

これはなかなか自分で気づきにくいんですけども。

たとえば、なにかに迷って相談した時に、お母さんの意見の方を採用して、彼の意見を却下するみたいなことをやってみたりするし、なにか彼との関係で決める時も、「お母さん、お母さん」っていう言葉が連発して出てきたりするようになるんですね。

で、そういった点で、彼からなんか「嫌だよ」っていうふうに言われて、距離を取られる場合っていうのもあります。

これは、男女逆のケースでもよくありますね。

これが2つ目の理由です。

3つ目の理由、これがさまざまなパターンからも言えることなんですけども、「秘密主義」っていう話をしておきましょうかね。

実は、お母さんからいろいろ干渉されてくる、お母さんから支配される、コントロールされると、自我が目覚めてくる頃から、「お母さんに邪魔されないような世界」っていうのを持つようになります。

つまり、表面的な自分を取り繕うようになって、本音というか、本当の自分を隠すっていうな行動パターンっていうのを作るんですね。

そうすると、お母さんに対して、たとえば「言ったら怒られそう」とか、「言ったら機嫌悪くなりそう」とか、「悲しみそう」っていうことは、自分の中で押しとどめておくとか、「自分のこういう部分というのは、見せないようにしよう」っていうふうに、自分の中で対策をするようになるわけですね。

で、そうすると、このパターンっていうのが外にでも出てきて、あらゆる人間関係の中で、自分の本音をあまり言わないとか、自分の気持ちを表現しないっていうようなパターンで出てくることがあるんですね。

で、これがパートナーシップでもやっぱり出てきてしまって。

結局「なにを考えてるのかわからない」とか、「どうしたいのかわからない」とか、「本当の君が見えてこない」みたいな感じで、ちょっと彼からすると、なんか怪しいというか、ちょっとなんか掴みどころのないようなイメージを与えてしまったりするっていうところが出てきます。

これも親密感の怖れに近いかもしれませんけども。

要は、人に対して、無意識に「自分の中の自分を隠してしまう」っていうことをやるわけですね。

ってなると、最大限の秘密って、やっぱりセクシャルなことなんですよ。

性的な部分というのは、親に対して1番もともとバレたくないようなものなので、この過干渉から来るパターンというのは、けっこうセクシャリティを抑圧してしまうって傾向もあって。

ここが強く出てる人は、ここを扱っていくことがカウンセリングの中では多いかなと思います。

つまり、お母さんの前で常に娘でいようとする、少女でいようとするっていう部分があって。

そうすると、大人になってもその「子」から抜け出せないっていうようなケースっていうのが、よくあったりするんですね。

これは過干渉の影響だったりします。

それから、4つ目っていうところで言えば、これはちょっと自覚しづらいんですけども、「自分がお母さんにされて嫌だったことを、つい彼にもやってしまう」っていうことなんですね。

これは、お母さんは「自分の娘を思うようにしたい」っていうコントロール力があるんですけど、自分も好きな人をなんとかこっちに振り向かせたいとか、愛されたいとか、褒めてほしいとか、いろいろやっぱり思い通りにしたい部分が出てくるわけですね。

そうすると、お母さんが自分にやったように、自分も「彼を思い通りにしたい」と思えば、お母さんがやったように彼を支配しようとしてしまうっていうことをやっちまいがちなんですね。

これは、なかなか本当に気づかないもので。

これを指摘するときは、もう僕の場合は、「ごめん。今からめっちゃ嫌なこと言うけど、いい?」みたいな感じで、前置きを置いてから伝えるようにしています。

「えぇ・・・!?」みたいな、「そうなんですか?」みたいな感じで、驚かれる、ショックを受けられる方も実際いらっしゃったりするわけですね。

なので、そういった過干渉のお母さん、まぁ過干渉にもいろいろ種類はあるんですけど、過干渉のお母さんっていうところとの関係が清算されてないと、やっぱり恋愛っていうもの・パートナーシップに関しても、大きな影響を及ぼして、なかなか恋愛がうまくいかないっていうことが起きていくんですよね。

なので、お母さんとの関係で言えば、癒着を切っていく。

つまり、「親離れ」っていうのを強力に押し進めていくっていう必要があるわけです。

お母さんと癒着を切る、執着を手放すっていうことだったりとか。

大人の自分を承認する。

この辺は、セクシャリティだったりしますし。

自分の本音とつながるっていう、いつも言ってる自分の心とのつながりっていうのをやっぱり大事にする。

こういうところをすごく意識していくことで、二人の関係性・パートナーとの関係性っていうのも改善されていくっていうところなんですね。

なので、なかなか恋愛がうまくいかないなぁっていう背景は、さまざまな傾向があるんですけども、もしお母さんがすごく過干渉で支配的な人だったりした場合、「ちょっともしかしたら私はこれに当てはまっているのかも」というふうに解釈されてみると、理解が進むんじゃないかなと思っております。

ということで、今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。

根本でした。


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