友達がいなくて寂しいという心理について

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「結婚やコロナで友達がどんどん去って行って孤独や寂しさが拭えない。」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

風がだいぶ強くなってきて、大阪もちょっと雪が降りそうな気配がしてまいりました。

ついこの間まで、昨日まで金沢にいて、金沢では雪は1回しか降ってないんですけども、なんか似たような空模様だなと眺めておりました。

さあ、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、「友達がいない」という、ちょっと切ないお話について考えていきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録、フォローも、よかったらこちらもよろしくお願いします。

昔から、「そんなに友達がいないんです」っていうようなお話って、けっこうよくありまして。

それが、カウンセリングの主訴になるっていうことは、ないとは言えないんですけど、そんなに多くなくて。

仕事だったり、生き方だったり、パートナーシップだったりとか、家族のこと、子育てのこと、いろんなお話を伺っていく中で、「いや、実は心を開いて話せる友達っていうのがいないんですよね」っていうふうな声をよく聞いております。

今日のネタ元さんも、年齢的なものがやっぱりすごく大きいとは思うんですけど、30代40代になっていくと、とくに女性は生活環境の変化っていうところが大きくて、結婚・出産っていうイベントですね。

それによって、今まで普通に会ってた友達と会えなくなったり、話が合わなくなったりして疎遠になっていく。

で、しかも、そこにコロナがやってきて、会うということ自体がはばかられるようになってしまって、それでますます友達が去っていく、友達と疎遠になってしまうっていう原因になっていますね。

コロナで、やっぱりオンラインで話せるとか、より仲良くなった人がいるっていう方もいらっしゃるとは思うんですけども、やはり一般的な社会的な変化としては、人と直接リアルに会えないわけですから、距離ができちゃった人というのも、もしかしたらたくさんいらっしゃるんじゃないかなって思います。

そういった、社会的な要因っていうのがやっぱりすごく多いんですけども。

そんな中で、自分がどういうふうにその問題を捉えたらいいのかっていうことを、ちょっとカウンセラー的な目線からお話していきたいと。

だから、友達の作り方っていうのも、まぁまぁあることはあるのかな。

でも、やっぱり人によって違うんですよね。

だから、「こういうふうにしてみたらいいんじゃない?」みたいなふうに言っても、それがご本人の興味に合うか合わないかって、自分に合ってるかどうかっていうところが、非常に大切なので、もしそこがズレてしまうと、うまくいかないっていう失敗体験になっちゃうわけですね。

なので、けっこうこの辺は個別案件っていうところにもなっていきます。

前置きがちょっと長くなってしまって申し訳ないんですけども、「友達の定義」って、めちゃくちゃいろいろあるなと思ってるんですよ。

子供の頃っていうのは、基本的に人との距離が近いので、すぐに友達になったりしますよね。

たまたま公園で会った子と、すごく仲良くなって、友達になって、「また明日も会おうね」みたいな感じになって、それから友達として付き合うみたいなことっていうのも、普通にありますし。

クラスで同じになった子と、たまたま席が隣だったから、すごく話をしてて仲良くなっていった、みたいなところっていうのもあると思います。

でも、大人になってからはどうでしょうか。

けっこう親密な友達、「親友」みたいなふうに言える友達っていうのは、けっこう学生時代からの友達が多かったりとかして、社会に出てから、たとえば職場だったりとか、習い事だったり、サークルだったりとかで知り合って親友みたいになれるっていうことは、実はそんなに多くないんじゃないかなっていうふうに思いますし。

なによりも、時間っていうのものは、子供の頃に比べれば圧倒的にかかるようになりますよね。

それだけ、自立していくっていうことは、人との距離を縮めるのに時間がかかりやすいっていうふうにも言えますし、友達っていう曖昧な距離感だと、なかなか「どうやって友達作るんだったっけ?」みたいなふうに思うことっていうのもよくあると思います。

実は僕も、昔そういうふうに思ってた時期があって。

で、「友達って誰やろ?いないんちゃうかな」みたいなふうに思ったんですけど、いないことはないんですけども、友達の定義みたいなものっていうのが、大人になって変わっていったっていう部分はやっぱりあるんです。

その距離感の部分もあるんですけども、たとえば毎日会うような、そんな関係の友達っていうのも、もしかしたら別にありかもしれないです。

大人になるとなかなか難しいですよね。

仕事だったり、家だったりとか、いろいろあったりとかね。

だから、たとえば友達なんだけども、「会うのは月に1回あるかないかな」みたいな、「連絡もたまに取り合わないかな」みたいな感じの距離感。

でも、友達は友達だし、もっと言うと、もう年に1回会うか会わないかみたいな。

やり取りも、そんなに頻繁にしてない。

でも、「あいつは俺の友達だよね」みたいなのもあれば、最近よく行くバーがあって、そのバーの常連さんとか、バーテンさんと仲良くなって、友達みたいな距離感になってるんですけど。

だからといって、頻繁に会うとか、連絡を取り合うっていうよりも、その場で出会っておしゃべりするとか、たまにみんなで外で集まってご飯を食べに行ったりとかっていうぐらいで、でも「友達っちゃ友達か」みたいなね。

要は、その距離感とか定義付けっていうのが、非常に難しい。

これは、「恋人かどうか?」みたいなね。

「付き合ってるの?付き合ってないの?」っていうのと、はるかに難易度が高いんですよね。

だから、けっこう「友達がいないんです」みたいなお話を聞いた時に、「あなたにとって、友達ってどういう距離感で、どういう人なんですか?」っていうことを聞いたりっていうことも多かったりします。

そして、言ってみれば、本当にどういう距離か?

たとえば、心を開いてなんでも話せるような親友的な友達っていうのを求めているのか、それとも意外に友達を求めてないかもしれない。

これも、意外にあったりするんですよ。

「そんな親密な友達って別にいらないよ」みたいなね。

パートナーがいて、パートナーとうまくいってるとか、パートナーがいなかったとしても、「別にそこまでの人って求めてないな」と。

この辺は、本当に人それぞれだったりするんですよ。

じゃあ、なにが友達がいないっていうところで問題になってくるかっていうと、心を開いて話せる相手っていうのを友達だとすると、やっぱりそういう相手がいないっていうのは、「寂しい」んですね。

気軽に連絡を取れる友達、相手っていうのがいないって、これもまた寂しいし、孤独なんですよ。

つまり、友達がいないっていうのは、本当に友達がいないことが問題というよりも、それによって出てくる「寂しさ」、そして「孤独感」、ここが非常に重要な鍵になるんですよ。

だから、たとえば趣味が充実していて、1人でやる趣味で、仲間もいるんだけども、でもそれが楽しいんだとか。

仕事がもう本当に趣味みたいなもんで、仕事がめちゃくちゃ面白いんだとか。

パートナーシップに全勢力を傾けていて、「パートナーがいれば、別に友達はいなくてもいいんだ」みたいなふうになってるとか。

つまり、自分の人生。

つまり、「ライフワーク」って僕がよく呼んでるんですけど、自分の人生が充実してると、友達がいないっていうことで悩むっていうことはあんまりないんですよ。

だいたい、さっきちらっと言っちゃったんですけど、「仲間」みたいな人ができるので、友達って言えるような相手っていうのを求めなくなったりするんですね。

で、これはもちろん、人それぞれ付き合い方っていうのもやっぱりあって、ここら辺は本当に個人個人なんですけども。

問題は、そういった人間関係がどうなってるか?っていうよりも、「自分の中にある寂しさや孤独感っていうところが非常に大切なんだよ」っていうことが、今日の1番の主訴なんですね。

で、その寂しさや孤独感っていうのがどこから来てるかっていうと、自分自身とのつながりが切れてしまっている、今の自分の人生っていうのに、楽しみや喜びっていうのを感じられにくくなっている。

ここがけっこう重要なポイントだったりするんですよ。

つまり、実際に人との関係性っていうのも、自分と自分の心の関係性、こっちの問題が主なんだなっていうふうに理解していただけるといいんです。

だからたとえば、「友達がいなくても、趣味が充実してるから寂しくないよ」みたいな。

「家のことが好きで、家のことをやってるのですごく幸せだから、友達がいないっていうことは、そんな気にしてないよ」なんていう人もいたりします。

で、そういう意味では、自分の心との付き合い方ね。

「自分との心のつながりを取り戻す」っていうことが、1番大切で。

それはなにかって言うと、「自分のことをもっと大事にしてあげる」ってことなんですね。

言い換えると、たとえば、自分の心の声をよく聞いてあげる。

「心との対話」って僕は言ってますけども、そういった自分の心の声を聞いてあげたりとか、自分の素直な気持ちを認めていく。

寂しさも素直な気持ちですから、それを認めるっていうことが大事だし。

つまらないなとか、嬉しいな、悲しいなとか、すごく悔しいな、そういった感情を、きちんと感じてあげられるようになると、自分の心とのつながりって取り戻せるんですね。

そうすると、自分が本当に求めてるものってなんなのか?自分が本当にしたいことがなんなのか?っていうことがわかっていくようになると、この孤独感や寂しさっていうのから抜け出せるので、友達がいないっていうことで悩むっていうことが減っていくっていうふうにいつも考えています。

ということで、友達がいない孤独感、寂しさ、これについて今日はお話をさせていただきました。

最後まで聞いていただき、ありがとうございました。


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